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2024年

7月

20日

『「虎に翼」山の境界線をめぐる調停』を見ました

 最高裁判所のホームページより抜粋

 

 

 朝の連続テレビ小説「虎に翼」が好評のようです。今週は更に興味深いことに山の境界線をめぐって調停をする様子が取り上げられました。

 

 ドラマでは公図とか、登記簿とか、明和8年作成の境界を描いた絵図がどうとか、土地家屋調査士にとっては耳馴染みのあるセリフがいくつも出てきました。また、金曜日の回には食事に向かう寅子の行く手に司法書士事務所の看板が写されました(土地家屋調査士事務所だったらもっとよかったのにとは思いましたが)。

 

 取り上げられた争いのある地域の公図や絵図が実際に映るのか、と注意しては見ていましたがそこはスルー、結局は書記官などの人間関係に焦点があてられていましたが、大勢の方がみられる朝ドラですので、そこは仕方がないとは思います。

 

 なお、改めて調停の歴史を調べてみました。民事調停法が昭和26年に施行ということですから、ドラマの時点では実際の調停についてもまだまだ試行錯誤の段階だったのでしょうね。虎と翼、憲法を始めとした法整備の流れもつかめるいいドラマですね。

 

2024年

7月

07日

「ヤンマー会館」取壊し、残念です

 

 今日は一日、とても暑かったですね。梅雨の中休み、にしては程度が過ぎるような…。

 

 仕事でたまたま近くを通りましたので、少しだけ迂回して長浜市高月町東阿閉にあります「ヤンマー会館」を見に行ってきました。

 写真でもわかるように、見に行ったといっても取り壊し工事中の所を見に行った、ということになります。ヤンマーの創業者が故郷にゴシック調の尖塔は大変目を引く建物でしたが、耐震性に問題あり、とのことで惜しまれつつ取り壊されることになったとの報道に先日接しましたので、少し気になっていました。

 

 これまで自治会館として活用されてきた建物ですが、耐震強化はさすがに自治会のキャパを越えたものになるのでしょうから、寄附を募った結果、とくに支援者が現れなかったということでしょうか(事情は全く知りませんので個人的な推測です)。

 

 それにしても昭和ぐらいまでは「故郷に錦を飾る」という例が、そこかしこの村でもあったように思います。滋賀県でいえば最も有名な例が旧豊郷小学校でしょう。しかし、最近はそうしたことはほとんど聞いたことがありません。これも時代の流れかと思うと、一抹の寂しさも感じます。最近では東京都知事選挙の候補者乱立問題など、人としての品位を感じられない行動が報道されていますが、そうした人たちにも故郷はあるはずです。そんな恥ずべき行動の前に、もう少し他にやることがあるだろう、そんな思いを巡らせた取壊し工事でした。

 

2024年

6月

23日

「過払金の次は遺産分割バブル?」!?

 

 先日来より、所有者不明土地問題でご活躍中の荒井達也弁護士(群馬弁護士会)による「Q&A 令和3年民法・不動産登記法改正の要点と実務への影響」(日本加除出版)を読んでいます。

 

 本編はもちろんいいのですが、節目節目に配された「コラム」もなかなか興味深い内容になっています。中でも、P41「遡及適用のインパクト―過払金の次は遺産分割バブル?」はストレートに目に入ってきました。

 

 実際にはいわゆる「バブル」とまでは言えないと思いますが、司法書士さんはこの年度末、法務局を中心とした相続登記義務化のアピールが効いたと見えてかなりの依頼増につながったようです。また、登記申請義務の履行期間が3年となっていることから、その期限が迫る3年後にも再び依頼増の波がやって来そうとのこと。ちなみに土地家屋調査士と言えば、多少ですがそのお相伴に預かったという程度でしょうか。

 

 それにしても「バブル」ですが、土地家屋調査士とはやはり無縁のように思います。報酬が成果報酬ではなく、一つ一つの事務手続き(測量含む)の積み重ねの合算ですから、「バブル」のように実際にかかった時間以上に多く報酬をいただけるって案件はまずありません。

 

 要は掛け算(弁護士や司法書士)と足し算(土地家屋調査士)の差なわけです。いつまでも追いつけるわけがありません。

 

 でも、その地道さが土地家屋調査士のいいところ、と開き直ってもいますが、やっぱり土地家屋調査士も成果報酬的な要素を報酬計算でもう少し取り入れていっていいようにも思ってしまいます。そんなことも少しだけ夢想した「Q&A 令和3年民法・不動産登記法改正の要点と実務への影響」でした。購入された際には是非コラムも併せてご注目下さい。

 

 

2024年

6月

09日

「江北図書館」がリニューアル

 

 JR木之本駅の近くにあります「江北図書館」が最近リニューアルされたとのことで、「伊香郡志」編纂資料の企画展示も併せて見学に行ってきました。隣の「つるやカフェ」も小さい建物ではありますが、おしゃれな雰囲気が感じられていいですね。

 

 立地もいいだけに、リニューアルをキッカケとして、もっともっと訪れる方が増えるといいなと思います。

 

2024年

6月

05日

「経県値」155点でした

 

 最近SNSでも話題のアプリ「経県値 -けいけんち- 日本地図に色をつける旅の記録・旅行記」をやってみました。155点、まあまあといったところでしょうか。平均値よりは高いように思います。

 

 引っ越しはなかなかしないので、未踏の県を訪問して、経県値を上げていければと思います。でも結局遠いところばかりが残っていますので全県達成まで、時間はかかるかな~。

 

2024年

5月

25日

滋賀県土地家屋調査士会の定時総会でした

 

 昨日は滋賀県土地家屋調査士会第76回の定時総会が開始されましたので出席してきました。長年執行部として出席しておりましたが今年から無事一般会員として気楽に参加させていただけることになりました。

 

 今回は事業報告の一部を前方のスクリーンに動画を映し出すなどして報告がなされました。おそらく多くの会員さんからもわかりやすいということで好評だったのではないでしょうか。こうした新しい形式も今後一層活用されて、会員さんに少しでも会の事業への関心を高めていただけるといいですね。

 

2024年

5月

19日

行政書士会の支部総会でした

 

 昨日は行政書士会の地元の支部での支部総会に参加してきました。会場のお店も各種総会等でいらしたお客さんで一杯で、誰もいなかったコロナ時のことを思うと隔世の感でした。

 

 今回は車で参加しましたので、懇親会はノンアルコールビールで過ごしました。よく考えると、ノンアルコールビールも出だしのころは正直なところ全く美味しくなかった記憶があるのですが、久しぶりに飲んでみると結構いけるものです。一瞬アルコールビールと錯覚するほどでしたが、知らない間にお味の方も進化しているのでしょうね。

 

2024年

5月

11日

「花まつり」協賛させていただきました

 

 5月12日に開催されます「花まつり」に今年も協賛させていただきました。明日の午前中は天気もまずまずそうなので、無事開催できそうですね。

 

 残念なことに、年々地域のお子さんの数が減っていますので、花まつりも私の時に比べると参加者数は随分寂しくはなりました。花まつりには門徒のおうちのお方でなくても参加できますので、気軽に足を運んでいただければと思います。

 

2024年

5月

05日

旧虎姫町役場・旧虎姫警察署の敷地売却に向けた入札が始まってます

 

 長浜市が所有する、旧虎姫町役場及び旧虎姫警察署の敷地が売却にむけて一般競争入札が始まっています。旧虎姫町役場の建物付で、最低価格が1934万円とのことです。

 

 旧虎姫町役場の建物には、今も近所であることはさりながら、かつて役場時代に私の実家の家業の関係の自動販売機が設置されており、私も幼いころからちょくちょく商品の補充で訪問したことを記憶しています。

 警察署については建物が取り壊されて10年以上経つかと思うのですが、ずっと更地だったものが、一体的に長浜市から売却されることになりました。

 

 さすがに私自身が入札する予定はありませんが、どうかいい方に落札いただいて地元の活性化につながることを期待しています。

 

 

2024年

5月

03日

(公図上は)接道の無い分譲住宅地

 

 先日、業務において上記の公図を見ました。昭和30年代の分譲住宅地なのですが、ぱっと見て道路がありません。一つ一つの区画が独立した宅地ですので、当然進入道路が必要となりますが、少なくとも公図上は見当たりませんね。

 

 大阪あたりではこういった古い分譲地は珍しくもないかもしれませんが、滋賀ではなかなかお目にかからないパターンかと思います。

 

 なお、私が調査したわけではありませんが、ちゃんと道路は位置指定道路(法42条1項5号道路)として指定されてはしているようです。となると、それぞれの敷地からいわゆる「出し合い道」として道路敷地にしているわけです。分譲当時に、現代のように道路箇所を分筆していればわかりやすいのに、とは思うのですが今更言っても仕方ないですね。

 

 建築業者さんによれば建築確認の取得には位置指定があることから問題ないようですが、その先の銀行の住宅ローンが組めるかどうかまではわかりません。それぞれの銀行ごとのご判断によるとは思うのですが、この地区全体にかかわることですから、前向きな対応を望みたいところです。

 

 

2024年

4月

28日

宮部みゆき「火車」を読む

 

 ゴールデンウイークが始まりました。私自身はとりあえず出かける予定もないのでいつもと変りない日々なのですが、先日電車の移動時間を利用して宮部みゆきの「火車」を読みました。ドラマ化もされてますし、とかく評価も高い本ですのでご存じの方も多いのでしょうね。

 

 親戚の婚約者が突然行方をくらました―――、こんなことからお話は、ある意味回りくどく展開していきます。その過程で、昭和50年代後半のカード社会、サラ金全盛時代の闇をこれでもかと見せつけられるのですが、当時小学生だった私も借金取りに追われて「夜逃げ」をするようなテレビドキュメントが放映されているのをよくみていたような気がします。

 

 それでも所詮はテレビの話、現実は…と思いきや、クラスメイトが突然学校に来なくなりました。担任の先生から報告があり、親の借金のことで一家で夜逃げされたのだ、ということでした。身近で、まさかこんな事件が起きるとは…と驚きましたが、さらに先生から、その失踪した彼の机から学級参観の案内が出てきた、さすがに親に渡せなかったのだろう、との話をうかがい、切なくなったことを覚えています。

 

 Yくんはその後、どうしているのだろうか…。本書には同級生の行方を追う自動車屋の男性が登場しますが、普通はそこまで付き合いきれるものではありませんし、私もその他大勢の一人です。

 ただ、本書を読んで、もう40年ほど前の出来事を思いがけなく回想してしまったほどの良書であることははっきりと言えます。少々ページ数も多めではありますが、ゴールデンウイークにお勧めの一冊です。

 

 

2024年

4月

14日

虎御前山の桜

 

 桜シーズン真っ盛りということで、近くの虎御前山の桜を見に行ってきました。

今年は開花が遅れましたので、いつかいつかと満開になるのを待ちわびていましたが、咲いてしまうといつものことながら呆気ないものです。

 

 上の写真の虎御前山の桜も(写真は正確には「虎御前山公園」ですが…)来週末にはかなり散ってしまうのでしょう。その儚さがゆえに、一層人の気を引くところが、桜の花のいいところなんでしょうがね。

 

 

2024年

4月

09日

長浜曳山まつり「諌皷山(かんこざん)」パンフレット広告

 

 今日から始まりました長浜曳山祭りですが、諌皷山(かんこざん)のパンフレットに協賛広告を出させていただきました。「かんこざん」って、かなをふってもらわないとちょっと読めませんね。

 

 ちなみに掲載された当事務所の電話・FAX番号が間違っておりまして、正しくは「0749-73-3566」です。今回原稿を入れる際に「前のとおりでいいですよ」と伝えただけですので、以前からずっと間違っていますね。

 

 まあ、あくまでお付き合いですので、特に気にしませんが念のため。

 

 

2024年

4月

08日

獅子舞の季節

 

 世間ではこの時期、「お花見の季節」だと思うのですが、個人的には記憶を遡ると「獅子舞」のシーズンのような気がします。

 

 それくらい年中行事として定着している獅子舞さんが今年も来られました。近所では、幼いお子さんが咬まれて泣き叫ぶ声も聞こえましたが、それもまたいいものですね。そういえば、もしかして「なまはげ」の地域は、獅子舞の文化はないのかも、って思ったのですが、実際どうなのでしょう。

 

2024年

4月

03日

NHK石川特集「地震で倒壊した家屋の公費解体 所有者同意に課題」

 

 能登半島地震から早や三か月が経過しました。一日も早い復旧を願ってやみませんが、この間地震で倒壊した建物の解体を巡ってSNSを始め、目にする機会が多くなっています。

 部外者からみますと「なんで早く解体撤去して復旧をすすめないのか」ということなのでしょうが、建物一つ一つには当然所有権があり、個人の持ち物です。従って他人が勝手には解体撤去はできないのですが、不動産登記を確認しても相続登記がなされておらず、持主を特定できず、復興の妨げとなるという隘路に陥っているようです。

 

 下記のNHKのニュースでは相続登記が任意だったので仕方ない・・・というニュアンスで司法書士会や東京財団の吉原祥子先生の談話が掲載されていますが、土地家屋調査士としては言いたいことがあります。ずっと「義務」とされてきた不動産登記法の規定があったではないですか、と。

 

 不動産登記法では以下の条項で建物所有者の義務が規定されています。

 

 第四十七条 新築した建物又は区分建物以外の表題登記がない建物の所有権を取得した者は、その所有権の取得の日から一月以内に、表題登記を申請しなければならない。

 

 第五十七条 建物が滅失したときは、表題部所有者又は所有権の登記名義人(共用部分である旨の登記又は団地共用部分である旨の登記がある建物の場合にあっては、所有者)は、その滅失の日から一月以内に、当該建物の滅失の登記を申請しなければならない。

 

 要は建物の新築時(増築)、又は取り壊した時の登記は義務となっています。ですので義務に反した場合、(本来は)下記の条項が適用されます。

 

 第百六十四条 第三十六条、第三十七条第一項若しくは第二項、第四十二条、第四十七条第一項(第四十九条第二項において準用する場合を含む。)、第四十九条第一項、第三項若しくは第四項、第五十一条第一項から第四項まで、第五十七条、第五十八条第六項若しくは第七項、第七十六条の二第一項若しくは第二項又は第七十六条の三第四項の規定による申請をすべき義務がある者が正当な理由がないのにその申請を怠ったときは、十万円以下の過料に処する

 

 一般的に建物の相続登記が発生する際、かなりの確率で(滅失登記も含め)表題登記が必要になるケースが数多く見られます。能登地域の建物も相続登記以前に、建物の表題登記がちゃんとなされていましたか、と言いたいです。その点、土地家屋調査士業界としてもアピールが足りないし、今後も発生するであろう震災対策の教訓とするためにも明らかに登記の懈怠があった場合は法にのっとり(禁じ手とみられた相続登記も義務化されたわけですから)適正に過料を請求してもいいのではないでしょうか。

 

 こう言っては「被災者に冷たい!」と言われるかもしれませんが「権利の上に眠るものは、保護に値せず」との法の格言は重いと考えます。もちろん応急処置的な対応は相続人の代表者の同意などでひとまず行うとしても、今後もこうしたケースの発生も想定されます。同意書での弥縫策的処置だけでなく、これを機に、不動産登記法の趣旨を国民に正しくご理解いただけるように、被災地の復旧復興とあわせて努めるべき時ではないでしょうか。

 

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NHK石川 「特集」地震で倒壊した家屋の公費解体 所有者同意に課題  04月02日 18時40分 より

 

能登半島地震により倒壊した家屋などの公費での解体についてです。

3月27日時点で、特に被害が大きかった輪島市や珠洲市など能登地方の6つの市と町で行われた公費解体は131件にとどまっています。

一方で、家屋の所有者全員の同意を得られないなどの理由で、解体の申請ができないケースが相次いでいることがわかりました。

 

【公費解体とは】。

能登半島地震で「半壊」や「全壊」となり、全額公費で解体される家屋はおよそ2万2000棟と想定され、国や自治体は4月以降、解体工事を加速させるとしています。

【実際の相談では】。

3月27日、加賀市で、輪島市や珠洲市から避難した人向けの相談会が行われました。

ここでも公費解体についての相談が寄せられていました。

相談した人「どんなになるか、書類を書かなくちゃいけないか、土地がどんなふうになっていくのか、ちょっと分からなかったもので」。

環境省のまとめでは、3月27日時点で住民などから受け付けた解体の申請は4364件と、全体の2割足らずにとどまっています。

【なぜなのか】。

なぜ手続きが進まないのか。

具体的には、家屋の解体は私有財産の処分にあたるため、所有者全員の同意を書面で提出することが求められているからです。

穴水町川島の林淳彦さん(62)です。母親と兄と3人で暮らしていた住宅は、全壊しました。

このうち母親は壊れた住宅の下敷きになり、亡くなりました。

林さんは、母親が亡くなった家をそのままにしておきたくないと、早い時期の公費解体を希望して町に申請を出しました。

しかし、所有者が同意したことを証明する書類が不足していたことから、手続きが進まなくなっているということです。

林さんによりますと、築およそ100年の住宅は、しばらく相続の手続きがされておらず、所有者が誰の名義になっているかわからなくなっています。

このため法務局で調べたところ、4代前の高祖父の名義となっている可能性が高いことがわかったということです。

町からは所有者が亡くなっている場合、相続する権利がある人全員の同意を取るよう伝えられているということです。

林さん「たいへん困りました。居場所が分からない方も当然いますからね。生きてるか死んでるかも分からないような方をどうすればいいんだという気持ちになりますよね。お金があれば自費解体という方法が選べるわけですけども、それすらもいまはできないような状態なので、そうすると公費解体に託すしかない」。

【状況改善を!】。

石川県司法書士会では、こうした現状を踏まえ、県内の自治体に対し「相続人全員の同意は必要としない」などの柔軟な対応を求めて要望を行ったということです。

(石川県司法書士会の曽根裕会長)。

「地方に関しては昔ながらの名義が変わっていないというケースが多くあるかなと思う。今回も震災によってそれが顕在化した。司法書士会も継続的な相談窓口を設けているのでぜひ利用してほしい」。

 

《相談の8割は家屋の公費解体に関するもの》

石川県司法書士会は、ことし1月以降、能登半島地震で被災した人たちの生活に関する困りごとに無料で相談に応じていますが、これまでに電話で寄せられた相談の8割は家屋の公費解体に関する相談だということです。

県司法書士会によりますと、これまでに寄せられた相談は▼家屋の所有者がすでに死亡した親族の名義となっていて相続人が誰なのか不明だ、▼相続人は判明しているが、多数いるため全員の同意を得ることが難しいという内容が多いということです。

3月27日、石川県加賀市で、輪島市や珠洲市から避難した人向けの相談会で、自分が所有者となっている自宅が全壊し、公費解体の申請の流れを確認しに来たという輪島市の67歳の男性は「子どものころから過ごした家で複雑ではありますが、いまだに家族の大切なものも含めて持ち物も一切出せていないので公費解体を申請しようと考えています」と話していました。

石川県司法書士会の曽根裕会長は「能登半島に限らず、地方では昔ながらの名義が変わっていない家屋が多くあると思うが、今回の震災によって、それが顕在化したと思う。相続人の全員の同意がなかなか難しいケースの場合は柔軟に対応していただきたい」と話していました。

 

「所有者の問題が繰り返されてる」》

所有者不明の土地の問題に詳しい東京財団政策研究所の吉原祥子研究員は、土地や建物を相続した際の登記は4月1日から義務化されましたが、これまでは任意だったことから亡くなった人の名義のまま何年もたっているケースは多く、過去の災害でも復興事業の遅れにつながったといいます。

吉原さんは「相続人全員を探すことの大変さによって、復興や復旧が遅れるということが、繰り返されてしまっていると感じている」と指摘しています。

そして、相続人が多数いるなどしてやむをえない場合、環境省が申請者に、問題に責任を持って対応する旨の宣誓書で解体を行えるという考えを示していることを踏まえ、「宣誓書による手続きの迅速化は重要で、こういった思い切った政策を国が出しているので、現場の市町村が安心して使っていけるような、もう一歩踏み込んだ具体的な実務上の支援が必要だ。また、相続人の同意が必要なのであれば、被災者に寄り添ったサポートを継続的に行っていく体制が、被災者の財産を守るだけでなく迅速な復興のためにも必要だ」と指摘しています。

その上で、4月1日から、相続した土地や建物の登記が義務づけられたことについて、「いま被災地で起きている問題は、日本全国どこでも今後起きうる問題だと思う。私たち一人ひとりが、住んでいる家や実家などの登記がどうなっているのかを確認し、相続登記を進めることが大事だ」と話していました。

2024年

3月

31日

久しぶりに「ローザンベリー多和田」に行ってきました

 

 今日は天気が良かったこともあり、久々に米原市にある「ローザンベリー多和田」を訪問してきました。どれくらい久々かというと、恐らく10年ぶりくらいになるのですが、2019年に「ひつじのショーン ファームガーデン」されていますので、当時と比べて全体的にかなり施設整備が進んだように思いました。

 

 「ひつじのショーン 」ですが前は子供とよく観ていた記憶がありますが、最近はEテレではやっていないので小さいお子さんは?かもしれません。でも、結構カップルも多くおられたところを思うと、意外にその世代が小さいころ熱心に観ていた記憶がある、ドンピシャの世代なのかもしれませんね。個人的には現在放映中の番組と比べても決して見劣りしない、幅広い世代が楽しめる番組だと思うので復活を期待したいところです(大人の事情があるのかもしれませんが…)。

 

2024年

3月

28日

登記情報提供サービスがスマートフォン対応になりました

 

 業務で日々お世話になっております「登記情報提供サービス」ですが今週からスマホ対応となり、より利便性が増すことになりました。今までは出先はモバイルPCで対応していましたので気づきませんでしたが、そういえばスマホ対応にはなってなかったんですね。

 とりあえず、早速スマホで登記情報を取得してみましたが、便利な世の中になりました。

 

 しかし反面、今週月曜日はシステムがダウンし、サービスが使えなくなりました。土地家屋調査士の業務では天候の方が影響が大きいかもしれませんが、司法書士さんは大変だったと思います。急きょ紙申請に切り替えて…なんていう話もネット上では沢山でていました。

 

 ちなみに4月から利用料金が一律1円づつ安くなる、という改訂もあるようです。料金が安くなるのはこのご時世有難いことではありますが、システムの安定にもう少し投資する方が先決かもしれませんね。

 

 

2024年

3月

16日

NHK滋賀「新幹線敦賀延伸 長浜市や米原市は観光客誘致に期待」

 

 昨日はたまたま夜に米原駅を通過する用事がありました。「なんだか時間帯の割には人が多いな…」と思っていましたら、そうですよね、昨日でしらさぎ号は敦賀までの運行となるわけで、鉄道ファンの方々がホームに集まっておられました。特急ににって北陸の温泉に行く、という、湖北地域あるあるの日常も15日で終わってしまいました。

 

 個人的には敦賀まで新幹線が延伸することにより、東海道新幹線が何らかの事情で運行できなくなったときなんかは、東日本への迂回路として使えるな~、程度にのみ考えています。

 ただ、それよりこの16日のダイヤ改正により、「シャトル切符」も廃止になりました。チケットレス(交通系IC)の普及により、今までよく存続していたというか、廃止もある種当然のような気もするのですが、こちらの方が地味に湖北地域の住民には影響があるような気もします。

 

 いずれにせよそんな画期となりました、この3月。この敦賀延伸が諸事情を排して、一日も早く米原駅までつながってくれることを期待しておきます。

 

2024年

3月

08日

NHK「ドキュメント72時間」琵琶湖畔 あのベンチで ―彦根市石寺町

 

 今日は仕事の合間で少し時間があいたところ、ちょうど彦根市内にいましたのでNHK「ドキュメント72時間」で今年一月に取り上げられました琵琶湖畔の「あのベンチ」を訪問してきました。

 

 放送後約二か月経ちますが、現地にはまだ観光?的なギャラリーもちらほらおられましたね。

 

 正直、特にベンチ自体に際立ったものがあるわけでもなく、眼前には何の変哲もない琵琶湖の風景が広がっているだけなのですが、その辺哲のなさがホッと一息つける空間の秘訣なのかもしれませんね。

 

 休日はいまだ少し混むかもしれませんが、平日は十分駐車スペースもあるようですので一息つきたい方は、どうぞご訪問されて癒されてください。

 

2024年

3月

05日

地籍問題研究会第37回研究会「変則型登記と所有者不明土地問題 」

 

 先週土曜日は地籍問題研究会第37回定例研究会が開催されましたので、オンラインで参加させていただきました。

 テーマは「変則型登記と所有者不明土地問題」、個人的にはこの二年ほど法務省の所有者等探索委員にも任命いただいていたこともあり、お仕事の面でもまさに直結する内容でした。

 

 いくつかのご報告があったわけですが、なかでも関心があったのは特別講演「表題部所有者不明土地適正化法のインパクト―入会権を中心に」と題された立命館大学政策科学部の高村学人教授のお話です。まえにも本ブログで取り上げさせていただいたのですが昨年、岩波書店より「入会林野と所有者不明土地問題: 両者の峻別と現代の入会権論」を上梓されておられますので、今回はその内容のポイントとなる個所を取り上げてお話しいただいた形となります。

 

 本は当然以前にも拝読していたわけですが、改めてお話をおうかがいしますと、いわゆる「わかりみが深い!」(すでに死語かもしれませんが…)と思いました。

 

 まずふれられた所有者不明土地の分類なのですが、実際よりも少し?あおり気味の「九州より広い所有者不明土地が…」というインパクト重視の地点から、これからはもう少し詳細を詰めていく作業が必要なフェーズに入っていると思いますので、こうした整理は地に足のついた問題解決を進める上で重要な前提になると思います。

 

 また、従来の入会権の法学説の立場として変則型登記は、入会地であることの推定根拠とされているようですが、表題部所有者不明土地適正化法の立場としては、立法事実・登記のみのサンプル調査 がメインで

入会権への言及もないことから、多くが調査打ち切り等の結果になっていることのご指摘も、実際に調査した経験からも、うなづけるものでした。

 

 他にも「林業現場におけるコンプライアンス型法化社会の進展」として、不動産登記をより重視するように社会が進化してきていること(裏返せば、土地家屋調査の業域拡大も?)、「字名義地とポツダム政令」として部落と部落会について言及いただきました(正直なところ恥ずかしながら私もいままで混同していました)。さらに「財産区と字名義地の区別」についても改めて考える良い機会となりました。

 

 最後にまとめとして「入会権・入会地の登記をどうすべきか ー『入会林野と所有者不明土地問題』の主張」として整理していただきましたが、立法論について是非今後も深めていただければと思いました。土地家屋調査士の立場としては入会権について「境界論」からもっとアプローチできることもあると思うのですが、今後に期待しましょう。

 

 他のご報告も併せて知的好奇心をくすぐられる、大変刺激的な研究会でしたし、特に所有者等探索委員を今後担われる方は今回のお話を是非一度お聞きいただけると調査を行う上でもきっとプラスになるのではと強く感じました。

 

2024年

3月

02日

令和5年度法25条2項委員会研修会

 

 昨日は滋賀県栗東市さきらを会場に滋賀県土地家屋調査士会法25条2項委員会による研修会が開催されました。

 テーマは「旧法定外公共物に関する境界確定事務取扱要領の改正について」と「官公庁との官民境界事務についての協議会の取り組みについて」です。

 

 研修会のなかでは境界確定事務について財務省のマニュアルと滋賀県でのマニュアルとの詳細な比較がなされ、地域性による実務的な違いを実感しました。そもそも包括的な土地境界についての根拠法がないわけですから仕方ないのかもしれません。しかし研修会後の懇親会でも話題になりましたが、同じ滋賀県内でも市町によって取扱いに差があります。

 土地家屋調査士の業務がなかなか一筋縄ではいかないこと、また種々の法改正についても常に学ことが大切であること改めて思い知らされる研修会でした。

 

 

2024年

2月

25日

「オコナイ」を終える

 

 今日は朝から地元神社での行事祭が執り行われました。行事祭とは、いわゆる「オコナイ」というもので、滋賀県湖北地域一帯にて冬場に行なわれる神事なのです。またこの一年、私も神社の当番ということで神事に関わってきましたが、このオコナイがゴールとなります。

 

 お供えのお餅は前日にお餅屋さんに受け取りに行きました。写真のように4升×2の8升という、なかなかのビッグサイズでお支払いも2万数千円と相成りました…。

 

 こんな味付けも何もない、「素お餅」で2万越えとは…と思わないではなかったですが量が量ですからね。ちなみに私の神社は○型ですが、お餅屋さんで他の神社のものをみますと方形のものもあるようでした。

 

 天候は雨模様で、お祓いの時もかなり寒かったのですが、とりあえず一日無事に行事を終えることができました。これでようやくお役御免と思うとすこし開放された気分です。

 

2024年

2月

19日

土地家屋調査士の新人研修でした

 

 昨日今日と土地家屋調査士の新人研修のお手伝いで、大阪市内にあります「フクラシア大阪ベイ」に行ってきました。

 

 私自身がここで新人研修を受講したのはちょうど20年前、当時は「コスモスクエア国際交流センター」という名称で、記憶の限りでは宿泊室も二段ベッドの相部屋でした。

 

 それから早や20年、この間に土地家屋調査士の新人研修のお手伝いのみで今回も含めて本施設は6回目の利用となりました。施設自体も改良が頻繁になされており、かつメンテナンスが行き届いているせいか古さは感じないですね(エレベーターのボタンの文字が消えかかっているのはご愛嬌)。

 

 施設の名称は変わっても、新しいメンバーをお迎えするドキドキ、高揚感は今も昔も、ずっと変わりません。今回新人研修を受講された皆さんのご活躍をお祈りするとともに、私もまだまだ負けない様に、気持ちだけでも若くありたいと切に感じた二日間でした。

 

2024年

2月

07日

地目名称欄に「湿抜溝」

 

 事務所からほど近い地域の土地分筆登記の依頼をいただきましたので、登記情報の調査をしていましたら地目欄に珍しい名称が書き込まれていました。

 

 地目名称「湿抜溝」ということですが、まさに周辺も低湿地であったと思われる地域で、耕作するにも排水が必須だったのでしょう。個人的には湿抜地なんて、記憶にもなかったので法務局で改めて旧土地台帳も調べてみました。

 

 なお、地目自体は昭和50年代の分筆の際に原因「錯誤」で「田」となっています。この際に「錯誤」っていう原因もいかがなものかと思わないではないですが、他に何が相応しいかといっても…思い当たりません。

 

2024年

2月

03日

びわ湖のモンサンミッシェル

 

 昨年から引き続く琵琶湖の水位低下に伴って突如姿を現した島へと続く道、人呼んで琵琶湖のモンサンミッシェルを見学してきました(長浜市湖北町海老江地先)。

 最近水位は上昇気味ですが、今日現在でマイナス62cmということで、まだまだはっきりと湖上の道は残っていました。昨年は見物客も多かったようで、近くの駐車場は土日は止められないと聞いていましたが、今はその手の車もまばらで、十分スペースに余裕があるようです。

 

 地理現象的には湖中の砂嘴(さし)というべきで、琵琶湖においては本来珍しくとも何ともないものとは思いますが、雪解け水が本格的に流入し、渡れなくなる日も近いと思いますので、ご興味のある方は是非ご見学ください。

 

 

2024年

1月

26日

結構降りました

 

 今週水曜日は当初の予報通りにそこそこの降雪がありました。大よそ30cmほどですかね。実は水曜日は朝から出張していた関係で本降りの間は留守にしていたこともあり、事務所はこのざまです。

 

 週末はそこそこ穏やかな天候とのことですので、そこに期待して、このまま自然解凍でもいいかな、と。降雪は今シーズンはできればこのあたりで勘弁いただければいいのですが、果たしてどうなりますか。

 

2024年

1月

19日

「行政書士と測量」月刊日本行政2024年1月号より

 

 先日事務所に届いたばかりの「月刊日本行政(行政書士の会報誌)」をパラパラめくっていましたら、興味のある記事が掲載されていました。

 

 「行政書士と測量」として、測量ができる行政書士がいることをアピールし、そして業務の幅を広げるためにもこれから新たに測量技術を身につけませんか、といった内容でした。

 

 個人的には行政書士が測量をする、というよりも測量業者さんが行政書士を取得して開業するイメージしかなく、そもそも高い機械やソフトを購入して、ペイできるのか…と思わずにはいられません。

 行政書士会としては会員間のネットワークを密にして、会全体として仕事を回しあう方がより現実的で、良いのではと思うのですが、いかがでしょうかね。

 

2024年

1月

14日

長浜市DX実証実験プロジェクト企画展「下坂家文書複製物披露」

 

 今日は長浜市内のさざなみタウン内にて開催中の「企画展 下坂家文書複製物披露」を見学しにいってきました。あまり経緯は知らなかったのですが長浜市DX実証実験プロジェクト事業として採択され、今回の展示会に結び付いたようです。

 

 展示されている複製物、たしかに言われなければ手に取るわけでもないので本物と区別がつかない代物でしたね。足利直義や浅井長政の書状も(内容はさっぱり読めませんが)本当に接近してみることができました。

 

 先日の能登川博物館での地籍図の展示会もそうでしたが、DX(複写技術)の向上もあって、今後はこうした複製物を使った手法が主流になっていくのでしょうか。

 

2024年

1月

08日

今年初めての雪

 

 昨夜から降り始めた雪は今年初めての雪でした。とはいえ、今日の午前中には消えてしまうほどのもので全く大した雪ではありません。琵琶湖の水位にもこれではあまり影響ないですね。

 

 能登の被災地の降雪を伝えるニュースをみますと、さすがにここらよりは降ってるな―、被災者の方々さぞかし寒いだろうに…と気になります。

 

 被災地はまだ、復旧に時間がかかりそうですが、こちらもいつ被災地となるかはわかりません。せめて3日程度は家族全員がやり過ごせるだけの最低限の水や食料の備蓄をしておこうと思っています。

 

2024年

1月

02日

新年あけましておめでとうございます

 

 新年あけましておめでとうございます!新年は当番を務めております地元神社の元旦祭からはじまりました。何とかお役目を果たしてホッとしたのもつかの間、グラーッグラーッと嫌な感じの揺れが…

 

 とんだ元旦になりましたが、ここはあれこれ考えないで、とりあえず一年つつがなく、健康で暮らせればと思います。

 

 本年もどうぞ一つお引き立てのほど、宜しくお願い致します。

2023年

12月

31日

「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」を観てきました

 

 昨日は話題の映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」をビバシティ彦根で観てきました!

11月に封切りされていましたので、この間、機会をうかがってきましたが年末で少し時間も取れそうなので遅ればせながら観させていただきました。

 

 ざっくりとした感想として第一作に比べて地域に密着したネタが多いかな、と感じました。ただ、そこは今回は地元民として馴染み深い話題だからこそ気づいただけかもしれませんが…。

 琵琶湖周航の歌が二回歌われたのは印象的で、何故か少しだけウルっと来ました。

 

 なお、上の写真はシネマの入り口に飾られていた、実際の映画の撮影で使われた衣装や幟です。幟については何故か今は亡き「浅井町」「湖北町」の幟が映画の中で登場したように思います。「虎姫町」もないかと目を凝らしてみましたが、無かったような…。

 とにかく、お正月お時間がある方、特に滋賀県民の皆さんは是非劇場にてご覧ください。

 

 最後になりましたが、本年もついに大晦日です。今年もいろいろとありましたが、多くの方に励まされ、ひとまず無事に年越しができることに感謝したいと思います。

 

 新しい年も、一層のお引き立てのほど、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

2023年

12月

25日

戒能通孝「小繋事件 ―三代にわたる入会権紛争―」を読む

 

 先日、今年10月に岩波書店より発刊されました「入会林野と所有者不明土地問題: 両者の峻別と現代の入会権論 」について本サイトでも紹介させていただきました。

 

 同書に「小繋事件(こつなぎじけん)」という、聞きなれない事件名を題した書籍が参考文献に紹介されておりました。入会権の歴史を考える上で欠かせない書籍と思い、既に廃刊のようですが、古書を入手し読まさせていただきました。著者は早稲田大学の教授を務められた法学者の戒能通孝です。

 

 本書を読んで、まず、現代(ちょっと昔なので前近代かも)の「一所懸命」とはこのことか、と痛いほど感じました。とにかく、全編を通して「重い」「苦しい」「やりきれない」「不条理」…、といった話が続きます。

 身もふたもないと言いますか、本当に救いのない話で、ここに描かれている名もなき住民による一見法律違反で経済的にもありえない、暴走ともいえる行動を今の若い人達が果たして理解できるのだろうか、と考えてこんでしまいました。

 

 所有者不明土地問題の根源は農民が先祖伝来の土地に執着しなくなったことにあると思うのですが、率直にいって都市からも離れた不便な地域、かつ、山がちで農業にも適さない小繋地区で生きるためにここまでしてしまう、怖いまでのこだわりの強さに隔世の感を禁じえませんでした。

 

 でも、人間の心理や行動って単純に合理性だけでは計れないものだとも思います。小繋の住民の心情を推し量ることは部外者には土台無理なのかもしれません。

 

 本来、本書で取り上げられた入会権は、山や川との関りが生活するうえでは事実上不要となった現代では単に廃れ、静かに消滅していく存在であったのでしょう。ただ、因果なことに昭和期までは全く想定外の、所有者不明土地問題がクローズアップされるようになったことで、入会権が亡霊(背後霊、いや地縛霊か?)として、今日改めて浮上してきたのではないでしょうか。

 

 亡霊も、入会権も直接は目に見えませんが、人間社会では確実に存在しています。現代の土地にまつわる亡霊の「入会権」を考える上で、目を通しておいて損はない一冊かと思います。

 

2023年

12月

20日

事務所の看板をリフォームしました

 

 事務所を移転して、そろそろ8年半といったところなのですが本日看板をリフォームしました!県道に面した看板の、南向きの面のみが日光が当たるせいか、文字がかなり脱色していましたので、まだもたないではなかったのですが思い切ってやり替えた次第です。

 

 建てたときには10年くらいはもってくれるかな~と思っていたのですが、田舎とはいえ交流量の多い道路に面した看板ですので、みっともないことはできないですからね。看板への投資分、そうそうに回収できるといいなあ。

 

2023年

12月

16日

東近江市博物館「永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るもの」

 

 今日は仕事のついでに下記の展示を見に、東近江市の能登川博物館まで足をのばしてきました。

その展示の名は、東近江市・龍谷大学共催展「よみがえる明治初期の山村の土地利用ー永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るものー」です。

 

 展示案内を引用させていただきます。

 

 永源寺町史編纂にあたり収集・撮影されたアナログ写真データを基に、龍谷大学社会科学研究所の研究プロジェクト(代表:牛尾洋也教授)がデジタル化し、リプリントした永源寺地区内の地券取調総絵図(壬申地券地引絵図)などを紹介します。

 絵図には山、道、川、田、畑、屋敷、林、荒地、藪地、原野などが鮮やかな色彩で描き分けられており、明治初期の近代的土地所有権の制度が導入される直前の山村の土地利用が示されている貴重な資料です。

 

 案内にもあるように、旧永源寺町内の地籍図(主に壬申地券地引絵図)を網羅的に、ずらーっと展示されていました。一つ一つの地籍図は、山間部を含むだけにとても大きいのですが、こうしてリプリントしていただくと無理なく展示が可能になりますね。

 

 多くの集落の地籍図を通覧して気づいたことは、全く同じ描き方をした図はない、ということです。あくまで記憶の範囲ですが、似たようなテイストのものはあっても、細部の描き方が違うことから本当に集落ごとに最後まで作成したことが判ります(逆に近隣の集落同士で情報交換はしなかったのかな、とさえ感じました)。

 そういえば、確か山上地区の地籍図にだけは作成者のお名前があって、「内藤○○」とあったと思うのですが、集落外から連れてきた絵師であるかどうかまでは分りませんでした。

 

 本展示会ですが、今月24日までの開催となります。あまり日にちはありませんが、リプリントとはいえ、これだけ多くの地籍図をみれる機会は少ないと思いますので、是非足をお運びください。

 

2023年

12月

08日

(出羽国)由利郡舘合村字岩井戸澤地引切絵図を入手しました

 

 先日、某オークションサイトで出品されていました「(出羽国)由利郡舘合村字岩井戸澤地引切絵図」を落札することができました。クーポンを使って、送料込みで数百円でしたので、気楽な気持ちで取引をさせていただきました。

 「由利郡」といいますと地理的には現在の秋田県の西南部、由利本荘市のあるあたりになるようですが、個人的には訪問したこともなく、知人等もいません。

 詳しく地名も検索してみましたが「秋田県由利本荘市東由利舘合」まではヒットするものの、それ以上はわかりませんでした。すでに廃村なのかと想像します。

 

 

 本図は「切絵図」ですので、全村図ではなく、字切図だと思います。本図が作成された当時は基本的に水田として利用されたいたようですね。しかし地形的にも山間部の谷筋で、また一筆中に田の枚数が十数枚などと表示されているところからも(イロハニホヘトとわざわざ記号付きで)、いわゆる「千枚田」的な耕地の形態であったこと思います。よく見ていくと、三番の土地は田数42枚とありますが、畔づくり一つとっても、耕作に骨が折れたことと偲ばれます。

 

 あまり情報が多い地籍図ではありませんが、値段相応と言えばそれまでのような気はします。ただ、こうしたオークションサイトに出品される地域は東北の資料が多いように感じるのは、気のせいでしょうか。

 

2023年

12月

02日

行政書士会支部研修「士業のWEBサイト集客&営業」

 

 昨日は長浜市内におきまして滋賀県行政書士会湖北支部の研修会が開催されましたので参加させていただきました。テーマは「行政書士のWEBサイト集客&営業」です。土地家屋調査士はともかく、この間新しく開業された行政書士さんは当たり前のようにWEBサイトを開設している方、多いですね。

 

 今更ながらですが、このサイトも開設して7年を迎えます。その間あまり手入れもしていませんし、デザイン的にはそろそろ時代遅れかなー、なんて思わないでもないのですが、集客=サイトからの売り上げを考えますと、それほど投資しても元は取れなさそうだしなー、というのが正直なところです。

 

 最近ですとサイト経由のお仕事は年に2~3件くらいですが、地域性もあって(要は商圏人口が少ないということです…)爆発的に増えることもないように思います。あと、集客面では業務内容面で競合するWEBサイトの有無も大きいような気もしますが、こればっかりは自由競争ですからね。

 

 費用をかけたくなければ業者に頼まずに、自炊する、っていう方法もあるのでしょうが、少しだけSEOも気にしつつ、ボチボチブログを更新する方式で当面は続けさせていただくと思います。

 

※上の画像は研修会後の情報交換会でのお弁当です 

 

2023年

11月

25日

入会林野と所有者不明土地問題 ―両者の峻別と現代の入会権論―

 

 先月、岩波書店より「入会林野と所有者不明土地問題 ―両者の峻別と現代の入会権論―」が出版されました。主な著者は高村学人氏・古積健三郎氏 ・山下詠子氏となっていますが、中でも筆頭者の高村学人立命館大学教授には同大政策科学部での寄附講座や土地家屋調査士会の研修会等でも大変お世話になっております。

 

 本書の内容説明として岩波書店のサイトにはこう記されています。

 

 「所有者不明土地面積の三分の一を占める入会林野。現状調査に基づき、相続登記の義務化や民法改正が入会林野に及ぼす影響を考察。アンチ・コモンズの理論から土地問題を問い直す、コモンズ研究の新展開。所有者不明土地問題の研究・実務に関わる法学者・裁判官・登記官・弁護士・司法書士・土地家屋調査士・自治体職員必読!」

 

 今回、早速ですが拝読させていただきました。

 所有者不明土地問題を語る際に、このようなフレーズを目にされた方は多いと思います。「所有者不明土地は全国で20%、約410万ヘクタールの面積を占めると推計されています。これは367.5万ヘクタールの九州本土を大きく上回る…」

 

 要するに「所有者不明土地」は既に九州一島(全国土の二割)よりも広い、早急な対策が必要だ、というわけですが、そもそもこの推計が正しいのかどうか、根拠とされている増田寛也元総務相らの民間有識者研究会の推計について正面から疑問を呈したり、反論したりしている論説を寡聞にして知りません。

 

 ただ本書でも取り上げられているように司法書士会連合会長のコメントのごとく、本当の意味(まったく相続人にアクセスできないとか)での所有者不明土地はぐんと少ないと、私も肌感覚ですが思っています。

 やや社会的なインパクトを与えることに重きをおいた(と思われる)推計が独り歩きして、実際に人口減少や過疎化による弊害は間違いなくあるものの、その課題を解決するためのスタートとなる正確な実態把握ができていないように思っていました。

 

 本書では、そうした素朴な疑問に応えて下さったというのが先ずもっての感想です。「所有者不明土地」について、その内訳をみていくと1/3は「入会林野」であり、所有者不明というフレームの枠外である、と指摘されています。本書のタイトルが「入会林野」から始まることから、手に取るまでは正直「入会」の現代的意義?的なものには疑問符があったのですが、本書を読みますと入会地について正しく紐解く努力が所有者不明地問題の解決にとっては不可欠な要素であることがよく理解できました。

 

 逆に、昨今の法改正の中心メンバーのお一人であられる山野目章夫早稲田大学教授の認識としては、既に多くの入会権、入会団体は消滅したので、それほど考慮することはないということです(今更山に芝刈りに、もないだろうということ)。しかし、本書では入会林野が現代的に変容し、無視できない存在であるという主張を多彩な事例をもとに展開されておられます。

 正直私としてはどちらのご主張も捨てきれないところで、内心忸怩たる思いもありますが、登記の対象ではない入会権を実務家としてどう扱えばいいものか、不動産登記と慣習の関係性は何も筆界だけではないことを強く感じました。

 

 個人的にはたまたまこの二年間、法務局の任命を受けて所有者等探索委員を務めさせていただきましたが、本書をもっと読み込まさせていただいて、実務の場に生かしていきたいと思います。

 学術書ですし、とっつきにくい点もあり、「入会林野」のタイトルも一般からみればどうかと思うのですが、そこに惑わされず?土地家屋調査士に代表される不動産に関わる全ての実務者の方々にもご一読されることを強くお薦めさせていただきます。 

 

2023年

11月

16日

司馬遼太郎記念館に行ってきました

 

 先日、大阪に出張してきましたので、少し足を延ばして前から行きたかった東大阪の「司馬遼太郎記念館」を訪問してきました。司馬遼太郎の元住まいを活用していることもあって、本当に住宅街の中にあるのですね。

 

 あらためて司馬遼太郎の作品群を、あの有名な書棚に対して眺めますと長編小説だけをとっても読んでいない作品がまだまだあることを思い知らされました。学生時代からそれなりに司馬作品を手に取ってきて、まだこれですから質もですが作品の量がとても多いことがよくわかります。

 

 なお、記念館自体は一瞬安藤忠雄氏の記念館?とすら思わないでもないくらい「安藤忠雄おし」ですが、著名な他の安藤作品とも共通性のあるコンクリートの打ちっぱなしや、太陽光の使い方など、シックな感じでさすがは有名建築家と思いましたね。住宅などは使い勝手的にどうかと思いますが、こういう記念館には氏の作風はフィットしているのではないでしょうか。

 

2023年

11月

12日

大河ドラマ「どうする家康」パネル展&トークショー

 

  昨日は午後から近所にて開催されました『トークショー大河ドラマ「どうする家康」のパネル展・ドラマ出演者によるトークショー』に参加してきました。

 ゲストは、長浜市と大変ゆかりの深い「お市」と「茶々」の二役を演じた北川景子さん、賤ケ岳で秀吉と天下分け目の戦いを繰り広げた「柴田勝家」役の吉原光夫さんのお二人です。

 

 

 

 企画の前段で浅見市長より「皆さん、おめでとうございます。予約チケットは受付開始1分経たずに埋まりました」とのお話がありました。さすが、人気女優さんが来られるとなると反応が違いますね。

 

 「どうする家康」の今後について、北川景子さんからも言及がありましたが、茶々はますますラスボスとして怖~くなられるようです。今日は関ケ原ですから、次週にも大阪落城ですかね。ドラマの行く末にも一層興味が湧いたトークショーでした。

 

2023年

11月

11日

阪神日本一 JR虎姫駅の「虎神殿」にファンが“お礼参り”

 

 すでに旧聞に属するような気もしますが阪神タイガースの優勝もあって、JR虎姫駅となりにある「虎神殿」がニュースに取り上げられていました。

 

 なにせ前回の日本一が38年前になりますから、随分年月が経ちました。当時私は中学生でしたが、このペースで行くと次回の優勝は90手前となりますね。その時まで、生きているのでしょうか…。

 

2023年

11月

05日

ADR認定土地家屋調査士による土地境界に関する無料相談会でした

 

 今日は彦根市内にて開催されました「ADR認定土地家屋調査士による土地境界に関する無料相談会」に相談員として参加させて頂きました。三連休だけあって、彦根市内は観光で訪れた方々で混雑気味でしたが、今日はシティマラソンもやっていたんですね。

 

 今回私が担当したご相談は、珍しいことに隣地の当事者同士が連れ立ってお越しになられました。ですので、境界についてのもめごとがある、というよりも、かつて登記を経ずに個人売買した土地の扱いについて今後どうしたらいいかといった前向きな内容のご相談でした。

 

 こうしてお隣同士できちんとお話合いができる関係であれば何かと問題も片付くと思うのですが、そうでないケースが大半でなのが実情です。境界問題とはいえ、とどのつまりは人間関係に行きつくということを今回は逆に勉強させていただいた気がします。

 

 

2023年

10月

27日

ADR認定土地家屋調査士による土地境界に関する無料相談会のお知らせ

2023年

10月

24日

狭あい道路解消シンポジウム ~広がる道路 広がる安心~

 

 今日は午後から日本土地家屋調査士会連合会主催の「狭あい道路解消シンポジウム ~広がる道路 広がる安心~」のライブ配信を視聴させていただきました。

 当初は会場に行こうと思っていたのですが、日程が立てこんでいましたので、さすがに…

 

 今回の開催地である神戸市では、あの阪神・淡路大震災において長田区などを中心に「狭あい道路」が緊急車両の進入を妨げ、火災の延焼を防ぐことができなかった要因とも言われています。

 シンポジウムの報告の映像を見ながら当時のことを思いおこし、平時の備え(狭あい道路の解消)の大切さを改めて実感しました。

 

2023年

10月

14日

行政書士会湖北支部の無料相談会でした 

 

 本日の午後は行政書士会湖北支部の恒例行事でもあります、無料相談会が長浜市さざなみタウン会議室をお借りして開催されましたので、相談員として参加させていただきました。

 

 毎年相談の多い相続の関係が、相続登記義務化に向けてマスコミ等でのPRのせいか、いつも以上に多かったように思いますが、監護のことや成年後見について等、高齢化社会を反映したご相談も見受けられました。

 

 私は「相隣関係」について、不動産がらみのお話を担当させていただきました。ただ、相隣関係の問題はお話をお聞きしても、それで一気に解決に導けるようなケースはまずありません。今回も相談後にがっかりして肩を落として帰られたように見受かられたことから、「ちょっと厳しめに言い過ぎたかな…」と思わないではなかったのですが、解決に向けて変に期待値を上げてもなあ、とも思います。

 

 基本的に民・民間の問題について「正義のヒーロー」「白馬の王子」が突如登場するなんてことはあり得ないことです。一気に法的手段に訴えることにより、余計に関係が悪化することも十分あり得ます。私としてはとにかく愚直に当事者間で対話を続けていくしかないと考えますし、相談会でもそれをお勧めはするのですが、そこが一番難しいのが現代社会の実情なのでしょうね。

 

 ともあれ、相隣関係については相談を受ける側もモヤモヤしていることをご理解いただければありがたいのです…

 

 

2023年

10月

07日

五村別院茶所解体工事が始まりました

 

 事務所にほど近い五村別院の「茶所」の解体工事と、塀の建て替え工事が今月から始まりました。塀についてはかねてより老朽化が進み、倒壊しかねないと思い、通学路沿いでもあることから内心ハラハラしていましたので、建て替えは止む無しと思うのですが、茶所については少しもったいないような気はします。

 

 私が子供のころは茶所で巡回型?衣料店みたいなことで度々利用する機会がありました。今思えば、いかにも昭和チックな感慨を持ちますが、安い子供服や、下着なんかが売られていたような気がします(すぐゴムが伸びてしまうような…)。

 大人になってからは確かに利用する機会は少なくなりましたが、いまも内装もそれなりにきれいでしたので、取壊しはもったいないという気はします。それでも実際の利用状況と維持管理のコストとの兼ね合いで決まったのかもしれませんね。

 

 そういえば今月の市の広報にもありましたが、五村別院東の消防署の移転計画も進んでいます。その消防署敷地も五村別院の借地です(元は東浅井郡役所)。

 五村別院の敷地全体の将来像がちゃんと描けていると地元民としてもいいなと思うのですが、どうなんでしょう?

 

 

2023年

9月

29日

行政書士会湖北支部主催 無料相談会のお知らせ

 

 毎年恒例の滋賀県行政書士会湖北支部主催の無料相談会が10月14日土曜日、長浜まちづくりセンター(さざなみタウン)にて開催されます。

 

 相続土地国庫帰属手続きなど、所有者不明土地問題に端を発した現代的な課題について新たな法整備も進んでおりますので、気になる方は是非お気軽にお越しいただければと思います。私自身も相談員として参加予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

2023年

9月

24日

とらひめ田んぼアート収穫祭

 

 今日は朝から第11回目となります「とらひめ田んぼアート収穫祭」に参加してきました。なんと、残念ですが今年で終了とのことですが、イベントとしては手ごろな感じの規模感で、お子さんたちの参加も多く賑わっていましたね。

 

 私自身は子供のころから稲作にはほとんど関わってこなかったこともあり、田舎にいながらも農作業は素人同然なのですが、こうして田んぼに入って、収穫をお手伝いさせていただくと改めてお米のありがたさを思わずにはいられません。

 

 最高の天気で、カレーやお餅も大変おいしくいただくことができ大満足でした。Y会長をはじめとしたスタッフの皆様、どうもありがとうございました。

 

2023年

9月

16日

アレのお礼とソレ祈願 JR虎姫駅「虎神殿」に阪神ファン続々!?

 

 今週の関西は18年ぶりの阪神タイガースセリーグ制覇ということで随分と盛り上がりました。そういえば、私も最近ちょっと意識していなかったのですが地元のJR虎姫駅隣には「虎神殿」が鎮座しています。

 

 1985年の優勝時には全国的にも珍しい「虎」にちなんだ駅として、「聖地」として随分と虎姫駅も話題となり、はじめて町内にTV局の中継車が来たのをみた、なんて会話をしたことを思い出しました。今回は阪神ファン続々??とは思わないでもないですが、阪神の優勝効果がこんなところにまで、と改めて思う次第です。

 

 岡田監督も強調されていましたが、これからもクライマックスシリーズ、日本シリーズと厳しい戦いが続きます。タイガースの必勝祈願・応援も兼ねて是非休日にはJR虎姫駅「虎神殿」までお越しください!

 

 

 <タイガースに歓喜アレ>アレのお礼とソレ祈願 「虎神殿」に阪神ファン続々

 

 

2023年

9月

10日

あなたは「する」派、「しない」派?

 

 コロナの流行も水面下ではまだそれなりにあるようですが、街を歩きますと随分マスクの着用者の割合が減ってきたことを感じます。

 先日、土地家屋調査士関係の会議に出席し、ざっと周りを見渡しましたら着用率は1~2割ほどでした。この程度になってきますと、なんだかマスクをしていることが過分に神経質なようにも思えてきさえします。これを集団圧力というのでしょうか、不思議なもんですね。

 

 ちなみに、私自身は普段は洗い替えの利く布マスクがメインではありますが、どなたかに対面する際は必ず着用はしています。でも、マスクも最近は在庫がだぶつくせいか、セールで売られることも増えてきましたね。

 もともと花粉症持ちですので、マスクの着用に違和感はないのですが、感染の流行もにらみつつ、あと1~2年は今のスタイルを続けようと思っています。

 

2023年

9月

02日

とらひめ田んぼアート

 

 今年で第11回を数えます、とらひめ田んぼアートですが、いつの間にやらすっかり黄から茶へと変わり、秋の気配を感じられるようになりました。暑い日が続いていますが、季節は確実に移ろっているようです。

 

 残念ながら今回で田んぼアートは最終回のようですので、まさに見納めが近づいているわけです。今ならまだ間に合いますので、是非虎御前山の展望台までどうぞ。

 

2023年

8月

27日

健康第一!?

 

 先日、長浜市役所の方で「特定保健指導」を受けてきました。コロナ禍もあって、今年人間ドックを久しぶりに受診したのですが(その間も健康診断は受けてましたが)、その際にメタボ予備群相当との判断をいただきましたので止む無く?この度指導をいただいくことに相成った次第です。

 

 「メタボ」と言っても、正直なところすれすれの数値で、例えば腹囲もわすが2mmのオーバー、この程度は誤差の範囲では…と言いたい気持ちもやまやまですが、そこは数値絶対主義ですから仕方ないのでしょうね。

 

 保健指導についても、今回が初めてではありませんので大よそわかっているつもりなのですが「たばこダメ(吸ってませんが)、アルコールダメ、間食ダメ、野菜多め、運動多め」と毎度の内容でした。

 これでは仙人のような生活を送るしかないよな…、と心のなかで悪態をつきつつ、そこは自営業ですから体が資本、と思いを改め会場を後にしたのでした。

 

 

2023年

8月

21日

コロナ禍を経ての燈明祭

 

 今日は朝から地元神社の「燈明祭」の準備につきっきりでした。燈明祭は天候が許せば何十年、もしくはそれ以上続いてきた当地の伝統行事なのですが、ここ4年はご多分に漏れず、開催が見送られてきました。ですがようやく、コロナも一息ということで今年は復活しての実施と相成りました。

 

 その復活の年に、運良く?当番として関わらさせていただく事になりましたが、準備自体忘れていたことも多く、また、折からの高温で疲れました…。また、こんなことを言っては何ですが、本番の行事もギャラリーが少なくて残念でした。私が子供のころは集落の小学生は全員集合といった風潮だったのですが、子供たちに集まっていただくには、今の時代、もう一工夫がいるのでしょうね…。

 

 

2023年

8月

14日

「日東第一」といえば・・

 

 お盆期間に入りましたが相次ぐ台風の襲来(未遂もありましたが)もあり、なんだかそんな気分にもなれない日々ですがいかがお過ごしでしょうか。コロナも明けたと言われていますので、先日小旅行に出かけてきました。

 

 「日東第一」といえば、私の母校の関係者なら誰しもが「琵琶湖の水の~」と応えるでしょうが、世間一般的にはこちらの方が有名ですね。広島県福山市の鞆の浦にある福禅寺(対潮楼)に掲げてある扁額です。

 

 朝鮮通信使による賛辞のようですが、確かに素晴ら、まるで風景がそのまま額縁に入ったかのような眺望が海側に広がっていました。さすが、「日東第一」は伊達じゃないですね。

 

2023年

8月

07日

「ファミリーヒストリーを調べよう!」(二見書房)を読む

 

 とある資料に目を通していましたら、偶然標記の書籍が紹介されており、興味をもちました。「自分でできる ファミリーヒストリーを調べよう! ご先祖の足跡と家族の物語を辿って作るノート」ということで、少し前から家系図作成などが話題になったりしていましたが、某TV番組の影響もあって、もう少し範囲を広げて自分にまつわる歴史を調査してみよう、ということでしょうか。

 

 私自身も今年こんなご依頼をお受けしたところですし、本書の中では土地家屋調査士にとって身近な旧土地台帳や和紙公図も調査対象として挙げられていましたので今回手に取って拝読しました。

 

 本書のコラムの中でも「土地のことはけっこう難しい」として、法務局での調査の困難さが書かれていましたが、精度は別にして、一般の方がチョッと調べてみようか、といった感覚では土地についての調査は空振りに終わるような可能性は高いと思います。

 

 となると本書で飽き足らない方は専門家へのご依頼を、となるわけですが、「ファミリーヒストリー」に興味を持ち始めた方にとって、本書はひとまず入門編としてはよくできているのではないでしょうか。

 

2023年

8月

03日

虎姫駅のランチ処「Ohana」

 

 今日のお昼はJR虎姫駅改札口となりの「Ohana」さんでいただきました。「就労支援B型事業所」であるOhanaさんですが、ランチメニューは基本500円(税込み)でとてもお得感があります。

 

 手前はシーフードちゃんぽんですが、無料サービスでおにぎりもつけていただきました。個人的には近すぎて、逆に立ち寄る機会があまりないのですが、カフェメニューも充実していますので、お近くにお越しの際は是非ご利用ください。

 

2023年

7月

28日

暑い日々が続きますね

 

 夏なので当然なのですが、暑い日が続きますね。コロナも巷ではかなり流行しているようですが、まずはこの暑さに体調を崩しそうな気がします。

 

 ところで近年は、依頼者様を訪問しますとペットボトルのお茶をいただく機会が大変増えました。開業した当時はまだ半紙に茶菓子を包んでくださったこともままありましたが、昨今はコロナのこともあってか、ペットボトルが定着しました。

 

 夏ですが、個人的にはおかげさまでお茶を購入せずとも、いただいた分を消化するだけで十分といった感じです。これもコロナによる社会の変化の一つ、なのでしょうかね。

 

2023年

7月

18日

「オープンデータとQGISでゼロからはじめる地図づくり」

 

 先日講談社より発刊されました「オープンデータとQGISでゼロからはじめる地図づくり」を購入してみました。著者は青木和人先生です。青木先生とは数年前に土地家屋調査士会の研修にお招きさせていただくなどの関係で、今年からはめでたく鈴鹿大学短期大学部生活コミュニケーション学科こども学専攻の准教授にご就任されていることをFacebookを通じて承知しています。

 

 実は肝心の本書の内容については、まだ手に取ったばかりでこれからなのですが、第7章で「登記所備付地図データを活かした地図づくり」として、今年1月より始まった仕組みについて早速取り上げていただくなど、土地家屋調査士にとっても馴染みやすいものではないでしょうか。

 もっとも、発刊迄時間がない中、この章については恐らく急きょ取り上げていただいたことでしょうから、執筆・編集は大変だったこととお察します(そのせいかP171の図が仙台市青葉区のものではないことはご愛嬌です)。

 

 今度の出張の際にはもう少し読み込まさせていただいて、本書をガイドに数年前には挫折した「QGIS」にも再チャレンジできればなあ、と思います。

 

2023年

7月

09日

浄水型ウォーターサーバー

 

 今月から事務所のウォーターサーバーを浄水型ウォーターサーバーに乗り換えすることになりました。浄水型の方が最近は流行りなんでしょうかね。従前のボトル型と違って交換は不要になり、空きボトルの置き場も不要になったのはメリットです。

 

 ただ、慣れのせいか今のところは従来のボトル型の方がなんとなく使い出がよかったような気もするのですが、気のせいでしょうか。

 ちなみに料金はほぼ一緒です。契約までに何社か検討しましたが料金的にはどこも似たり寄ったりだったと思います。

 

2023年

7月

02日

行政書士の一般倫理研修を受講しました

 

 先日、日本行政書士会連合会の主催する「一般倫理研修」を受講させていただきました。今回新たに受講が義務化されたものであり、受講しないと会則遵守義務違反となります。

 

 受講指定科目(4科目)を視聴し、最後に確認テストを受けて終了です。無事に満点を獲得し、修了証を発行しました。確認テストの内容はあまり書くとネタバレになってまずいのですが、正直なところそれほど難しい問題ではありませんでした。

 

 また、行政書士の義務研修は土地家屋調査士と違って、そもそもリアルでの実施形式を省いたネットでの義務研修ですので、毎年受講してもそれほど負担になるわけでもないと思うのですが次回は5年後のようです。その時には確認テストも難しくなっているかも?しれませんね。

 

 

2023年

6月

29日

株式会社の「取締役」になりました

 

 これまで、さまざまな団体の役員を務めさせていただいてきましたが、今週とある株式会社の「取締役」に就任することになりました。生まれてこの方、取締役になるのは初めてです。晴れて「会社役員」の仲間入りですね。

 

 といっても、全く報酬も支給されませんので特に生活が変わるわけではありません。それどころか決算書を見ますと当期は赤字のようで、コロナ禍の影響はあったものの行く末については少々心配もありますが、折角のご縁ですので、会社の発展のために努めたいと思います。

 

 

2023年

6月

25日

地元神社での夏越大祓

 

 今日は地元神社での「夏越大祓」の日でした。

 人形(ひとがた)にカットした半紙に、半年間の穢れを移し、焼却していただいて、無病息災を神官さんに御祈祷いただきました。

 

 朝からお祓いの一通りの準備に疲れましたが、それ以上の御利益があれば何よりです。

 

2023年

6月

17日

インスタ映えを意識した?市役所庁舎

 

 昨日は土地家屋調査士のお仕事の関係でお隣福井県の敦賀市を訪問しました。敦賀市役所にも資料収集で立ち寄ったのですが、新築されてまだ日も経ってない、きれいな庁舎でした。

 

 来年の北陸新幹線開通に向けて、市役所庁舎自体が観光スポットになるよう、ハイセンスと言いますか、インスタ映えを意識されているのかな、と感じました。でも、初めて利用した身としては配置や案内なんかも少々わかりづらいようには思いました。また、市役所職員さんの対応は大変丁寧かつ迅速なようには感じましたので、(上から目線で恐縮ですが)教育が行き届いているようでした。

 

 いわゆる「質実剛健」的な庁舎(長浜市とか米原市とか)と、デザイン性の高い庁舎、どちらが市民にとっていいのかはわかりませんが、後者の庁舎を建設するには資金的な余裕もいるのでしょうね。

 

2023年

6月

12日

夏越大祓

 

 今月、当番を務めている地元神社において「夏越大祓」の儀式を執り行うことになっています。例年の恒例行事ではなく、地区内の神社の持ち回りで今回運よく?順番が巡ってきたとうかがっています。

 

 「夏越大祓?なにするのかな?」と思っていましたら、たまたま大阪・道修町を歩いていますと「夏越大祓」の幟が経っていましたので引き込まれるように参拝させていただきました。こちらでは茅の輪くぐりをされているようですね。

 

 家に帰って改めて「夏越大祓」について検索してみますと、京都市観光協会さんのサイトにとても勉強になることが書いてありました。

 

・半年の厄を払い、残り半年の無事を願う神事で、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事

 

 とあります。

 

 さらに「歌に詠まれた上賀茂神社の夏越大祓」として上賀茂神社の夏越大祓は「百人一首」にも詠まれているとあります。

 

 「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」(藤原家隆)

 

 この句は、個人的な感想ですが夏の蒸し暑い日々に、一陣の涼風がふき、小川の辺で夕涼みをしている情景が浮かび、さわやかな心持になるので好きな句なのですが、あの「みそぎ」って、夏越大祓のことだということなんです。百人一首にも登場する古式ゆかしい行事が現在もこうして継承されているとは、なんとも素晴らしいことですね。

 

2023年

6月

06日

「測量の日」記念フェア2023に参加してきました

 

 今日は大阪合同庁舎第4号館にて開催されました『「測量の日」記念フェア2023第25回近畿地方測量技術発表会』に参加してきました。主催者には国土地理院近畿地方測量部等と並んで、大阪土地家屋調査士会も入っておられます。

 

 報告された内容は興味深いものが多かったのですが、何より予想以上に参加者が多く、会場も聴衆で一杯でした。すごいなー、と感心していますと何やら周囲の会話から、測量CPDの関係で足を運ばれた方が多いような…、さらには発表でも測量業界の裏側的なお話もお聞きできましたが、後継者不足問題などは当然土地家屋調査士も同じ境遇にあるものとして胸を打ちました。

 

 それでも、例えばドローン(測量)なんかは若い方にも興味を持って受けいれられていると思いますので、業界としていい契機とすべく、上手にPRしたいですね。

 

2023年

6月

01日

開業20周年となりました

 

 実は今月、開業して20周年の節目を迎えることになりました!思い起こせば土地家屋調査士は平成15年6月に登録しています。

 開業した当時は20年後の自分なんて全く想像も尽きませんでしたが、紆余曲折、大なり小なりあったものの多くの方々のご厚意に甘えに甘えて、どうにか今の自分があると思います。

 

 ちなみに事務所も当地へ移転して、もうすぐ8年。「光陰矢の如し」とはいいますが、学校で習った当時とは実感がまるで違う今日この頃です。

 

 できれば次の20年もなんとか無事に迎えられるよう、精進していきたいと思います。

 

 

2023年

5月

25日

紙の事件簿

 

 昨日、土地家屋調査士会の事務局を訪問する用事がありましたので、ついでに「事件簿」を購入してきました。

 「事件簿」とは滋賀県土地家屋調査士会の会則にも定められてありまして、以下の規定に基づき、土地家屋調査士は調製する義務があります。

 

 

 (事件簿)

 第 97 条 会員(調査士法人の社員である調査士会員を除く。)は、連合会の定める様式により、

 事件簿を調製しなければならない。

 

 

 一応、「事件簿は、磁気ディスクその他の電磁的記録により記録することができる。」ともされており、手書きで書くことは義務ではないのですが、私自身は開業以来、手書きで書き続けています。補助者時代も書いていた記憶がありますので、もう20年以上同じ様式で継続していますが、同業の方の大半はさすがに手書きは卒業されたのではないでしょうか。そろそろ私も…と思わないのではないのですが、折角新しい冊子を購入しましたので当面は手書きを継続したいと思います。

 

 ちなみに行政書士については会則を確認しましたが事件簿の調製といった規定はないようです。入会時にそんな説明も受けた記憶もありません。資格の性格上、業務分野が多岐にわたりますので、そこは会則化が難しかったのかもしれませんね。

 

 

2023年

5月

17日

「ChatGPT」と士業の行方

 

 先週の土曜日、滋賀県行政書士会湖北支部の定時総会が執り行われましたので出席させていただいたところ、開始早々おもむろに支部長が挨拶を始められました。

 

 挨拶を終わられる際に一言、「この挨拶文はChatGPTにより作成しました」と述べられました。たしかに、挨拶の出だしから「尊敬する皆様」と呼びかけるなど、聞きなれない?言葉から始まったこともあり少々の違和感はありましたが、最後の種明かしがなければそんなものかということで済んでいたことでしょう。

 

 士業の業務がChatGPTの登場でどんどん減っていくのではないか、なんてことも巷間言われていますが実際の所は誰にもわかりません。しかし、ここ十数年を振り返ってみてもPCやインターネットの発達もあって所謂「定型」の仕事は減ってきたとは実感しています。

 

 いずれにせよ、新しい技術の登場や進化に怯むことなく、楽しんでやろう、といったおおらかな姿勢で取り組むことが大事なのかもしれませんね。

 支部総会のささやかな一コマではありましたが、いつかターニングポイントだったと思う日が来るのでしょうか。

 

2023年

5月

14日

虎姫花まつりに協賛広告を出しました

 

 コロナ禍により中止になっておりました「虎姫花まつり」が今年が前に復して本日開催されましたので、当事務所もささやかながら、協賛広告を出させていただきました。

 

 本日はあいにくの天候で、象を引いての行列といった屋外での行事はなかったのですが、コロナ禍以前のイベントも徐々に戻ってきたようで何よりですね。

 

2023年

5月

05日

GWで観光地は人出が多いですね

 

 コロナ禍もようやく落ち着いた今年のゴールデンウイークは観光地はどこも大変な人出だそうですね。私も今回姫路方面に出かけてきましたが行きの新幹線からして大変混んでました。

 

 今日は書寫山圓教寺と姫路城を中心にめぐってきました。書寫山圓教寺は初めての訪問でしたのでとってもワクワクしつつお参りしたですが、まず一番印象に残ったのはロープウェーを下りてからの、お寺で用意いただいたバスの送迎が大変険しい山道をアクロバットに運転して行かれる様にかなり驚きました。お堂等は映画やテレビで見てきたまんまで、とても素晴らしかったです。

 

 姫路城は天守閣にまで登城するはずが、大変な混雑ぶりでやむなく三の丸で断念。書寫山圓教寺を後回しにして、先に姫路城に行くべきでした。前に訪問したのが阪神大震災の前々日で、30年近くたっていましたし、大変残念でした。

 でも帰りの新幹線は自由席でも余裕で着座できる平常運転で帰ることができました。テレビでは公共交通機関や高速道路の混雑がしきりに伝えられますので、自由席で大丈夫なのかな…と思いきや、「こだま」は平時より空いているのではないでしょうか。一つ勉強になりました。

 

2023年

5月

02日

「ファミリーヒストリー 」を地で行くご依頼

 

 3月末にこのサイト経由でとあるご依頼をいただきました。とあるご依頼、といいますのは遠く離れた先祖の出身地を具体的に調査し、探してほしいとのこと。

 ご依頼先もさることながら、調査対象地域もおおまかに県外ということで詳細は伏せますが、とにかく遠方ということもあり、少々躊躇もありましたが、メールで何度かお話をお聞きしお受けさせていいただくことになりました。そこで先月現地調査を行い、結果報告をさせていただきました。

 

 ご先祖の出身地がわからない、というのは具体的には圃場整備事業でその地域一帯が農地を中心に河川や道路の整備がなされ地形や地割が明治以前の原形をとどめないことと、従前の地番が戦後付け替えられたことによります。まあ、実際には農村部ではありがちなケースではあろうかと思います。

 今回のご依頼人のご先祖は明治前半期に故郷の土地を処分され、遠く離れた地域に入植されたことから故郷との交流は絶え、旧来の住所地番は戸籍で遡れないことはないものの、その土地が実際どこにあるのか見当がつかないとのことでした。確かに、素人さんが調査するには困難な事例であったかと思います。

 

 今回調査をさせていただいた結果、当該地域の法務局で私も初めて見る、貴重な資料が残されていたこともあり、当初考えていた以上の内容でご依頼人にご報告させていただく事ができました。調査結果にもご満足いただけたようで、家宝として行く末長く大事にしますと言っていただきました。

 当初は遠方でもありご満足いただける結果が残せるかどうか、心配していたことから安堵するとともに、これほど感謝していただけるお仕事をした記憶がなかったこともあり、お受けさせていただいて本当に良かったと思っています。

 そういえば類似業務として、これまでしばしば行政書士事務所さんのサイト等で家系図を作成します、というアピールを見かけたことがありますが、戸籍を収集しただけの家系図だけではわからない、現地調査・特定については土地家屋調査士の能力がこうして生かすことができるのだ、ということも新たな発見でした。

 

 NHKの「ファミリーヒストリー」、しばしば拝見させていただいておりますが、今回はまさにそのファミリーヒストリーを地で行く、心に残るお仕事をさせていただきました。

 今後とも、こういった趣旨のご依頼をいただけるのであれば、遠方であれ、積極的にお受けさせていただこうと思いますので是非お気軽にご相談ください。

 

2023年

4月

27日

大河ドラマ「姉川でどうする!」

 

 大河ドラマ「どうする家康」、正直なところ普段は視聴していないのですが今週は地元の「姉川の戦い」が取り上げられるということで見てみました。

 

 最近は予算の関係上からか全くと言っていいほど戦闘のシーンは迫力がないのは残念なのですが、家康が戦いの直前に浅井長政からの密書を受けて「浅井につく、信長を討つ!」と家臣に宣言するシーン、長らく大河ドラマも見てきましたが初めての展開に思わず吹き出しました。ただ、地元・浅井びいきとしてはちょっと嬉しいセリフでしたね。

 

 たしかに、後世の私たちからみれば信長につくのは自明であって、それ以外ありえない、なんて考えがちですが当時の信長包囲網もあって浅井方も最低限の調略はしたでしょうし、その誘いに内心魅力を感じたこともあったでしょうね。結果としては家康は重臣の言を入れて正しい判断をしたと言えますが、姉川の合戦の勝利の最大のカギは家康の奮戦のおかげである、といったこれまでの通説は疑う必要があるのでしょうね。

 

 今日はたまたま仕事の関係で近くを通りましたのでその姉川の合戦場を訪問してきました。大河ドラマで取り上げられたばかりですが人影もなく、普段通りひっそりとしたまま。それでも往時のことを思うと、どこかしら胸が熱くなる思いがしてきました。

 

 

2023年

4月

23日

相続土地国庫帰属制度が令和5年4月27日からスタートします

法務省ホームページより抜粋

 

 

すでにご承知の方も多いと思いますが、相続土地国庫帰属制度が来週、令和5年4月27日からスタートします。

 法務局には制度PRポスター類の他に、立派な冊子(制度の手引き)が置いてありました。事前の相談件数も多いようで、注目度は高いようですね。

 

 なお、本制度の申請代理人としては弁護士、司法書士、行政書士となっており、この3士業以外の資格者に書類作成の代行を依頼することは弁護士法、司法書士法及び行政書士法違反となります。ということになると土地家屋調査士は出る幕がないわけですが、そこは法務局も制度についてのQ&Aで「自分では境界が分からないのですが、どうしたらいいですか。」という事例を挙げて、「土地の境(筆界)を調査する資格者として土地家屋調査士が存在します。お近くの土地家屋調査士に相談し、境界を明確にすることが考えられます。」と土地家屋調査士に対する一定の配慮はしていただいております。

 

 そういえば先日、行政書士会の集まりで「行政書士にとっても大きなビジネスチャンスだ」と言っておられた方もおられました。確かに滞在的な需要はとりわけ地方では非常に大きいものがあると思われます。ただし、本制度については費用の負担が確実に発生するわけですので、そもそも不要な土地について更なる負担をと考えますと、相談=申請とは、なかなかつながらないような気はしています。

 

 ともあれ、今後の動向には注目していきたいと思います。もちろん、当事務所では相続土地国庫帰属制度について申請のご相談から、実際の申請まで対応させていただきますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。

 

 

2023年

4月

12日

令和5年4月から農地取得の下限面積要件が廃止になりました

                                長浜市役所ホームページより転載

 

 

この4月から、全国的に農地転用手続きについて大きな変更がありました。「農地経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律(令和4年法律第56号)」により農地法の一部が改正され、令和5年4月1日から施行になりました。

 農業や農地と全く関わり合いのない方にとってはご理解しづらいかと思いますが、ようはこれまで農地を取得するには、面積の大きい小さいは「全く」関係なく、農業者以外は取得が全く無理だったものが、一応他の要件はあるものの取得が可能になったということです。

 

 例えば今はやりの「古民家」を購入する際に、宅地に隣接する屋敷畑的な農地を購入することができなかったのですが、それが可能になるわけです。正直なところ、今までが理不尽過ぎた!というのはありますが

、今後はこの実質的な「農地売買解禁」により、田舎の不動産の流通も促進されるでしょうし、良かったと思います。

 

 また長浜市ではこれまで農地転用手続き(4条、5条)の際に自治会長や隣接農地所有者の承諾印を求めていましたが、今回それもなくなりました。もっとも承諾印の代わりに「周辺農地における営農への被害防除に関する説明書」という、隣接農地所有者及び自治会長に対する転用事業及び被害防除の説明状況を確認する書類を添付することにはなりました。こちらの方が却って結構曲者かもしれませんが、数年前までは担当農業委員の承諾印や、現地調査の立会いまで求められていたことを思うと、隔世の感はありますね。

 

 ひとまず今回の改正を待っておられた依頼者もおられますので、その案件を手始めに新たな農地転用手続きについて見識を深めたいと思います。

 

2023年

4月

05日

春の大祭

 

 昨日は地元の神社の春の大祭でした。

 この冬に神社の当番になって初めての行事だけに、いろいろと戸惑いもありましたが何とか終わってよかった、というのが実感です。

 

 今回は自治会主催の勧学祭も併せて執り行ったのですが、お子さんのギャラリーが多くて嬉しかったです。やっぱり子どもさんが多いと賑やかでいいですね。

 

 

2023年

4月

02日

「増補改訂日本長大地名事典」を読む

 

 

 「増補改訂日本長大地名事典」の発行をネットで知りました。早速、PDF版のみを購入し拝読させていただきました。

 地名、なかでも古い地名と言えば令制国や郡名が代表的かと思うのですが、それらは基本的に漢字二文字に統一されています。それなりに知られていることかと思うのですが「諸国の郡名、里名を、好い字の二文字に改めて定着させよ」という当時の勅令にならって(当然大陸の地方制度を念頭に)、いわば権力をかざして、(当時は)強制的に定着させた地名と言えるかと思います。

 

 今回、本書で取り上げられた地名は基本的に「小字」の名称です。小字といっても馴染みの薄い方もおいでだと思うのですが、土地家屋調査士のような不動産登記に関わるお仕事であれば、不動産登記情報に必ずといっていいくらい記載されておりますので、日常的に接することになります。

 私も土地家屋調査士の仕事をする中で随分とさまざまな(ある意味自由な)名前の小字があることに気づくことが多いのですが、何分滋賀県は条里制の地割が今なお色濃く残る地域ですので、小字単位では圧倒的に条里由来の名称(六反田とか、五ノ坪とか)を見かける機会が多いです。

 

 そういえば立命館大学の寄附講座で講義を担当させていただいた際に「小字」について説明をさせていただいたところ、学生さんのリポートに「祖父の家で、田んぼのことを地番や番号ではなくて、何やら名前めいたもので読んでいたことを思い出した」ということを書いていただきました。まさに私自身も同じような経験をしており、中でも田んぼは地番ではなくて、小字名で呼ぶのが一般的だと思っていたくらいです。つまり小字とは農業や、山仕事などの日々の生業に裏打ちされた、民衆によって生み出された地名ということかと思います。

 

 少々個人的な体験を述べていましたが、本書においては本当に多くの長大地名が紹介されており、びっくりさせられます。その界隈では有名な「愛知県海部郡飛島村大字飛島新田字竹之郷ヨタレ南」で25字とのことですが、それ以上の文字数の地名って探せばあるもんですね。60字以上の地名に至っては地名の本来の役割を果たしていないのでは、と心配にすらなります。

 ただそれらの名称の多くが、その土地を説明するに際してどうしても必要不可欠な要素、地番を必要としなかった時代の名残だと思います。また、長大化の原因として字同士の合体に伴う「合成地名」もあるように思いますが、そのあたりを筆者にはもう少し整理していただけるとよりよかったように感じました。

 

 なお、P16の「小字名が長すぎて改製不適合?」の指摘については不動産登記のデータ化、オンライン化を考える上で、専門家の立場としても興味深いものでした。

 ネット以外ではなかなか入手しづらいかもしれませんが、特に不動産に関わる業種の方は一度本書を手に取られてはいかがかと思います。

 

 

 

2023年

3月

26日

江北図書館文庫企画展示 「近世社会の生活と信仰」

 

 今日は長浜市の江北図書館文庫企画展示「近世社会の生活と信仰」~『近江伊香郡志』で収集された史料から~ を訪問してきました。

 

 旧伊香郡の歴史を記録した資料10点が展示されていましたが、中でも伊能忠敬の足跡に関する資料とお堂の建築にあたって中井役所に提出した申請書類(要は江戸時代の建築確認)を興味深く拝見させていただきました。

 

 実は開催は3/26(日)までです。もう最終日なのですがお近くの方はどうぞ。

 

 

2023年

3月

19日

小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)を入手しました【完】

 

 この間、二回に分けて個人的に入手した小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)について解説をさせていただきました。

 

  小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)を入手しました

  小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)を入手しました【続】

 

 今回はその最終回となりますが、土地宝典の内容というよりは土地宝典についての訴訟(土地宝典事件)についてあれこれ感想を述べたいと思います。

 とはいえ、少々土地宝典についての説明も少々させていただきたいのですが、今回の土地宝典には付録的に「平方メートル畝歩換算早見表」がはさんでありました。メート法自体は明治から使用されてきましたが、完全に適用されたのは昭和34年とされています。しかし、実は不動産登記の分野では遅れて昭和41年4月以降に、ようやくメートル法が使用されることになりました。おそらく膨大な量の尺貫法で記載された地積や床面積の修正が面倒だったからだと思うのですが(勝手な推測です)、思えばそれほど尺貫法がわが国において深く根付いていたわけですね。

 今回の換算表、内容的には別に珍しくともなんともないのですが、こうした早見表の存在はまさに時代を感じさせますね。

 

 本題の「土地宝典事件」に入っていきます。 ここでは「知的財産法政策学研究 第31号」に掲載された時井真氏による判例研究をもとに見ていきたいと思います。事案としては法務局にて利用者に対し便宜的に貸し出しをしていた土地宝典の著作権を譲り受けたものから、複写権の侵害ないし複写ほう助、使用料の不当利得等について争われたというものです。

 裁判結果としては原審で原告勝訴、被告(国)から控訴、最終的には原告の勝訴(一部)という流れだったようですが論点を拝見していきますと、それぞれ興味深いところです。

 

 そもそもですが法務局の閲覧コーナーに土地宝典が備えてあった、というのも私の経験からは全く想像がつきません。が、恐らく都市部の法務局では来訪者も多かったでしょうから、混雑を避ける意味でも、そういったことがあったんでしょうね。

 そのあくまで便宜的に貸し出した、土地宝典を巡って国に対して訴訟を起こす、というのもなかなか想像の斜め上をいくような感想を持ちますが、ただ論文で整理された論点をみていきますと確かに理屈的には原告が有利なような気はします。

 そういえばこの判決が出た時期に、法務局のコピー機の使用について、住宅地図等について著作権の侵害にならない様に厳しくルール化されたような記憶があるのですが、背景事情はこんなことだったのか、と今更ながら思い出されました。

 

 土地宝典事件は、はからずも時期的にも、土地宝典の社会的な存在としての、まさにピリオドを打つ事件になったような気がします。土地の価値は平成期以降、特に地方では暴落した感がありますが、「土地宝典」ならぬ、土地は宝、との認識が再び広く社会に醸成される時代がくればいいのですが…。

 

2023年

3月

12日

地籍問題研究会定例研究会 テーマ『DX時代の地図編製』に参加

 

 今日は午後から事前に参加申し込みをしておいた地籍問題研究会第34回定例研究会にオンライン参加をさせていただきました。今回の全体のテーマは『DX時代の地図編製』、先日は登記所備付けXMLデータの公開が始まるなど今注目の分野と言っていいでしょうね。

 研究会の個別の報告は以下の通りでした。

 

■ 報告1 土地・地理空間分野におけるデジタル庁の取組

 一栁泰基氏(デジタル庁デジタル社会共通機能グループ参事官補佐)

■ 報告2 地籍調査の変遷と地図の精度

 川口保氏((一社)日本国土調査測量協会技術部長)

■ 報告3 作成時期が異なる地籍図の接合性

 佐藤修氏(国土交通省認定地籍アドバイザー、株式会社十日町測量取締役企画部長)

■ 報告4 eMAFF地図の農地情報紐づけ実施業務について

 向江拓郎氏(農林水産省大臣官房デジタル戦略グループ課長補佐(地理情報共通管理システム担当))

■ 報告5 GISと地図の接合性

 西脇周平氏(国土情報開発株式会社企画管理部MTU課係長)

 山口琢也氏(国土情報開発株式会社企画管理部MTU課課長)

 

 個人的には特に報告1、報告4について興味深くお聞きいたしました。

まず報告1の中で「ベース・レジストリ」について説明がありました。今回はその中でも「土地・地図分野」における課題として「台帳同士の紐付け」について、地番と個人情報、地番と住居表示、地番と所在等々の問題を挙げられました。

 いわゆる「アドレス・ベース・レジストリ」の整備、我が国においてはなかなか一筋縄ではいかないとも思うのですが、これまでは省庁間の壁が阻んできた部分も大きいと思います。しかし、ここは折角あらたに「デジタル庁」を設置したわけで、長年の陋習を突破していただけるよう期待したいところです。

 

 報告4は農水省の担当者様からの報告でした。実は登記所備付けXMLデータの公開の動機として農業分野からのリクエストの要素が大きいと感じるのですが、農業分野も台帳と地図がこれまでのアナログの世界では相互活用が進んでいなかったようですが、デジタル化によって改善(農地情報の紐づけ)が進んでいるようです。

 また、任意座標系の登記所備付けデータ(要は地図に準ずる図面)の活用に当たって、基礎自治体で作成されている地番図をベースに使い、重ねることによってかなり使える情報になるとの報告がありました。最近は地番図を公開している自治体も増えてきましたから(たまたまですが私が主に仕事をしている長浜市、米原市、彦根市は公開されてます)、任意座標系の図面を生かす手法の一つであると思いました。

 

 今回の研究会、世間ですすむDX化の土地・地図分野での具体的な活用法をご提示いただくとともに、近未来の不動産管理の方向性を感じさせる研究会だったと思います。

 

 

2023年

3月

09日

境界問題解決支援センター滋賀主催の研修会に参加

 

 本日は草津市立市民交流プラザ(フェリエ南草津)におきまして、境界問題解決支援センター滋賀主催の研修会が開催されましたので、オンラインにて参加させていただきました。

 

 研修会のテーマは「公証業務と専門資格者との関わり~ 4つの公正証書 ~」、講師は長浜公証役場 公証人 阿野 純秀様です。

 今回の研修の粗筋は下記の通りです。

 

1 公証業務について

 

 

2 高齢化社会

 

3 第三の人生に備えた4つの公正証書

(1) 任意後見契約

(2) 遺言公正証書

(3) 尊厳死公正証書

(4) 死後事務委任契約公正証書

 

4 署名認証(サイン証明)

(1) 海外居住者で一時帰国の場合

(2) 筆界確認書の署名認証

(3) 不動産登記法第23条4項2号の署名認証

 

 講師の先生が触れておられた判断能力の低下や尊厳死等々、正直なところ避けられるものなら誰しもがそうしたい話題も、今後ますます高齢化が進む中で否が応でも直面する機会があることと思われます。そうであれば見て見ぬふりをしているよりも、前向きに、事前に手を打つことが重要になってくるのでしょう。

 「杭を打って悔いを残さず」という土地家屋調査士業界の格言?がありますが、それにプラスアルファして「公正証書を残して争いを残さず」という姿勢が社会的にも今後一層求められていると研修を受講して感じました。

 

 また、今回の研修はオンライン(ZOOM)にて参加させていただきました。正直なところ、研修会場に足を運ぶだけでも一苦労の地域に住む者にとってオンライン研修の普及はまさに福音とでもいうべきものでした。コロナもいよいよ終息が射程圏で、今月にもマスクの着用は実質的に任意になるようですが、オンラインを利用した会員研修や会議は今後も積極的に実施していただければと思います。

 

 研修会の開催にご尽力いただきましたセンター滋賀の関係者の皆さま、大変お疲れ様でした。

 

2023年

3月

05日

久々の名古屋城

 

 今日は朝から名古屋方面にお出かけしてきました。写真は名古屋城ですが、久々の訪問です。いつ以来かと言えば…約40年ぶりですね。当時は天守閣にも入場しましたが今回は外から眺めるだけです。御殿の復元もされており、見学したかったのですが、ながーい行列を見て断念。名古屋は観光地といっても、有名どころがそれほど多いわけではないので、極端に人が集中する傾向があるように思います。

 

 そういえば花粉症のシーズンが本格化してきました。今年は花粉が多いと言われている割には個人的には症状は例年に比べてそれほどではありませんが皆さまいかがでしょうか。とくに何か変わったことを始めたわけでもなく、症状が軽い理由はよくわかりませんが、とにかくこのまま症状がひどくならないとありがたいと切に思うこの頃です。

 

2023年

2月

26日

小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)を入手しました【続】

 

 前回も「小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)」について見てきましたが、今回は土地宝典の内容について少々触れていきたいと思います。読み解くガイドは引き続き大羅陽一「土地宝典の作成経緯とその資料的有効性」です。

 

 冒頭の画像は土地宝典のなかで、小牧地区の地籍を写し取った箇所となります。右上の字八幡前に属する広い区画の一帯は小牧山城となります。中心部分の区画はおそらく模擬天守が現在存するあたりと思われます。小牧山城は城郭と言っても織田信長が築城し、小牧長久手の戦い以降は特段使用されていなかったと思うのですが比較的斜面も急ですので近世を通じて農地などに転用され、細かく細分化さることはなかった様子が地図からうかがえます。

 なお、字が大変細かいのですが地番と面積、地目(凡例)が一筆ごとに記載されています。また小学校や警察署などの官公庁なども名称がそれぞれ記載されています

 

 

 上記の地図では着色箇所と非着色箇所がぱっくり分かれています。左が市街化区域、右が市街化調整区域ということになります。大羅氏によると着色を施した土地宝典は少なくないようですが、市街化区域を着色するあたり、本書の利用目的が垣間見えると思います。

 なお図の左には昭和43年に開通した東名高速道路が描かれています。また、全体的に土地の区画が整形ですので愛知県に多い、早い時期から耕地整理事業などが行われた典型的な地域だと思います(これが滋賀県なら戦後の圃場整備区域が市街化区域に指定されるようなことは絶対にありません)。

 

 

 最後に凡例と縮尺を見ていきます。大羅氏によれば帝国市町村地図刊行会の土地宝典は全図の縮尺が1/5000~1/10000とありますが、今回の資料は全図に縮尺の記載はありませんので不明です。切図は上にあるように全てが1/2400で統一されていました。公図の縮尺が大凡1/600とされていますので、それを1/4にして、切図を描いたということであれば、合点がいきます。

 

 また宅地の表現が建物の屋根を描いた独特の絵柄となっています。これは大羅氏も論文の中で「相模原市教育委員会保管の『地租改正ニ付地引絵図面作成雛形』(明治 7年〉にも,宅地を○(屋根の形状)をもって図示することを指示したものがある」と指摘されています。帝国市町村地図刊行会は本社が神奈川県にあるようですし、そういった点からもうなづけるものです。

 

 過去に私も宅地について同じ表現をしたものを関東地区の和紙公図で拝見したことがありますが、関西では見たことはありません。凡例は関東風?とでも言ったところでしょうか。

 

2023年

2月

18日

小牧地区土地宝典(地番地積地目入図)を入手しました

 

 昨年、土地境界の立会いの際にある参加者の方が「土地宝典」を持参してこられました。土地家屋調査士にとってはあるあるかもしれませんが私自身は初めての様な気がします。書籍などで土地宝典の存在は知っていましたが、現に境界の資料として持ってこられる方はほとんどおられませんので珍しがりがてら、内容を拝見させていただきました。

 

 時を経て先日、某オークションサイトで土地宝典の出品を見て、なかなか美品で、お値段も手ごろのように思いましたので気軽に一つ入札しましたら、そのまま落札と相成りましたのが今回ご紹介する土地宝典(愛知県小牧市小牧地区土地宝典地番地積地目入図)です。

 

 まず「土地宝典」とはなにかをざっとご紹介しますが、ここでは国立国会図書館のサイトから解説を拝借します。

 

 

 『明治以後、租税の対象となる所有地を調査・確定するため、土地台帳や地籍図が公的機関により作成されました。土地台帳とは、その地域の区域名称(町名・大字・小字など)、地番、地積(坪数、面積)、地目(土地の種類:田,畑,山林等)、等級、所有者名といった情報を収録するものであり、地籍図とは一筆ごとの土地の区画形状を測量した土地台帳の附属地図です。土地台帳と地籍図とを合体させるなどして、該当箇所と所有者を確認しやすいように民間で編集して刊行された地図帳を「土地宝典」と呼びます。

「土地宝典」の収録内容は、地番と地積しか収録されていない簡便なものもあれば、複数の情報を詳細に収録するものなど、資料によって様々です。また、「土地宝典」のほか、「字限図」「一村字限切図(字限全図)」「地籍地図」など多くの呼び方があります。』

 

(国立国会図書館 https://rnavi.ndl.go.jp/jp/maps/post_1220.html)

 

 

 まあ、土地宝典をざっくり表現するならば、土地家屋調査士が官民境界確定協議の際などに添付する「土地合成図」の大規模版ですね(所有者は載ってませんが…)。

 

 

 土地宝典についてはこれまでそれほど学術的な研究の蓄積もなく、管見の限り大羅陽一氏の論稿「土地宝典の作成経緯とその資料的有効性,歴史地理学,137,pp.1-20,歴史地理学会,1987.6」がある程度です。今回はそこで指摘されている項目を参考に、この土地宝典を分析していくことにします。

 

 まず、発行年時ですが昭和54年2月、発行所は「帝国市町村地図刊行会」となっています。もっともらしいと言いますか、いかにも威厳ある団体の様なイメージを持たれそうな発行所の名称ですが、恐らく財団や、社団などの法人ですらなく個人かと。記載されていました藤枝市の住所もグーグルマップで検索したところ現在は賃貸アパートのようでした。

 

 ちなみに大羅氏の論文では土地宝典の発行社として26社を挙げられていますが、氏の調査の範囲は主に関東であり、全国的にはもっとあるものと思われます。ただその中でも、戦前から戦後にかけて長い時期にわたって土地宝典を数多く発行していたのは今回の「帝国市町村地図刊行会」のようですね(大羅氏によると本社は神奈川と記載されています)。地域的にも今回の愛知県はもちろん、滋賀県でも戦前は発行を手掛けられていたようです。

 土地宝典の販売価格については大羅氏の論文でも指摘はありません。今回購入した土地宝典も(非売品)とあります。しかし、税金で発行しているものではなく、あくまで民間業者によるものですから販売しなければ発行はできません。想像ですが、非売品とすることによって販売額を調整するようなことをされていたのかなーと思います。でなければ自治会か、区画整理の事業者などとの一括契約、またはそれらを通じての募集販売が考えられますが、他社の土地宝典はどうなっているのでしょうね。

 

 今回はここまで。土地宝典の内容にはふれませんでしたが、長くなりますので以降何回かに分けて解説させていただこうと思います。(続)

 

2023年

2月

16日

事務所の近くで開業された「ごはんCAFE」のお弁当

 

 先月末に事務所の近くで開業された「ごはんCAFE」でお弁当を買ってきました。幕の内弁当480円也。コンビニのお弁当と比べてお魚が多く使われているかなって思います。お値段も今どきリーズナブルな価格ですね。

 

 実はこのCAFE、もともとは保育園だった建物を活用しておられます。私も40数年前には園児として、この建物に毎日お世話になりました。まさか、CAFEに衣替えするとは想像もつきませんでしたが、いまは古民家レストランなんかも珍しくない時代です。今後も往時を懐かしむ方に是非訪れていただいて、地域に賑わいを創出いただければ嬉しいですね。

 

2023年

2月

11日

滋賀県土地家屋調査士会の研修会でした

 

 昨日は栗東市「さきら」におきまして、滋賀県土地家屋調査士会の研修が開催されました。

 

 研修会のテーマは「令和3年法律第24号(民法・不動産登記法等改正法)及び第25号(相続土地国庫帰属法)並びに令和4年4月14日民事局長通達で何が変わるか(最近の法改正等が境界確定協議の実務に与える影響について)」という、記憶する範囲では史上もっとも長い?ものでした。

 

 土地家屋調査士の研修会とはいえ、滋賀県内の自治体の官民境界の担当職員さんにも数多く参加いただきました。受講した感想としては、「理論」と「実務」の間にはどうしても距離があります。そして、その隙間を無理なく埋めるために専門家としての土地家屋調査士の役割があるということでしょうか。

 境界も現場によりけり、答えは単純には導き出せませんが、まさに「官民」が知恵を出し合って国民にとって常に望ましい結論が出せるよう、日々の研鑽が大事と感じた研修会でした。

 

2023年

2月

05日

事務所の隣で賃貸アパートが完成しました

 

 事務所の隣で先日、賃貸アパートの工事が完了し、日を置かず、早速入居が始まっています。この地区では初めてのアパートなので実際にどのくらい需要があるものか、と思ってはいたのですがネットで検索すると既に満室なのかな?といった状況ですので、何よりです。

 

 近隣というだけで、全くの部外者ですので外回りしかわからないのですが、ざっと見る限りいろんな設備が充実していて、なかなかいいですね。植栽一つとっても結構こっているような感じで、最近の賃貸アパートも侮れないなあ、と思います。

 

2023年

1月

30日

NFTでデジタル名刺

 

 今月、オンラインで参加(というか単に視聴)した「NISSAN あ、安部礼司」のイベントで配布されていたオリジナル名刺を昨日いただきました。

 

 「NFT(Non-Fungible Token)を使用したデジタル名刺」ということらしいのですが、単に仲介している博報堂(animap)の営業戦略にのせられているだけの様な気もします。それでも、偽造や改ざんが難しいとされる「ブロックチェーン技術」について初めて触れた体験という意味ではよかったのかも。

 

2023年

1月

28日

奈良ホテルで会議でした

 

 昨日は「関西の迎賓館」とも称される、奈良ホテルで会議がありました。奈良でも雪が舞っているのですから言わずもがな滋賀県北部では・・・といったところですが、車窓から見る限りでは滋賀県内でも近江八幡くらいまでは湖北と変わらない程度の積雪がありましたね。

 

 それにしても今日もJRは運行がままならなかったようです。雪に関しては積雪量も大したことがない今回の程度で、そこまでダイヤが乱れるとは気が思いやられます。もちろん安全な運航が一番であることは言うまでもないのですが、それにしても悪天候に対して無策ではないかと感じます。

 社員の皆さんは各自一生懸命やっていただいているとは思うのですが、あまりに頻繁にこうしたことが続くと利用する側もついつい敬遠してしまうような気がしますので、もう少し普段からの対策をお願いできればと、一利用客としてお願いしたいところです。

 

2023年

1月

25日

寒波襲来

 

 もう雪は降らないのかなー、と思わないでもいた今シーズン、初めてまとまった降雪がありました。とはいえ精々10~20cm程度でして、湖北地域では珍しくともなんでもないの積雪なのですが、ニュースでみた京都の映像ではこちらとそんなに変わらない程度の雪がありましたので、南雪なんですね。

 

 とはいえ今回は雪よりも、寒波。「寒すぎて雪が積もらない」という現象は昔からあるように思うのですが、今日は日がなマイナスの気温のようですので、雪よりも道路や水道管などの結氷が気になります。

 

2023年

1月

23日

全国の登記所備付地図の電子データの無償での一般公開が始まりました

 

 年明けにマスコミにて発表され、以降界隈?では熱い注目を浴びておりました、全国の法務局にある地図データのネット上で無料公開が本日正午より開始されました。

 案の定ではありますがアクセスが集中し、今現在も(というか、先週から)つながりにくい状況ですので、私自身は少し間をあけてからデータを入手したいと思っているのですが、当初は眉唾物くらいに感じていた取り組みが、本当に始まりましたね。 

 

 土地家屋調査士がこのデータを業務で利用するのはある意味当然ですが、今こうして法務省が公開を行う理由として農業や防災などへの活用が上げられていたりします。多くの方がその意義について様々触れておられますので私の方からは特に申し述べることはないのですが、あえて一点あげさせていただきます。

 

 それは学術研究分野での本データの活用と研究発展への期待です。一筆地毎の輪郭を描いた大縮尺のデータを現在までまともに学術分野で取り上げ、十全に活用した事例はほとんどないと思います。それは、PCの性能的なことや、個人情報の壁もありましたが、何よりネット上に、無償で使えるデータが転がっていなかったことがあると思います。ですので今回の公開を契機に、地理学だけではなくて社会調査や民俗調査、都市工学や土木工学などなど様々な学問分野において法務局データの活用が広がるのではないかと。

 

 残念ながら土地家屋調査士は受験人口も基本的には低落傾向が続いていますが、このデータ公開によって一筆地のデータに親しみ、学んだ学生さんがどこの業界よりも一筆地に詳しい、土地家屋調査士業界の門をたたくようなことが長期的に見れば期待できるような、そんな夢が持てる今日の出来事でした。

 

2023年

1月

15日

初詣

 

 今日は朝から季節外れの好天気でしたので、長浜八幡宮に初詣に行ってきました。ぎりぎり「松の内」だからいいのかな、と思いきや、ググってみますと「松の内」の期間のとらえ方には地域性があるようで、関東は7日までで、関西は15日という解釈のようです。松の内に地域差があるって初めて知りました。

 

 聞き及んでいるところでは年末年始は八幡さんも大層な人出だったようです。ただ、いまはコロナのこともありますし、密を避けてゆったり参拝できましたので何よりでした。

 

2023年

1月

08日

司馬遼太郎「峠」を読む

 

 昨年映画化されたこともあり、改めて話題になった司馬遼太郎の「峠」ですが年末から年始にかけて読了してみました。

 河井継之助と北越戦争についてはそれなりに関心をもって、これまでも折に触れて河井に関する著作を読んでは来たのですが、本丸ともいうべき「峠」については初めて手に取りました。そもそも司馬遼太郎の作品を読了したのは30年以上ぶり、のような気もします。

 

 河井継之助については優れた人物であることは疑いようもないとは思いますが、長岡藩の家老として北越戦争に至る経緯については様々な評価があると思います。40歳を越えたばかりの若さもありますし、学問を長く治めてきたが故の、理屈に頼りがちといいますか、「東」にも「西」にも与しないという、正道といえばいいのですが敢えて隘路を行く面など、もう少し狡猾さがあれば戦争は回避できたような気もします。

 

 ただ、北陸の小藩の、武士としてはそう高位の家柄でもなく、風采も上がらず、学問的にもとび切りの秀才とも言えず、剣術などにも興味を持たないという、ある意味でだれからも自己投影しやすい河井のパーソナリティと、唯我独尊ともいえる河井を否がおうにも巻き込む時代の激しい転回は、一個の小説としてとてもよく完結しているように思いました。

 

 この間、就寝前に読書をしてみましたが、深夜にスマホやテレビ画面を見るよりは不思議に心が落ち着くような気がしました。折角ですので、他の司馬作品も手に取っていきたいと思います。

 

2023年

1月

04日

2023年、明けましておめでとうございます!

 

 2023年、明けましておめでとうございます!本年も、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 今日は朝から霙混じりの雪ということで、事務所周辺では今シーズンの初雪となりました。とはいえ、少し北に行けば年末から降っていたようですが、上の画像を見てもわかるようにいつも事務所の窓越しに見える伊吹山もすっかり鈍色の雲に覆われて姿かたちもありません。湖北の冬ですね。

 

 年末年始はどこにも出かけず、日がな寝正月を過ごしていましたが、アマプラでドラマ「タイガー&ドラゴン」が見放題になっているのを発見したのをいいことに、一気に全話視聴しました。リアルタイムで見た時も大層感心して見たものですが、2005年放映ということですから、もう17年ですか。今ではコンプライアンス的に地上波では放映は難しいような気もする、際どい内容ではありますが、やっぱりいいものはいいですね。

 

 そういえば、当事務所も今年で20年目の節目となります。大過なく、ここまで続けてこられたことに感謝しつつ、新たな年を実りあるものにしたいと思います。

 

2022年

12月

22日

後鳥羽上皇ゆかりの後鳥羽神社を訪問してきました

 

 先日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていましたら番組の最後にある所縁の地紹介?的なコーナーで不意に長浜市名越町の後鳥羽神社が取り上げられていました。

 正直私自身、そのような神社の存在自体を知りませんでしたので訪問したことも勿論なかったのですが、今日たまたま近くを通りましたので参拝に行ってきました。

 

 上の石碑の揮毫は内大臣三条実美公です。神社自体は明治になってから神社の方は創建された様で、長らく近くの名超寺の敷地の一角だったと思われます。

 

 この長浜市名越町は古くから信仰の土地だったようで、この一角は今もなお大変厳かな雰囲気がプンプンします。長浜市の地番図を見ても小字地名に「本堂」「円光院」「大蔵坊」「積善坊」「仁王堂」「地蔵坊」といったように明らかに多くの神社仏閣がかつて犇めき合っていたことを想起させるものばかり並んでいます。

 

 後鳥羽神社は名越の集落内に入れば分かりやすい一本道で訪問できます。お近くの方は後鳥羽上皇の面影を探しに一度訪れてはいかがでしょうか。

 

2022年

12月

08日

「G空間EXPO2022」に参加してきました

 

 12月6,7日にかけて東京・浜松町で開催されました「「G空間EXPO2022」に参加してきました。測量業界関係者にとっては、一度は見てみたい、憧れのイベントですね。前にも一度参加させていただいたことがあるのですが、確かその時は日本土地家屋調査士会連合会もイベントをされており、土地家屋調査士も沢山お見かけしたことを覚えています。

 

 今回はその点、コロナもあって、随分こじんまりとした感じのイベントになっていたような気がします。オンラインも併用されていますので、そのせいもあるのかな・・・とは思いますが規模的には寂しい感じがしました。もしかして、将来的には完全オンラインに切り替わっていくのかもしれませんが、例えば今回「Q地図」さんのブースで直接説明(多分管理人さんから)をお受けできたこと等、オフラインの良さもあるんですけどね。

 

 オンライン配信も現時点ではまだ始まっていないテーマもありますが、折角ですので興味のあるテーマを中心にボツボツ拝見させていただきたいと思います。

 

2022年

12月

03日

行政書士会湖北支部研修会「相続登記義務化及び国庫帰属制度」

 

 この一週間、時雨がひっきりなしに繰り返す北陸地方の冬の気候が続いています。今日は伊吹山も山頂部分が薄化粧をしています。そろそろ平地でも雪が舞うのも近いようです。

 

 今日は行政書士会湖北支部恒例の支部研修会が開催されました。「相続登記義務化及び国庫帰属制度」ということで、法務局から支局長にお越しいただいて90分みっちりと解説をしていただきました。

 

 支局長のお話が終わってからも参加者から多くの質問が出されました。やはり、地域柄と言いますか、実際に多くの過疎地域を抱えていることから、滞在的な需要は非常にあるのでしょう。施行日も迫ってはいますが、走り出してみないとわからないといいますか、今のところまだまだ運用が不透明な部分も多くありますので、逐次情報を仕入れていきたいと思いました。

 

2022年

11月

28日

『Amazon ブラックフライデー 2022』開催中

 

 ご存じの方も多いと思いますが、現在『Amazon ブラックフライデー 2022』が開催中です。『フライデー』というものの、開催期間が一週間とはどうかと思いますが、数年前から何だかんだんで利用させていただいております。

 

 ただ、例年ですと「こんなに安いの!?」という商品がそれなりにあったように思いますが、折からの物価高騰もあって食指の動く商品は少ないように思います。今回は日常品+αで済ませる方も多いのではないでしょうか。

 

 本当は賃金が物価に伴って上昇すればいいのですが、私たち士業関係の報酬は現在どんな感じでしょうか。「(報酬を)上げた」という事務所も一定あるとは思いますが、物価上昇に十分追いついていないような気もします。

 インボイス制度もここにきてようやくニュースになる機会が増えてきましたが、報酬や会計など事務所経営の面で、ここ数年大きな転換点に差し掛かってくるような気はします。

 

2022年

11月

20日

「ジョリーパスタ」に行ってきました

 

 昨日は数年前にイオン長浜店の敷地内にできました「ジョリーパスタ」にいって来ました。それがどうした、という話ではあるのですが個人的にはジョリーパスタには少しだけ思い入れがあります。

 

 通っていた大学の近くに、今思えば関西一号店かな?のジョリーパスタがあったのですが、「そのうち行こう」と思いつつ、そのまま四年間が過ぎ去って、数年前にその場所をみたら回転寿司店に変わっていました。

 ただそれだけなんですが、そのジョリーパスタが長浜にできるということで正直大丈夫なのかな…と勝手に心配していましたが、そもそも経営母体もゼンショーグループの子会社になって、テイクアウトにも注力して頑張っておられるんですね。

 

 ともあれ30年以上、「いつかいつか」と思っていた胸のつかえが取れました。近隣ですし、またうかがいたいと思います。

 

2022年

11月

16日

「地籍編製土地調査手続ニ付心得」明治十七年六月十日 布達甲六二号

 

 週末の官民境界の立会いにむけて資料を集めていましたら、とある集落で土地関係の保管文書を見せていただけました。

 

 上はその一部ですが、巻末の左の二行には「右は明治17年6月当県甲第62号御布達に拠り取調候処書面之通に有之候也」とあります。パッと気づきましたが前に滋賀県立公文書館で原本を調査し、その後も何度か読み返した記憶のある「甲62号布達」を根拠に地籍の調査を行ったことが明確に示されています。

※折角なので下記に布達の内容をアップしておきます

 滋賀県庁に提出した書面の、集落用の控だと思うのですが、ちゃんと根拠条項を示して頂けると、こちらとしてもぐっと資料的な信用が上がろうというものです。

 

 なお、今回の調査では水路の幅員について調べたかったのですが、これは大正期の「溝渠取調原簿」にて確認することができました。詳細はここではふれませんが想定以上にいい結果が発見でき、取り合えず立会も乗り切れそうな気がしてきました。

 

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「地籍編製土地調査手続ニ付心得」 明治十七年六月十日 布達甲六二号

 

明治九年中地籍編製書式布達セシ以来追々調理ノ上進達セシ町村モ有之候処其已ニ調理セシ町村ト雖モ地籍図ノ調製ナク其以後地種地目等ニ沿革アリテ現今ノ姿ニ異同ヲ生シ今ニ於テ既成ノ地籍ニ對スル図面ヲ調製スル事難ク且編製ノ年度モ各町村区々ニ出テ丶一様ナラス随テ全管ノ地籍整頓不相成ニ付今般別紙ノ通調理手績更定候條右ニ準據シ更ニ調製可致旨布達候事

 

明治十七年六月十日

滋賀縣令籠手田安定代理  滋賀縣大書記官河田景福

 

地籍ハ國郡町村ノ経界ヨリ官民所有地ノ区域ニ至ル迄之ヲ鞏固ニシテ永世ノ基典ニ供スルモノナレハ官民有地ヲ問ハス無漏調整シ地籍編製成効ノ后ニ至ツテ落地又ハ隠地等無キヲ

緊要ナリトス其調査ノ手績左ノ條項ノコトシ

第一条 

地籍ハ明治十七年ヲ以テ一般編製ノ年度トス

第二条 

別表書式ノ通町村ニ於テ調製スヘキ種目ヲ示シタルモノヲ除クノ外ハ縣廰ニ於テ之ヲ調製ス

其町村ニ於テ調製スルモノハ明治十七年一月一日現在ノ姿ヲ以シ地籍図一同ニ進達スヘシ

第三条 

該調理ハ都テ来ル九月三十日ヲ以テ整頓ノ上進達スヘキ期限トス 

第四条 

町村ニ於テ調整ヲ要スヘキモノハ更正野帳ニ編製アラサル土地及ヒ更正野帳ニ編製シアルモ調査完全ナラス当庁ニ於テ其種目ヲ識別シ得サル土地即チ官有地第三種民有地第二種ニ属スヘキ土地及ヒ山林種別ナリトス両レヲ其内河川堤塘道路等ハ左ノ項ニ従リテ取調フヘシ 

一 河川ハ砂磧ニシテ水ノ流通スル痕跡ノ存スル処ヲ以テ其幅員トス 

一 溝渠等ハ其上一附ヲ以テ幅員トス 

一 堤塘ハ河川溝渠等ノ流水ヲ防ク為メニ人工ヲ用テ築立タルモノニシテ其現形ノ敷ヲ以テ幅トシ其田畑ニ沿フ処ハ地券面ニ記シタル畦畔崕地ノ際ヲ界トス 

一 道路ハ現在敷地ト成リタル処ヲ以テ其幅トシ並木敷アルモノハ道路トノ区別ヲ立テ各別ニ取調フヘシ其田畑ニ沿フ処ハ地券面ニ記載シタル畦畔崕地ノ際ヲ以テ道路或ハ並木敷ノ界トス 

第五条 堤塘ニシテ道路ヲ兼ルモノハ堤塘ニ組込ミ道路へ組込ムニ及ハス溝渠等ニ沿フ道路ニシテ堤塘ヲ兼ルモノハ各其主タル方へ組込別ニ堤塘ノ形アラサルモノハ道路ニ組込ムヘキハ勿論タルヘシ 

第六条 湖沼河川等ニ沿フ官有地ニシテ地租改正ノ際其町村ノ更正野帳等ニ編入シアラサルモノ往々之レ有リ此等ノ土地ハ平常水ノ浸サル処ヲ以テ界トシ各其地目ニ従リテ取

調フヘキモノトス 

第七条 第一表ニ記載スル処ノ土地ハ其町村ノ地順番号ニ組込ムヘキモノトス 

但道路河川溝渠堤塘ノ類ハ各一線毎ニ一筆トスへシ 

第八条 第三表民有山林ノ種別ハ曾テ定メタル土砂扜止流域内ノ各村ハ本表調製スルニ及ハス 

第九条 町村ノ経界線屈曲等ノ要所ニハ接続町村戸長立合ノ上境杭ヲ建設シテ境界ヲ輩固ニシ地籍図ニモ接続町村戸長及総代二名以上ノ連署ヲ要スヘシ其国界ニ係ルモノハ接続村戸長及ヒ総代二名以上ノ証明書ヲ取リ図面ニ添付進達スルモノトス 

第十条 地籍図別紙雛形ニ準拠シ町村一字毎 (字ノ番号ヲ附シ図中ニ記入スヘシ)及ヒ総図ヲ調製スヘシ尤官民有地格別ノ色分ヲ為ニ及ハサルモノトス 

但其体裁ハ地租改正ノ際調製シタル等級縮図ニ準ス 

第十一条 前途地種地目ノ変換等ニ由リ地籍更正ノ方法等ハ別ニ之ヲ定ムヘシ 

第十二条 今般調整スル表及ヒ図面ハ必ス二部宛ヲ調製シテ一部ハ当廰へ進達シ一部ハ其町村ニ備置クヘシ 

 

以下略

 

 

2022年

11月

12日

農地転用許可が必要か、不要か、の「境界」について

 

 今日の午後は、長浜市内にて農地を山林、または原野へと地目を変更する登記のための実地調査をしてきました。

 依頼人と言いますか、仲介に入って案件をご紹介いただいた行政書士さんからは「既に農業委員会と打ち合わせをしてあり、農地転用許可を経ずに地目変更を申請してください」とうかがっていますので、実際に該当地が山林もしくは原野に認定できるのか否かを確認してきました。

 

 これまで何回かは同じように事前に農業委員会と打ち合わせの上で、農地転用許可を経ずに山間部の農地の地目変更の申請をしたことはあります。地域柄もあって年々耕作放棄地も増加していますので、周辺の利用状況や、灌木等の繁茂の程度などを勘案して農業委員会も柔軟に対応いただいているのかな、と思うのですが、基本的にこうした対応は今は山間部に限られているように思います(平地は現地特定が容易なこともあると思いますが)。

 

 他の案件ですが、最近悩ましく思っているのは、平地においても進入道がなかったり、耕作人がいないことから耕作が難しいケース。4条許可も難しいとなると、ゆくゆくは管理もできません。こうした際にもできれば、山間部でのこうした扱いを認めていただけると助かります。いわゆる、「所有者不明土地」の増加の一因として、農地の地目変更登記が容易でない点もあるのではないでしょうか。

 

 実務上は原則農地転用許可が必要とされている土地地目変更登記の運用も、都市や農村、山間部などのゾーニングを行って、もう少し柔軟にしていただけるとありがたいと思います。

 

 

2022年

11月

07日

平和堂ドリームマッチ in 滋賀 V.LEAGUE を観戦してきました

 

 今日は朝から滋賀県草津市のYMITアリーナ(くさつシティアリーナ) にて開催されましたHEIWADO DREAM MATCH 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN &WOMEN を観戦してきました。思い起こせばYMITアリーナ、以前は名称は違っていたと思いますが遡ること20数年前、勤務先の卓球大会で訪問して以来です。

 

 そもそもVリーグの試合はテレビでも見たことがなかったのですが、今回は第一試合が男子の東レアローズ vs ジェイテクト STINGS、第二試合が女子で 東レアローズ vs JT マーヴェラス ということで、それぞれ日本代表選手を抱える名門チームということもあり、門外漢の私でもオリンピックや世界バレーで何度もお見かけした選手が多数おられました。

 

 特に第二試合はフルセット、最後までもつれにもつれた手に汗握る展開の試合でしたが、ホームの意地を見せたいアローズがエースの石川真佑選手のアタックで勝利を決めました。さすが、スターは持ってるなあ~と感心した次第ですが、スポンサーの平和堂さんにとってももっとも理想的な締めくくりだったのではないでしょうか。

 

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