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2021年

7月

24日

虎姫田んぼアート見頃です

 

 虎姫田んぼアートが今年も見頃です。中野山の山頂展望所は麓からのアクセスも意外と良く、自動車でしたらものの数分で登ることが出来ます。

 

 今日も先客が二名ほどおられただけでしたが、コロナ禍でお出かけもままならない昨今、田んぼに描かれた角大師を見学するのも又一興ではないでしょうか。

 

2021年

7月

17日

日本土地家屋調査士会連合会近畿ブロック第65回定例協議会

 

 令和3年7月16日、ホテルグランヴィア和歌山におきまして日本土地家屋調査士会連合会近畿ブロック第65回定例協議会が開催されました。

 例年ですと滋賀会では会長、副会長及び全部長が参加しているのですが、今回はコロナ禍の影響で昨年に引き続き参加者数を絞り、セレモニーや懇親会も省略するシンプルな議事内容で行われています。滋賀会からは今回、松居会長以下副会長4名で参加してきました。

 

 ただシンプルな議事は正直楽でいいのですが、定例協議会は近畿の各単位会の役員さんとひざを突き合わせ、意見交換ができる貴重な機会でもあって、この場で得た情報や気づきを単位会に持ち帰って実現するといった好循環が断ち切られてしまっていることは残念に思います。これはもちろん誰のせいでもないわけですが、来年の当番会となる奈良会からは「来年はフルセットの定例協議会を行います」との宣言がありましたので、来年度に期待させていただきたいと思います。

 

 なお、滋賀会は今年度より新しい役割として近畿ブロックの広報部会を担当させていただくことになりました。広報部会は立命館大学での寄付講座を継続して実施しておりますが、予算的にもブロックの中でもかなり大きな事業となっています。これまで積み上げてこられた諸先輩方の思いを継承し、滋賀会広報部として恥ずかしくない役割を果たせていければと思います。

 

2021年

7月

10日

7月31日 全国一斉不動産表示登記無料相談会のお知らせ

 

 土地家屋調査士の日(7月31日)に全国で一斉に開催されます不動産の表示登記に関する無料相談会が滋賀県内に置きましても、滋賀県土地家屋調査士会主催にて彦根、草津の二会場にて開催されます。

 まだまだコロナの影響もありますので、感染対策も万全に、完全予約制にて実施します。とくに北部にご在住の方はあまり無料相談の機会もありませんので、この機会を逃さずに是非ご活用ください。

 

日時   令和3年7月31日(土)  午前10時~午後4時

会場   キラリエ草津 草津市立市民総合センター・彦根勤労福祉会館

主催   滋賀県土地家屋調査士会

     〒520-0056 滋賀県大津市末広町7-5(滋賀県司調会館1F)

     TEL(077)525-0881 FAX(077)-522-8443

 

 

2021年

7月

03日

新型コロナウイルスワクチン接種券が届きました

 

 高齢者の方々には既に接種が始まっていますが、私の所にもようやく新型コロナワクチンの接種の案内が届きました。ワクチンについてはいろんな声があることも承知していますが、結局は接種することになるのでしょうね。でも八月以降としか書いてませんでしたのでちょっと先の話になります。

 

 また唾液を使った高精度の抗体検査もさせていただく事になりました。すでに感染済ならワクチンは遠慮してもいいのでは、と思わないではないですが、どうなりますやら…。

 

2021年

6月

26日

滋賀県土地家屋調査士会の令和3年度合同部会・役員研修会でした

 

 今日は午後から滋賀県土地家屋調査士会の役員を対象とした令和3年度合同部会・役員研修会が開催されました。

 今年はさすがにコロナの感染対策の点を考慮して、開催はしたものの最低限の内容で絞った形で開催となりました。ただ、そうした中においても毎回のこととはいえこの研修会は自分の土地家屋調査士会での立ち位置を自己認識できる場であったと思います。

 というのも、私自身は今回で8回連続8回目の参加だと思うのですが、おそらく参加者の中で最長であることは間違いないと思われます。ここまで会の役員として関われてきたことを喜ぶべきか、馬齢を重ねたことを嘆くべきかはよくわかりません。が、この場を経て、これからの二年間の事業の展望をはっきりイメージすることが出来たように思いますし、今回新しく役員になられた方々と事業を通じて交流できることを楽しみにしたいです。

 

2021年

6月

19日

不動産登記規則第100条違反?の物件

 

 先日知り合いから紹介をいただいた案件で登記事項証明書を見ていましたら、なぜか違和感を感じ、おかしいな…と思いよくみると、地目が畑にもかかわらず小数点以下第二位まで地積の登記がなされていました。

 

 不動産登記規則第100条において「(地積)第100条地積は、水平投影面積により、平方メートルを単位として定め、一平方メートルの百分の一(宅地及び鉱泉地以外の土地で十平方メートルを超えるものについては、一平方メートル)未満の端数は、切り捨てる。」と定められていますので、地目が畑であるにも関わらず、この表記は明らかにおかしいと言えます。

 しかもこの筆の上にはそれなりに昔から建物があった形跡がありましたので、ピンときました。「これは移記ミスではないか」と。そこで法務局で土地台帳や閉鎖登記簿、和紙公図などを調査しましたら、まさにぴったしカンカンでして、昭和11年に地目変更がされており、地積の表示はその名残でした。そこで早速申請を行い、錯誤を原因として地目を「宅地」へと変更することが出来ました(原因及びその日付を見てもわかるように地目の②のみで、地積の③は訂正していません)。

 

 この案件をご紹介いただいた際には住宅ローンのからみもあって地目変更登記のためにまずは農地転用手続きが必要でしょうね…ということでしたし、こちらもそのつもりでいましたが、こうして早期に、安く解決をみることができて本当に良かったです。

 

 不動産登記は正確なものだ、という世間一般の印象は確かに間違ってはいないと思いますが、そこはやはり人の手が介在するわけですから、100%ではありません。どこか怪しいな~と思ったらまずは専門家に相談することが大切ですね。

 

2021年

6月

10日

「ドローンはじめてさんコース」に参加してきました

 

 今日は長浜市内にてドローンの教室が開催されましたので参加してきました。教室料金はとある団体の厚意で無料、ということもあって参加希望者は沢山おられたようですが、抽選で選んでいただけたということでラッキーでした。

 ドローンについては数年前から土地家屋調査士業界では測量業務において活用が進んでいますが、お話ではお聞きしてはいるものの私自身は初めての操作体験ができるということで今回の教室を大変楽しみにしていました。

 

 教室ではまずは座学から、ということでドローンの構造や関係する法律、業界の動向などについて詳しく解説いただいたのですが、お話をうかがう中でこれは土地家屋調査士よりも行政書士として航空局の許認可関係等で活躍できるシーンが多そうだな、という印象をもちました。今後はドローンの機体の登録や、操縦のライセンス制度も始まるそうですし、トイドローンの定義も200gから100gへの変更がある関係で飛行承認申請が増加するなど、行政手続きの専門家である行政書士の関りがより求められてくると思います。

 これまでは行政書士の主な業務分野というとまず「自動車」というのが業界の常識でしたが、近い将来それにとって代わって「ドローン」といわれる時代がもしかして来るのかも、しれません。

 

 ドローンの操縦体験も実際にパターンを変えて何回かさせていただきましたが、まあそれなりに直感的に動くものだということは理解できました。屋内での体験でしたので、風の影響もないことからあくまでさわりだけなのでしょうけど、年配の方や女性の方も上手に動かされていましたし、センサー関係など機体がよくなっているのでしょうね。他にはバッテリーの消費がすごくて、測量で使うトータルステーションでも予備は持っていますが、その比ではないこともよく理解できました。

 今後とりあえずは安い機体を買って練習して…なんて思うのですが、安い機体(5万円以下)はあまり役に立たないとの先生のアドバイスもありましたので、購入はちょっと悩むところです。

 

 ほかにもキャリブレーション(校正)の重要性など、まさに初耳のお話も勉強になり、無料とはいえ大いに学びになった教室でした。

 

2021年

6月

04日

「筆界特定のための地籍編製地籍地図の読み方と知識 」が届きました

 

 今年5月に日本加除出版社より発刊されました大唐正秀著「筆界特定のための地籍編製地籍地図の読み方と知識 」を注文しましたら早々に事務所に送られてきました。

 

 前に同じ大唐先生による「Q&A筆界特定のための 公図・旧土地台帳の知識 」も随分読ませていただきましたが、今回の新刊はそれをより詳細に、とりわけ地籍編製地籍地図と公図との関係性について掘り下げておられます。ただ正直なところ徳島県の事例の紹介に終始されており、他府県の人間にとっては少し違和感を感じるところではありましたが、それでもざっと拝見しただけで力作ということは理解できました。また時間を見つけて精読させていただきたいと思います。

 

 また宜しければ滋賀県土地家屋調査士会発行の「滋賀の地籍」と併せて読んでいただければなおの事「公図」に対しての理解が深まるものと思われますので、どうぞこちらも宜しくお願い致します。

 

2021年

5月

27日

滋賀県土地家屋調査士会の第73回定時総会でした

 

 本日は滋賀県草津市内に置きまして滋賀県土地家屋調査士第73回定時総会が開催されました。昨年は非常事態宣言下の開催でしたので非常に参加人数を限定して司調会館会議室にて開催しましたが、今年は一応はホテルに会場を移しての開催となりました。

 

 不詳私が執行部を代表して令和2年度の会務並びに事業経過につきましてご報告をさせていただいたのですが、その中でコロナ禍のために中止・延期となった事業が続々あったことを改めて想起するとともに、会員の皆様にもご不便をおかけしたことをお詫びさせていただきました。

 なお、今回の総会では新たな役員を選出することも目的の一つであり、新会長が就任されるとともに私も引き続き副会長の任にあたらさせていただく事になりました。

 

 果たして来年は会員全員の参加自由で、懇親会込のフルセットの総会が開催できるか否か、ワクチンの接種も始まっていますので希望を持ちたいところですが、どうなることやら。感染拡大の状況は大変気になりますが、とりあえずは新しく就任された役員さんとも力を合わせて会務にあたりたいと思います。

 

2021年

5月

21日

地元の大規模小売店舗立地法に基づく説明会に参加してきました

 

 今日は地元虎姫地区で出店予定の大規模小売店舗立地法に基づく説明会が開催されましたので参加してきました。

 虎姫地区でこの種の大規模店(1000㎡以上の床面積のお店)が進出するのはコメリ以来かな、と思うのですが、少なくとも私は人生初の説明会でした。ただお店自体は事務所にもほど近い場所ですし、説明会の参加者もどんな方が来られるかも興味がありました。

 

 主催者によるスムーズな説明の後、参加者からの質疑応答とのことでしたが、お一人から質問があっただけで早々に説明会は終了しました。地元の皆さんはおそらく興味がないのではなく、ただとにかく早く開店して欲しいといったころだと思いますので、開店の日を心待ちにしておきたいと思います。

 

2021年

5月

15日

「土地家屋調査士業務取扱要領 運用研修会」に参加してきました

 

 昨日は滋賀県土地家屋調査士会主催の「土地家屋調査士業務取扱要領運用研修会」に参加してきました。折からのコロナ禍もあり、心配されましたが何とか無事に開催されました。

 考えてみれば集合型の研修は久方ぶりですので、会う人会う人に少し懐かしささえ覚えながらの研修でした。研修会の効用って、単に知識を得るだけではなくて、こうして人と人との交流を通じて刺激をうけたり、癒されたりといったところも本当のところ大きいのでしょうね。

 

 

 研修会の道中で栗東歴史民俗博物館の特集展示のポスターを発見しました。栗東市市政施行20周年記念「よみがえる明治の村―館蔵地籍図展―」とのことです。7月4日まで開催されるようですので、またの機会にうかがいたいと思います。

 

2021年

5月

13日

新しい米原市役所庁舎に行ってきました

 

 今日は土地家屋調査士の業務の関係の調査で米原市役所に行ってきました。米原市役所と言えば、先週から新しい庁舎が利用開始となったところですので少しウロウロしながら見学もしてきました。

 

 そもそも駐車場がどこから入ったらいいのかわからず、結局国道8号線からは直接乗り入れできないようで不便な感じもしましたが、総じて庁舎の周りの風景も一変したというか、これまで見なかった角度であたりを見わたすと、違和感満載でふわふわ浮ついた気分がしてきました。

 

 でもこれは職員さんもおなじようで、そこかしこから「まだ庁舎に慣れないもので」といった声が聞こえてきました。そりゃあ一週間では慣れないでしょうね。

 私もこれから度々この建物に通うことになると思いますが、当面は庁舎の内外で新しい発見がありそうで楽しみです。

 

2021年

5月

08日

滋賀県行政書士会湖北支部の定時総会でした

 

 今日は午後から長浜市内の会場に置きまして滋賀県行政書士会湖北支部の定時総会が開催されました。昨年は非常事態宣言中ということで開催自体が見送られましたが、今年は役員改選などもあることから通常に近い形式での開催となりました。

 

 とはいえ、想定通り出席者数も例年に比べますと少なかったのですが支部長以下、支部役員が新しく選任されたことから世代交代を強く感じさせる総会となりました。私の入会時に支部長を務めていただいた先生もこの度退会され、他にも支部相談役をながく務めてこられたベテランの先生方も今回はとんと出席を見送られたせいもあるのでしょうが、そこは一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。

 

 私自身は引き続き副支部長の任に当たることになりました。力及ばずながら支部長を補佐し、残念ながらまだまだ続きそうなコロナ禍での支部運営に少しでもお役に立てればと思っています。

 

2021年

5月

01日

続日本100名城の玄蕃尾城跡を訪問してきました

 

 今年のゴールデンウイークも再びステイホームを強いられる期間になり、私もさすがに自粛疲れめいたものを感じるところですが、今日は仕事のついでに長浜市余呉町柳ヶ瀬地区にある玄蕃尾城跡に寄ってきました。

 

 玄蕃尾城跡はそもそも国指定遺跡ではありますが、最近では織豊期の代表的な山城で土塁や曲輪が手にとるようにわかる、とてもよく整備された城跡が評価されてマニアの間では?人気も出てきたようですね。わかりやすく言えば土塁版の竹田城といったところかな…、でもあちらはJR駅の目の前ですからアクセスするには随分と楽ですが、玄蕃尾城跡はまず車でしかたどり着けません。ただ、そこは地の利を生かして、仕事の合間にサクッと行くことが出来ました。

 

 今回初めての訪問でしたが、旧柳ヶ瀬トンネル福井県側からは一本道で迷わずに行くことが出来ます。駐車場からの20分程度の上り坂は運動不足の体には少々応えましたが、登った後の城跡自体はかなり平坦で、噂にたがわぬ立派なものでした。

 

 

 上の写真は主郭(本丸)ですが、戦のための一時的な砦として考えると、このように随分大きなスペースがあることから、やはり近江越前国境の要の城として恒常的な利用を意図して整備された城のように感じました。

 

 それにしてもいくらコロナ禍のもととは言え、ゴールデンウイーク中にもかかわらず私を含め訪問者は2~3名程度と閑散とはしていました。人と会わないのは大変いいのですが、逆にクマと遭遇しそうで少々びくびくしながら、いそいそと下山することになりました。

 場所柄、コロナよりもクマの方が怖いですから、訪問をされる方は登山靴は必須ですが、クマよけの用意もされていった方が賢明でしょう。

 

2021年

4月

27日

「滋賀の地籍」の贈呈式を彦根東高でさせていただきました

 

 令和3年4月26日、滋賀県立彦根東高校におきまして、3月に滋賀県土地家屋調査士会より上梓しました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」の贈呈式を執り行わさせていただきました。

 

 「滋賀の地籍」につきましては若い方々に私たち土地家屋調査士のことを知っていただくために県内の全ての中学、高校(約150校)に対して、近日中にもそれぞれを管轄する教育委員会のご協力の下、配布の予定をしています。そんな中特別に彦根東高校につきましては当会広報部長のご尽力もあり、直接学校内にて贈呈式をさせていただけることになりました。

 

 贈呈式に際しましては滋賀県土地家屋調査士会からは沢会長以下、理事のうち三名の彦根東高校OBにも参加いただきました。なお、彦根東高校は滋賀会の中でも最大勢力?を誇る学校で、他にも大勢のOBOGがおられます。

 青山校長とは懇談のなかで滋賀の地籍に関連するお話はもちろん、現在の同校の状況や各地で活躍中の卒業生の動向をざっくばらんに語っていただきました。思えば自分が学生の時には校長先生なんて、有難い訓話を節目節目にいただくとっても偉い存在、みたいなイメージでそれはそれは遠巻きに眺めておりましたが、青山校長先生のお人柄もあって楽しくお話をさせていただくことが出来ました。

 

 なお、贈呈式については事前にマスコミ各社に取材の申し入れを行っていましたが、あいにく前日が彦根市長選挙の投開票日となったことから、どこにもお越し頂けないかと心配でした。

 しかし、そんな中でもケーブルテレビ局のZTVさんが取材をしてくださり、ホッと胸をなでおろしました。なお、当日の様子は4/30(金)の「おうみ!かわら版 彦根放送局」にて放映予定とのことです。繰り返し再放送もされますので、是非ご視聴ください。

 

 

2021年

4月

24日

土地家屋調査士近畿ブロック立命館大学寄付講座に出講してきました

 

 今日は土地家屋調査士会近畿ブロック協議会による立命館大学政策科学部特殊講義(PLC)の第3講「日本の土地制度の歴史的沿革①―境界はいつからどのようにできたのか―」の講師として、立命館大学のOICキャンパスまで行ってきました。

 

 3月までは実際に学生さんを教室に入れて通常通りの講義を予定していたのですが、緊急事態宣言も明日から発令というこの状況下においてはリモートによる講義の一択となりました。事務所から中継する方式も考えたのですが今回は教室まで出向かせていただき、そこからのライブ中継となりました。上の写真は講義前の教室ですが、4月の大学の教室がガラーンとしているなんて、本当考えられませんね。

  

 正直なところ、学生さんの表情がみえないことから独りよがりの講義になってはしないかと、かなり不安なままの90分でした。でも最後に取った質問タイムで、一人の学生さんが質問をしてくださったことから直に受講者の反応や疑問が見えましたので、質問は本当に有難かったです。今後の講義もリモートでしょうから、ここは講師のためと思って、学生さんも恥ずかしがらずにどんどん質問をお願いします。

 

 講義に向けていろいろと準備も大変でしたし、終わってからも後悔が残る部分も多々ありますが、とりあえず母校で講義をさせていただけたことは個人的にも良い記念になりました。在学中には、こうして自分が大学で講義をしている姿なんて全く想像もしていませんでした。人生何があるかわからないものです。

 

 後輩の皆さんも今は苦しい時だと思いますが、どうかコロナに負けずに、今しかできないことを見つけて充実した学生生活をお送りください!

 

2021年

4月

20日

滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の総会に参加してきました

 

 今年も支部総会のシーズンがやってきましたが、このご時世ですので昨年に引き続きどこの団体の支部役員さんも苦慮されています。

 今日は滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の定例総会が行われましたので、出席させていただきました。

 

 議事も順調にすすんで、当然ですが懇親会はありません。代わってお弁当をいただいて帰ってきました。

北ビワコホテルグラツィエさんのお弁当です。ホテル自体はこれまで何度も利用させていただいておりますが、今回は初めてケータリング&デリバリー「ベントット」をいただきます。写真を見てもわかるように、とても豪華なお弁当。

 おうちで楽しみます!

 

2021年

4月

10日

令和3年度土地家屋調査士による立命館大学寄付講座が始まります

 

 コロナ禍のもと、大学の講義もなかなか運営が困難な状態にあるようですが、実務家である土地家屋調査士が講義を行う立命館大学の寄付講座(政策科学部)が今年度も実施されます。今年からは何と不詳私も講師の一員として参加することとなっており、昨日は第一回目の講義(ガイダンス)が行われました。

 

 第一回目の講義は完全リモート(ZOOM)により開催されましたが、来週からは基本的に教室での講義が行われる予定です。ちなみに私の担当は第三回の「日本の土地制度の歴史的沿革①~境界はいつからどのようにできたのか~」ということになっております。

 

 現在鋭意講義の準備中ではありますが、母校の学生さんに恥ずかしくないものにだけはしたいと考えています。ただ、内容としては先日滋賀県土地家屋調査士会から出版しました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」を下敷きにさせていただくつもりでいますので、その点は楽ができるような感じでしょうか。

 

 どうしても第四波の動向は気になりますが、講義を通して学生さんに私なりのメッセージを精一杯お伝えできればと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

2021年

4月

07日

長浜曳山まつりの協賛広告を出させていただきました

 

 昨年はコロナ禍のあおりをもろに受け、中止となった長浜曳山祭でしたが、今年は制限付きながらも開催の運びとなりました。ただ第四波ともいうべきこの状況下では観光客もたくさん来てください、とは言えない雰囲気ですね…。運営に関わられている方々も心労の絶えないところかと思います。

 

 そこで、大変ささやかではありますが当事務所も協賛広告を出させていただきました。電話番号が間違っているのですが(正しくはTEL0749-73-3566)、そこはご愛嬌ということで、無事の開催を心よりお祈りいたします。

 

 

2021年

4月

03日

「滋賀の地籍」滋賀報知新聞に取り上げていただきました

 

 先月のことになりますが、滋賀県土地家屋調査士会発行の「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」につきまして滋賀報知新聞様に取り上げていただきました!

 

 さすが地元密着の新聞社ですね、ありがとうございます。なお「滋賀の地籍」につきましては、おかげさまで現在順調なペースで受注も積みあがっているようで、うれしい限りです。

 

 なお、本書ご購入の方はサンライズ出版もしくは、滋賀県土地家屋調査士会まで、遠慮なくご用命くださいませ。

 

 

2021年

3月

27日

「滋賀の地籍」を滋賀彦根新聞に取り上げていただきました

 

 今月12日に滋賀県土地家屋調査士会から発刊させていただきました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」につきまして、滋賀彦根新聞さまに記事として取り上げていただきました。本当にありがとうございます。

 

 なお、先日他会の会員さんとお話をさせていただきましたら「滋賀の地籍は完売になったと聞いています」というお話をいただいたのですが、もちろんそんなことはなくて、現在絶賛発売中です!

 

 出版社であるサンライズ出版様のサイトからも購入可能ですし、他にも様々なルートでお買い求め可能ですので、どうぞ宜しくお願い致します!

 

2021年

3月

21日

事務所隣に合同霊園がオープンしました

 

 昨年から事務所隣の念信寺にて合同霊園の工事が始まり、この三月よりオープンとなります。お墓にオープンもどうかとは思いますが、もともとお寺の境内地ですからあんまり違和感はないんですけどね。

 

 こうした霊園ができるのも、やはりわが国の少子化問題の影響でしょう。お墓の問題は現在法整備について議論がなされている選択的夫婦別姓の動きとも関わり合いがあるような、でもないような感じではありますが、旧民法で規定されていた家父長制度は少子化一つとっても実際もう限界でしょうね。

 ただ、死んだ後のことまで心配しないといけない、供養の担い手もままならない社会となったこともあり、団塊世代を中心にお墓、そして墓守に関心も高まっているのでしょうか。

 

 今後は霊園の見学者なども増えるのでしょうが、当事務所にもついでに相続や生前贈与などの相談もあるかも…と思いをいたしつつ、見守らさせていただきたいと思います。

 

2021年

3月

17日

センター滋賀研修会「リモートコミュニケーションのポイントを知る」

 

 今日は境界問題解決支援センター滋賀主催の研修会「リモートコミュニケーションのポイントを知る」が開催されましたので参加させていただきました。題名の通り研修会はZoom(ミーティング)によるオンライン開催でしたので、事務所からスマホとPCを両方つないで研修に臨みました。

 

 Zoomを使用した会議はこの間何度も体験しましたが、研修会は初体験でした。ただこれまではスマホのみで参加していましたが、PCもつないで画面もより見やすくなったこともあり、研修会の形式として十分リモートはありだなあ、というのが実感です。

 

 また、講師の先生が始終スマイルで感じがとても良かったです。これも画面で自分の顔が大きく映ることを意識されているからだとは思うのですが、進行もサクサクと気持ちよく、さすがプロの講師さん、と感じ入った次第です。こうしてリモート研修会では講師の質も厳しく問われるのでしょうね。

 今後は土地家屋調査士実務でもリモートが使われだすと、スマイルがより大事になってくるのでしょうか…個人的にはちょっと苦手ですが、今日の講師の先生を見ていると言葉よりもまず態度、と大いに勉強になりましたね。

 

 慣れないリモート研修を準備して下さったセンター滋賀の皆さま、そして講師とサポートの先生方、ありがとうございました。

 

 

2021年

3月

12日

『滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から』3月12日発刊です

 

 SNS等ではかねてより案内をさせていただいておりましたが、『滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から』滋賀県土地家屋調査士会編が3月12日発刊されました。

 滋賀県土地家屋調査士会では平成16年以降、法25条2項委員会を中心に境界に関する地域慣習や古地図・地籍図の調査や研修を一貫して行ってきましたが、それらをまとめたものが本書となります。

 

 今回は滋賀県内の定評ある出版社であるサンライズ出版様より、図書コードを付して出版させていただきましたので、上の写真のように一般書店においても購入可能なのですが、るるぶ・まっぷる、と並んで「滋賀の地籍」が平積みしてあるのをみると、感慨深いものがありました。

 

 購入はサンライズ出版に直接申し込んでも結構ですし、AMAZON等のネット書店でも可能です。是非ご購入の上、ご一読いただければ幸いです。

 

 ※以下に内容の一部(目次等)をご紹介させていただきます。

 

内容紹介

 不動産登記の専門家「土地家屋調査士」は法務局や自治体で保管されている公図や古地図を活用し、土地境界の調査を日々行っています。本書は実務家の視点を生かし、地図や境界、地域慣習の解説を行い、掲載資料もオールカラーで紹介。具体例を採り上げているため、滋賀県の豊かな風土や歴史の奥深さを実感でき、地図好き、歴史好きには最適の本。また昨今社会問題となっている所有者不明土地問題や空き家問題を考える上でも必須の書です。

 

目次

 

序 章 滋賀の地籍について

    滋賀県の歴史と風土/滋賀県と地図/滋賀県内における地図・文書等の保管先

第1章 法務局や地域にて保管されている様々な地図

     1 法務局備え付けの図面類について

       不動産登記法第14条第1項地図及び第4項地図(公図)について/不動産登記法第14条第1項   

       地図の種類/再製公図について/戦後農地日本の改革における滋賀県下の開拓財産の図面につ  

       いて/地籍測量図について

     2 公図の源流をたどる

       ムラに残る地籍図類の紹介/滋賀に残る伊能忠敬の足跡/元禄八年作製の大津町絵図の検証/滋  

       賀県内の自治体発行図録集の紹介

第2章 滋賀県内の地籍・土地境界に関する慣習および特徴

     1 市街地

       背割り排水と土地境界/大津百町の軒下地と土地利用・境界慣習/ノコギリ(イナヅマ)型道

       路について/京阪電鉄の軌道敷地と地籍

     2 農村地

       滋賀の条里制と地籍/公図に記載されている「井戸」/公図に見る安土の旧村境/滋賀の墓制の 

       特徴と地籍/滋賀県の両墓制と「サンマイ」/滋賀県内の里道・水路とその官民境界確定につ

       いて/道路幅員資料の紹介/地租改正と縄伸び/シシ垣と公図

     3 山間地と水辺

       野洲川菩提寺地区における霞堤について/天井川と地籍/内湖と地籍/比叡山、お山は一筆991

       万㎡/長浜市余呉地区における焼畑地と不動産登記/山間部の県境・地割と地籍

第3章 参考資料

 

■まえがきより

本書は、紆余曲折のなか約5年の歳月をかけて、境界を、はたまた地図を読むことに関しての私たち土地家屋調査士が実務を通じて培ってきた70年の長きにわたる知見の蓄積をもとに、滋賀県土地家屋調査士会として滋賀県内から特徴的と思われる地域を選定し、調査、検証を行った結果を冊子として送りだしたものです。

不動産に関わる方や専門家の皆さまのみならず、是非多くの市民の皆さまに手に取って一読していただく事が、私たちの何よりの願いです。

 

 

2021年

3月

07日

持ち主不明の土地対策へ相続時の登記義務化へ閣議決定

 

 先日来より報道が続いております「相続登記の義務化」問題で、3/5に閣議決定がされたことにより、今国会にて法改正がある模様です。私のような事務所にも最近ぽつぽつですが「相続登記が義務になるということは、これまでしなかったことについて罰金がとられるのでしょうか」といったような問い合わせをいただきます。昨日もご両親が亡くなられて数十年経過している方が自宅等の不動産の相続登記をした方がいいのでしょうか、と事務所まで相談に見えられました。

 お聞きすると一人っ子であり、相続争いもないのでほっておいた、とのことでしたが法改正とは関係なく速やかに相続登記をされることをお勧めさせていただきました。このように一応は気にはしていても、ついつい後回しになって…という方は非常に多くおられますが、どこかの誰かが勝手に手続きをしてくれることはありませんので、よほどの理由がない限り早く手続きされるべきでしょうね。

 

 なお、上記の報道で気になったのは新法「相続登記国庫帰属法」です。これまで存在しなかった、いらない不動産を手放せる制度であり、画期的だと思いますが、手数料を支払う必要があります。土地家屋調査士としては国庫に帰属させる際には境界確定・地積更正登記は必須の前提条件のように思うのですが、どうなるのでしょうか。条件を付けると帰属させるには高いハードルが一つ増えることになりますが、国の管理負担を考えると合理的な条件設定ではないでしょうか。そうなると司法書士が今回の相続登記義務化の件では注目されがちですが、土地家屋調査士も大いに関係性が高まります。今後の法改正に注目していきたいと思います。

 

2021年

2月

27日

電車の中吊り広告

 

 先日、土地家屋調査士会の会議に出席のため電車に乗りましたら中吊り広告が目に入りました。よく見ると司法書士会の相続登記促進のPRポスターでした。この間、マスコミ報道などからも相続登記については、はっきりと義務化の方向に政府が動いており、司法書士としては今後大きなビジネスチャンスとなるのでは、と考えられていることもあるのでしょうか。

 

 ただ、中吊り広告って費用も相当掛かるとは思うのですが、今年度はコロナ禍のせいでイベント等も多くが中止、会議もリモートが定着するなど土地家屋調査士会も予算が消化できない状況です。もしかして司法書士会もそうしたことからここで一気に予算を投入して、ってことなのかと思いましたが、ポスターにもあるように「相続登記をすることは次の世代への責任」、この宣伝によって相続登記は他人ごとではなく自分の問題として理解していただけるきっかけになるといいですね。

 

 

2021年

2月

20日

「門」は登記できるのでしょうか?

 

 最近、長浜市内のとあるお寺の「庫裡」を取り壊したことによる建物表題部変更登記のご依頼をいただきました。そこで現地を確認しに行きますと、明らかに建物の要件を欠く「門」が附属建物として登記がされていることがわかりました。事前に依頼人よりお借りしていた配置図的なものによると、同じ個所に確かに門の記載がありましたので、間違いなくこの登記された門が現存していました。

 

 門と言っても、長屋門のような外気分断性・人貨滞留性を有するようなものではなく、あくまで普通の?門で、しかも床面積も(測りようもないとはいえ)随分違いましたから、おそらく床面積は計算を間違えて登録されたのだろうな―、と考えられますが、かといって床面積の更正も相応しくないといえます。とすると現存している構造物ではありますが、「取毀」または「不存在」として抹消するのが妥当と判断しました。結局、登記官に事前に「年月日不詳取毀」という原因日付で滅失処理することが可能かを確認し、OKをいただきましたのでその通り申請し、無事登記完了となりました。

 

 小さい構造物の仲間としては「便所」はともかく、「門」が登記されているケースは記憶の限りではそれ程ありません。これは家屋台帳法時代の名残なのか、と思い手元にある「家屋台帳法解説」も確認しましたが、宗教法人の所有する家屋は価格を記載しない、といった解説があるくらいで、詳細はよくわかりませんでした。ただ住宅や店舗と違って価格を記載しないが宗教法人の所有ゆえに門が登録されてしまったのかも、と推測する次第です。

 

 こんなこと、今さらどうでもいいことかもしれませんが、土地家屋調査士の業務をしていると時折、古い時代の建物の「種類」にはびっくりさせられることがありますね。

 

2021年

2月

13日

今年度の土地家屋調査士試験と司法書士試験の結果について

 

 コロナ禍もあり、今年度は日程の移動など、いろいろと波乱のあった資格試験ですが、法務省より土地家屋調査士および司法書士の今年度の結果発表がありました。

 

 ざっと数字を見ると、まずは受験生が減ってきたなー、というのが率直な感想で、最近では少し大きな書店でも資格試験のコーナーがますます寂しくなりました。土地家屋調査士にいたっては長浜市内の書店で購入できる参考書や問題集はかなり限られているように思います。資格(士業)に対する見方が、私の受験生時代とはかなり違ってきたように思いますが、これも時代の流れなのでしょうか…。

 

ほかに気づいた点としては、

 

・土地家屋調査士試験で女性の合格者が増えた(例年5%程度しかないと思うのですが、今年は倍増の9.7%)ことで、これは本当に良かったと思います。母数が少ないので誤差の範囲と笑われるかもしれませんが、土地家屋調査士業界の活性化のためにも、女性には「弁えずに」もっともっとチャレンジしていただきたいと思います。

 

ほかには

 

・司法書士合格者の平均年齢がますます上がったこと(平均年齢40.02歳)。土地家屋調査士については昔から大よそ40歳前後でしたが、今回は平均年齢40.02歳。小数点以下まで同じということで、司法書士が土地家屋調査士の平均年齢と並びました。

 司法書士はその性格からして法学部の学生なんかが若くからチャレンジされることから、土地家屋調査士に比べてずっと若く合格される方が多いと感じていましたが、最近のこの現象はどう理解したらいいのでしょうか、私にはわかりません。

 ただ合格者の年齢を見ると同年代の方も多く、私もまだまだこれから、というかなんなら転職も、と今さらながら思わないではありません。でも、これは単純に我が国の社会全体が高齢化しているということなんですかね。

 

 ということで、最後になりましたが今回合格された皆さん、大変おめでとうございます!さんざん言われておられるとは思いますが、これはスタートであり、この資格を生かすも殺すも今後のあなた次第です。

 コロナ禍で開業もなかなか困難な状況ではあると思いますが、折角ですから是非一国一城の主として事務所をもち、頑張っていただければと思います。

 

 

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2021年

2月

07日

「歴史は景観から読み解ける」上杉和央著を読む

 

 

 本書は京都府立大学の上杉和央准教授による、歴史地理学の入門書とも位置付けられる一冊です。先月の大学入学共通テストでは地理の出題で、直前のブラタモリで取り上げられた天橋立についての設問があったとして話題になりましたが、本書のうち、第7章「景観の変遷を読み解く」では天橋立について、より詳しく描かれています(というか、この内容を下敷きに、番組が構成されたというべきでしょうか)。

 

 また第8章「山村景観から地域の歴史と個性を読み解く」では現在では米原市となる東草野地区の事例を中心に解説がなされています。

 なお、東草野地区は長い間、旧浅井郡に属していましたが、明治になって坂田郡に編入されています。姉川の流れを考えても地形的には坂田郡の一部であるのが合理的に思えるのですが、あえて浅井郡の一部であったことの理由の一端が本書を読んでよくわかりました。ただ、本書には郡界の移動については何も触れられていませんので、もしかして先生はそうした経緯はご存じではないような気もします。そもそも地元の人間であれば「東草野」という地名だけでも、浅井郡との関係性はなんとなく感じるものがあるとは思うのですが…。

 

 他に、東草野地区の関係では「顕教踊り」についても言及がありました。顕教踊りにつては昔少し調べたことがあるのですが、この太鼓踊りともいわれる踊りの風習の西端はここ五村別院となります。こちらでももう顕教踊りを実際に見知った方はほとんどおられないと思いますが、これまた郡界との関係と通底した物語があるような気はしています。

 

 

2021年

1月

29日

管内違いの申請についての注意点【家屋番号】

 

 私の事務所は滋賀県の北部にあるわけですが、少し足を延ばせばすぐそこには岐阜県や福井県、いわゆる中部地方となるわけです。近畿と中部、普段の生活では特に意識せずに行き来しておられる方は多いと思うのですが、不動産登記の世界では少し注意を要します。

 

 上の画像は法務局のサイトから拝借させていただいたものですが、地図を見るまでもなく、岐阜県や福井県は名古屋法務局管内(中部)、滋賀県や京都府は大阪法務局(近畿)の管内となります。

 管内が変わると言っても、適用される法律が変わるわけではありませんので根本的に不動産登記が違うわけではないのですが、実は細かな運用が違ってきます。

 

 先日、久々に岐阜県で建物表題登記を申請させていただきました。この際注意すべきは名古屋管内では一度使用された家屋番号が滅失登記で廃された場合、リサイクルされる、ということです。これは大阪管内ではご法度で、前に岐阜県で申請した際に登記官からご指摘の電話がかかってきたことを覚えています。

 ちなみに家屋番号とは不動産登記法第45条の規定により、1個の建物ごとに付される番号のことをいい、不動産登記規則第112条により「家屋番号は、地番区域ごとに建物の敷地の地番と同一の番号をもって定める」と、その付し方が定められています。家屋番号は登記官の職権により付されるものとされていますので、本来は土地家屋調査士の立場では直接は関係ないのですが、実務上では申請書に予定家屋番号を記入していますので、このことを頭に入れておかないと補正になります。

 

 とはいえ、現在は完全オンラインで申請をしていることから補正自体も簡単なものですが、それでも申請書の内容通りに登記が完了しないと後味が悪くなります。ただ、今回は家屋番号ではなく、建物図面を一部直して欲しいと登記官より連絡があり、補正しましたが、これもこちらではあまり指摘を受けないものでしたので、地域性なのかもしれません。

 

 不動産登記の世界も全国共通のようで、意外とこうして地域性もあることを私の様な地方境界線に近い事務所の人間は知っておいた方がいいようです。

 

2021年

1月

23日

長浜市役所で証明書手数料等のキャッシュレス決済(PayPay)

 

 おりからのキャッシュレス化でめっきり現金払いがすくなくなり、「そういえば、今日は一日現金を触らなかったなー」なんて日も増えてきましたが、唯一現金払いに特化?していたのが役所関係です。

 土地家屋調査士や行政書士の仕事ではどうしても役所や法務局で書類を取得するケースが多いのですが、ここだけがキャッシュレス化が進まず、コロナ対策の面でもちょっとどうかと思っていましたが、今月から長浜市役所ではPayPayによる支払形式が導入されています。

 

 早速固定資産税関係の証明書の支払いをPayPayで決済してきましたが、レシートを紛失しても支払い関係が明確にもなりますし、こうした流れが他にも広がるとありがたいですね。

 

2021年

1月

22日

+(プラス)表示の筆の多い地籍調査について

 

 

 滋賀県は全国的にも地籍調査の進捗率が低いとのことで、国土交通省の資料によると13%程度だそうです。大まかに言って近畿地方はどこも進捗が芳しくないことから、この結果もやむを得ないような気もしていますが、ではその地籍調査によってどんな地籍図が作成できたかを一方では検証する必要があると思っています。

 

 上は現在お仕事をさせていただいている米原市内のとある地区の地籍調査の成果(法14条地図)ですが、+(プラス)表示で24筆が表示されています。どんな事情があったかは知りませんが、道路や水路を含んでの+表示、現況もあきらかな道路さえも分断されており、ちょっといかがなものかと思いました。

 民民境界についても20筆以上が未確定なわけで、同一所有者が多くの土地を所有しておられるといったことも考えられなくはないですが、折角の地籍調査ですから担当された市役所や地元の方にはもう少し頑張ってほしかったと思います。

 +表示をどこまで許容するか、最低限のルールがあっていいような気もしますが、今後は現在検討されていると仄聞する、筆界特定制度の活用でこうした結果が減ることを期待します。

 

 

2021年

1月

13日

栗東歴史民俗博物館 「村の世界~古絵図に見る昔の栗東~」を見学

 

 今日の午前中、大津に行く用事の途中で下車して栗東歴史民俗博物館の特集展示「村の世界~古絵図に見る 昔の栗東~」を見学しに行ってきました。栗東歴史民俗博物館はこれまで何度か訪れたことがありますが、数年ぶりの訪問となります。

 

 展示のテーマ通り栗東市内の古地図が主に展示されていましたが、個人的(土地家屋調査士的にかな…)に興味をもったのが「私領傍示石(しりょうほうじいし)」です。江戸時代中期のもので、かつて田の畔から掘り起こされたといわれていますが、要は現在の境界杭ですね。ネットで検索しますと「ほうじ【牓示・牓爾・榜示】(「ぼうじ」とも)(1)領地・領田などの境界を示すために、杭・石・札などを立てること。また、その立てたもの。牓示木。牓示杭。(2)ものを書きつけて示す札。目印として書き記した札。立札。」などとでてきます。

 

 そういえば知り合いが「田んぼから大きな石が出てきた、これは地蔵さんかなにかではないか」などと言っていたのを思い出しましたが、もしかしてそれは傍示石だったかもしれませんね。

 

 

 この特集展示ですが会期は令和3年2月28日(日)までとのことです。無料ですし、コロナにくれぐれも留意されたうえで一度見学されてみてはいかがでしょうか。

 

 

2021年

1月

06日

地元紙に土地家屋調査士会長浜支部の名刺広告が掲載されました

 

 いよいよ明日からは首都圏域での緊急事態宣言が発出されるとのことで、コロナ禍も重大な局面に差し掛かっている年始ですが、滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の名刺広告が地元紙・滋賀夕刊の新年号に掲載されました。

 例年ですと、この時期には司法書士さんと合同で新年会が恒例行事として行われていたのですが、さすがにこの状況では諦めるほかなく、その予算をこの広告に振り分けられたようです。

 司法書士会の支部も同じように広告を出されていましたが、あきらかに土地家屋調査士の方が大盤振る舞いで大きなスペースで掲載されていましたが、感染拡大が収まり、いい意味で広告は今年限りとなるよう願いたいものです。

 

 同じ滋賀夕刊の新年号には他にも少し気になる記事も…

 

 

 長浜市木之本町金居原地区にかってあった「土倉鉱山」について、現在では最後の銅鉱夫となられた方のインタビュー記事が掲載されていました。土倉鉱山で働いていた父親を「アワ(雪崩)」でなくされたこと、地下の坑道の様子など大変興味深く、読み応えのある内容でした。土倉鉱山は昭和40年に閉山したそうですが、意外と戦後も長く続いていたんですね。それにしても、往時の鉱山の様子や社会状況などハッキリと記憶されているようで、こんなことを言っては失礼かもしれませんが、とても頭の良い方とお見受けしました。

 

 私自身は金居原地区には何度か訪れたことはあるのですが、土倉鉱山は未体験です。できればこの春にでも一度土倉鉱山まで足を延ばしたいと思わさせられた、素晴らしい山里の生活記録でした。

 

2021年

1月

01日

新年あけましておめでとうございます

 

 新年あけましておめでとうございます!

年末寒波の影響で事務所周辺は雪がそこそこ積もっていますが、滋賀県内では湖東地区の方がなにやら多く積もっているとのことです。ここ二年殆ど積雪がない冬を過ごしてきましたが、今冬は平年程度にはなりそうですね。滋賀県民としては温暖化の影響が出ているといわれる琵琶湖の湖水循環にも注目しています。

 

 今日は朝から雪が降るなか、地元神社の元旦祭に自治会を代表して参加してきました。昨年はコロナ禍の影響で多くの行事が中止になった影響もあり、年末に整理を行った事務所の経理の面では驚くほど接待交際費が減少していることに改めて異常な一年であったことを実感しています。

 とはいえ、個人的には悪いことばかりではなく、家族も風邪一つひかずに健やかに一年を無事過ごすことが出来たことは何よりでした。

 今年は経済的にも昨年以上に困難な年とみる向きもありますが、あまり悲観的にならずに「人間万事塞翁が馬」の発想で乗り切っていきたいと思います。

 

 

 今年もどうか変わらぬご厚誼をよろしくお願いいたします!

 

2020年

12月

28日

「大津百町物語から20年 大津の町家とまちを振り返る」を読みました

 

 先月、大津の町家を考える会より「~『大津百町物語』から20年~大津の町家とまちを振り返る」と題した冊子が発行されました。『大津百町物語』についてはサンライズ出版より図書コードを付して上梓されていますが、今回は通常印刷の冊子形式のようです。

 

 FACEBOOKや新聞記事を読んで知っていましたので、大津に行った際に百町館にうかがって、一冊購入させていただきました。かつて滋賀県立大学でお世話になった森川先生のご寄稿など大変興味深く拝読した次第ですが、こうした市民活動が20年以上継続していること、その持続する志がなによりすごいことと思います。これも百町館といういいハードをもっておられることもあるのかな、とは思いますが、やはり継続こそが力だと、この冊子を手にして感じました。

 

 大津百町内外も観光へのシフトや、マンション建設等々、さまざまな動きがあるようですが伝統をベースとして、今後もながく住み続けることのできるまちとして、深く地域に根を張ったまちづくりが展開されることを期待したいと思います。

 

2020年

12月

18日

久しぶりのまとまった雪でした

 

 ここ二年ほど、全くと言っていいくらいに雪が降らず、わざわざ四駆の車を買う必要ないよなー、とか、スタッドレスタイヤに替える意味ないなー、とか思わないではなかったんですが、久しぶりに今週は雪が積もりました。

 上の写真は事務所の駐車場から北に向かって撮影したものですが虎御前山も雪雲にまみれてかすんでいることから、北の方はもっと降ってるのでしょう。

 

 こちらは、おそらく30cmくらいの積雪ですが、12月にしては結構降ったほうかと思います。群馬の方はもっともっと大変なようですが、天気の気まぐれでこちらも同じようなことになりかねないと思うと、今年の冬は仕事の面では要注意です。

 

 差し当たって来週の境界立会が無事できるか不安なのですが、週末にはなんとか復元測量をおこなって立会に備えたいと思います。

 

2020年

12月

13日

よみがえる幕末の長崎 測量値記載大型古地図 富士ゼロックスが複製

 

 現在も多くの地籍図などの大型古地図がそこかしこの地域で保存されていますが、主な保管先である地域のコミュニティも後継者不足などで徐々に活動が低下し、いつまで保管できるのだろうか、という問題が起きてきています。そうした際に古地図を複製したり、データをスキャンしたりして保存していく方法があると思うのですが、何せ大判の地図となると費用との兼ね合いでなかなか難しかったりもします。

 

 この記事では富士ゼロックスさんの厚意で複製されたようですが、今後もこのような活動を是非継続してやっていただければと思います。もちろん全て無料で、とはいかないでしょうか歴史的資料などの非営利事業については特に便宜をはかっていただけると幸いです。

 

以下長崎新聞記事(2020/12/8)より転載

 

 幕末期の長崎の町並みを描いた大型古地図が長崎大付属図書館経済学部分館の書庫で見つかり、同大の依頼を受けた富士ゼロックスが社会貢献活動として複製を作り7日、同大に寄贈した。古地図には各戸の面積など測量値が記されており、貿易の余剰利益を住民に配分するための算出資料とみられる。

 同大によると、古地図は2017年5月に見つかり、縦3.5メートル、横4.5メートル。1851~59年ごろの町並みとみられる。80カ町を4色で塗り分け、区画の面積や川、溝、道路などが詳細に描かれている。現在の県庁坂は階段になっており、町の境には番所がある。

 当時、長崎は対外貿易で潤い、余剰金を土地の面積に応じて配分する制度「箇所銀・竃(かまど)銀」があった。約60坪を1箇所とし、箇所数に応じて配分。地図には間口や奥行きの長さに加え、箇所数も記されている。

 箇所割りした大地図は長崎奉行所、長崎代官所など3カ所に置かれ、長崎歴史文化博物館が所蔵する「長崎惣町絵図」がその一つ。古地図は酷似しており、写しとみられる。同大経済学部の前身、長崎高等商業学校の卒業生が寄贈した。

 富士ゼロックスはデジタルカメラで複写して色味や風合いを補正。和紙にプリントして1年半がかりで再現した。同大は7日、富士ゼロックス長崎の竹内将人社長に感謝状を贈呈した。複製地図は来夏の同分館改修後に展示する。南森茂太分館長は「多くの人が見て当時の長崎を研究していく機会が増えれば」と期待を語った。

 

 

2020年

12月

12日

国勢調査員の感謝状をいただきました

 

 先日、長浜市役所より今年度の国勢調査の調査員を務めたことについて、感謝状が送られてきました。正直なところ、調査を担当していい思い出はなかったので、個人的にはもう二度とご免被りたいところなので感謝状をいただいたからと言って何も変わりません。

 

 せっかく苦労して集めた結果が少しでも社会の役に立つといいな、とは思うのですが、今般のコロナ禍と巷間伝えられるその対策の混乱ぶりを思うと、本当はこうした統計の結果が政策を決定するうえでも非常に重要なのではと思います。

 

 とにかく、総務省にお願いしたいのは調査員への感謝状ではなくて国民一人一人に国勢調査の意義を理解していただけるようにあらゆる手段を通じてPRしてほしかった、ということですね。このままですと調査員個々の努力にもかかわらず、確実に回収率は右肩下がりとなりそうです。まともな統計の無い(とれない)国家に未来はないと思いますので、今後の工夫に大いに期待したいと思いました。

 

2020年

12月

05日

滋賀県行政書士会湖北支部主催の業務研修会と情報交換会に参加

 

 今日は滋賀県行政書士会湖北支部主催の業務研修会と情報交換会に出席してきました。毎年恒例の行事ではあるのですが、今回は折からのコロナ禍のこともあり開催も危ぶまれましたが、例年よりは少ないものの、比較的年齢層の若い会員さんを中心に参加者もそれなりにありました。

 

 業務研修会は主に相続法についてのものでした。この間の民法改正について配偶者居住権や自筆証書遺言の保管制度の導入などについては知っていました。が、民法改正と言いますと先日業務で「瑕疵担保責任」について契約内容に組み入れて進めてみましょう、と話をしていましたら司法書士さんから、法改正で「契約不適合責任」に代わったんですよ~と指摘を受けて少々恥ずかしい思いをしたことを思い出します。

 今日の研修では例えば、「遺留分減殺請求権」が「遺留分侵害額請求権」に改正になったことの説明がありました。いつまでも昔の試験当時の条文の理解ままでは本来の専門家の役割を果たしているとはいえず、今後もすすんでブラッシュアップをしていかないと、と研修を通じて改めて実感しました。

 

 情報交換会はお弁当を食べるという、新しい生活様式にそった形式で行われました。本来ですと忘年会シーズン真っ盛りですので会場周辺も酔客で一杯なはずですが、そうした方も見られず少し寂しい思いもしました。それでも、現在まさにコロナとの戦争状態ともいえる医療現場の関係者の皆さんのことを思うと、ただただ早く終息に向かうことを祈るのみです。

 

2020年

11月

29日

滋賀県土地家屋調査士会「地籍セミナー」に参加してきました

 

 昨日は野洲市にて開催されました滋賀県土地家屋調査士会主催の「地籍セミナー」に参加してきました。おりからのコロナ禍もあり、今年度滋賀会ではあらゆる催し物や研修会は開かれていなかったのですが、長年にわたり続けられてきた地籍シンポジウムのことでもあり、少し小規模に改編して何とか開催にこぎつけられました。なお、今回のセミナーのテーマは「空き家・所有者不明問題について」ということで土地家屋調査士としても非常に関わり合いの深いものです。

 

 セミナーではまず第1部として大阪経済法科大学米山秀隆教授(住宅・土地アナリスト)より「空き家問題の現状とコロナ後の不動産市場」と題した講演をしていただきました。

 米山教授からは空き家対策について、様々な具体性のある提案をしていただきました。新築の際から取壊しを視野に入れた供託的な制度の導入、税制、建築方式、空き家バンクの現状など、まさにアフターコロナの不動産のあり方を展望した内容でしたが、一つ一つが傾聴に値するものであったと思います。

 とくに、昨今専門家のの間では話題になることも多い「所有権放棄」については「放棄料」を支払ってもらうことで放棄を可能とするルール化のお話は考えさせられました。実際、すでに田舎では不動産登記などの手続き費用をすべて売主持ちで、ゼロ円で売買する、なんて事例も発生していますし、ある意味同じことかと思うと理解できるご提案です。

 ただ、個人的には自治会役員を務めた経験からも、管理責任が発生する自治体や国に所有権を移転するのではなくて、一次的には地元の自治会(地縁団体)に移転する方がいいのでは…とは思います。地方自治法で地縁団体が不動産を取得できるようになって久しいですが、私のまわりでも自治会が自治会館以外の不動産を取得し、駐車場などに転用しているケースはよく見られます。

 そもそも墓地の所有者が「村中」になっているケースはよくありますが、これは何も墓地の専売特許ではなくて、江戸時代においては集落内のつぶれた一家の農地や宅地をとりあえず村持ちに変更し、村落構成員で管理していくパターンはいくらでもありました。そうしたことから歴史に学べ、ではありませんが固定資産税もかからない、空き家バンクほど敷居も高くない、まさに地元に密着した自治会をもっと活用すべきであると思います。なお、自治会が農地を取得するケースも増えてきましたが、この際は農地法の適用対象外にしていただけるとなお都合がいいとは思います。

 

 少し横道にそれましたが、第2部では「 所有者不明土地 」についての実態調査報告として、実際に所有者不明土地がどのくらいあるのか、本当に九州と同じだけの面積が「迷子」なのか、検証を踏まえた報告をしていただきました。

 

 さらに、第3部 パネルディスカッション「捨てられる土地と家 」 現場の実態と課題と題して米山 秀隆 氏 (大阪経済法科大学経営学部教授)、布施 篤志 氏 (野洲市 都市建設部次長)、沢弘幸 氏(滋賀県土地家屋調査士会会長 東近江市空家等対策 推進協議会委員)による討論がありました。野洲市の布施様からは実際に行政代執行で区分建物を取り壊した事例につき報告をいただきましたが、実際の手続きの流れをもとにポイントを踏まえた内容で大変よく理解できました。

 

 コロナ禍のもと、開催もいかがかと思わないではなかった今回のセミナーでしたが、会場からの質問も多く出るなど、この問題に対する参加者の熱が感じられるものだったと思います。ご準備いただいた関係者の皆さん、大変お疲れさまでした。

 

2020年

11月

24日

吉村昭「破船」と「年季奉公」

 

 おりからのコロナ禍の影響で、カミュの「ペスト」など疫病を題材にした小説が読まれているようです。そうしたことから先日、新聞の書評欄に吉村昭の「破船」がその一つとして取り上げられていました。吉村昭の小説はそれほど多くを読んだことはないのですが、小学生の頃に新聞の連載にあった「長英逃亡」を読んでいたことを思い出しました。今どきの小学生は新聞そのものを手に取る機会は少なくなっていると思いますが、ましてや新聞の連載小説を読んでいるなんて、今思えばよほど奇特な感じさえします。でも当時は長英の逃亡劇や理不尽な幕府の弾圧に興味を覚え、数年前には長英の友人である渡辺崋山の故郷、田原の崋山神社を訪問しました。

 

 それはさておき「破船」ですが、とある海沿いの寒村を舞台にし、流れ着いた不審船によって村人が疫病に罹患するというあらすじで、その中で本筋とはちょっと違うのですが「年季奉公」についてふれている箇所につき関心をもちました。たとえば本文中に「主として売られるのは娘だが、戸主である男も身売りをする」などと記されており、ぎょっとしますが、労働力として年期、いわゆる契約期間を定めて奉公するということで、現在の出稼ぎ、もしくは派遣労働とも相通じるものではあると思います。

 

 この「年季」ですが、近代以前の日本社会では非常にメジャーな制度であって、有名な寛永の「田畑永代売買禁止令」を取り上げて売買そのものが禁止となった、と理解されている方も少なくないようですが、あくまでこれは「永代(期間の定め無し)」の売買であって、年季の制限付きの売買は許されていたと考えるのが正しいと思います。客観的な統計があるわけではないのですが、奴隷売買でも既に海外との意識のずれが報告されているように、近世以前は「年季」こそが通常で、「永代」が特別だからこそ、永代売買禁止だったのでしょう。

  期限付きの売買というと、実質的には現代でいうところの「質権」に似たものとも言えますし、不動産登記の世界では「買戻し特約(民法第五百八十条 買戻しの期間は、十年を超えることができない。 特約でこれより長い期間を定めたときは、その期間は、十年とする。)」はその名残じゃないんだろうかと、秘かに思っています。もっとも質権や買戻し特約の設定も現実の実務ではほとんど利用されなくなりました。

 

 寄り道だらけですが、「破船」の世界観はあくまでフィクションの産物ではあるとはいえ、吉村昭らしい無駄を省いた、現場感をつよく思わせる優れた作品だと思います。コロナ禍で外出もままならない昨今だからこそ、読書の秋はいかがでしょうか。

 

2020年

11月

20日

登記オンライン申請システムの電子納付が工事中ですね

 

 今日、登記事項証明書と地図(公図)を登記・供託オンライン申請システムを使って請求しましたら、電子納付の画面に移らず、はておかしいな?と思いましたら、上記のお知らせがサイトに上がっていました。11月6日に【重要なお知らせ】電子納付の一時利用制限について(令和2年11月18日午後0時から同月24日午前9時まで)と予告があったんですね。それにしてもメンテナンス期間が長いように思いますが、この時期は比較的閑散期という判断なのでしょうか。

 

 【再掲】とあるくらいですから、ちょっとびっくりしたとか、戸惑った方も少なくないんでしょう。仕方なく、いつもの方式ではなくて銀行のインターネットバンキングサイトに直接アクセスして納付する方法を初めて試してみました。

 指示通り、インターネットバンキングの決済サービスの中から「税金・各種料金の払込み」を選択し、収納機関番号「00100」、納付番号と確認番号の入力をして無事に完了しました。

 

 はじめチョッと動揺して、一部は地図(公図)を取得したかったのに間違えて同地番の登記事項証明書にしてしまいましたが(まあ、あるあるですね)、普段から頻繁に登記・供託オンライン申請システムを活用しておられるであろう同職の皆さんも、落ち着いて取得ミスのないように作業をしていただければと思います。

 

2020年

11月

19日

五村別院の倉庫が取り壊し工事中です

 

 最近は秋晴れが続いて、なんだか季節が逆戻りしている感じがあります。そんな天候の中、事務所近くの五村別院で古い倉庫が取り壊されようと準備がされていました。

 

 随分前から建物自体が傾いており、防災の面でも気になってはいましたが完全に取り壊されるようです。かなり古い建造物ですが、文化財の指定もないようで、寺院の倉庫として用途最優先の最低限の建築物だったのかなあ、とは思います。五村別院もずっと変わらないようで、子供のころから考えると、少しづつ変化があります。ただ、取り壊し工事に先行して隣の桜の木が切られてしまいました。どちらかといえば桜の木の方が春の訪れを感じさせる風物詩的な存在であっただけに残念な気がしています。

 

2020年

11月

14日

今日はオンラインでの研究会・学会への参加をしました

 

 今日は例年でしたら各種研修会や、研究会、さらには学会(大会)などが集中するようなところですが、おりからのコロナ禍もあってオンラインに振り替わって開催されています。

 

 午後から会員をしております地籍問題研究会と人文地理学会について、それぞれZOOMやYOUTUBEを使用して私の事務所から参加させていただきました。

 両者とも、総じて一般発表についてはオンラインでも全く問題ないというか、会場で参加するよりも集中できる分、聞きやすく見やすいと感じました。一方でシンポジウムについてはちょっと聞き取りにくい箇所もあり、オンラインでは物足りないといいますか、議論が深まりきらないようには感じました。ただ、シンポジウムについてはそもそも通常運転でもかみ合った議論を行うことは難しい面もあり、致し方ないようにも思います。

 

 また、人文地理学会では人生初めて学会の定時社員総会(会員総会)に参加させていただきました。学会発表は何回も経験しましたが、さすがに社員総会までは足が向きませんでした。が、折角のオンラインでの総会でしたので、報告や授賞式をお聞かせいただきました。昨今話題となった日本学術会議の任命拒否問題への声明についても説明があり、人文地理学会としての対応や考え方もよく理解できました。

 オンラインでの開催は当然初ということでいろいろと大変だったと思いますが、運営についても周りを気にしないで参加できるオンラインの特徴を活用させていただいたことで、そうした面でも勉強になった一日でした。

 

2020年

11月

11日

宇治市歴史資料館特別展「古絵図の世界」に行ってきました

 

 宇治市史編さんが始められてから、一貫して古絵図や古地図の収集や調査をしてこられた宇治市資料館が9月より特別展示「古絵図の世界」をされていますので、見学に行ってきました。

 

 宇治市に行くのは振り返れば学生の時以来ですから、20数年ぶりになります。宇治もいろんな観光施設が増えたなあ…と思いつつ、平和堂フレンドマートの近くにある宇治市歴史資料館に到着しました。

 見学にあたっては本当は京都府立大学の上杉先生の記念講演会も参加したかったのですが、電話した際には予約人数が既にオーバーということで、少し残念でした。ただその記念講演会の演題が「古地図にみる宇治の世界」となっており、特別展の古絵図と古地図がごっちゃになっているようには感じましたが、本当は「古地図」なのでしょうね。

 

 展示ですが、メインの展示物である宇治郷総絵図がフロアにひかれる形で展示されていました。法量が3767×5242と大きく、少し離れたところから見学する形でしたが、部分部分を写した切絵図も展示されており、内容もよく理解できました。江戸時代の作成とのことですが、一筆一筆に地番がふられており時代的には近代地籍図の先取りといいますか、近世の絵図としてはとても珍しいと思いました。また、一筆の境界についてもおおまかに三方の辺長が総絵図全てで記載されていることから、現代にも通ずる詳細な空間情報が読み取れると思いました。

 

 ほかには流石に平等院などが立地する宇治らしく、観光地としての性格をよく表した名所絵図も数点展示されていました。いずれの図も印字もしっかり確認でき、保存状況もよく、近世の優れた印刷技術を感じることができました。まだ特別展示期間もありますので、ご興味がある方は早めに見学されてはいかがでしょうか。

 

 

2020年

11月

03日

虎姫地域づくり協議会の防災研修会に参加してきました

 

 今日は文化の日ですが、当地区では毎年恒例の防災研修会が開催されましたので参加してきました。各自治会の役員や消防団の関係者を対象にした講演会がメインでしたが、今年は水害や地震については台風被害もないこともあって、比較的穏やかに過ごすことができたと思います。ただその分以上にコロナウイルスの感染拡大が大きな課題となり自治会としても総会の開催方法の変更や行事の中止が相次ぎました。

 

 今後は自然災害対策にあわせて感染症対策もきっちり行わないと、二次被害が出かねません。三密を避けようがないケースもでてくるかもしれませんが日頃からの備えを十分しておきたいと思いました。

 

2020年

10月

26日

土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウムを視聴しました

 

 今日は午後から長浜市内にて開催されました「行政なんでも相談所」に行政書士会からの派遣、という立場で相談員として参加させていただきました。「行政」とつくからには行政がらみのお願いや相談が主なのかな、なんて勝手に思っていたのですが、実際には民事の相続関係のご相談が大半で、担当されていた司法書士さんや税理士さんは対応に大変お忙しいご様子でした。

 主催者の方によりますと、これでも例年よりは相談者が少ないとのことだったのですが、土地家屋調査士会や行政書士会の相談会を考えるとそれでも多くのご来場があったようには思います。やっぱり誰しもが共通する課題である「相続」が絡むと、それだけ関心も高くなるのでしょうか。

 

 

 また、今日は同時刻で土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウムが開催されており、Youtubeにて中継もされていました。相談会も早々に終え、事務所に帰って後半を視聴させていただきました。

 会場はどれくらいの方がおられるのかはわかりませんでしたが、Youtubeは大凡200名くらいが視聴されていました。結構映像も見やすくて、中継自体はなかなか良かったと思います。ただ個人的には取り上げられている内容自体はちょっと各論に寄りすぎで、もう少し高い視座からというか、今はやりの俯瞰的な観点?からの大きなお話があってもいいのでは、とは感じました。

 しかしコロナ禍のもと、今日の日を迎えるに当たっては大変なご苦労があったかと思います。開催に尽力されました方々に感謝したいと思います。

 

2020年

10月

17日

長浜・米原一日合同行政相談所(行政なんでも相談所)開催のお知らせ

 

 令和2年10月26日、長浜市民交流センターにて「長浜・米原一日合同行政相談所(行政なんでも相談所)」が今年も開催されます。参加機関の一つである滋賀県行政書士会からの派遣ということで、かくいう私も当日は相談係を務めさせていただく事になっています。

 

 事前予約が必要な事例もあるとのことですが、コロナ禍のことですから、なるべく事前予約をしていただいて、密を避けてご相談に臨んでいただければと思います。

 

2020年

10月

10日

滋賀県行政書士会湖北支部の無料相談会でした

 

 今日は滋賀県行政書士会湖北支部主催の無料相談会が長浜サンパレスを会場に行われました。昨年もそうだったのですが、台風が直撃するかどうか、開催が危ぶまれました。しかし、結局台風は無事南にそれてくれたお陰もあり、無事に開催することができました。

 

 今回は相談の事前予約をお願いしていたこともあり、スムーズにご案内も出来たような気もします。ただ主催側の問題として女性の相談員がいないことが課題のように感じました。とはいえ湖北支部には女性会員が他と比べて少ないことから実際には難しい面はあります。やる気のある新たな女性会員の入会を期待したいところです。

 

2020年

10月

07日

岐阜県の美濃赤坂へ

 

 今日は午後から岐阜県大垣市の美濃赤坂に行ってきました。ちょっと急ぎのお仕事ということでバタバタと調査をしてきましたが、現場が美濃赤坂の中心部ということで周辺も少しだけ散策してきました。

 

 美濃赤坂は中山道の宿場町でありつつ、上の写真にもあるように内陸にありつつも、川湊の町ということで往時はかなり繁栄していたようです。が、個人的にはずっと前から東海道線の支線があることから結構気にはなっていました。

 主な目的としては石灰石を運ぶための鉄道線だったようですが、現在も支線が残っていることは珍しいと思います。ちなみに地図を見ると赤坂一帯は今も石灰関係の事業所が多いようで、赤坂って石灰の街なんですね。なかなかJRでは足が向きませんが、こうしてお仕事がらみで訪問させていただけるのは何よりです。

 

 

 

 港跡にはなぜか日時計が設置されていました。この地になんの謂れがあるのかよくわかりませんでしたが、見方によってはなかなかおしゃれなオブジェではありました。

 

 

2020年

10月

03日

滋賀県行政書士会湖北支部主催「無料相談会所」のご案内

 

 来る10月10日土曜日、長浜サンパレスにて滋賀県行政書士会湖北支部主催「行政書士による無料相談所」が開設されます。

 例年は行政書士制度の広報月間に合わせてこの時期に相談会が行われていましたが、今年は折からのコロナ禍もあり、開催が危ぶまれましたが滋賀県内ではほぼ感染拡大も治まってきたことから、何とか開催可能な状況となり例年通りの内容で行わさせていただきます。

 

 ただし、当日は感染防止のための人数調整もあることから飛び込みは極力避けていただき、事前に予約をしていただいたうえで相談会にお越しいただければ思います。

私も相談員として参加する予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

2020年

9月

27日

「徳政令-なぜ借金は返さなければならないのか-」を読む

 

 折しも今日は大人気ドラマ「半沢直樹」の最終回が放映されますが、半沢直樹と言えば「やられたらやり返す、倍返しだ!」の決め言葉が夙に知られていることは言うまでもないことです。その半沢直樹的世界観からは程遠いといいますか、真逆の「徳政令」について書かれた本が今回取り上げる「徳政令-なぜ借金は返さなければならないのか― (講談社現代新書)」早島大祐著です。

 

 「徳政令」、歴史の教科書にもでてきますからご存じの方は多いでしょうが、学生時代には「借金がチャラになるならいいな」、とか「そもそも金貸しが暴利をむさぼっているから貸していた方が悪いんだ」みたいな程度で理解しておられる方が多いでしょうし、私も当然そんな感じでいました。

 ただ私の場合、その後の就職先が金融機関、要は「金貸し」となった関係でやや微妙な思いもありましたが、これはあくまで中世のお話、現代においては「借りたら返す、当たり前でしょ」という普通?の思考で、それ以上には深く考えずにいました。

 

 本書においては徳政令、徳政の実態の変遷を追うとともに、お金を貸す側(土倉)の事情や、実際の防衛手段について詳しく書かれており、今さらながらわが国の金融の歴史について学ぶことができました。紹介されていました貸し手側のデフォルトへの工夫として土地の売買に見せかけてお金を貸す手法などは少し見方を変えてみれば現代でもありそうな話ですし、畿内では既に中世においても想像以上に信用創造機能が機能していたことも理解できました。その辺の根底には大寺院(近江では延暦寺など)の存在があり、トラブルに際しては双方が正義をかざして戦い、慣習(社会)が法が飲み込むという言うなかなかダイナミックな動きがあったことが理解できました。

 そして、借りたお金を返す返さない、という命題についてですが、本書を読んでの私なりの理解ですが中世以前は人や徳によって統治されていた社会が、近世に入り法度によって統治されるように変化した、徳政とはその徳によるマツリゴトの限界を統治者自らが暴露した「不思議の法」に他ならないのではないか、ということです。

 

 現下のわが国の金融の話題はドラマでは半沢直樹ですが、リアルの世界では新内閣の下で地域金融機関の再編などが進みそうな気配もします。私の仕事柄でも不動産や金融の問題はかかわりが深いわけですが、今後の社会の動向もこうした過去もふまえて俯瞰すると、違った世界観が見えてくるような気がしました。

 

2020年

9月

18日

市役所の待ち時間でマイナンバーカードを申込みました

 

 今日は建物登記の関係書類を取得するため、長浜市役所に行ってきたのですが、発行までの待ち時間が少々長そうだ、ということで回りをうろうろみていますと、同じフロアのマイナンバーカードの交付窓口が目に留まりました。

 

 最近までは給付金の関係で結構込み合っていた印象でしたが、今日は比較的閑散とした感じでしたの。そこで窓口の方にお聞きしましたところ「空いてますのですぐご案内できます。10分程度で手続きできます」とのことでした。それならば待ち時間を有効に使えるかと思い、そのまま申込させていただいてきました。

 

 マイナンバーカードの作成にはてっきりマイナンバーの通知書が必要だと思っていたのですが、今日は免許証だけでOK、カードに使う顔写真も職員さんに撮影していただきまして、たしかに10分程度で終了でした。また一か月後くらいに作成されたカードを改めて取りに伺うことは必要ですが、思っていた以上に簡単に作成できることがよくわかりました。

 

 まだまだコロナの問題も尾を引く様相ですし、行政の手続き関係にマイナンバーカードを所持していることは何かと役立ちそうです。今なら役所の窓口も空いているでしょうから、検討中の方はこの時期に手続きされることをお薦めします。

 

2020年

9月

13日

「前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営 」

 先日、図書館で懐かしい一冊に出会いました。私が新入社員のころ、当時アサヒビールの会長であった樋口廣太郎氏によって書かれた「前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営 」です。

 正直なところ、当時そんなに関心があったわけではないのですが、同じ住友系列の企業に勤務していたこともあり、周囲からは樋口廣太郎氏は企業経営の神様のような扱いを受けておられたことを思い出します。そういえば同氏が地元の彦根高商(滋賀大経済学部の前身)出身という縁もありました。また、日本社会の動向としては兵庫銀行の破綻に端を発し、その後の経済不況や金融危機の不穏な足音が近づいていたことも思い出されます。

 

 そこでこの、「前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営」は1996年の発刊ですので、まさにそうした中で世に出されたわけですが、内容云々以前にそのタイトルが気になってはいました。「前例重視」、やる気のある若手社員にとってはどうしても煙たいルールであることは間違いないと思います。そんな若手の不満をうまく生かしたこのタイトルは今も思い出すほど印象的なものでした。

 正直なところ、内容としては「原材料費を上げてでもいいものを作る」「古いビールは躊躇なく破棄し、徹底した鮮度管理をする」「味・顧客重視」などという当然と言えば当然のようなことが書かれており、これといった斬新さは感じられません。ただ当時の風潮からいえば前例無視の経営だったのでしょうね。

 

 当時は専売公社や電電公社、それに国鉄も存在していたわけで、4社の寡占状態であったビール業界も「準官公庁」的な経営の色が濃かったのかもしれません。戦前からの伝統ある名門企業でもあり、社員の目は外よりも、内に向いていたのでしょうね。そう考えると、こうしたビジネス書も歴史書・古典などのように時代背景を踏まえて、読む必要が出てきたんですね。

 ただ時代は変われど、事業経営の王道は不変な点も数多くあると思います。規模は違えど、事務所経営について今回改めて考えさせられました。

 

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2020年

9月

06日

土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウムが開催されます

 

 今年は土地家屋調査士制度が誕生して70年の節目の年に当たります。そこで、来る10月26日(月)、東京国際フォーラムにおいて、連合会主催の「土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウム」の開催が予定されております。

 

 先日改めて各土地家屋調査士会に参加予定者の取りまとめについて案内があったのですが、このシンポジウム自体は昨年から開催のアナウンスもありましたし、会場も広く収容能力も十分なのですが、折からのコロナ禍で参加者数を制限し開催されるようです。

 また、かねてより基調講演を行っていただく予定の菅官房長官ですが、いつの間にやら総理総裁候補の一番手ということで、果たして立場が変わってもお越し頂けるのかどうか、気になるところではあります。

 

 シンポジウムはライブ配信の予定はあるようですので、私の方はおそらく配信で視聴させていただく事になると思います。最近はとんと東京には護符沙汰していますが、次東京に行ける日はいつになるのでしょうかね…。

 

2020年

8月

29日

「国指定史跡下坂氏館跡」に行ってきました

 

 まだまだ暑い日が続きますが、今日は朝から長浜市内の「下坂氏館跡」を訪問してきました。この8月から一般に公開されるようになった史跡ですが、土日のみの公開ということですのでタイミング的に今日になりました。

 「下坂氏館跡」といいますと、いかにも史跡風で堅苦しい感も無きにしも非ずといったところですが、地元の方にとっては下坂クリニックさんといったほうが遥かに通りがよく、私も病院ではお世話になったことはないのですが、少し前に行政の関係で先生に良くしていただいたこともあって、近くを通るたびに「この奥はどうなっているのだろう」と関心は持っていました。

 

 

 史跡の感想としては建物も素晴らしいものでしたが、それ以上に土塁や堀、さらには虎口などの縄張り関係が大変良好に保存されており感心しました。大百姓や庄屋屋敷などで建物が豪華な例は少なくないのですが、中世の豪族の屋敷地がそのまま保存され、こうして公開されている事例はまずないのではないでしょうか。精々、現地案内板で説明がされている程度で、保存状態も芳しくないことが多いと思うのですが、この下坂氏館はつい最近まで実際に居住に供され、いまもクリニックの敷地の一部ということもあって「館」としての生命が感じられました。志ある所有者のおかげもあり、今日まで大事に保存されてきたのでしょうね。

 展示も南北朝時代の文書が保存されており、拝読させていただきました。そのうちの一つ、足利直義の感状の内容もなかなか当時の戦闘の様子を反映しており、興味深かったです。

 

 

 上は下坂家の菩提寺である「不断光院」です。下坂家のみが檀家という、大変贅沢な寺院となっています。下坂家は浅井家の滅亡以降は帰農し、地域の有力者として代々続いてきたとのことですが、さすがに「マイ寺」を持ってるよ、という家系はそうそうお目にかからないと思われます。藤原氏の興福寺など、貴族関係で聞いたことはありますが、地方豪族も同じようなことをしていたのですね。

 

 下坂氏館跡は全体として、中世の国人豪族の屋敷が今に生き続ける、大変貴重な史跡だと思います。中世の遺構は大寺院などを除くと、焼失したり、所有している家が廃れたりで、あまり良好に保存されているものはないと思うのですが、この下坂氏館跡は希少価値があるものではないでしょうか。

 個人的には歴史を学ばれている若い学生さんなんかに沢山ご訪問していただけると新たな発見があるような気がします。訪れた方を豪族の割拠した中世農村社会へとたちまち誘う不思議な空間「下坂氏館跡」、お勧めです!

 

2020年

8月

21日

国勢調査がはじまりますね

 

 今年は7月が冷夏といいますか、雨が多かっただけに、その反動かいつまでも暑い日が続きます。最近は体温を超える気温の日が軒並み続いて、なかなか外作業に踏み切れない日が続きますが、そうとも言っていられない状況になってきました。

 

 そんななかで今年行われます「国勢調査」の調査員を務めさせていただく事になり、関係する資料とか、備品が自宅にどさっと配送されてきました。なかには上の写真の様な、大臣名の御大層な任命書まで同封されています。

 

 例年でしたら市役所に集まってまずは講習を受けるのでしょうが、今年はコロナ禍の影響でYOUTUBEで説明を聞かせていただきました。でも、できることならやっぱり集合して、周りの反応を見つつ身の振りを考えた方が安心できそうな気がします。

 

 国勢調査も私の父親が調査員を担当した数十年前よりおそらく随分簡素化されて、今年はインターネットもかなり活用されるのでしょうから、様変わりです。外国語の説明書なども数十年前にはなかったことだと思いますが、地域のつながりが希薄になる中でどこの調査員さんも大変だろうと思います。コロナのこともありますし、つつがなく担当地域の調査を終えられようにボチボチ書類を準備していきます。

 

2020年

8月

14日

久しぶりに賤ヶ岳リフトに行ってきました

 

 今日はすご~く久しぶりに長浜市木之本町大音の「賤ヶ岳リフト」に乗ってきました!いつ以来かといいますと、小学生のとき以来ですから、ざっと40年ぶりくらいでしょうか、随分とご無沙汰でした。このリフトも経営難で一時閉鎖とかもありましたし、興行的に難しいようですが何とか復活されたとお聞きして、その時から行ってみようとはずっと思っていました。

 

 リフトの駐車場を見ますと結構他府県ナンバーが多くて、地元はほとんど見当たらなかったような気がします。でも、こんな歴史的にも著名な山で、風光明媚な景色も一望できるリフトですから、もっともっと地元の方々ほど訪問して欲しいですね。今後もなかなか遠出は難しいわけですが、コロナ禍の条件を生かして、こうした身近な場所を再訪したりして、コツコツと地元再発見をしていこうかと思います。

 

2020年

8月

09日

大津市葛川の阿都山葛川寺 息障明王院にて

 

 気づけば既に8月ですがコロナ禍のもと、ご多分に漏れず、どこに行く予定もない夏休みとなりそうです。とはいえ今年は日の並びもよくなくて14,15,16日以外はいつ休めばいいのかよくわからないのですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 先日はじめて大津市葛川にある「阿都山葛川寺 息障明王院」に行ってきました。同じ滋賀県内とはいいつつも、朽木より先のここに来ることはまずありません。周辺の予備知識もあまりなく訪問したのですが、境内も厳かでまさに修行を行うには適地といった感がしました。

 写真の奥がちょうど明王谷にあたるのですが、全体としてあの有名な葛川与伊香立庄相論絵図(かつらがわといかだちしょうそうろんえず)の世界観が今もなお感じられたような気がします。でもこんな落ち着いた宗教的環境のもとで、境界争いなんて、俗な争いをしている場合だったのかな…とも思いました。

 明王院の近くの「比良山荘」も前を通っただけですが、古き良き山里の風情を醸し出しており、登山客などからも人気のようでした。食べログなんかの評価も高いようで、機会があれば一度利用してみたいと思います。

 

 

2020年

7月

31日

新型コロナウイルス感染症拡大防止とオンライン申請について

 

 7月もいよいよ今日が最終日、明日から8月ですが、やたらと長かった梅雨もようやく明けたようですね。今年は8月に入っても地元の学校は夏休みではなく通常の授業が続いており、他にもいろいろと調子の狂うことばかりですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 本日は大津地方法務局から滋賀の土地家屋調査士の会員あてにあらためてオンライン申請の利用促進についてメールにてご連絡をいただきました。

 オンライン申請自体はここ10数年にわたって積極的に利用するように言われ続けていましたが、今年ほど切実にオンラインの利用が叫ばれることはありません。法務局に登記申請の相談に行かれる方は基本的に高齢者の方が多いと思いますが、この感染者拡大が止まらない状況下での接触の機会がある面談は社会的にも好ましいことではないと思います。とはいえ、一般の方にオンラインでの手続や申請はハードルが高いのも事実かと思います。

 

 そこで、専門資格者・代理人の活用が重要です。当事務所では完全オンライン申請方式に対応しており、法務局を訪れずとも、不動産登記手続きが可能となっております。コロナウイルス感染症をこれ以上広げないためにも、オンライン申請に対応している土地家屋調査士事務所に是非ご依頼いただければと思います。

 

 

2020年

7月

25日

京都地名研究会「近江の地名 その由来と変遷 (淡海文庫)」を読む

 

 今年6月に京都地名研究会により上梓されました「近江の地名 その由来と変遷 (淡海文庫)」サンライズ出版を拝読しましたので簡単に感想を書き留めたいと思います。

 京都地名研究会が近江の地名について執筆することに同書を手に取る前には少し違和感も感じましたが、あとがきにおいて「外部の眼差しを持つがゆえに、かえって内部の本質を垣間見ることができる」と述べられているように、全体として「近江」以外の方にとっては内容が変にマニアックにならずに平易に読みやすくまとめられているように感じました。

 

 さりとて、近江をよく熟知されている方にとって興味をひかない内容であるかといえば、例えば高島市にある三国峠についての解説については前から私自身も気になっていただけに、なるほど、と勉強になりました。何分、三国「峠」ですので、山の頂は当然別にあって、かつ国土地理院の地図(上の画像)にも「三国岳」が近くにあるようにみえることから、そのように誤解していましたが、正しくは「三国峠」が山の名称として正しいと解説があります。これは全国的にも珍しい「峠」の用法例ではあるようですが、地名や日本語の奥深さの一端がわかったような気がしました。

 他にも琵琶湖周辺には「~浜」や「~浦」「~津」といった地名が現在もたくさん見られますが、水運の営みがもたらした地名群として整理されていた点も印象的でした。

 

 また、全くの個人的な感想ですが、芥川龍之介の初期の創作に「芋粥」という短編がありまして、小学生の時に読んだと思うのですが、以降「藪の中」「河童」などと同じくらい私の人生観に影響を与えました。その「芋粥」はあらすじをざっくりまとめますと京都のさえない貴族が芋粥を飽きるほど飲みたいと考え、同輩の支配する敦賀へ芋粥の旅に出るというお話なのですが、本書では京都から敦賀を目指す際に、高島(西近江路)を通過したであろうということについて触れられています。ただ、これは地名というより、今の自分が改めて「芋粥」を読んだらどういう印象を受けるのだろうか…と、ふと思ったということだけかもしれません。

 

 以上、本の詳細にはあえて踏む込みませんでしたが、昨今も災害などの面から必要以上に、とてもセンセーショナルに地名について取り上げられるケースが後を絶たない事例が見られますが、本書は地名をオーソドックスに学ぶきっかけになるのだろうと思いました。自らの住まう郷土の魅力を、「地名」というフレームを使って見つめなおすことは、地域の魅力を高め、人生の質をより豊かなものにしていくことにもつながるのではないでしょうか。

 

 

2020年

7月

18日

「全国農地ナビ」について ―土地家屋調査士からの視点―

 

 

 土地家屋調査士や行政書士の同業者の方々の中には既にご承知の方も多いと思いますが、「全国農地ナビ」というサイト、とても便利ですね!

 私の事務所の周囲は田舎ですので基本的に農地が広がっています。そうしたことから、お仕事の依頼もかなりの割合で農地がらみの案件が多くなっています。都市部の事務所なんかは、例えば法人がらみの案件が多いとか、区分建物を扱ったりされていると思うのですが、同じ資格でも、事務所のある地域によって随分違うのが実情と思います。

 

 そんな田舎の土地家屋調査士や行政書士にとって、農地の地番を調べることは少し面倒なことでした。住宅地図には農地の地番は必要もないことから絶対載っていませんし、法務局の公図では圃場整備の換地がされて隣地がよくわからないケースも多いです。ですので、いちいち市役所で地番図を取得したりしていましたが、この全国農地ナビはそうした煩わしい調査を随分楽にしてくれています。

 

 この農地ナビはおそらく全国の基礎自治体の農業委員会の事務局が把握している情報を一手に集約し、公開されており、地番情報だけでなく、地番ごとの面積や農業振興地(いわゆる青地や白地)の表示、都市計画の区域区分(用途地域)などの情報が一瞬にして把握可能という優れものです。また耕作者毎の色分け表示なども可能で、開発業者さんなども利用できそうですね。

 これがあればグーグルマップ・ストリートビュー、登記情報サービスなどとも組み合わせることで大概の調査は事務所に居ながらにして可能です。本当に、便利な時代になりました。

 

 なお、このサイト自身の問題ではないのですが、一部土地の地目変更登記がなされていない土地も農地として詳細情報として掲載されています。たとえば私も業務で関わった道路拡幅の際の分筆買収後の土地や、現在は完全に農地を埋め立て公の施設の敷地として利用されているケースなど、実際には農地でない筆がいくつも農地として表示してありました。あくまで現状の利用実態での判断ではなく、不動産登記の地目で農地かそれ以外かを認定し、振り分けているのでしょう。

 たしかに官公庁が所有している土地については固定資産税の課税、という目的上は意味がないことから地目変更登記が懈怠されているケースが一般的です。また、不動産登記法上も官公庁所有の不動産については不動産登記の申請義務が課されていないことから仕方のないことかもしれません。

 

 ですが今日、所有者不明土地問題などが惹起する中において、地目を正しく表示することは我が国の不動産の管理上も大切なことではないかと思います。少なくとも官公庁の所有されている不動産については少しづつでもいいので、現状に合わせて地目変更登記を行い、適正管理に努めていただくべきではないかと思いました。

 このように使い勝手のいい全国農地ナビですから、利用者は今後も拡大すると思います。また土地家屋調査士や行政書士といった士業事務所だけでなく、さらに社会的にもより高次な所有者不明土地問題などの解消や、農地の集約化の促進にも大いに役立つものと思います。その際に国民の混乱がないように、官公庁が正しい登記地目を模範となって示していただきたいものです。

 

2020年

7月

11日

コロナウイルス感染症対策でクリアパーテーションを設置しました

 

 コロナ禍も一先ずひと段落かと思いきや、新規の感染者数の拡大を思うと早くも第二波がきたかのような不気味な感じで不安な日々が続いています。たまたま打ち合わせで訪問しました司法書士さんの事務所でクリアパーテーションを設置されているのをみて、当事務所でも早速購入してみました!

 

 ○MAZONで5000円ほどのものを購入しましたが、安いものはあまりに小さくて、程よい感じのものをということで「幅600×高さ500mm 窓サイズ:幅300mm×高さ200mm  材質:透明PET板  生産国:日本」のものにしました。かなり透明ですので、写真ではわかりづらいですね。なお、下部には書類の受け渡しの用の穴?は空いています。

 

 これが届いてからというもの、土地家屋調査士事務所ですので業務の性格から普段はあまり来客はないのですが、設置してからというものその直後からなぜか訪問客が増えまして、今日も入れ替わり立ち替わりご相談に事務所へおこしになられます。

 ということで、早速フルに活用させていただいていますが、やはり会話をしていても安心感が違いますね。訪問客の方々もなんとなくですが落ち着いて話ができると感じていただいているようで、購入してよかったです。もちろん、他にもソーシャルディスタンスの徹底、手指のアルコール消毒、室内のこまめな拭き取りなど、今後も出来うる範囲の対策はしていこうと思っています。

 

 今後予想される感染拡大防止に向けて同業者の皆さんもクリアパーテーション設置を検討されてはいかがでしょうか。残念ながら、第二波の襲来を思うと、十分もとは取れそうな気がします。

 

2020年

7月

04日

秋の国家資格の試験日程がおおよそ出そろいましたね

 

 秋に予定されている国家資格の試験日程がおおよそ出そろってきました。前にも本ブログで取り上げましたように、例年でしたら7月にに実施されていました司法書士試験(筆記)については先日、令和2年9月27日(日)に実施と正式に法務省から発表されました。全く想定外の延期、ということで受験生の方は気をもまれたことと思いますが、是非気持ちを新たに準備に臨まれるように頑張っていただきたいものです。

 

 なお、土地家屋調査士や行政書士については特に試験日程については変更はないようですが、試験会場は例年以上に大きな教室を利用して、受験中のソーシャルディスタンスの確保等に注力されるのでしょうね。

 

 そうした意味では宅地建物取引士については結構思い切ったアナウンス?がされています。試験日程については変更はないようですが、試験実施団体である不動産適正取引推進機構のホームページ内の受験案内についてこう書かれています。

 

・令和2年度宅地建物取引士資格試験における 

 新型コロナウイルス感染症への対応について(令和2年6月5日作成)

 

1.受験申込みの自粛についてのご協力のお願い

 

令和2年6月5日現在、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言は解除されていますが、宅地建物取引士資格試験の当日に同感染症の状況がどのようになっているか、予断を許さない状況です。

 

感染の拡大防止のためには、密閉・密集・密接の「3つの密」を避けることが大切であると言われています。宅地建物取引士資格試験は、例年、相当数の受験申込みがあり、試験会場に多数の受験者が集まりますので、ある程度の密集状態になることが考えられます。

 

試験実施にあたりましては、「3つの密」を避けるため、試験会場における受験者間の間隔を確保するなど可能な限り努力いたしますが、会場における座席の間隔を十分に確保できないことも想定されますので、あらかじめご承知おきの上、お申込みいただきますようお願い申し上げます。

 

 このため、早期の宅地建物取引士の資格取得を迫られていない方につきましては、なるべく今年度の受験申込みを控えていただきますよう、ご協力をお願いします。

 

 いや~、受験申込を控えてください、とはスゴイです。土地家屋調査士なんかは、ここ十数年は高齢化社会の影響か、士業は食えないことがわかってきたからか知りませんが、受験者の減少が顕著で受験者増にむけて頭を悩ましているのですが、さすがは宅建士は感覚が違うようです。

 

 ただ私も自分の宅建試験の際のことを思い浮かべると試験会場には会社の方針で、社員全員が受験しに来ました!といった感じの不動産会社などのグループさんがいくつも見受けられたことも事実です。当然受験姿勢もまちまちで、こんなモチベーションで受験するなら来年度に受けてね、というのもわからないでもない気はします。

 試験案内には他にもケースによっては今年は試験を二回実施するかも、みたいなことも書かれています。宅建士については不要不急の受験?の方は今年は避けた方がよさそうですが、真剣に受験を検討の方は不動産適正取引推進機構のホームページはの内容は小まめにチェックしておいた方がいいでしょうね。

 

 

2020年

6月

28日

馬部隆弘著「椿井文書―日本最大級の偽文書」と尚江千軒遺跡

 

 少し前から知人のSNSや新聞の書評欄などの影響で、今年中公新書として発刊された馬部隆弘著「椿井文書―日本最大級の偽文書」のことが気になっていたのですが、先日たまたま用事と用事のはざまで時間が空いた際に近くの書店をぶらついていましたら平積みされているのが目に入り、そのままレジに持っていきました。

  実は手に取るまでは知らなかったのですが、本書はなんといっても滋賀に関連するページがとても多く、なかでも私の住んでいる湖北地域がかなり取り上げられており、長浜市余呉町椿坂地区も「椿井」の関係先とのことで大変親近感をもって読まさせていただきました。展開もさすがに話題の本だけあって、購入したまま喫茶店に入ってざっと読ませていただいただけなのですが、優れた探偵小説を読むようでちょっとした興奮を覚えました。

 

 「椿井文書」、壮大な偽史の誕生の要因は複雑ではありますが、まずはいつの時代も紛争の解決策として証拠が重要であり、その証拠を示したいという動機はいつの時代にもあることなのだと実感しました。家系図なんかは特に有名ですが、椿井文書はそのスケールの大きい版と言えるのでしょう。

 椿井文書の作者である椿井政隆はあくまで依頼者の求めに応じて偽作を続けたとのことですが、技術や知識レベルも相当に高く、さらにその体裁が中世の文書を近世に模写したという形式をとっていたため見た目は不自然に新しくても、内容自体は確かなものだと信じるに値したということで、近畿一円に数百点も流通したとのことです。

 しかもたちが悪いのはその偽書が地域や研究者の目をすり抜けて、今もなお信用され、地域おこしなどでも由緒正しき史料として活用されているという点です。まさに、その一例として「筑摩社並七ヶ寺之絵図」、滋賀県米原市朝妻筑摩地区の「尚江千軒遺跡」が取り上げられていました。

 

 尚江千軒遺跡については場所はおおよそ米原市の現在はエクシブ琵琶湖がある、湖岸側の地域ということになりますが、琵琶湖の周辺には他にも地震によって湖底に沈んだ集落があるといわれており、長浜市内にも「西浜千軒」などがこれまで調査されています。いずれも「千軒」とはいいますがあくまで少し盛った、イメージ優先の呼称で、実際には集落規模は千軒はないと思いますが、こうした遺跡について大学などで調査がされていたことは私も承知しています。

 そこで、ついでですので近くの図書館で「尚江千軒遺跡」の本を借りてきてきました。滋賀県立大学の林博通教授(当時)の研究室による調査研究の報告書ですが、湖中の探索調査や古老への聞き取りと併せて、「筑摩社並七ヶ寺之絵図」についても検討が加えられていました。

 結論的に申しますと、「林本」では「筑摩社並七ヶ寺之絵図」については肯定的に取り上げられており、他の現地調査結果も併せて「信憑性が高い」とされていました。

 しかし、「馬部本」ではこの絵図の作成の背景は漁業権を巡る対立が背景にあって、その縄張り争いの中で朝妻筑摩の主張を裏付けるために作成された偽書であると述べられています。そうした視点で見ると、琵琶湖周辺の、いわゆる湖底に沈んだ村というのはすべて漁業権のぶつかり合うところであるように思えてきます。定置網である「エリ」の設置位置なんかとも関連がありそうです。

 私の感想としても、地元の神社にこの絵図があれば、詳細に説明されている歴史を史実として純粋に信じてしまいそうですので、住民への聞き取り調査はほとんど意味はなさないと思われます。お寺に地獄絵図が飾ってあるケースとよく似ていますね。なお「林本」の結論については幾つかの視点から根拠について説明は加えられていますが、実際のところはそもそも結論ありきでは…と思わないではありません。なお、現在ではより精度の高い方法で湖底の調査も可能かと思いますが、改めてその必要はないのかな、と思いました。

 

  ともあれ、境界争いなどの土地相論や、集落間のマウントの取り合いに、各々の主張を正当化するために歴史が引き合いに出され、その根拠を示すために偽の絵図や文書が相当数作成され、それらが今もなお信用されてきたという本書の視点は大変勉強になりました。現在のように国家レベルでの法律や裁判所がなければ「うちの方が正当性がある」「いやうちの方が歴史がある」と争いになることは必定ですが、地域に残る歴史的な資料というものは、そうした性格も踏まえたうえで内容を判断をしていかないとダメなんですね。

 でも、ここまで世間をだましとおしてきた「椿井文書」については、違った意味で作成者である椿井政隆をリスペクトしたい気持ちです。中世では私的に偽造された銭(私鋳銭)であっても偽金として、それなりに通用していたそうですが、椿井文書もそんな感じでしょうか。「かくあってほしい」という人々の願いが生んだ、「偽書界のスーパースター」と言えるでしょう。

 

 

2020年

6月

23日

押印慣行を見直しませんか! 「押印についてのQ&A」法務省より

 

 コロナ禍の下、社会全体としてテレワークが推進されていることは皆さんご承知と思いますが、そのテレワークの大きな障害の一つとして日本独特のビジネス慣行である「押印」が問題視されています。

 押印については土地家屋調査士や行政書士業務においても、とても関係する部分が多く、下手をすれば押印こそが業務の中核であるかのような気もするくらいですが、今回お上(法務省ほか)がわざわざ「民間の」押印慣行についてQ&Aを作成してくださいましたのでご紹介させていただきます。↑

 

 「Q&A」を拝見しますと、特段新しい内容もないのですが、なかなか含蓄深い箇所もあったりして、勉強になりました。法務省のサイトにアップされていますので全文はそちらを是非ご参照願います。

 「Q&A」は全体が問6までの構成ですが、問1では「契約書に押印をしなくても、法律違反にならないか。 」といった初歩的なところからはじまります。

 問2と問3は押印に関する民事訴訟法上のルール についての解説です。問4と問5は裁判関係の項目です。注目したいのは問6で「文書の成立の真正を証明する手段を確保するために、どのようなものが考えられるか。 」ということで、なかなか実践的な内容となっています。以下、「考えられる証明手段」の三つを引用します。

 

  ① 継続的な取引関係がある場合

  取引先とのメールのメールアドレス・本文及び日時等、送受信記録の保存(請求書、納品書、

  検収書、 領収書、確認書等は、このような方法の保存のみでも、文書の成立の真正が認

  められる重要な一事情になり得ると考えられる。)

  ② 新規に取引関係に入る場合

  契約締結前段階での本人確認情報(氏名・住所等及びその根拠資料としての運転免許証など)

  の記録・保存本人確認情報の入手過程(郵送受付やメールでの PDF 送付)の記録・保存文書や

  契約の成立過程(メールや SNS 上のやり取り)の保存

  ③ 電子署名や電子認証サービスの活用(利用時のログイン ID・日時や認証結果などを記録・

  保存できるサービスを含む。)

 

 私も土地家屋調査士の開業以来十数年たちますが、メールについては当初から全てWEBメールに転送してありますので、過去やりとりしたメールを検索して当時どういったお話合いをしたのか、調査はどこまで行ったのか等々の履歴を都度確認しています。相談から何年も経過してからようやく着手、なんてケースもありますので、さすがに人間の記憶力は曖昧になっていますが、メールを見ると何かと思い出すことがあり、助けられますね。

 そこまで長いスパンの業務ではなくても、業者さんなどとの日常の連絡なども、できるだけメッセンジャやーLINEなども交えて記録には残すように努めています。伝えた、という証拠が残ることがお互いにとって関係を続けていく上で何よりだと思っています。

 

 今回、「Q&A」でそういった電子記録の内容が文書の成立の真正を証明する手段として有効であることが法務省から示されたことはタイムリーでよかったと思います。ただ、民間の押印慣行よりも、まずはみずからの押印慣行を見直して頂ければ大変ありがたいです。日本の押印慣行は官公庁と金融機関が支えているのが実情ではないでしょうか。(余談ですが、金融機関の「FAXでお願いします」も正直辟易しています。データの流出が怖いのでしょうが、今どきFAXか~、と)

 

 私も業務で官公庁を訪問する際には不意の押印要求?に応えるべく、いつも印鑑を携行するようにしていますが、こんなものに押印は不要でしょう、と言いたくなるケースは多々あります。ほかに登記の委任状だって、認め印の押印にどこまで意味があるのか、法務局もわからない組織ではないと思いますが…。

 ここは「隗より始めよ」ということで是非官公庁からこの「Q&A」の内容を率先して実行していただけることを期待したいと思います。

 

2020年

6月

20日

第一種農地と第二種農地、自己所有の農地の分類を知ることの大事さ

 

 ここ最近、自己所有の農地を太陽光の発電施設に転用したいということで相談を受ける機会が何度かありました。事務所の近くに太陽光の事業者さんがあり、その案件の一つ一つについて事前相談をこちらから農業委員会にかけることもあるのですが、業者さんが直接先に農業委員会や農政課等で調査をされてから、こちらに農地転用の申請手続きの依頼をしていただくケースもあります。

 

 そうした場合、あらためて農業委員会で申請予定地の調査と相談を行うわけですが、先日数件をまとめて調査した際に申請対象地のあらかたを「第1種農地です」との回答をもらいあたふたしました。調査前には当然転用可能な「第2種農地」であると業者さんよりうかがっていましたので、計画が全く狂ってしまうことから、こちらの責任ではないのですが大変困ることになりました。

 業者さんは「かつて農業委員会に確認した際には第2種農地、との回答でした」と言われるのですが、証拠書類があるわけでもなく、埒が上がりません。土地の所有者(地権者)さんも「うちの土地が一種農地なんて承服しかねる」とおしゃっていたようですが、それをこちらに言われましても…といったところです。

 

 そもそも農地に1種・2種といった分類があることは一般的にそれほど知られていません。いうまでもなく、農地の転用許可は、どんな土地であっても申請すれば常に許可される性格のものではありません。農地には、行政側の方針として今後も農地として維持していくべき農地(青地・白地)とそうでない農地(農業振興地域外)がありますが、農業委員会では以下の農地の分類に基づき許可の可否の判断を行っています。ちなみに上から下に下がるにつれて農地転用はしやすくなります。

 

農業振興区域農用地 農地転用可能性××

 一般的に「青地」とよばれています(逆に「青地」以外の土地を「白地」といいますが、長浜市では青地の区域を地図上では黄色で塗られていますので少し変な感じです)。農業振興地域の整備に関する法律に基づき、今後維持していくべき農地として市町が区域を設定しています。区域内であれば、この区域は原則不許可となります。例外として農業用施設等(農業用倉庫等)は認められる場合もあります。どうしても同地での転用を希望する場合は、市町が農業振興地域農用地区域から除外可能と判断した時のみ除外手続きを経たうえで、農地転用の申請手続きに入ることになりますが、時間もかかる上、転用の条件は厳しく限定されています。

 

第1種農地 農地転用可能性×

 10ヘクタール以上の広がり(一団の農地)に含まれる優良農地や土地改良事業の実施された農地などが該当します。この区域での転用は原則(例外もあるにはありますが)不許可となります。

 

第2種農地 農地転用可能性△

 小集団の農地の広がりをもつ農地や生産性の低い農地などが含まれます。他に代替地が無い場合には転用が許可されます。いわゆる太陽光発電施設もこの第2種農地からは許可される可能性が高くなります。

 

第3種農地 農地転用可能性○

 都市計画区域内の用途指定のある区域内にある農地や市街地にある農地など、今後市街化が進むことが予想される地域の農地が該当します。この区域の農地は原則転用許可となります。

 

 他に市街化区域内の土地がありますが、こちらは農地転用可能性◎です。市街化を促進している区域ですのでこれは当然ですね。

 

 上記の分類はあくまでわかりやすくざっと整理したものですので、参考程度にしていただきたいのですが実際には第1種農地と第2種農地の違いが最も大きなポイントだと思います。ここで農地以外への転用可能性が全く違ってきますので、農地を所有されている方は自己所有地はどれに該当するのか、この程度のことは知っておいて損はありません。また、実際の農地転用の許可手続きの際には専門家である行政書士に依頼されるケースが多いとは思いますが、そのあたりを整理したうえでご依頼いただくと、受任する側としても大変助かります。

 

 ただ、こうした分類自体が随分前から変わっていないことから、現代にマッチしているかと言えば、疑問符が付きます。行政にはもう少し柔軟に対応いただけるようになると嬉しいです。農地を守ることは大事なことですが、この先の人口減少・担い手不足を考えると農地も従前以上に選択と集中をおこない、効率的な運用を目指すべきだと思いますがいかがでしょうか。

 

2020年

6月

13日

コロナウイルス感染症支援制度について行政書士会に行ってきました

 

 今日は午後から、大津の滋賀県行政書士会館に新型コロナウイルス感染症支援制度について説明会があり、支部長に成り代わって参加してきました。

 

 国会でも補正予算が昨日成立しましたが、行政書士会としてはそうした一連の動きを受けて商工会議所や滋賀県等々から相談窓口への支援などの要請があるそうで、本会はもちろんのこと、支部としても人員の配置などで対応をしないといけません。

 私は今回、支部長の代理として急遽参加したことから、全体の動きや趣旨もイマイチよくわかっていなかったのですが、コロナ禍の中で前例のない対応が緊急に迫られるという厳しい条件下ではありますが、行政書士の使命や社会的な存在意義をこのような場においても可能な限り発揮していくべきであると感じました。

 

 本当は国会でも、もうちょっとこうした具体的な相談支援について議論があってしかるべきであったと思うのですが、管見の限りでは何たら協議会?や電通の話ばかりで少し残念でした。税金の使い道としてそれらの案件は金額も大きいことから致し方ないとも思うのですが…。

 

2020年

6月

05日

「明治の資料市博物館に高岡・戸出光明寺自治会が寄贈 」中日新聞より

 

 富山県高岡市の事例ですが、自治会が市の博物館に地籍図を寄贈したとのニュースを拝見しましたのでご紹介させていただきます。寄贈されたのは記事を拝見する限り、地籍図だけではないようですが、ちょうど記事の写真が地籍図(時期的にも壬申地券地引絵図かな)と思われ目に留まりました。

 

 地域の資料を今なお自治会で所蔵しておられるケースは非常に多いのですが、自治会では扱い方がよくわからずに紛失されてしまうようなこともままあるようです。

 高岡市立博物館のツイッターでも「何か古い書類などが出て参りましたら、ぜひ当館にご一報ください(^-^)」とPRされていましたが、大切なことかと思います。

 

以下、2020年6月3日中日新聞富山版より

 

 高岡市の戸出光明寺(こうみょうじ)自治会は二日、明治時代の光明寺村の地引(じびき)絵図や戦時中の配給を記録した日誌、国民義勇隊勤労表など貴重な資料約百点を市博物館に寄贈した。

 資料は、村の歴史として歴代の自治会長に代々受け継がれてきた。数年前に元自治会長宅の古い蔵を解体した際に見つかり、光明寺自治公民館が保管してきた。元自治会長の沢田昭典さん(68)=市是戸公民館主事=と、自治会長の野原由雄さん(68)が段ボール二箱分を博物館に持ち込んだ。

 地引絵図は「新川県管下第20大区小4区越中国砺波郡光明寺村」(一八七五年)で、七三(明治六)年の地租改正以降に全国で作られた地籍図。光明寺の田畑の地番や面積、所有者が詳細に地図に表記されている。地図を作製する基として作られた野帳や時価取調帳など一式がそろっている。

 記録日誌には肥料や食べ物、衣類など配給の種類や数が備忘録として記載されている。国民義勇隊勤労表(光明寺小隊)は勤労動員の状況が見て取れる。

 沢田さんは「博物館で保存してもらうのが一番ありがたい。後世に残し、有効活用してほしい」と話した。博物館の仁ケ竹(にがたけ)亮介副主幹学芸員(45)は「地引絵図には江戸時代以来の字名も記され、古い田畑の情報が分かる。配給の日誌は戦時中の生活がうかがえて貴重。古文書は失われるので、眠っている資料があれば博物館に相談してほしい」と話す。

 

2020年

6月

02日

行政書士による無料電話相談― 新型コロナウイルス感染症関連―

 

 滋賀県行政書士会では新型コロナウイルス感染症の影響により、資金面でお困りの事業者を対象に、電話(またはインターネットビデオ通話)による無料相談を開始しています。

 特に「持続化給付金」については関心が高いようで、支部の方にも相談がありましたが、まずは電話相談から気軽に取り掛かっていただくのもいいかもしれません。

 事業者の皆様、是非ご活用ください!

 

―以下滋賀県行政書士会HPより転載―

滋賀県行政書士会では、新型コロナウイルス感染症の影響により、資金面でお困りの事業者を対象に、電話(またはインターネットビデオ通話)による無料相談を実施します。

【概要】

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、資金繰りに悩む事業者が多い中、給付金や支援金、助成金、補助金、融資制度といった様々な支援策が整えられ始めていますが、一般の方にとっては、新型コロナウイルス感染症に関し、どのような制度があるのか網羅することは困難です。

 そこで滋賀県行政書士会では、6月と7月の火曜と金曜(祝日除く)の10~13時に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて資金繰りや給付金・補助金等でお悩みの 事業者の方から、電話またはインターネットビデオ通話によるご相談を受け付け、公的融資や補助金等の制度をご紹介します。

 相談のご予約は、滋賀県行政書士会事務局(電話:077-525-0360)にて受け付けます。

 特に、中小法人等には上限200万円、個人事業主等には上限100万円を給付する持続化給付金については相談件数も多く、この給付金を申請者本人以外で報酬を得て申請代理・代行ができるのは行政書士のみであると経済産業省に確認されております。

 新型コロナウイルス感染症に関連する支援制度は、自治体によって異なる場合もあって複雑であるため、この機会に行政書士にご相談いただければと存じます。

 

【お問い合わせ先】

滋賀県行政書士会

滋賀県大津市末広町2−1

電話:077-525-0360

メール:shigakai@gyosei-shiga.or.jp

2020年

5月

27日

滋賀県土地家屋調査士会の定時総会が開催されました

 

 今日は午後から滋賀県大津市の司調会館会議室にて滋賀県土地家屋調査士会の第72回定時総会が執り行われました。当初はいつものようにホテルを会場に、懇親会もセットで開催を予定していましたが残念ながら折からのコロナ禍もあり、参加者も最低限に絞らさせていただき、会議室にて開催させていただきました。

 

 議事自体は非常に順調にすすみ、1時間もかからず無事に総会は終了しましたが、執行部としては楽ではあるものの、会員さんとストレートに向き合う、一番の通過儀礼である総会がこのような形式となったことにどこか寂しさも禁じえませんでした。さて、来年は通常開催が可能となっているのでしょうか。

 

 定時総会ですので今日は簡易な表彰式もあったのですが、かくいう私も連合会より感謝状を頂戴しました。生まれてこの方「感謝状」なるものを頂戴したことは記憶にありませんが、連合会の委員を務めると形式的にいただけるようです。

 振り返ると、2年間連合会の委員を務めさせていただくなかで、全国各ブロックの土地家屋調査士さんのお話をきかせていただき、勉強をさせていただけたことは大変刺激にもなりました。初の全国新人研修においても多くの出会いもありましたし、こちらこそ感謝したいという気持ちです。田舎ものですので、東京に足を運ぶ機会もちょくちょくあったことも、なんだかんだで嬉しかったです。

 

また心置きなく水道橋や神保町にうかがえるような社会に早く戻って欲しいと思う、今日この頃でした。

 

2020年

5月

20日

久々に大津に出かけてきました

 

 今日は滋賀県土地家屋調査士会の役員会の予定があり、一か月ぶりに大津に出かけてきました。ここ10年ほど、大津に行くのにこんなにスパンがあいたことはないかなー、といったところですが、ついでですので、いろいろ予定をぶっこんで帰ってきました。

 

 まず調査に訪れました滋賀県立公文書館は前身の県政史料室のときから大変お世話になっているのですが、改組のせいか資料請求のシステムが、個人情報などにも配慮した利用方法に代わりました。基本的にはネット上で絵図が閲覧できるなど便利になったのですが、慣れないせいかやや戸惑いつつ調査をしてきました。

 

 ついで、大津地方法務局の○○特定室に打ち合わせに行きました。コロナ禍もあり、出だしからちょっとつまづき気味の案件ですが、順調な処理に貢献したいと思います。

 

 最後に本丸の土地家屋調査士会の会議に。来週の定時総会にむけて確認事項を詰めていきました。他の会も同じだと思いますが緊急事態宣言もあり、通常のホテルなどの会場も確保できませんでした。そこで本会会議室にて出席者を事実上絞り、議事自体も内容はともかくとして、時間的には速やかに短く終えられるように配慮して、開催することが決まりました。

 こうなりますと会の総会の出席者数が理事会の参加者数よりも少なくなる予定となるのですが、まさかこんなことになるとは…。今更ながらコロナ禍の影響の大きさに愕然とします。そりゃ高校野球がなくなるくらいですから、土地家屋調査士会の総会なんて、ちっぽけなことですけどね。

 ただ仮に無事に総会が終了したとしても、本会事業そのものの遂行がかなり困難な状況が予想されます。比較的年齢の高い層には不評だったかもしれませんが、こんなご時世ですので果敢にオンライン会議やE-ラーニングなどを活用して会員さんに不利益・不都合がないように進めていきたいと思います。

 

 

2020年

5月

14日

コロナウイルス感染症の事業者緊急支援もいろいろ整ってきましたね

 

 今日は政府より39県の緊急事態宣言解除が発せられました。わが滋賀県も最近は新規の患者者さんはおられないようですので、当然解除の対象となっています。ただ今はその喜びよりも実際に社会はどの程度「コロナ前」に戻るのか、いわゆる第三波はいつ来るのか、防げるものか、不安で視界は曇ったままです。

 

 先日、長浜市商工会より「新型コロナウイルス感染症に伴う事業者への緊急支援」等のお知らせをいただきました。知り合いの事業主さん(土地家屋調査士や行政書士ではない)とお話したり、新聞紙上等々で少しは目にしていましたが、正直なところ私の事務所は今のところ売上面での影響はないことからかなり他人事でした。今回、改めて案内の内容を拝見しますと随分といろんな支援メニューが用意されているのですね。これだけのメニューとなると窓口となる行政や商工会等の職員さんは大変ご苦労なことと思います。

 

 いまは国・県・市とそれぞれのメニューをうまく組み合わせることにより、一般的な個人事業者の規模でしたら半年くらいは何とか持ちこたえることができるのかな?どうでしょうか。

 でも、事業者心理としては仕事がないのが一番つらい、これは共通して言えることだと思います。労働って嫌なことも多いのですが、生きがいでもあることは間違いありません。給付金や支援金ではなく、額に汗して対価を得る、当たり前の日常が待ち遠しいですね。

 

 

2020年

5月

05日

「分銅師」「文道師」「測量士」? ―「世田谷の土地」より―

 

 ゴールデンウイーク真っ最中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?今年は「ガマンウイーク」ということで、私もひたすら自宅と事務所を往復の日々です。おおよそ片道徒歩3分程度ですので、散歩には少し物足りないのですが、代わりに日がな一日何往復もしています。

 

 さて、先日もご紹介させていただきました「世田谷の土地―絵図と図面を読み解く―」ですが、P92に耳慣れない言葉が載っていました。

 地租改正事業に伴う測量や作図で、当時実地測量を担当したとされる鈴木久太夫について、現地測量を依頼した村役人の日記に「北沢村九太夫ト申文道師を頼ミ」とあるそうです。同書では「文道師」のことを「分銅師すなわち測量士」と推測されています。

 

 分銅については、もしかして測量機にある「下げ振り」からの発想かな?と思わないではないですが、多分そうではなくて普通に目方を量る分銅から、計量→測定→測量、みたいな連想でそう書いたのかな、と思いました。

 何分、測量士のことを文道なり分銅といった言葉で表現した事例を初めてみましたので、少し気になりました。なお、滋賀県ではその当時は公文書などによると「測量手」と表現しています。

 

2020年

4月

28日

司法書士試験は受付延期とのこと、土地家屋調査士試験は?

 

 今般のコロナウイルス感染症の対応で司法試験が延期になることはニュースでもやっていましたが、もう少しマイナー?な司法書士や土地家屋調査士の試験はどうなるだろうと思っていました。そんなところへ、7月実施予定の司法書士試験については「受験申請の受付延期」とのお達しが先週法務省より発信されました。

 

 なんか少しややこしいと言いますか、「受付延期」とは中途半端な感じでよくわからないのですが、要は試験の時期を後ろにずらす、ということなのでしょうね。たしかに7月ではやや時期的にも難しいとも思いますし、仮に実施するにせよ暑い時期なのでエアコンを入れる=三密となることから、ずばり換気もできる秋に延期かな~と勝手に予想します。そのためにとりあえず今は会場を選定中、といった感じではないでしょうか。100%私個人の推測ですので責任は持てませんが…。

 

 その点、土地家屋調査士は10月に実施予定ですので、比較的スケジュール的にも余裕はあります。また、これは褒められたことではないのですが最近受験生も減少しており、会場のスペース的にも余裕があることから普段より間隔をあけて席を確保することもたやすく、三密も避けやすいようには思います。

 ちなみに上の画像は私の手元にあった数少ない土地家屋調査士受験生当時のテキストからとりました。当時は毎年1万人以上の受験生がいたのですが、最近は出願ベースで5000人強といったところです。国家資格としては寂しい数字ですね。

 

 なお、行政書士や宅地建物取引士の様な大型資格(受験生が多いという意味で)は会場ももっと大規模なハコを用意する必要があるでしょうから、こちらの方が実際には対応が難しいとは思います。例年以上に会場を分散して実施するのでしょうか。

 ちなみに私は土地家屋調査士試験は滋賀女子短大、行政書士試験は膳所高校、宅地建物取引士は立命館大学BKCキャンパスでそれぞれ受験しました。なお、土地家屋調査士については口述試験は大阪法務局で実施されました。その際は近畿の筆記試験合格者が一堂に会し、くじ引きで決めた順番を同じ会場で待ちましたが、今年は時間をずらして別々に会場入りするのでしょうか。

 

 いずれにせよコロナウイルス感染症が一日も早く終息し、日常が戻ってくることを願うばかりです。そのためにも今は我慢、我慢の時なのでしょう。

 

2020年

4月

24日

コロナウイルス・緊急事態宣言の影響で登記完了日が遅れています

 

 滋賀県においても知事が全国的な緊急事態の宣言をうけて休業要請を行い、4月23日から特定の施設などは休業となっています。建築関係でいうと、住宅展示場なんかはすでに閉じられており、業者の方も事務所の中にとどまって事務作業などに集中しておられるようですね。

 それにしてもコロナウイルスの影響によって今後社会はどうなっていくのか、ネット上では「アフターコロナ」とか「ウイズコロナ」などの言葉が出てきていますが、土地家屋調査士や行政書士といった小さな業界単位でははかれない、とても大きな社会の変革に立ち会っているのかもしれません。

 

 なお、登記実務の面では先ほど大津地方法務局長浜支局にて登記申請(半ライン)をしてきましたが、登記の完了予定日が4月30日ということで、通常より処理に日にちがかかりそうな感じです。ここ何年かは私がよく申請している長浜支局や彦根支局はとても完了が早く、登記の完了にやきもきすることはまずなかったのですが、この事態を受けてどうなることか、少し心配です。

 

 とはいえ、依頼人さんのほうも「コロナの影響で…」とあらかじめ伝えておけば「それは、仕方ないな」ということで了解は得やすい状況ではあり、特段問題はないのかもしれません。

 でも、実地調査を伴う申請については先日も登記官から「当面実地調査は行けないので、GWあけになります」連絡をいただきました。それこそ一か月かけて登記の完了を待つことになりそうです…。

 

 

2020年

4月

18日

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言についての対応

 

 

 いよいよ、といいますか、やはり、といいますか、ついに新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて緊急事態宣言が出されました。 

 滋賀県内でも先ほどのヤフーニュースで「大津市役所でクラスターか 職員7人が感染」と報じられていますが、地方自治体の中でも土地家屋調査士にとって非常に業務上関係の深い、道路や水路を管轄する部署でクラスターが発生しており、土地家屋調査士の会員の中からも近いうちに感染者が発生しかねない状況と思われます。

 

 私の個人的な業務については現在、登記官の実地調査まちの案件がありまして、日程を調整していただいているところですが果たしていつできることやら、といった感じです。また建物の登記についても普段であれば一両日中に完了するような比較的易しい登記であっても、完了日を約束させていただくのはちょっと難しいと思い、依頼者の方には予めご了承をお願いしています。

 何せ登記官がもしコロナウイルスに感染したら、その局での登記処理は全て一旦中断せざるを得ないでしょう。そうなると、表題登記の後についてくる決済や融資実行に多大な影響を与えますので、とりあえずは日程についての安易なお約束は避けたいところです。

 

 こうしたことで最近は集まって会議を行うことは大変難しい状況ですので、代わってミーティングをオンラインで行うことのできるアプリが話題ですが、なかでも「ZOOM」が一番使われているようですね。

 私も所属している某不動産関連団体より来週開催の定例会議をZOOMを使用して行います、との通知を先日いただきましたので、さきほどスマホの設定を行いました。

 まだちょっとこれでいいのかな、ってところですが、実際にミーティングに参加させていただく事でまた一つあらたな経験を積むことができると思うと、ちょっとワクワクします。

 最近はオンラインでつながっての飲み会ですとか、さらにキャバクラ?までもがあるそうですが、そこまではいかがなものかと思うものの、日常的なミーティングについてはさすがにこれが常識になる日が来るのでしょうね。

 

 

2020年

4月

11日

世田谷が滋賀県の一部?「世田谷の土地―絵図と図面を読み解く」より

 

 コロナウイルスの影響でイベント等々も全て中止となり、お出かけもままならない日々が続きます。ブログのネタも尽きそうなところですが、興味深い一冊の資料集を購入しましたので今月はこちらのご紹介をボツボツさせていただこうかと思います。

 

 その資料集の名前は「世田谷の土地―絵図と図面を読み解く」、東京都の世田谷区立郷土資料館より平成27年に発刊されているものです。

 この資料集の存在を知ったのは、先日から明治初期に彦根藩領にて作製された「耕地絵図」について調査していた際に、同時期に世田谷区の方でも耕地絵図が作製されており、この資料集に掲載されているとの情報に接したからです。正直なところ、「なんで世田谷?」と思いました。

 

 世田谷区と彦根藩(滋賀)とのつながりは、世田谷区にある有名な豪徳寺が井伊家の江戸の菩提寺であることは存じていましたので、何となくは知っていましたが、まさにその程度でした。

 いうまでもなく井伊家は大老職を務める譜代筆頭の家柄ですから、江戸にて生活する期間も長いため当座の生活の手当て、江戸賄料として江戸近辺にも藩領を有しており、ちょうど豪徳寺周辺にその村々がありました。また、一つの村を複数の領主が分け合う「相給村」も存在していたとのことです。滋賀県内にも相給村は存在しますが、江戸と京都という大都会に地理的に近いと、同じような現象が起きるのですね。

 

 江戸時代を通じて基本的には彦根藩領という経緯があったことから、近代に入っても世田谷区の中心部は彦根藩、そしてそれを引き継いだ彦根県の一部(飛び地みたいなもんですね)でした。具体的には明治4年11月、廃藩置県までのようですが、今日からするとなんだか相当な違和感があります。

 

 

 

 肝心の「耕地絵図」ですが、これという図は掲載されていませんでした。火事等々のせいかもしれませんが、滋賀県ではほとんど保存されていることと比べると、世田谷の耕地絵図はもうほとんど残っていないのかもしれないですね。

 ちなみに下は彦根藩領であった「八幡山」の村高反別絵図です。全体的に使用されている専門用語とかも滋賀とはやはり少し違っていたりして「世田谷の土地」、今月また別の機会にご紹介させていただきたいと思います。

 

2020年

4月

05日

パナソニックのミラーレス一眼を買いました

 

 新型コロナウイルスの感染が、昨日ついに長浜市までやってきました。なかなかお出かけもままならない日々が続きますが、皆さんストレス解消はどうされていますか?

 私の方はもっぱらネットショッピングで憂さ晴らしをしていますが、これっていわゆる「巣ごもり消費」ってやつなんでしょうね。でも、実際に外出自粛が呼びかけられているわけですから、こんな方は多いのでしょう。

 

 ということで、いろんなものをこの間購入しましたが、先日は10数年ぶりに一眼レフカメラを購入しました。前回はキャノン製だったのですが、今回は親族がお世話になっている?パナソニックのミラーレス一眼にしました。さすがに10数年前のカメラですと動画は撮れませんし、Wifi接続なんて想定外でしたから、そろそろ買い替え時ではあったのですが、それでもそんなに頻繁に一眼レフを使うかと言えば、それ程ではないのでちょっと躊躇いもありました。

 

 なお、少し前までは土地家屋調査士業務の七つ道具、みたいな感じで常にデジカメを持参して仕事をしてきましたが、最近ではほぼスマホで撮影して、そのままGoogleフォトで保存していますので、今さらデジカメ…、って感じもどこかにあります。

 

 で、購入したもののどこかに遠出して撮影、というわけにもいかず今日行われた地元の神社での勧学祭と五村別院の隣の桜を試しに撮影してきました。

 腕前がない割には、やっぱりスマホよりはきれいに撮影できたような気はします。今はまったく使いこなせてはいないですが、少しづつ上達できればと思います。

 

 

2020年

4月

01日

新型コロナウイルスの仕事への影響はまだこれから?

 

 新年度に突入しましたが、新型コロナウイルスの感染者の増加傾向が止まらないですね。事務所の隣に二軒の料亭があるのですが、歓送迎会のかき入れ時にも関わらず開店休業状態みたいです。土地家屋調査士や行政書士の業界は観光や飲食といった直接的な影響がある業界ではないですが、そこは回りまわって半年後くらいから影響が出てくるような気がします。

 

 10年ほど前にはリーマンショックや東北の震災の関係で私の事務所も影響がありました。

 当初は「なんか今年は売り上げが上がらないなあ。他の事務所に仕事が回っているのかな…」程度に考えたりしていましたが、どうやらよその事務所も同じような感じでしたので、景気のせいだったように思います。なんだかんだで開業以来順調に売り上げも増やしてきたのに、当時は前年の半減近くにまで落ち込んだ記憶があります。連合会の統計を見ても仕事が減ると、報酬が下がるということで「往復ビンタ」みたいな状態だったことを思い出します。さて、今回はどうなるでしょうか。

 

 ただ当時より業界の側(特に土地家屋調査士)の条件として登録者数が減っていること、そして登録者の年齢が上がっている(ようは高齢化)ことから、実際にはそこまでの影響はないと思いたいです。単なる願望かもしれませんが…。

 また当時は空いた時間を生かして勉強し、土地家屋調査士特別研修を受講した勢いで、行政書士まで取得することも出来ましたので決して無駄な時間を過ごしていたわけではありません。今回も時間ができたらできたで将来への投資を怠らないつもりではいます。

 

 唐突ですが、上の写真は長浜市三川町の玉泉寺の境内にある「角大師」の像です。角大師とは、平安時代の天台宗のお坊さんの「元三大師 (良源)」が、疫病が流行った時、鬼の姿になって疫病神を追い払った故事にちなみ、その鬼の姿をお札にして、戸口に貼ると疫病や厄災から逃れられと伝えられている、とっても有難い絵なのです。

 今週、NHKのニュースで取り上げられており、近くにいながらも、小学生以来足を踏み入れていない(と思われる)玉泉寺に参拝をしてきました。 #疫病退散!

 

 

※以下はNHK大津放送局のサイトより転載

 新型コロナ終息願い お札を復刻

 

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、長浜市の寺では感染の終息を祈願し、平安時代に伝染病を鎮めたと言い伝えられる厄よけのお札を復刻し、参拝者に配布しています。

 

 厄よけのお札を復刻したのは、比叡山延暦寺の中興の祖、元三大師 良源が建立した長浜市の玉泉寺です。

元三大師は、平安時代に都に伝染病が流行した際、病を追い払う鬼になった自分の姿をお札にして配ることで伝染病を鎮めたと言い伝えられています。

 寺では、新型コロナウイルスの感染が広がる中、病に立ち向かう気持ちを強くしてもらおうと、3月にお札を復刻したところ、希望する参拝者が相次ぎ、すでに1000枚以上配布したということです。

お札を受け取った大津市の50歳の男性は、「職場でも日々感染防止対策が必要になっているので、なんとかお札に助けてもらいたいです」話していました。

 玉泉寺の吉田慈敬住職は、「お札は目につく玄関先にはり、見るたびに感染予防対策を思い出し、病に立ち向かってほしい」と話していました。

 

 

 子供のころから楽しませてもらった志村けんも亡くなられましたが、有名人が亡くなられたことで命にかかわる大変な病気であることを改めて思い知らされました。

 新年度の雲行きは全く見通しがつきませんが、一刻も早く流行が終息することを願ってやみません。

 

 

2020年

3月

24日

市役所備付けの公図と法務局備付けの公図の比較(滋賀県米原市)

 

 土地家屋調査士不動産登記関係の業界に長年従事しておられる方でも、「市役所備付けの公図」を見たことがあるよ、という方は少ないかもしれません。今回は市役所にて閲覧できる公図について簡単にご紹介させていただきます。

 

 現在滋賀県米原市内で地図訂正を含む登記関係の業務をしているのですが、当然ながら調査で公図を調べることになりました。まずは常識的に法務局にて公図を調べるわけですが、とりあえずネット(登記情報提供サービス)で公図のデータを取得したうえで、さらに和紙公図(旧公図ともいいいます)を法務局で取得しました。【上の画像の右】

 お仕事としてはそれで十分ではあるのですが、以前から米原市役所の証明書請求の欄に「公図」とあるのが気になっていましたので、今回米原市役所にて「市役所備付け公図」なるものを取得してきました。【上の画像の左】

 

 市役所の公図には隅に「平成26年」と年号が記載されていましたが、役所の窓口でお聞きしたかぎりでは、その時点から更新をやめています、とのことでした。

 事務所に帰って米原市役所のサイトをみますと、下記の案内が掲載されていました。市役所でわざわざ公図に線を入れなくても、法務局に行けばいつでも最新の情報が、市役所ですから無料で入手できるわけですので、なぜ公図更新業務を最近までやっていたのかわかりません。戦後のシャウプ勧告以前からの業務を漫然?と引きずっていたのでしょうか。でも、検索すると全国的にはいくつかの自治体でも未だに公図の更新をやっているところがあるようですね。

 

 

 

 せっかくですので、同じ個所の地番図【右下】と比較したものを上げておきます。滋賀県内では基本的に「地番図」といいますが、全国的には「地番参考図」という方が多いのでしょうか。余談ですが今回市役所の窓口で「公図」を請求したところ(ちゃんとチェックを入れて)、公図を請求する方は相当少ないと見えて職員さんが早とちりで地番図を出されました。わたしから「あれ、これ地番図ですよ」と指摘したからよかったものの、危ういところでした。

 最近では彦根市が地番図をネット上で閲覧できるようになっていますが、早く他の自治体もそのようにしていただきたいものです。

 

 

 

 さらについでに、法務局備付け公図(登記情報提供サービス)との比較もアップします。右下が法務局備付け公図、左下が市役所の公図です。

 

2020年

3月

21日

慶長検地帳(江州伊香郡)の解読をしました

 

 まだまだコロナウイルスの影響は続きそうな雲行きですが、今日お話しした料亭の大将は「売り上げは95%減。歓送迎会はおろか法事まで全滅や」とおっしゃっていました。観光や飲食の業界は直接的なダメージをいままさに受けておられますが、土地家屋調査士業界にも回りまわって影響があるかと思うとやはり心配です。リーマンショックの時も自分の事務所はおろか、業界全体の売り上げが沈んだ体感がありましたが、今回は何とか回避したいものです。

 

 さて、今日はそのコロナウイルスの影響で日程が延びていた古文書教室が開催されたのですが、これまで使用してきた教材「淡海温故録」に代わり、今日から滋賀県伊香郡K村の「慶長検地帳」を教材に解読をしてきました。

 作成が慶長年間ですので、おおよそ今から約400年昔の文書となりますが、検地帳だけあってそれなりに字もかっちり書かれ、かつ出てくる単語も「石」「升」「斗」「合」「畝」など数量を表すものが繰り返し使用されており読むこと自体は難しいものではありませんでした。

 それでも名請人(耕作者)の名前はなかなか解読は難しかったのですが、そこはさすがに先生のアドバイスで割合スムーズに読めました。

 

 それにしても検地帳を学ぶと「野帳」とか「名寄帳」とか、何だかんだ今でも使う関連用語がたくさん出てくることに気づきます。事務が少し複雑化しているだけで、検地時代とそれほど内実は変わっていないのかもしれませんね。

 

2020年

3月

14日

土地にまつわる方言「ネング」滋賀県方言語彙・用例辞典より

 

 前回に引き続き土地にまつわる滋賀県の方言を取り上げます。今回は「ネング」なのですが、漢字では当然「年貢」となります。滋賀県方言語彙・用例辞典では全県的に使用されていると記されていましたが、全国ではどうなのでしょうか?

 

 もともとは近世以前では領主におさめる税金を年貢、といっていましたが、それを転じて小作料のことを年貢と言い出したものと思います。現在でも田んぼの小作料のことを年配者の方は間違いなく「ネング」と言われます。

 話はそれますが、私の家もわずかばかりの田んぼを所有していますが、年貢はほとんどもらっておらず、固定資産税分も賄えていないのが現状です。最近は引き受け手の減少あって「年貢無し」というケースも増えてきたようです。しかし田んぼを所有していることが差し引きマイナスのでは、新規に田んぼを取得するといった意欲はなくなりますね。

 

 田んぼの小作料について「ネング」というのでしたらまだ理解の範疇かもしれませんが、宅地やお部屋の賃借料もやっぱり「ネング」と言われる年配者の方は多いです。そもそも賃貸借契約書に賃料が「玄米何俵」というふうに明記されているものもあります。もちろん江戸時代ではないので米俵で払うわけではなくて、米価を円に換算したものを支払うという契約です。土地家屋調査士や宅地建物取引士になる前のことでしたが、こんな米本位制のような契約もあるのだな、と当時感心した記憶があります。ある意味、米価の値段の上下によって賃料が変動してていくわけですので、いちいち契約をし直す手間が省けることを思うと合理的な面もあるように思いました。

 

 そうしたことで、滋賀県で「ネングいくらにする?」と言われてもお上に献上する訳ではなくて、土地の賃料のことですので驚かないで下さい。

 

2020年

3月

06日

土地境界にまつわる方言「サイメン」滋賀県方言語彙・用例辞典より

 

 世間は新型コロナウイルスの話で一色といったところですが、ついに滋賀県でも感染された方が出てしましました。人に会う際にはできるだけマスク着用を心掛けてはいますが、私の場合は花粉症対策の方が先にきます。でも今やマスクは一種のエチケットですかね。家にある在庫がいつまで持つか心配ですが…

 

 さて、今更ですが土地境界や不動産にまつわる方言を調べています。とはいえ滋賀県限定で、ということで増井金典編著「滋賀県方言語彙・用例辞典」(サンライズ出版)をパラパラめくって探している程度です。それでもいくつか興味深い用例が紹介されていました。

 

 滋賀の土地境界についての方言の最たるものはやはり「サイメン」「サイメ」ではないでしょうか?漢字でどう書くのかは不明ですが「際面」なのでしょうか。

 土地家屋調査士の仕事を始めたころ、境界立会のお願いをすると、隣地所有者などの関係者から「サイメンのことか」「この塀はサイメンから立ち上げてるで」などといわれて「サイメン?なんのことかなあ」と思いつつ適当に話を合わせていたことを思い出します。今では逆に肩ひじ張らない表現として年配の方には「サイメンについて確認させてください」などとこちらから積極的に振ることもありますが、何となく「打ち解けている感」?があることから、立会なんかもうまくいくような気がしています。

 

 滋賀県方言語彙・用例辞典には滋賀県の方言の一つとしてサイメンについて「土地境界のこと」とし、用例として「サイメの石、動かしたな」「隣とのサイメ」のニ例が紹介されています。

 この「サイメン」「サイメ」は全県的に使用されているようで、先日湖西地域の土地家屋調査士さんにもお話しましたら、「サイメの杭」などといった風に使いますよ、とのことでした。

 

 ほかにも気になる方言はあるのですが、またの機会にご紹介させていただきます。

 

2020年

3月

01日

新型コロナウイルスの仕事への影響

 

 新型コロナウイルスの影響で、学校が明日から長期休みに入ります。わが事務所の近くには小学校があるのですが、上記写真の奥に自動車がたくさん停まっていますので、先生方は今日も出勤されているようです。そりゃ、学校は大変だよな~、とは思うのですが、個人的にはとりあえずあまり関係ありません。

 

 あまり、といいますか、仕事の面では土地家屋調査士会の研修会や参加予定でした東京での地籍問題研究会が中止になり、その分仕事ができる時間が増えました。正直なところ、大変助かっています。年度末ということもあるのですが、なんだかずーっとバタバタしており仕事のことが気になっていましたし、測量や事務所作業は人に会わずにできるわけですから、業務面でもほぼ影響がないのはありがたいことです。

 

 ただ世間はそうでもなくて、学校の閉鎖をお国が要請するのは仕方ないことなのかもしれませんが、小学校を閉鎖して、学童保育へ行ってくださいというのは全く腑に落ちません。何より親の負担を考えると特別支援学校は閉鎖することないと思います。

 小学生をもつ、共働きの家庭の割合はとあるテレビ番組では約15%くらいと言っていましたが、政府の発表では逆に、まるで共働きが特殊ケースみたいな感じで扱われており、ちょっと認識がずれていると思います。

 そもそも、電車で通学するような都会の学校と田舎の学校では条件が違うと思うのですが、長浜市は早々に休業が決定しました。対策として学童保育も体制が整い次第、朝から受け入れます、との案内も回ってきましたが、どうか濃厚接触がさけられるようなスペースを十分確保頂いて、休校があだにならないようにお願いしたいものです。

 

2020年

2月

26日

人文地理学会第156回歴史地理研究部会での発表報告について

 

 

「人文地理」第71巻第4号が先ほど届きました。

 少し前のお話になりますが2019年8月31日、京都大学人間・環境学研究科にて開催されました人文地理学会第156回歴史地理研究部会にて発表させていただきました件につき、掲載がありましたので大変興味深く拝読させていただきました。今更ながらではありますが、こうした場で発表させていただくことができ、緊張もしましたが大変勉強になったことを思い出します。

 

 私の発表と、当日もコメントを頂戴しました岡本訓明先生のコメント、さらに司会記録をおつとめ頂きました山村亜希先生の討論のまとめについてはこちらの方に掲載させていただきますので、よろしければご笑覧ください(私の発表分については下記↓にも掲載させていただきます)。

 

 「人文地理」の中で、研究部会の活動実績についてもご報告があり、歴史地理研究部会の活動の概要と展望について、その中に「歴史地理学的視点の有効性の提示」というテーマについて言及がありました。たまたま上記の第156回については参加者が34名ということで、(私自身の)予想を超える参加者数がありました。これは(私以外の)ご報告者の方のおかげとは思いますが、それにしても地理を歴史的に捉える視点について一般的にも関心が高いことの証左であったような気はします。

 僭越ながら、今後の歴史地理(学)は潜在的には必ずある社会からの関心や興味を的確にすくい上げるとともに、歴史地理の知見や方法論、アプローチの手法を従来の文化や教養といった枠にとどまらず、例えばビジネスシーンにまで広げていくことができるかがカギではないでしょうか。

 

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2019年8月31日 一般社団法人 人文地理学会歴史地理研究部会報告

 

道路(軒下地)からみた官民地境界の変化―滋賀県大津市を事例に―

要旨

 

報告者 西村和洋(滋賀県土地家屋調査士会)

 

 本研究は近世由来の道路利用慣行(軒下地)が、近世から近代において道路と私有地の間の官民地境界に与えた影響を検討したものである。「軒下地」とはわが国の歴史的な都市域内における公の道路と私有地との境界領域を構成する道路利用慣行で、近代に入って道路狭あい化の克服のため「軒切り」が行われたとされている。先行研究としては大都市の事例が中心で、地方都市は俎上に上がっていなかったが、本研究において一地方都市である大津においても軒下地が存在し、大正期に至るまで事実上放置されていたことが明らかとなった。

 いわゆる「大津百町」においては、町絵図、地籍図類の現存状況が良好で、特に大津代官の指示のもと元禄8年(1695)に一斉に作製された町絵図については、百町の内、76町にて今回現存が確認できた。そこで町絵図及び地籍図類のデータベース化と、記載された一筆単位の情報の整理を行った。町絵図の記載情報によると大津の軒下地は凡そ二尺から三尺程度の幅であり、都市構造や道路幅、溝等との明確な相関関係は見られなかった。名称については西日本では「軒下」と表記されているのに対し、江戸では「庇」と表記されるケースが一般的だが、大津においては「軒下」の他に「庇下」「軒通」といった表記も数多く見られるなど、道路利用慣行としてはほぼ全町的確立はしていたものの、名称については統一されたものでなかったことが確認できた。

 このように大津において軒下地慣行は元禄期には確立していたが、明治維新を経て、近代的土地所有権が導入され、官民地の区分の明確化が行われる過程において是認されてきた利用慣行を画一的に排除することが迫られた。しかし、明治新政府の交通政策が鉄道に傾斜し、道路管理については「河港道路修築規則」「道路掃除ノ条目」「道路ノ等級ヲ廢シ國道縣道里道ヲ定ム」といった近世法の域を出ない法体系のまま大正期を迎えたことから、近世以前の利用慣行が排除されないまま生き残ったのである。また、大津においては近世を通じて道路幅の変化がないことから、軒下地は道路を占用する権利としての面と、共同体的な規制とが混じって実質的に建築制限線の役割を果たしており、輪をかけて利用慣行の解消は捗らなかった。

 しかし、そうした条件下においても軒下地の私的占有を制限し、その解消を目論んだ布達や条例を大津(滋賀県)では明治17年(1884年)より整備し始めるが、それでも市民側は狡猾に抜け道を確保し、進捗は芳しくなかった。しかし、政府にとって明治期からの課題であった道路に関しての近代法規である旧道路法が大正8年(1919年)に成立し、同時に定められた関連法規の道路構造令によって、規定された幅員の確保が厳密に求められるようになり、軒下地の解消が俄然進むこととなる。その遠因としては自動車台数の増加など交通事情の変化はあるものの、独自に事業実施が可能な大都市と違い、一地方都市である大津においては国レベルでの法整備とそれに伴う財政的措置という状況の変化が決定打となったといえる。また、「軒切り」の具体的な事例として旧北国街道が通過している大津市尾花川地区を取り上げ考察を行った。同地区では軒下地の解消の過程において、県道の有効幅員の条件を満たすことが迫られたこともあり、行政側が従前からの軒下地に関する解釈の変更を行い軒下地と私有地との境界線を変化させることによって、手間と費用の必要な用地買収を避けつつ道路整備を進めるという強権的な様子がみられた。

 軒下地に代表される道路利用慣行は明治期に入って、近代的土地所有権の確立と同時に単純に一掃されたわけではない。官民地境界も慣行や法制等の社会の変化に影響を受け、変動してきた歴史的な存在であるといえる。

         

                                             以上

2020年

2月

23日

地元神社の行事祭(オコナイ)でした

 

 今日は地元神社で行事祭(オコナイ)でした。わたしも自治会関係者として出席、拝殿への登壇をさせていただきましたが予想に反しての悪天候で、拝殿の上はとっても寒かったです。

 上の写真はオコナイのお供えの品々です。今回のコイは大変元気がよくて、縛ってあるひもを切ってしまい、神官さんに再度縛られていましたが、それでも息をしていました。大変な生命力ですね。

 

 オコナイも昔は虎姫地区の他の集落では5日間ほど務めておられたようなケースもあったようですが、さすがにこれは昔話の世界で、わが地区は今年から実質一日のみの開催と随分楽にはなりました。オコナイ恒例の餅つきも業者さんへの発注と、これまた簡略化が進んでいます。

 

 

 

 神事のあとは直会(ナオライ)です。先ほどのコイも立派にコイの粗汁へと調理されており、折角ですので二杯頂いてきました。生命力の強いコイをいただいて、巷で話題のウイルスを撃退できればと思います。

 

2020年

2月

20日

「どうするんだ。この農地。」ポスターに思う

 

 米原市役所の農業委員会に農地転用の書類を持参した際に上記のポスターを発見しました。農林水産省作成の「子供は都会で就職した。俺が農家やめたらどうするんだ。この農地。」…。

 

 たしかに田舎ではこうした農地が確実に増えています。なかなかグッとくるコピーですね。

全国的にみても、相続の手続きをしていない農地が日本の農地全体の2割程度 (93万ヘクタール)にまで達しているという統計もあるようです。

 

 こうみると、なんとも登記制度そのものが、根幹から問われているような気はするのですが、それはさておき、「相続手続きはちゃんとやりましょう」、と言いたいです。

 不動産はあくまで個人の財産とはいうものの、一種の公共財的な側面も有しています。私もいろんなところで相続未了のケースを見るたびに関係者の方には早急に手続きされることをお勧めさせていただくのですが、なぜか首をたてに振られない方が多いように感じられ、残念な思いでいます。

 

 昨今はテレビなどでも新型コロナウイルスの話一辺倒ですが、とにかくウイルスをばらまくといったことがないように、周囲に迷惑をかけないことが社会の構成員として求められていると思います。同じように相続登記も土地所有者としての社会に対する責任の一つと言えるのではないでしょうか。

 

2020年

2月

14日

境界問題解決支援センター研修会「マトメルこと」と「ツタエルこと」

 

 今日は午後から『「マトメルこと」と「ツタエルこと」~筆界を明らかにするための業務の専門家としての心得~』とのテーマで、講師に株式会社ビジネスプラスサポート 菓子田圭子先生をお迎えしての境界問題解決支援センター滋賀主催の研修会があり、参加してきました。

 

 研修では「マトメルこと」と「ツタエルこと」をテーマに、専門家として押さえておきたい文書作成のポイントや、「書く力、伝える力」について土地家屋調査士として何度も経験してきたであろう相談事例やその受付表をもとに解説していただきました。

 このブログでもそうなのですが、結構「書く」という作業は面倒で、難しく、ときには真意が伝わらないことが多々あります。ビジネスメールでも自分なりには気をつけてはいるのですが、陥りがちなミスや、逆に重複した表現で文章がもっさりしてしまう面など具体的に演習を交えて説明していただきました。

 

 さらに第二部では大津地方法務局から『「境界問題相談」の事例から学ぶ』と題してご講演いただきました。「取扱い」と「取り扱う」の違いなど、公文書作成で間違えがちなポイントをかいつまんで説明いただきました。

 いずれも実際には何度も聞いている話だと思うのですが、どうしても忘れてしまいがちですので、こうして定期的に気づきの機会があることが大事だと感じた研修会でした。

 

2020年

2月

10日

久しぶりに滋賀県行政書士会館へ行ってきました

 

 今日は久しぶりに滋賀県行政書士会館に行ってきました。おそらく資格の登録以来ですので五年ぶりくらいでしょうか。建物の前まではしょっちゅう行き来していますが、なかなか中に入る機会がなかったのですけれども、今日は土地開発部会の会議でしたので入る用事?ができました。

 

 部会では私も日常的に業務を行っている農地転用開発許可などの手続きについて、県内の自治体間の違いや行政書士会の研修のことなど様々なお話をお聞かせいただきました。土地家屋調査士と違って、行政書士の場合は同じ国家資格者であっても土地関係の業務を行っている方は結構少数派ですので、実際に行政書士同士で意見交換をしようにも難しかったりするのですが、今日はなかなか有意義な意見交換ができたような気がします。

 

 

 そういえば朝方を中心に長浜では雪が降りました。二月に入ってやっとまとまった雪が降りましたが、こんなことは人生初です。まとまった、とはいっても多分明日には消えてしまうくらいの積雪量なのですが、やっぱり湖北の冬はこうでなくては物足りませんね。

 なお、大津は全く雪がなかったですが、体感としては逆に長浜より寒く感じたのは気のせいでしょうか。

 

2020年

2月

03日

地元自治会通常総会と防災出前講座でした

 

 昨日は朝から地元自治会の通常総会、そして行政による防災出前講座がありました。この一年間、自治会長をさせていただいてきましたが、この日でようやくお役御免、無事に後任の方が選出されました。

 なお、当自治会では前自治会長は自動的に副会長をそのままつとめるという、規約になっておりますので、副会長として今後一年間は務めさせていただく事になります。

 

 また今回の総会では議事終了後に防災出前講座をセットで開催させていただきました。独自の日程の開催ではどうしても参加者数が見込めないこともありましたので、周りの自治会と比べて遅くはなりましたが今回の日程となりました。

 最近はマスコミでもコロナウイルス一辺倒で、時期的には水害の季節ではないのですが、いつ来るかわからない災害に対して、まずは自らの地域の水害リスクを中心に、災害対策の知識を得るという貴重な機会になったことと思います。

 

2020年

2月

01日

近畿ブロック土地家屋調査士会・公嘱協会・政治連盟合同会議でした

 

 昨日は近畿ブロックの土地家屋調査士会・公共嘱託土地家屋調査士協会・各会政治連盟の合同会議が京都市内のホテルにて行われましたので参加させていただきました。

 

 私自身は今回初めての参加だったのですが、近畿各会の取り組みや課題、政治連盟が中心となって取り組んでおられる土地基本法や民法改正に関わるパブリックコメント等のお話をお聞きすることができ、大変勉強になりました。

 

 

 

 上は会議で配布された資料で、2020年1月31日の神戸新聞の記事です。兵庫県土地家屋調査士会の橋詰会長と兵庫県選出の国会議員で国土交通省赤羽一嘉大臣との対談がまとめられています。土地家屋調査士制度70周年の記念対談とのことですが、土地家屋調査士の資格紹介にとどまらずタイムリーな所有者不明土地問題や防災対策、さらには法改正などにもふれられており、とてもいいPRになったのではないでしょうか。

 

2020年

1月

28日

続「改正地券」を入手しました

 

 昨年も雪が少ない冬でしたが、今年は輪をかけて、というより全く雪をみずに1月も終盤です。関東では今日明日と雪が降るようですが、こちらでは雪が降らなさ過ぎて雪が待ち遠しいといった状況です。温暖化について懐疑的な意見を持つ方もおられるようですが、私の地域は昔と比べて、温暖化としか考えようのない気候が続いており不気味です。

 

 それはさておき、昨年末も本ブログにおいて改正地券を取り上げさせていただきましたが、年明けも新たに入手しましたので引き続きご報告がてら。

 今回もいつものネットオークションで落札したのですが、まとめて35枚分と枚数も多くて、お得な感じもしましたのでついつい入札したものの、送られてきた現物は程度もよく結果オーライでした。

 

 基本的には滋賀県の愛知郡や神崎郡に属する耕地の地券なのですが、そこは水源に乏しいとされる滋賀県湖東地区らしく「野井戸」の記載が幾つかの地券上に記載がありました。具体的には「一、田壱反弐畝弐拾五歩 内井戸敷弐歩」といったような内容です。こうした記載は現在も土地台帳や登記簿でも確認できるのですが、地券にも同じような記載があることに意義があると思います。

 

 なお、本当は地籍図を狙ってオークションサイトをのぞいているのですが、これといった地籍図はまずオークションでは見かけません。地券は個人の所有物ですからよく出品されるのですが、地籍図はさすがに地域の共有物、財産ですので仕方ないのですが…。

 

2020年

1月

23日

「サラメシ」のロケ隊を大津駅前で発見!

 

 今日はお昼の時間から土地家屋調査士会の用事で大津の司調会館に出向きました。JR大津駅からの道中、なにやらテレビのロケと思しき一行を発見。よく見るとNHKの人気番組、中井貴一のナレーションでおなじみの「サラメシ」のロケ隊のようです。

 

 この時間帯だから「きょうのお昼何食べましたか?」の取材かな、と思います。ただ写真を見てもお分かりのように人通りの少ない路上ですので他人事ながら効率が悪いような気もしましたが、この直後にインタビューされていた方がいましたから、人通りはそれ程問題ないのですかね。

 自分から取材されに行くことも少しだけ頭をよぎりましたが、恥ずかしいのでやめにしました。インタビュアーも芸能人ではないですしね…。

 でも昔からよく見ている番組でしたので、ちょこっと嬉しかったです。でも何故に大津?と思いましたが現在NHKで滋賀にゆかりのスカーレットや明智光秀を放送中だからなのでしょうかね。

 

 その後、用事が終わってJRで帰りましたが途中の能登川駅で沿線火災ということで電車がストップ。復旧の見通しも立たなかったので仕方なく近江鉄道バスで愛知川駅に行き、そこから近江鉄道で彦根駅まで移動しました。近江鉄道バスも近江鉄道も久しぶりで、なんだか小旅行のような気分を味わうことができました。両方とも存続が危ぶまれていますが、地域の公共交通機関の存在はこうした有事の際にはやっぱり有難いものですね。

 

 

2020年

1月

20日

筆界調査委員の任命証書交付式でした

 

 今日は午後から大津地方法務局の会議室にて「筆界調査委員任命証書交付式」でした。私も通算4度目になるかと思うのですが、二年間の任期が記載された新しい任命証書を大津地方法務局の中村局長より手交いただいてまいりました。

 4度目とは言うものの、私自身はほとんど筆界調査委員らしいお仕事はしておらず、何となく更新させていただいているのも申し訳ないのですが、果たして今期はどうなりますやら…。

 

 

 

 大津地方法務局の総務課の前には土地家屋調査士試験の筆記試験の合格者受験番号が貼りだされてありました。そういえば私も筆記試験の合否が気になって、直接大津まで出向いたことがあります。ま、正直なところ自信もあったので記念に見に行ってみるか、みたいなノリではありましたが、とにかく筆記試験合格者の皆さん、おめでとうございます。

 (私見ですが)二次試験は出席「さえ」すれば最終合格する、はずです。体調管理だけは気をつけられて近い将来、是非私たち土地家屋調査士の一員になって下さい!

 

 

2020年

1月

17日

土地家屋調査士会長浜支部研修会と司法書士会との合同新年会でした

 

 今日は夕方から滋賀県土地家屋調査士会長浜支部・支所合同の研修会と司法書士会長浜支部との合同新年会でしたので出席してきました。

 

 研修会は長浜公証人役場の阿野先生をお招きして、相続法の改正のポイントについてお話をしていただきました。実は先月も行政書士会湖北支部の研修でも同じお話をうかがっているのですが、今回はおさらいということになります。

 土地家屋調査士としてはやはり、法務局で今年新たにスタートする「自筆証書遺言の保管制度」が気になるところです。この制度はおそらく多くの国民が今後利用されると思われるのですが、もしかして近い将来には法務局は不動産登記手続きをするところでなく、遺言書を保管するところ、なんてイメージが一般的になる時代が来るのかもしれませんね。

 

 研修会の後は会場を移動して、司法書士会との合同新年会です。今年でこの形式も10年目とのお話が支部長よりありました。何となく10年前のことも覚えていますが、時がたつのは早いものですね。近年は長浜駅隣の〇民で開催されていましたが、今回は少しグレードをあげたお店が会場となりましたので、参加者も普段の年より多かったかな、という気がします。

 土地家屋調査士とはともかく、同じ登記手続きの代理を行う資格者でありつつ、司法書士さんとまとまった交流もこの年一回の新年会のみというのが現状です。それでも、こうした場がもて、お付き合いさせていただけることは、他の支部にはない長浜支部の大変すばらしい特徴だと思います。

 

 ご担当いただきました支部支所、そして司法書士会の役員の皆様、ありがとうございました。

  

2020年

1月

15日

2020年農林業センサス農林業経営体調査の統計調査員をしています

 

 わが国の農林業の実態を明らかにすることを目的とした「農林業センサス」の調査が現在行われていますが、かくいう私も統計調査員として現在当該地区の調査を昨年末より行っています。昨日も市役所では調査員に支給された鞄を抱えた方が何人かウロウロされていました。私は土地家屋調査士や行政書士の業務のついでで担当の職員さんに調査について少しだけご相談をさせていただきましたが、皆さん大変ですね。

 

 そもそも私の地区は「農林業」とはいうものの林業は土地柄的に全く該当せず、農業も実際には細々と経営しておられる兼業農家のみであり、調査は比較的楽ではあるのですが、それでも慣れないせいもあって手間取っています。

 少ないながら調査員には報酬も出るようですが実際は焼け石に水のようなもので、社会的にも全く注目されない縁の下の力持ちみたいな活動です。でも昨年は統計偽装問題などもありましたし、日本農業の今後を考えると大事な役割をもつ調査ですね。

 

2020年

1月

08日

滋賀県社会保険労務士会の新春賀詞交歓会に出席してきました

 

 本日は滋賀県草津市内にて開催されました滋賀県社会保険労務士会主催の令和二年新春賀詞交歓会に出席してまいりました。私は社会保険労務士ではありませんが、滋賀県土地家屋調査士会に対してお招きをいただきまして、本来は会長が出席すべきところ所用にて私が代理にて出席させていただいたという次第です。

 

 さすがに賀詞交歓会だけあって来賓のご挨拶が一時間以上にわたって続きましたが、国会議員や上の写真にもありますように三日月大造滋賀県知事のご臨席もあり、大変賑やかな催しとなっていました。また旧知の社会保険労務士の先生方とも数年来ぶりにご挨拶ができたことも個人的には良かったです。

 

 今日は普段参加させていただく事の多い土地家屋調査士や行政書士とは違う「社会保険労務士」さんを取り巻く環境の変化や課題も垣間見れたような気がします。特に何名かの御来賓が「働き方改革」について触れられていましたが、何のための「働き方改革」なのか、社会的にもその意味をもっとかみしめていく必要があると感じました。

 

2020年

1月

01日

新年あけましておめでとうございます!

 

 新年あけましておめでとうございます!

 皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

また、旧年中は多大なるご支援とご指導、ご鞭撻をいただきました方々に厚く御礼申し上げます。本年も一層のサービス向上に努めて参りますので、より一層のお引立てを賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

 

 振り返りますと旧年は業務でもプライベートでもいろいろと節目の年になりました。果たして今年はどうなりますやら…。いつの間にやら4度目の年男ということで、公私共に充実した一年になりますように。

 

 本日は元旦というとこで地元日前神社の「元旦祭」に参加させていただきました。自治会長として区民の皆様のご健康とご多幸を最優先に祈願させていただきましたが、今日は天候もよく、寒さに震えることなく神事を終えさせていただき大変ありがたかったです。

 

 なお、「西村土地家屋調査士行政書士事務所」の業務開始については年明け1月6日からと予定しています。ただ、特に遠出の予定もありませんので積もった課題を片付ける正月になりそうです。

 

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