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2022年

1月

22日

視界不良な一日

 

 今日は午前中を中心に断続的な雪模様でした。京都も雪が降ったようですので、致し方ないというところでしょうが、一時は風もきつくて視界もほとんど効かず、自動車の運転も危ういような天候でしたのでやむなく自主休業みたいな感じとなりました。

 

 昨年末から数えて、何度か目の雪ですが、この二年ほどほとんど滋賀県湖北地方には降雪がなかったこともあり、想定外といったところです。実際昔の方はどうされていたのでしょうかわかりませんが、正直なところ立会いや測量など業務にも支障は大きいです。今冬の降雪はそろそろ打ち止めとなるといいのですが…

 

2022年

1月

15日

「ブラタモリ#195和歌山〜和歌山に御三家が置かれた鍵は?〜」

 

 コロナもついに第六波が本格化し、2月以降に予定されていた行事がどんどん中止・延期・オンラインと振り替わってきています。2月には会議で和歌山を訪問する予定でしたが、その中止の案内をいただいた直後に、何やら見かけないアドレスから案内のメールをいただきました。

 

 メールは大学同窓会からで、同窓会員が「ブラタモリ」に出演されます、是非ご覧くださいというものでした。これは和歌山つながりかー、などとと思いつつ、出演される方も詳しくは知らないのですが10年ほど前に研究会の懇親会でお名刺を交換させていただいたこともあり、関心をもって番組を拝聴させていただきました。

 

 番組ではざっくり言えばですが、和歌山が地の利がいいから御三家がおかれたのだ、みたいなお話で、当然と言えば当然ですが「和歌山あげ」でまとめられていました。ただあくまで私見ですが御三家を地の利がいいところに配置するのならば大阪や京都があるわけで、いい方は失礼ですが地の利が悪い、発展性に乏しいからこそ家康の第十子、頼宣を置いたのではないのかな、と思っています。

 

 身内とはいえ(この場合、身内だからこそとも言えますが)、室町幕府でいえば鎌倉公方が徐々に本家のコントロールが次第に利かなくなったことを徳川政権は知っているわけで、二の轍を踏まないためにも、西国の中でもちょっと不便な紀州にあえて配したというところが真実ではないでしょうか。

 

 ただ、NHKとしては地域を貶めるようなことはなかなか言えないわけで、そのあたり番組作りとしてはまとめかたとして、難しい判断があるような気はします。テレビ番組の限界というところなのでしょうが、今回はやや消化不良であったように思いました。

 

2022年

1月

10日

荒木田岳「村の日本近代史」(ちくま新書)を読む

 

 本書は気鋭の歴史学者による、我が国の「村」の構造を土地について焦点を当て、土地と人との関係性について明らかにした一冊です。歴史学的見地からの本ではありますが見開き以降には村絵図が三点続けて掲載されており、結構地理学っぽい感じでまとめられている点も特徴です。

 

 なお、のっけからですが土地家屋調査士にとってありがたいことに土地家屋調査士も登場します。具体的には本書P191に「関係者立ち会いによる境界確認は、言葉としては単純だが、実際には大変な作業である。現在も土地家屋調査士が土地の測量をする際に、隣接地権者全員の立ち会いと確認印を要する」と紹介されているわけですが、さすがに歴史学者の本に土地家屋調査士を紹介いただくとは意外といっては何ですが、少々びっくりしました。

 

 また、P201から「更正図をもとに作られた『地図に準ずる図面』とマイラー図」として公図(地図に準ずる図面)について紹介いただいております。地図に準ずる図面については不動産登記法上にも定義がなされていますのでともかくとして、マイラー図については実務家にとっては業務上重要でしたし、その存在は常識ですが、研究者からその言葉を聞けるとはこれまた意外でした。

 マイラー地図再製事業は私の誕生年と同じ昭和47年から予算措置が取られましたので約50年ほど前から開始され、経年劣化等で傷んだ公図(旧土地台帳附属地図)が全国で徐々に置き換わっていきました。最近では公図の電子化に伴ってそれほど頻繁にみる機会はありませんが、1980~2010年あたりは実務上はマイラー図全盛?時代でしたね。そうしたことで今となってはマイラー図も歴史の1ページとなりつつあります。それでも、最近登録された土地家屋調査士にとってはわかりませんが、私にとってはマイラー図=公図ともいっていいくらい、馴染みのある図面です。なお、その余波として旧土地台帳附属地図を表す「和紙公図」がポリエステルフィルムで作成された「マイラー図」と対になるものとして、名称としては誕生しています。

 

 なんだか本書の内容と少しずれてしまいましたが、地租改正以降の土地の実態把握とは、現代でいうところの税務調査なんでしょうね。脱税(節税も含む)の方策として、いかにして自分の土地を役所の台帳から外すかに知恵を絞ってきた、そしてその水漏れ分を民衆の一番近いところで捕捉するのが「村」の役割であったというのが本書の主張の帰結するところなのかな、と感じました。

 

 細かいところを指摘すれば、不動産登記に関する用語がちょっとばかり不安定であったり、正直気になるところはあります。どうせなら、ここまでくれば著書には土地家屋調査士にもっと関わっていただければより良い内容となったとは思いますが、大変な力作であることは間違いないと思います。特に全国の土地家屋調査士の方々には是非一度手に取っていただきただきたい一冊と思いました。

 

2022年

1月

05日

年末からのテレビ無し生活の感想

 

 年末の雪で、自宅のテレビアンテナが根元から外れてしまったらしく全くテレビが映らなくなりました。ですので紅白も、正月の番組も全く見ずにこの二週間を過ごしています。ネットがあるとはいうものの、これだけテレビを見ない生活も学生時代以来だなー、と思いきや、家族からはあまりに音がない生活は寂しいとのリクエストで事務所でホコリをかぶっていたステレオを引っ張り出して時折ラジオを聞いています。

 

 ラジオを自宅で聞くなんて、本当に学生時代以来のような気がしますが元々が深夜ラジオで育ったような世代ですので割合違和感もなく溶け込めているような気がします。「SCHOOL OF LOCK!」なんかも子どもと聞くとまた一味違った味わいを感じますし、「ジェットストリーム」に至っては今は福山雅治がDJを務めているなんて改めて気づきました。ジェットストリームについてはぎりぎり城達也世代でもあり、あの優雅で魅惑的なボイスに大人の世界への憧れや未来に広がる自由な空を感じたことを今更ながらに思い出します。飛行機も乗ったことはなかったけど、いつか深夜飛行してみたいなー、なんてうとうとしつつ、ぼんやり考えていました。ただ、実際の深夜飛行は疲れるだけでそんなにいいものではない、とわかるまでそう時間はかかりませんでした。

 

 昔話のついでに、最近ジーンズについてのネット記事を見てハッとさせられましたことがあります。勝手なイメージですがジーンズってどちらかと言えば若者のファッションといった捉え方をしていたのですが、いまやジーンズをはくのは40代以上がメインとのこと。ジョガーパンツなんて、部屋着みたいで、あんなのを着て人前に出るのはちょっと…なんて思っていたのですが、これぞまさしくオッサンの感想みたいです。たしかにジョガーパンツも進化して履き心地がよくなっていますので、部屋着だけではもったいないし、ジーパンは硬くごつごつしていて、夏場は不向きです。でも、昔はそのあたりを我慢して学生時代はみんな履いていたわけですが、それこそやせ我慢というべきなのでしょう。やせ我慢も、時には悪くないと思うのですが。

 

2022年

1月

01日

新年あけましておめでとうございます

 

 新年あけましておめでとうございます。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 昨年は何だかんだで仕事ばかりしていたような記憶しかありませんが、今年も引き続きそんなイメージがむんむんします。大変有難いことではあるのですが、年始早々のこの積雪を思うと、1月に予定している業務が順調にすすむかどうか、いまから心もとない状況です。特に全国的にも彦根の積雪が注目されているようですが、年末の彦根行の際には渋滞に次ぐ渋滞で閉口しました。逆に言えば長浜の除雪に関わられている方々には本当に感謝しないといけないですね。

 

 齢を重ねるごとに、来し方行く末、様々な思いが去来するようにもなってきました。いい年を重ねていくことが出来るよう、精進を重ねていきたいと思います。

 

 

2021年

12月

28日

これだけ降っては現業は諦めるしかないです

 

 今週はもとから彦根を中心に測量作業やハンコもらいに回る予定を立てていました。土曜日までは「まあ、多少降ってもすぐとける」と思っていましたが、それでも昨日夕方には既にその行動計画は諦めてはいました。

 

 12月ですから、滋賀県ではそれほど積もらないことが多いのですが、今回は彦根を中心にここ数年の状況からは桁外れの降雪でした。テレビでも散々彦根市が取り上げられていましたが、長浜も当然降りまして、事務所の駐車場も除雪は諦めました。道路自体もがたがたで、自動車がスタックしそうなポイントも沢山あります。

 

 年末ですので差し当たって、どうしてもという仕事はないのですが新年早々から現場立会のスケジュールも多くあり、今から心配しています。1月にこんな風になったら、いろんなスケジューリングは玉突きで、厳しいことになりそうです。今冬は雪はもう勘弁、となればいいのですが…。

 

2021年

12月

23日

京都での忘年会

 

 昨日は久々に京都市内での忘年会でした。最近も京都の近くまでは行くものの、コロナ禍以前から過密な感じが嫌で京都からは足が遠のいていました。

 

 会場はすっぽん料理のお店でしたが、大将が「明日テレビに出ますんで」と言っておられたのでテレビ東京の番組を夕飯をいただきながら拝見しました。なかなか感じの良いお店なので、今後は予約も一層取り難くなるのかな、とは思いますが、値段もお手頃ですし、一度食されてみてはいかがでしょうか(お店は検索してください)。

 

2021年

12月

19日

今年も初雪が降りました

 

 今週は週末金曜日から雪が降り始め、平地でもそこそこの積雪になりました。写真は長浜市高山町の式内社である上許曾神社 (カミコソ)です。仕事の関係で現地調査のついでに立ち寄りました。

 

 こうみると意外と標高にもかかわらず雪が少ないような感じですが、境内地は行事などの関係で除雪も一部されているのかもしれません。山里の神社ですが今もなお、こうして管理が行き届いている様子を見ると氏子さんも何かと大変だとは思いますが、素晴らしいことですね。

 

2021年

12月

16日

久々?に住宅用家屋証明書を取得してきました

 

 住宅ローンを借りる際の保存登記や抵当権設定登記の登録免許税を軽減するための「住宅用家屋証明書」という証明書類があるのですが、昨日かなり久々に取得してきました。

 普段は、この辺の司法書士さんはどなたでも自身で取得されることから土地家屋調査士である私が取得手続きをすることはないのですが、今回は金融機関の○金さんが大阪の司法書士さんをご指定でしたので地元の私が代わって建物の表題登記に引き続いて手続きをした次第です。

 

 それにしても証明書発行手数料が1300円することに驚きでした。役所の証明書で1300円もするものってなかなか聞かないのですが、要件を確認する手間もありますから仕方ないのですかね。

 

 ただ、最近では住宅ローンの所得控除率が1%から0.7%に引下げられることが検討されているようですが、そういうことなら、代わってこの住宅用家屋証明書を廃止したっていいような気はします。こうした発行に関わる様々な手間もなくなり、住宅を取得する際の支援制度がシンプルになっていいと思うのですがどうでしょうか。最近、政府は制度をあえて複雑にして、政策の全体像をわからないようにしているような気さえしてきましたが、うがった見方でしょうか…

 

2021年

12月

13日

地元神社の冬の大祭

 

 今日は日がな雨が降ったり止んだりと不安定な一日でしたが、地元の神社の大祭が行われました。久しぶりに幟も持ち出され、コロナも一息ついていることを喜んでいるようです。ただ、この神事のひと時は晴れていましたが、それもあくまでひと時のことで、ほぼ奇跡的な感じの晴れ間でした。

 

 冬の湖北ですからよくあることですが、天気予報に反して雨が降ったりすると外の作業の際には調子が狂ってしまいます。天気予報の精度も随分上がったと思うのですが、冬場の雨模様についてはまだまだの様な気はします。

 

2021年

12月

05日

行政書士会支部研修「行政書士に関わるインボイス制度」

 

 今日は午後から行政書士会湖北支部の支部研修会に出席してきました。毎年恒例の情報交換会(忘年会)とセットの研修会です。

 

 今回の研修会のテーマは「行政書士に関わる『インボイス制度』」。講師として、支部会員でもある税理士兼業の先生が解説をしてくださいました。

「インボイス」については一般社会での理解はまずないと思いますが、いわゆる零細事業所に分類される、多くの士業事務所にとってはかなり関心の高い問題となっています。

 

 私個人としてはネットなどでこれまで情報は収集してきましたが、今回はじめてまとまった勉強をさせていただき、大変理解が進みました。それにしてもこの制度、ベンチャー等新しい産業を興して経済を活性化していかなければならないわが国にとって、いかがなものでしょうか? 徴税の立場からは必要なのかもしれませんが、もう少し税制を素人にもわかりやすく、せめてスタートアップ時の障害にならない様に配慮していただきたいところです。

 

 研修会後の情報交換会はお弁当形式で、私個人はお酒もいただかずに終わりましたが、参加者からはコロナ前の二次会、三次会を懐かしむ声もありました。来年くらいは通常運転に戻れるのかどうか、神のみぞ知るといったところでしょうが、コロナ禍を契機として飲み会そもそもが参加者にとってあまり強制的にならない様、心から楽しんで参加できるようなものになれば、それはそれで意味があるのではと思います。

 

2021年

12月

01日

「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」の反響について

 

 今年3月発刊しました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」につきまして、ネット上でも評価いただいています。下記はネットで拾った一部の書き込みですが、折角ですのでご紹介させていただきます。なお当然ながらコメントは全てサクラでもなんでもなくて、完全にご好意によるもので、どなたとも全く面識はありません。本当有難いです。この場を借りてコメントいただいた皆様には心よりお礼申し上げます。

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・『滋賀の地籍』読了。フルカラー200ページ地籍図だらけでマニア垂涎の一冊。大津地方法務局が全面協力している。法務局で旧土地台帳は何度か閲覧したことがあるけど、和紙公図はどう請求したら閲覧させてもらえるのだろう。

 

・不動産登記に欠かせない公図や地籍図、土地の来歴を記した土地台帳。なかなか素人には容易に読み解くことのできないものです。しかし見る人が見ればそれは情報の宝庫ともなります。本書ではその道の専門家...地方・小情報誌『アクセス』5月号web版【滋賀の地籍】紹介文

 

 ・取り敢えず『滋賀の地籍』めっちゃ面白いよ 買って正解

 

・◯◯の地籍、全都道府県で作って欲しい

 

・京阪電鉄軌道敷登記問題が面白かった。京阪と阪急が戦中に合併して京阪神急行電鉄になり、戦後に京阪が再び分離した際に所有権移転登記が適切に行われなかった関係で、旧京阪と新京阪が登記上つながらなくなり、京阪の軌道敷の権利承継者が現在の阪急電鉄になってしまっている。

 

・明治時代に作製された「地券取調総絵図」「地租改正地引絵図」「地籍編製地籍地図」「地押調査更正地図」や、不動産登記法における「第14条第1項地図」「第14条第4項地図(地図に準ずる図面)」など、ややこしい用語の理解が進んだ。解説が非常に丁寧。

 

・滋賀県土地家屋調査士会(編)、フルカラーで内容も濃い。

調査士会経由での購入で割引も効いて、お得すぎる‼︎

この地域特有の背割り排水、軒下地、ノコギリ型道路、「サンマイ」、シシ垣…興味深く読ませていただきました。

京阪電鉄の軌道敷地の話や、比叡山の一筆なんと991万m2とか、もう、もう!という感じですし、内湖の話も色々と考えさせられました。

個人的には山林関連を最近ちょっと関わったのでその辺もとても勉強になりました。

自分の地域にそのまま当て嵌めることは、無理があるだろうけれど、きっとこういう知識の積み重ねが後々役に立ってくれる気がします。ほんま勉強になります‼︎

 

2021年

11月

30日

瀬戸内寂聴さんと恩師の一言

 

 最近、お仕事の関係で高校時代の恩師宅に頻繁に通っています。恩師宅と言っても、長浜市内では知らない方がいないくらいの有名寺院なのですが、境内も広く、なかば森林化しており、測量に骨が折れます…。

 

 先日、瀬戸内寂聴さんが亡くなられましたが、追悼番組を見ていて、かつてその恩師が、どういう訳か授業の際に述べられた呟きに似た一言を思い出しました。たしか「あんな(ふしだらな瀬戸内晴美のような)方が僧籍に入るなんて…」といった感じの、軽口程度のものであったと思います。間違いなくご本人も記憶はないと思うのですが、ふとした拍子にそんな一言を今更ながら、思い出しました。

 

 私自身、瀬戸内寂聴さんの書いたものを読んだこともなく、テレビで取り上げられる人となりをうかがう程度ですので、恩師の発言の真意はわからないのかもしれません。ただ、改めて思うに、当時恩師が(僧籍であることも知りませんでした)呟いた言葉の含意が理解できるようになったような気もします。

 

 「瀬戸内寂聴」はおそらく多くの方の反対鏡、文才も、恋も、たとえ願っても、実際に皆が皆できる生き方をされた方ではありません。ただ、その存在は多くの方の魂を救ったと言っては言い過ぎかもしれませんが、「生きる」ということの多様性、意味を掘り下げてくれた人生であったのだろうと思います。

 

 もう既に30年以上も経ちますが、瀬戸内寂聴さんにあえて触れた恩師の言葉について思いをはせるこの頃でした。

 

 

2021年

11月

24日

「一級河川琵琶湖」を不動産登記から実感する

 

 滋賀県でお仕事をしながらも、仕事の面では実はなかなか琵琶湖とは縁がなかったのですが、今年はどうしたことやら立て続きに琵琶湖に接する不動産でのご依頼がありました。

 

 今日はその現場に行って調査をしてきたのですが、事前に収集しておいた登記情報に「河川敷廃止」との登記原因を見つけ、なるほどね、と思いました。

 「河川敷廃止」、字面だけ見るとまさに河川を埋め立てたとか、そういったイメージかと思いますが、今回埋め立てたのは琵琶湖です。ご存じない方もいらっしゃると思うのですが琵琶湖は河川なのです。

 

 琵琶湖(びわこ)は、滋賀県にある日本最大の面積と貯水量を持つ湖。一級水系「淀川水系」に属する一級河川である。【ウィキペディアより】

 

 河川法上のこととはいえ、河川敷廃止と聞くとここに昔は川が流れていたのか、とつい想像してしまいます。しかし実際に所有者さんにヒアリングもしましたが、やはりこの土地は、琵琶湖の湿地帯を埋め立てた土地を、公共事業の関係で代替で取得したとのことでしたので、通常の河川敷とは縁もゆかりもない土地でした。

 

 

 今日の現場の角に発見した、かつて「河川敷」(琵琶湖)と民有地との間に設置されていたコンクリート杭です。設置から50年くらいは経過していると思われます。

 

 

 

 現場から撮影した琵琶湖。これだけ見ると、ちょっとした映画のワンシーンに出てきそうな感じです。登記に関するヒアリング中に依頼人さんも「景色だけは自慢です」とおっしゃっていました。

 なかなか注目される機会もありませんが、奥琵琶湖はなかなか味わい深い土地柄で、集落の寂れ具合も人間でいうところのスマートに枯れた感じがして、個人的には魅力を感じます。

 

2021年

11月

20日

23年も経ちましたか・・・

 

 先日、事務所に北近江リゾートの方からいろいろと営業のご案内をお持ちいただきました。たま~にうちのような弱小事業所にもそういった案内をいただくことはこれまでもありましたが、やはりコロナもあって、今も飲食や観光関係はどこもご苦労されておられることと思います。

 

 そうした経緯で「そういや、北近江の湯も久しく行ってないなあ…」なんて思っていましたら、今日の新聞の折り込みチラシに「北近江の湯 23周年大感謝祭」と記されており愕然としました。

 北近江の湯は前職の際に、まさに事業の構想段階から関わらさせていただいて、オープン後も転勤まで何度も足を運んだことを懐かしく思い出すとともに、実感として23年も経過しているという事実に改めて時の経つ早さを思わずにはいられませんでした。月並みですが、とにかく振り返ってみればあっという間だったいうのが偽らざる心境です。

 

 それでも、この23年間、人並みに嬉しいことも、大変だったこともありました。それでも振り返ってみれば邯鄲の夢ではないですが、ほんのひと眠りの間の出来事のようにも思います。限りある時間を改めて大切にしたいと思うとともに、コロナもひと段落の今こそ、地域の経済に少しでも(まさしく雀の涙程度ですが…)貢献したいと思いました。

 

2021年

11月

13日

今尾恵介著「地図帳の深読み 100年の変遷(帝国書院)」を読む

 

 地図帳の老舗・帝国書院と地図研究家・今尾恵介氏がタッグを組んだ『地図帳の深読み』

 今回のテーマは、ズバリ「昔の地図帳」。

 学生時代の教科書は捨ててしまったけど、地図帳だけは捨てずに残してある。そんな方は、

 意外と多いのではないでしょうか?

                                    帝国書院

 

 上のうたい文句にひかれて購入させていただきました。帝国書院の地図帳は高校生の時に使用していましたが、確かに今も自宅の書棚に取ってあります。

 学生時代は地図帳を読み物としてしょっちゅう眺めていましたので、市町村合併が進んだ今も昔の自治体名がスラスラ出てくるのはその産物なんだと思います。若いころの記憶って、すごいものですね。

 

 この本の内容で特に興味深かったのはP134~の「過去の地図帳に残る三角州の原形」です。いわゆる教科書的な、典型とされる三角州は例えば広島の太田川の地形だと思います。まさにドのつく定番ですが本書では更に三角州を3っの類型で分類しています。円弧状三角州、カスプ状(尖状)三角州、鳥趾状三角州を代表的なものとして紹介されていますが、鳥趾状の事例として琵琶湖西岸が上げられていました。

 

 たしかに琵琶湖に流れ込む河川の三角州は鳥趾状がほとんどで、西岸だけでなく東岸も併せて琵琶湖沿岸の特徴と言ってもいいように思います(例えば姉川)。土地利用や地質的に川に流れる土砂が多い川が多いため、堆積する速度が速いことも要因なのでしょうね。ただ、なんとなく円弧を描かない三角州は三角州ではないような、肩身の狭いような気がするのは私だけでしょうか。円弧状の方が明らかに都市的発展を遂げているあたり、鳥趾状はコンプレックスを絶えず抱えているような気がします。

 

 本書に使用された地図の多くはまさに学生時代に親しんだ色彩でいろどられ、統計資料も懐かしく、改めて地図はタイムカプセルであると実感した次第です。内外の装丁もさすが専門出版社だけあってセンスもよく、大変楽しませていただきました。

 

2021年

11月

06日

土地家屋調査士年次研修を受講しました

 

 昨日は今年度より全国の土地家屋調査士が受講することになった「年次研修」に参加してきました。会場は「キラリエ草津(草津市立市民総合交流センター)」、新しい施設でZOOMも併用しての研修会となりました。

 

 研修の内容としては映像教材の視聴(職務上請求書)(倫理・懲戒処分事例)をし、グループ討論を 60分

かけて行いました。グループ討論のテーマは事前にいただいておりましたので、事前に自分の意見を整理して臨みました。

 討論自体はそれぞれの土地家屋調査士のカラーも出て楽しいものでした。なかなか大きな声では言いにくい、ぶっちゃけ話も交えながら法令や倫理などのポイントを押さえるものになったと思います。

 

 「年次研修」は宅建士でいえば5年に一度ある、法定講習のような位置づけだとは思いますが、宅建士の様な免許更新などの強制力はありませんし、今回はその端緒ということで随分と改善点もあろうとは思いますが、ひとまず土地家屋調査士業界にとって年次研修が始まったことは大変意義あることだと思います。

 実際に研修をご準備いただいた滋賀会役員の皆様、そして教材を作成いただいた連合会の研修担当者様、大変ご苦労さまでした。

 

2021年

10月

31日

日本土地家屋調査士会連合会FACEBOOKページが開設されました

 

 先日、日本土地家屋調査士会連合会のFACEBOOK公式ページが開設されました。既に単位会ではボチボチ先行例はあり、事務所単位で開設しているところもありますが、連合会もようやく重い腰を上げたといったところでしょうか。

 

 FACEBOOKページはランニングコストもかかりませんし、手軽に扱えますので、土地家屋調査士会の様な資金が豊富でなく、それほどITリテラシーも高くない?組織にとってはありがたいSNSだと思うのですが、今後は単位会でも連動する形で、どんどん開設していただければと思いますね。

 かくいう私も早速公式ページの片隅に登場しています。まず誰も気が付かない程度の映り込みですので、宜しければお暇なときにでもお探しいただければと思います。

 

 連合会公式ページ自体は当面は安全運転と言いますか、扱い方も含め不慣れで、よちよち歩きだとは思いますが、土地家屋調査士の今をリアルタイムで知るためにも是非「いいね!」を宜しくお願い致します。

 

2021年

10月

25日

「老後の資金がありません」垣谷美雨著(中公文庫)を読む

 

 皆さん、老後の資金、貯まっていますか?

 

 先日、法務省のサイトを会議で紹介され、映画「老後の資金がありません!」(配給・東映)とのタイアップポスターを見た流れで、文庫本を読ませていただきました。ポスターもお堅いイメージの法務省にしては結構はっちゃけた感じのタイアップのようで好感が持てましたが、小説の方もとても読みやすかったです。また週末には主演の天海祐希さんや草笛光子さんが出演された番組(要は映画の宣伝)を視聴させていただきました。草笛さんも随分息の長い役者さんだと思ったら、なんと88歳とのことで、とにかくその元気さに驚きました。皆が皆、あんなふうには生きられたら「老後」は存在しませんね。

 天海さんは結婚歴もなく、お子さんもおられないようですが、こういった「カッコいい女性」であっても老後の問題はやっぱり切実なようで、番組でも人生の後悔があるようなニュアンスの発言がありました。天海さんにいわれたら、世の中の大多数は救いようがないように思いますが、今回の映画の性格上、強い、カッコいい女性のイメージは相応しくないことからの発言かもしれません。

 

 小説の粗筋はネタバレということでふれませんが、一つ気になったのは天海さん扮する主婦の夫の退職金のことです。50代半ばということで退職金の計算がなんどか出てきますが、大卒で、そこそこの規模の会社に長く勤務しているはずの夫の定年退職金の見込みがたしか1200万円とありました。その退職金(見込み額)も不景気で段々と目減りしていき、最後はゼロになってしまうわけですが、ちょっと低い設定すぎるようには思いました。

 

 思い起こせば私が就職したころ、退職金は大凡2000万円くらいはもらえるものと考えていました。それでもあまりに先のことで真剣に計算したこともありませんが、その後我が国の退職金の相場は落に落ちて1000万円台前半程度のようです。ですので小説の設定は不自然ではないとも言えますが、毎月の給与の減額は労働者の反発を食らうので、姑息にも退職金を減らして総人件費を絞るという日本の労働市場のトレンドはいかがなものかと思います。

 

 そもそも日本の退職金制度は給料の後払い、労働人口の流動化を低下させるもの、といった批判もありましたし、私自身もそれ程肯定的ではありません。ただそこを削るなら、当然毎月の給料にその分の上乗せがあってしかるべきです。毎月の給与にそれほど差はなくても、生涯年収ではがっつり減ったということですね。相対的にこの頃の日本人が貧しくなった、と言われますが、退職金をケチって、国民総出で老後の資金作りにいそしんでているようでは、経済の好循環は夢のまた夢だと思います。

 

 退職金と縁がいない、自営業になって20年近くたちますが、自分がかつてもらった30万円の退職金(6年弱の勤務で)について、しみじみと思いを巡らした一日でした。

 

 

2021年

10月

20日

境界「カクテイ」は確定・画定・劃定?

 

 土地家屋調査士にとって日々の業務のかなりの部分は境界(筆界)の確定手続きが占めるものと思われますが、前から「カクテイ」を漢字で表すとして確定・画定・劃定等々、どれが正しいのか疑問に思っています。

 

 滋賀県内では滋賀県庁のサイトにも「官民境界確定」と手続きの様式を掲載したページがありますが、県内の市町もそれにならって「確定」としています。

 少し調べてみましたが、全国的に官民境界の「画定」としている都道府県はないような気もしますし、訴訟においても境界確定訴訟などと言いますので一応全国的に「確定」で定着しているのかとも思います。

 

 ただ上記の写真、10/19の朝日新聞ですが中国とブータンの「国境画定」と表現しているように、日本語の意味合いとしては「画定」が正しいというのが真実ではあるように思います。いつから「確定」としたかはわかりませんが、正しい日本語を使用した方がニュアンスが伝わるような、そうでないような…

 

 なお、地域によっては官民境界確定ではなくて、確定の代わりに「明示」もしくは「確認」といった表現を採用しているケースもあるようです。個人的には明示はともかく「確認」は、確定よりも実情に沿った、ベターな表現であるように思いますが、どうでしょうか。

 

 

2021年

10月

18日

土地月間県民フォーラム(土地に関する無料相談会)開催のご案内

 

10月は「土地月間」、10月1日は「土地の日」です。

 

 毎年、滋賀県では土地にかかわる専門家がテーマに沿って講演やパネルディスカッション、相談会等を実施していますが、今年はコロナウイルス感染症の面を考慮して、無料相談会をメインに、オンラインによる講演会は行われます。こぞってご参加ください。

 

開催日 令和3年10月23日(土)

会 場 キラリエ草津(草津市立市民総合交流センター) 滋賀県草津市大路二丁目1番35号

主 催 滋賀県

    公益社団法人滋賀県不動産鑑定士協会

    公益社団法人滋賀県公共嘱託登記土地家屋調査士協会

 

☆土地に関する無料相談会について☆

不動産に関する相談に、専門家が親切に対応します。

<時間>10:00~16:00(完全予約制。1組30分)

<相談員>不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁護士、税理士、司法書士

【相談予約問合せ窓口】

公益社団法人滋賀県不動産鑑定士協会

電話:077-526-1172(平日9:30~16:30)

※お電話にてお申込みください。

 

☆講演会について☆

大津地方法務局の遺言書保管官をお迎えして動画配信による講演会を行います。

<今年度テーマ>自筆証書遺言書保管制度について

~遺言書保管官が法務局に預けるメリットを簡単解説!~

<講師>大津地方法務局・遺言書保管官・水野啓吾氏

以下URLからも視聴することが可能です。

https://youtu.be/q4lqdbR3s9I

 

2021年

10月

10日

行政書士会湖北支部 無料相談会でした

 

 今日は午後から「ながはま文化福祉プラザ」を会場に、行政書士会湖北支部の無料相談会が開催されましたので、相談員として参加してまいりました。

 

 会場につくと、やたら多い車の数。どうしてかな~と思いきや隣の建物がコロナワクチンの接種会場になっているらしく、そこかしこで副反応の話をする方々がおられました。私は37度台の熱で済みましたが、昨日お話した市役所の方も副反応で数日欠勤された様でしたし、そりゃ皆さん気になりますよね。

 

 無料相談会は事前に宣伝を例年よりは抑えたせいもあってそこそこでしたが、ワクチン接種が進んでいることも体感出来た1日でした。

 

2021年

10月

07日

「表示に関する登記における筆界確認情報の取扱いに関する指針案」

 

 本日(2021年10月7日)の朝日新聞朝刊に「土地売買 境界確認なしで可へ 法務省 所有者不明増え見直し検討」との記事が掲載されていました。

 たまたま記事を発見したのではなく、連合会からの本記事についての見解を記したメールが転送されてきまして、家に帰って改めて記事を確認した、という次第です。

 

 記事についてはこれを書いた記者さん自体が内容を咀嚼できていないような、全体的に消化不良的な感想をもちましたが、個人的には筆界確認書に代わって土地家屋調査士が筆界についてこれまで以上に精緻に見解をまとめ、認定することが求められていくというのが大きな流れのような気がします。

 

 となると土地家屋調査士(連合会)にコメントを求められて然るべきであったと思うのですが、連合会からのメールを拝見した限りでは、そのような経緯も無いようでしたので、大変残念に思います。こうした専門的(マニアック)な記事に専門家として登場できない筆界の専門家って、いかがなものでしょうか。

 

 

2021年

10月

06日

行政書士会湖北支部 無料相談会開催のお知らせ

 

 毎年行政書士制度広報月間に連携し、開催されております湖北支部主催の無料相談会が今年も開催されます。今年から会場を長浜市内の「さざなみタウンながはま文化福祉プラザ」に移しての開催となります。

 

 今週土曜日の実施ですので直前のご案内となりましたが、各種許認可・行政関係のご相談がありましたらどうぞお気軽にご参加くださいませ。

 

 

2021年

9月

30日

コロナ禍で任意売却の利用は進むか

 

 昨日は立ち上げ以来、役員を務めさせていただいております一般社団法人滋賀県任意売却再生支援センターの会議だったのですが、手違いでお流れになってしまいました。ZOOMでのリモート会議ですので事務所から待機していましたが、急にお流れになってしまいました。それでも、こういう時はリモート会議がダメージが少なくて助かります。

 

 さて、コロナによる不景気もあって、日頃お付き合いのある建築業者様からは「住宅ローンを返済できなくなったお客様がいる」というようなお話もチラホラお聞きしています。もともと経済弱者ほど、不景気の影響は大きいはずですから住宅ローンも目一杯お借りされているような方はどうしても返済がきつい局面が出てくるのでしょう。任意売却についても先日こんなニュース報道をみました。今後は任意売却という制度も不景気によってより浸透していくのかもしれませんが、当然ながら手放しで喜べる話ではありません。

 

 ただかつて金融機関に身を置いたものとして思うのは、住宅ローンの返済期間が長すぎることです。私が住宅ローンの受付や審査を行っていた平成10年前後はまだ住宅ローンは最長25年間、300回返済とされており、現在のような35年間かかって返済するようなことは認められていませんでした(親子リレー返済なんて言う住宅金融公庫の商品はあったような気はします)。

 業者さんがよく使われる「アパートに住むより、住宅ローンを借りて家を建てた方が月々の出費は少ない」といううたい文句も、35年の長期住宅ローンが組めるようになったからです。

 

 もっとも金利も大幅に下がっており、35年間のローンであっても金利負担はかつてとどっこいどっこい、もしくは負担は軽いくらいなのかもしれません。ただわが国の住宅の実際の耐用年数は30年ほどですから、35年借りられる、というのと35年借りてもよい、というのはやっぱり違うような気がします。

 返済期間途中の繰り上げ返済を見越して、とりあえずは長めに期間を設定されるのは結構ですが、金融機関やハウスメーカーの言いなりにならずに、家族も含めたご自身の人生設計をもとに、当初から無理のない返済計画を立てられるべきだと思います。何せ35年間、人生の半分近くです。どうなるかを全て見通すことは誰も無理なのですから、「まさか」を前提にした計画でしかるべきではないでしょうか。

 

2021年

9月

25日

JRのダイヤ見直しに思う

 

 今週は久々にJRに乗ることになり、地元の虎姫駅を利用してきました。駅の時刻表を眺めてみますと、「10/2ダイヤ見直し」の告知が貼ってあります。

 

 新聞紙上などですでに紹介されていましたのでダイヤ見直しの凡そは承知していましたが、改めて見直しという名の減便ということを実感しました。ただ実際に減便とは言っても、昼間の新快速を長浜まで延ばさず、米原での折り返しということで、虎姫駅には直接影響のない見直しですので正直なところ私にとっては実際に影響はありません。

 ただ写真左のJR西日本の見直しの路線をみますと、やはり周辺部により大きく、しわ寄せがきているように思い、この流れがさらに強まるといよいよ困ることになってくるかもしれません。

 

 幸い今のところ、虎姫駅は統計上は利用客数的には堅調で、かつては格上であった木之本駅を追い越し、高月駅に迫りつつあるといったところです。また最近も駅隣に無料駐車場も拡張されましたので、利用客の増加が見込めるものと勝手に期待しています。

 移動手段として個人的には自動車よりも圧倒的に電車派の私としてはJR北陸線を何とか従前の30分に一本にまで、増便していただけると嬉しいのですが、さて、どうでしょうか。やはりJR西日本の経営上も、コロナをきっかけに本格化した、リモート社会の流れに抗うことは難しいのかもしれませんがね…。

 

 

2021年

9月

18日

ファイザーワクチン接種二回目が終わりました

 

 新型コロナワクチン予防接種の二回目を今週木曜日に受けてきました。昨日は37度台前半の微熱が出たのと、倦怠感、左腕の筋肉痛がありましたが、丸二日が経過した今、それらもほぼ収まってきました。

 

 上は接種会場で貼っていただいた「接種済証(臨時)」です。今後、接種完了者は行動制限も緩和されるとか、そういう方向にあるようですので大事に保管しておくようにしたいと思います。

 それにしてもワクチン接種を全国民的に二回づつ行うということは本当に壮大な一大事業であったことと思います。今回も会場到着してから、本当にスムーズにうたせていただきましたが、あらゆる関係者の皆様に心より感謝したいと思いました。

 

 

2021年

9月

11日

石井良助著「印判の歴史」を読む

 

 先日、菅内閣総理大臣が退陣表明を行いました。コロナ対策に振り回された内閣で、その中での一つの功績と言っていいかどうかはよくわかりませんが、主要な政策の一つに「ハンコの廃止」があったと思います。どうやら、その担当大臣が有力な後継者と目されているようで、仕事柄ハンコの歴史にも興味がわいて石井良助著「印判の歴史」明石書店を読んでみました。

 

 本書は昭和39年作と少し古いものですが、ハンコにまつわるあれやこれや、中でも歴史をたどって細かに整理されており、なかなか新しい発見もありました。

 印判の来歴としてはさすがに日本発祥というわけではないです。最も古くて、かつ有名な印鑑は志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印だと思いますが、当時の後漢で製造されたものです。中国の印鑑と言えば三国志演義で孫策が焼け野原となった洛陽の宮廷後で発見し、持ち帰ったとされる玉璽が思い出されます。この印を所持していることが正統な天下人の証ということで紹介されていたと思いますが、思えば印鑑ごときで何が証明できるのか、印を証明すべき皇帝の地位を逆に証する印など存在するものか、大変不思議な感じはしますが、当時の方々は玉璽に何か人知を超越した、霊的なものを感じていたのでしょうか…。

 

 それはさておき本書では実印の歴史として、江戸時代には庄屋に届け出されていたものが実印で、印形が相続の対象であったと解説されています。また中世には盛んであった花押は当時「印」と言われていたこと、近世に入って花押が廃れ、現在の様な印が普及したことについても解説がされています。

 

 明治に入り、ハンコも大きな転換期を迎えますが、実印は家制度の反映として男子のみ、他は爪印が多く用いられたようです。そもそも明治初期には氏名のあり方を巡って相当な混乱がありましたので、此の際署名よりもハンコの方が手っ取り早かった、という裏事情もあったのかもしれません。

 

 そういえば菅内閣ではFAXについても廃止といったことが言われていました。先日とある地元銀行の職員の方とやり取りしていましたら、以前は情報漏えいの観点からメール関係は全く受付されていなかったのですが、最近はメールの受信はOKということで図面などの資料を早速メールさせていただきました。長年の付き合いですが、私にとっては銀行に対しての初メールでした。しかし、考えるまでもなく今更な感じはしないでもありません。なお現在でも銀行からの送信はできません、といわれましたが、これも早晩改善していたければ大変ありがたいところです。

 

2021年

9月

03日

「氏名の誕生―江戸時代の名前はなぜ消えたのか」を読む

 

 先日、とあるネットニュースを読んでいましたら、昨今議論が白熱している「選択的夫婦別姓制度」を理解するための書として、尾脇秀和著「氏名の誕生-江戸時代の名前なぜ消えたのか」(ちくま新書)が紹介されていました。

 良書であるとのことでしたので早速読んでみましたが、なるほど江戸時代から明治時代にかけてわが国で巻き起こった「氏名」制度の大変革について具体例をもとにしつつ微に入り細に入り詳しく解説されておりとても感銘を受けましたのでご紹介させていただきます。

 

 個人的には何年か前に、現在の滋賀県立公文書館で資料調査をした時のことを思い出します。明治初期の滋賀県庁職員録に当時の役職と職員の名前がずらずらと記載されていました。その名前を見ていくとすべてが「源○○」だの「平○○」のオンパレード、これは一体何なのだ、と驚いたものです。これは、当然現在でいうところの氏名では多分なくて、祖先をたどると織田信長が平氏で、豊臣秀吉が藤原家、徳川家康が源氏であるというような、由緒ある家系アピール?か何かだろうと勝手に解釈をしていましたが、本書を読むとそれは「実名」であると示されており、根拠がわかりました。私がもともとが歴史学の出身ではないだけに歴史学を修めた方にはこんなことは常識だったのかもしれませんが、この職員録に長い間、疑問と言いますか、違和感を覚え続けたことを記憶しています。

 

 そういえば土地家屋調査士の仕事でも相続人調査で古い戸籍を見ることはあり、中には先祖を辿って安政年間の生まれの方であるとか、そういったケースもままありますが、いわゆる壬申戸籍は閉鎖されており、私たちが現在目にできるものはその後に改製されたものですから、氏名についても既に整理済で、「実名」を見る機会はありません。

 

 その壬申戸籍についてはかねてより徴兵令との関連が指摘されていますが、本書でも氏名については国民の管理、やはり徴兵制の影響は大きいと指摘されています。たしかに、名前が歌舞伎役者のように何度も変わったり、同時に複数の名前があるようでは、徴兵逃れも出来てしまいそうですね。改名せずに一生を終えるのは、明治5年の改名規制前には非常識であった事実は認識しておきたいと思いました。

 

 本書を読んで内容もさることながら著者が同窓であることに気づきました。大学院が同じでも私の様なアウトローには面識のかけらもないわけですが、ここまで濃い内容の出版物を世に出されている方に多少はご縁があるかと思うと嬉しくなりました。

 他にも著作を出されているようですから機会をみて少しづつ拝読できればと思います。

 

2021年

8月

29日

週末は「リングフィット アドベンチャー -Switch 」を

 

 滋賀県も緊急事態宣言が発出され、いよいよコロナ禍の感染拡大も身近に迫ってきた感がありありとしてきました。そろそろピークアウトして欲しいところではありますが、ここは長期戦を想定し、今月「リングフィット アドベンチャー 」を購入してみました。なお、先日健康診断の結果も帰ってきたのですが、中年らしく?尿酸値や中性脂肪もいよいよ指導域程度には数値も上げってきていますので細やかな抵抗といった面もあります。

 

 現在の所、週末に10分程度の使用状況ですので、このペースではゴールまで2年程度かかるのではないかと思うのですが、この手の類はあまり無理をせずに、少しづつ楽しんでやれる程度を維持することが最良ではないかと思っていますので、なんとかボチボチ続けていこうと思います。

 

 それにしても、実際にやってみると購入前に思っていたよりも結構なトレーニングになっている気がします。特にプログラムでは足腰よりも、手や肩の方がきついのですが、最近のゲームは本当にすごいですねー。最近運動不足を感じておられる方には特におすすめさせていただきます。

 

 

2021年

8月

23日

ワクチン接種をしてきました

 

 今日はついに、というべきかコロナウイルスワクチンの接種を湖北病院でさせていただきました。会場では思っていた以上にスムーズに接種ができたことにまずは感謝したいと思います。なお、接種後現在約8時間が経過しましたが、やや微熱気味、左肩は方がやや上げづらい程度、ぼんやりと痛く、体調的には宜しくはないのですが事前に準備しておいたバファリンプレミアムの力を必要とする程度ではありません。

 

 二回目の接種は来月ですが、この間の感染拡大を考えるとなるべく早めに接種しておきたいものです。二回目はよく言われるようにやはり高熱が出るのかな~、ちょっと怖いのですが仕方ないですね。

 

2021年

8月

16日

姉川地震がおきないことを祈るばかりです

 

 今日は早朝から三度の地震に見舞われました。時期も時期だけに姉川地震を想起された方もおられるようで、そのことにふれておられる方もネットでは散見されました。

 姉川地震とは、1909年8月14日15時31分、滋賀県北東部の姉川付近に被害をもたらした滋賀県内では最も直近の大型地震です。直近とはいえ、100年以上経過していますので、次にいつ大型地震が来るかは気が抜けません。

 

 当時は夏でもあり、被災者は河原に蚊帳をつって避難していたそうです。若い方に蚊帳と言ってもなんのことか通用しないような気はしますが、三密を避ける意味でも、もし今地震が来たら避難所に集合するより露天に蚊帳を使った方がいいかもしれませんね。

 

 ちなみに上は姉川地震100年のメモリアル行事に滋賀県土地家屋調査士会として協力させていただいた際の広報ポスターと団扇です。

 当時は広報部の一員としてイベントのお手伝いをさせていただきましたが、あれから早や12年もたつのか…という思いです。しかしとりあえず今はコロナと水害に加えて地震とは、流石に勘弁してほしいと天に祈るばかりです。

 

 

2021年

8月

12日

行政書士制度広報ポスター

 

 今年も行政書士制度広報月間のポスターが行政書士会より送付されてきました。私の所属する支部でも10月の広報月間には無料相談会の開催を予定していますが、現在のコロナウイルスの感染拡大を思うと大丈夫かなあ…と思わないではありません。

 

 なんとか早々にピークアウトしてくれることを祈りますが、お盆期間中も通常通り業務はするものの、極力人に会わないように留意して過ごしたいと思います。

 

2021年

8月

07日

立命館大学寄附講座の期末レポート採点

 

 今日は朝から令和3年度土地家屋調査士近畿ブロック協議会による立命館大学政策科学部の寄附講座期末レポートの採点会議がオンラインにて開催されました。本来でしたら上のOICキャンパスで採点会議だったのでしょうが、さすがに無理ですので急遽変更となり、昨年に引き続きオンラインです。

(上の画像は4月に講義で訪れた際に撮影したものです)

 

 採点会議もそうなのですが、インターンシップもこの8月に受け入れの予定でしたが、それもなくなりました。参加予定の学生さんにも楽しみにしていただいていたようで中止をアナウンスするのも残念で仕方なかったのですが、やむを得ないといいますか、コロナが憎い、としか言いようがありません。

 

 採点会議については私も初めての体験でしたが、採点にあたり講師の皆さんも学生さんのレポートの内容から逆に考えさせられているといいますか、理想と現実(実務)のギャップについて、回答の評価にどう加味するか、といった実務家らしい悩みが会議の中で多く出されていました。

 正規の大学教員の講義でしたらあくまで理屈的に筋の通った模範解答を突き詰めればいいと思いますが、実務家はお仕事のシーンで常にそうばかりも言っておれません。ですので実務と同じく、悩みながら、または折り合いをつけながら採点が行われているということが判ってよかったです。逆にいえば、だからこそ実務家が教壇に立つ意味があるのでしょうね。

 

 また、学生さんのレポートの中には「これはグーグルで検索して探してきたな」と思しき回答も用語の使い方、言い回しなどの共通点から幾つか見られました。ネットで検索した結果をレポートに書くこと自体を責めるものではありませんが、企業のホームページなどからの引用は感心しません。今ではネットでもCINIIなどにアクセスできるはずですから、ここはあくまでアカデミックにこだわって、専門書や学術論文にも少しは目を通しました、という努力の結果が回答からもう少し見たかったかなあ、とは感じました。これもまた当世の学生気質なのでしょうが、ちょっとお手軽(スマホ)に流れすぎではないでしょうか。

 

2021年

8月

01日

盛況の全国一斉不動産表示登記無料相談会

 

 土地家屋調査士全国一斉不動産表示登記無料相談会が令和3年7月31日(土)、滋賀県内では草津会場 草津市立市民総合交流センター(キラリエ草津)及び彦根会場(彦根勤労福祉会館)にて開催されました。

 

 今回私も相談員として参加させていただきましたが、上の写真の会場に設置したノボリ、昨年の70周年記念アピール用のものですが私は初めてみました。なにせコロナの感染拡大で行事という行事が消滅したこともあり、登場する機会がこれまでなかったせいと思われますが、ようやく時期遅れではありますが使用させていただいております。

 

 ご相談は草津会場を中心に想定を超えたお申し込みがあり、急遽相談員を追加して対応するなどさせていただきました。相談が多いことは果たして世の中的にいいのか、どうかわかりませんが、制度広報としては成功したと言えるでしょう。

 

 ご相談の内容も土地家屋調査士にとって回答のし甲斐のあるテーマも多く、土地家屋調査士の業務内容もそれなりに社会的な認知が広がっているように感じました。私が広報部員をしていた十数年前を思うと隔世の感、というとオーバーかもしれませんが、当時は結構的外れなご相談が多かったと思います。ネットの普及のおかげもあるのかな、と思わないではないですが、他会ではどんな感じなか、またの機会に情報収集をしようと思いました。

 

 

2021年

7月

30日

7月31日の無料相談会について

 

 来る7/31(土)、かねてよりご案内の通り滋賀県内に置きましても土地家屋調査士全国一斉不動産表示登記無料相談会に連動し、草津会場・草津市立市民総合交流センター(キラリエ草津)及び 彦根会場・彦根勤労福祉会館において開催させていただきます。

 

 上の画像は7/17の京都新聞に掲載しました広告です。

広告の効果があったおかげかはどうかはわかりませんが、現在想定以上の多数の申し込みをいただいておりまして、当日の受付は正直難しい状況です。

 

 また、コロナウイルスの感染拡大も予想以上の規模とスピードで大変危惧されるところです。会場においては感染対策は十全におこない、相談をお受けすることになりますが、相談の時間や人数の制限なども考えられます。何かとご不便をおかけしますが、ご了承のほど、宜しくお願い致します。

 

2021年

7月

24日

虎姫田んぼアート見頃です

 

 虎姫田んぼアートが今年も見頃です。中野山の山頂展望所は麓からのアクセスも意外と良く、自動車でしたらものの数分で登ることが出来ます。

 

 今日も先客が二名ほどおられただけでしたが、コロナ禍でお出かけもままならない昨今、田んぼに描かれた角大師を見学するのも又一興ではないでしょうか。

 

2021年

7月

17日

日本土地家屋調査士会連合会近畿ブロック第65回定例協議会

 

 令和3年7月16日、ホテルグランヴィア和歌山におきまして日本土地家屋調査士会連合会近畿ブロック第65回定例協議会が開催されました。

 例年ですと滋賀会では会長、副会長及び全部長が参加しているのですが、今回はコロナ禍の影響で昨年に引き続き参加者数を絞り、セレモニーや懇親会も省略するシンプルな議事内容で行われています。滋賀会からは今回、松居会長以下副会長4名で参加してきました。

 

 ただシンプルな議事は正直楽でいいのですが、定例協議会は近畿の各単位会の役員さんとひざを突き合わせ、意見交換ができる貴重な機会でもあって、この場で得た情報や気づきを単位会に持ち帰って実現するといった好循環が断ち切られてしまっていることは残念に思います。これはもちろん誰のせいでもないわけですが、来年の当番会となる奈良会からは「来年はフルセットの定例協議会を行います」との宣言がありましたので、来年度に期待させていただきたいと思います。

 

 なお、滋賀会は今年度より新しい役割として近畿ブロックの広報部会を担当させていただくことになりました。広報部会は立命館大学での寄付講座を継続して実施しておりますが、予算的にもブロックの中でもかなり大きな事業となっています。これまで積み上げてこられた諸先輩方の思いを継承し、滋賀会広報部として恥ずかしくない役割を果たせていければと思います。

 

2021年

7月

10日

7月31日 全国一斉不動産表示登記無料相談会のお知らせ

 

 土地家屋調査士の日(7月31日)に全国で一斉に開催されます不動産の表示登記に関する無料相談会が滋賀県内に置きましても、滋賀県土地家屋調査士会主催にて彦根、草津の二会場にて開催されます。

 まだまだコロナの影響もありますので、感染対策も万全に、完全予約制にて実施します。とくに北部にご在住の方はあまり無料相談の機会もありませんので、この機会を逃さずに是非ご活用ください。

 

日時   令和3年7月31日(土)  午前10時~午後4時

会場   キラリエ草津 草津市立市民総合センター・彦根勤労福祉会館

主催   滋賀県土地家屋調査士会

     〒520-0056 滋賀県大津市末広町7-5(滋賀県司調会館1F)

     TEL(077)525-0881 FAX(077)-522-8443

 

 

2021年

7月

03日

新型コロナウイルスワクチン接種券が届きました

 

 高齢者の方々には既に接種が始まっていますが、私の所にもようやく新型コロナワクチンの接種の案内が届きました。ワクチンについてはいろんな声があることも承知していますが、結局は接種することになるのでしょうね。でも八月以降としか書いてませんでしたのでちょっと先の話になります。

 

 また唾液を使った高精度の抗体検査もさせていただく事になりました。すでに感染済ならワクチンは遠慮してもいいのでは、と思わないではないですが、どうなりますやら…。

 

2021年

6月

26日

滋賀県土地家屋調査士会の令和3年度合同部会・役員研修会でした

 

 今日は午後から滋賀県土地家屋調査士会の役員を対象とした令和3年度合同部会・役員研修会が開催されました。

 今年はさすがにコロナの感染対策の点を考慮して、開催はしたものの最低限の内容で絞った形で開催となりました。ただ、そうした中においても毎回のこととはいえこの研修会は自分の土地家屋調査士会での立ち位置を自己認識できる場であったと思います。

 というのも、私自身は今回で8回連続8回目の参加だと思うのですが、おそらく参加者の中で最長であることは間違いないと思われます。ここまで会の役員として関われてきたことを喜ぶべきか、馬齢を重ねたことを嘆くべきかはよくわかりません。が、この場を経て、これからの二年間の事業の展望をはっきりイメージすることが出来たように思いますし、今回新しく役員になられた方々と事業を通じて交流できることを楽しみにしたいです。

 

2021年

6月

19日

不動産登記規則第100条違反?の物件

 

 先日知り合いから紹介をいただいた案件で登記事項証明書を見ていましたら、なぜか違和感を感じ、おかしいな…と思いよくみると、地目が畑にもかかわらず小数点以下第二位まで地積の登記がなされていました。

 

 不動産登記規則第100条において「(地積)第100条地積は、水平投影面積により、平方メートルを単位として定め、一平方メートルの百分の一(宅地及び鉱泉地以外の土地で十平方メートルを超えるものについては、一平方メートル)未満の端数は、切り捨てる。」と定められていますので、地目が畑であるにも関わらず、この表記は明らかにおかしいと言えます。

 しかもこの筆の上にはそれなりに昔から建物があった形跡がありましたので、ピンときました。「これは移記ミスではないか」と。そこで法務局で土地台帳や閉鎖登記簿、和紙公図などを調査しましたら、まさにぴったしカンカンでして、昭和11年に地目変更がされており、地積の表示はその名残でした。そこで早速申請を行い、錯誤を原因として地目を「宅地」へと変更することが出来ました(原因及びその日付を見てもわかるように地目の②のみで、地積の③は訂正していません)。

 

 この案件をご紹介いただいた際には住宅ローンのからみもあって地目変更登記のためにまずは農地転用手続きが必要でしょうね…ということでしたし、こちらもそのつもりでいましたが、こうして早期に、安く解決をみることができて本当に良かったです。

 

 不動産登記は正確なものだ、という世間一般の印象は確かに間違ってはいないと思いますが、そこはやはり人の手が介在するわけですから、100%ではありません。どこか怪しいな~と思ったらまずは専門家に相談することが大切ですね。

 

2021年

6月

10日

「ドローンはじめてさんコース」に参加してきました

 

 今日は長浜市内にてドローンの教室が開催されましたので参加してきました。教室料金はとある団体の厚意で無料、ということもあって参加希望者は沢山おられたようですが、抽選で選んでいただけたということでラッキーでした。

 ドローンについては数年前から土地家屋調査士業界では測量業務において活用が進んでいますが、お話ではお聞きしてはいるものの私自身は初めての操作体験ができるということで今回の教室を大変楽しみにしていました。

 

 教室ではまずは座学から、ということでドローンの構造や関係する法律、業界の動向などについて詳しく解説いただいたのですが、お話をうかがう中でこれは土地家屋調査士よりも行政書士として航空局の許認可関係等で活躍できるシーンが多そうだな、という印象をもちました。今後はドローンの機体の登録や、操縦のライセンス制度も始まるそうですし、トイドローンの定義も200gから100gへの変更がある関係で飛行承認申請が増加するなど、行政手続きの専門家である行政書士の関りがより求められてくると思います。

 これまでは行政書士の主な業務分野というとまず「自動車」というのが業界の常識でしたが、近い将来それにとって代わって「ドローン」といわれる時代がもしかして来るのかも、しれません。

 

 ドローンの操縦体験も実際にパターンを変えて何回かさせていただきましたが、まあそれなりに直感的に動くものだということは理解できました。屋内での体験でしたので、風の影響もないことからあくまでさわりだけなのでしょうけど、年配の方や女性の方も上手に動かされていましたし、センサー関係など機体がよくなっているのでしょうね。他にはバッテリーの消費がすごくて、測量で使うトータルステーションでも予備は持っていますが、その比ではないこともよく理解できました。

 今後とりあえずは安い機体を買って練習して…なんて思うのですが、安い機体(5万円以下)はあまり役に立たないとの先生のアドバイスもありましたので、購入はちょっと悩むところです。

 

 ほかにもキャリブレーション(校正)の重要性など、まさに初耳のお話も勉強になり、無料とはいえ大いに学びになった教室でした。

 

2021年

6月

04日

「筆界特定のための地籍編製地籍地図の読み方と知識 」が届きました

 

 今年5月に日本加除出版社より発刊されました大唐正秀著「筆界特定のための地籍編製地籍地図の読み方と知識 」を注文しましたら早々に事務所に送られてきました。

 

 前に同じ大唐先生による「Q&A筆界特定のための 公図・旧土地台帳の知識 」も随分読ませていただきましたが、今回の新刊はそれをより詳細に、とりわけ地籍編製地籍地図と公図との関係性について掘り下げておられます。ただ正直なところ徳島県の事例の紹介に終始されており、他府県の人間にとっては少し違和感を感じるところではありましたが、それでもざっと拝見しただけで力作ということは理解できました。また時間を見つけて精読させていただきたいと思います。

 

 また宜しければ滋賀県土地家屋調査士会発行の「滋賀の地籍」と併せて読んでいただければなおの事「公図」に対しての理解が深まるものと思われますので、どうぞこちらも宜しくお願い致します。

 

2021年

5月

27日

滋賀県土地家屋調査士会の第73回定時総会でした

 

 本日は滋賀県草津市内に置きまして滋賀県土地家屋調査士第73回定時総会が開催されました。昨年は非常事態宣言下の開催でしたので非常に参加人数を限定して司調会館会議室にて開催しましたが、今年は一応はホテルに会場を移しての開催となりました。

 

 不詳私が執行部を代表して令和2年度の会務並びに事業経過につきましてご報告をさせていただいたのですが、その中でコロナ禍のために中止・延期となった事業が続々あったことを改めて想起するとともに、会員の皆様にもご不便をおかけしたことをお詫びさせていただきました。

 なお、今回の総会では新たな役員を選出することも目的の一つであり、新会長が就任されるとともに私も引き続き副会長の任にあたらさせていただく事になりました。

 

 果たして来年は会員全員の参加自由で、懇親会込のフルセットの総会が開催できるか否か、ワクチンの接種も始まっていますので希望を持ちたいところですが、どうなることやら。感染拡大の状況は大変気になりますが、とりあえずは新しく就任された役員さんとも力を合わせて会務にあたりたいと思います。

 

2021年

5月

21日

地元の大規模小売店舗立地法に基づく説明会に参加してきました

 

 今日は地元虎姫地区で出店予定の大規模小売店舗立地法に基づく説明会が開催されましたので参加してきました。

 虎姫地区でこの種の大規模店(1000㎡以上の床面積のお店)が進出するのはコメリ以来かな、と思うのですが、少なくとも私は人生初の説明会でした。ただお店自体は事務所にもほど近い場所ですし、説明会の参加者もどんな方が来られるかも興味がありました。

 

 主催者によるスムーズな説明の後、参加者からの質疑応答とのことでしたが、お一人から質問があっただけで早々に説明会は終了しました。地元の皆さんはおそらく興味がないのではなく、ただとにかく早く開店して欲しいといったころだと思いますので、開店の日を心待ちにしておきたいと思います。

 

2021年

5月

15日

「土地家屋調査士業務取扱要領 運用研修会」に参加してきました

 

 昨日は滋賀県土地家屋調査士会主催の「土地家屋調査士業務取扱要領運用研修会」に参加してきました。折からのコロナ禍もあり、心配されましたが何とか無事に開催されました。

 考えてみれば集合型の研修は久方ぶりですので、会う人会う人に少し懐かしささえ覚えながらの研修でした。研修会の効用って、単に知識を得るだけではなくて、こうして人と人との交流を通じて刺激をうけたり、癒されたりといったところも本当のところ大きいのでしょうね。

 

 

 研修会の道中で栗東歴史民俗博物館の特集展示のポスターを発見しました。栗東市市政施行20周年記念「よみがえる明治の村―館蔵地籍図展―」とのことです。7月4日まで開催されるようですので、またの機会にうかがいたいと思います。

 

2021年

5月

13日

新しい米原市役所庁舎に行ってきました

 

 今日は土地家屋調査士の業務の関係の調査で米原市役所に行ってきました。米原市役所と言えば、先週から新しい庁舎が利用開始となったところですので少しウロウロしながら見学もしてきました。

 

 そもそも駐車場がどこから入ったらいいのかわからず、結局国道8号線からは直接乗り入れできないようで不便な感じもしましたが、総じて庁舎の周りの風景も一変したというか、これまで見なかった角度であたりを見わたすと、違和感満載でふわふわ浮ついた気分がしてきました。

 

 でもこれは職員さんもおなじようで、そこかしこから「まだ庁舎に慣れないもので」といった声が聞こえてきました。そりゃあ一週間では慣れないでしょうね。

 私もこれから度々この建物に通うことになると思いますが、当面は庁舎の内外で新しい発見がありそうで楽しみです。

 

2021年

5月

08日

滋賀県行政書士会湖北支部の定時総会でした

 

 今日は午後から長浜市内の会場に置きまして滋賀県行政書士会湖北支部の定時総会が開催されました。昨年は非常事態宣言中ということで開催自体が見送られましたが、今年は役員改選などもあることから通常に近い形式での開催となりました。

 

 とはいえ、想定通り出席者数も例年に比べますと少なかったのですが支部長以下、支部役員が新しく選任されたことから世代交代を強く感じさせる総会となりました。私の入会時に支部長を務めていただいた先生もこの度退会され、他にも支部相談役をながく務めてこられたベテランの先生方も今回はとんと出席を見送られたせいもあるのでしょうが、そこは一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。

 

 私自身は引き続き副支部長の任に当たることになりました。力及ばずながら支部長を補佐し、残念ながらまだまだ続きそうなコロナ禍での支部運営に少しでもお役に立てればと思っています。

 

2021年

5月

01日

続日本100名城の玄蕃尾城跡を訪問してきました

 

 今年のゴールデンウイークも再びステイホームを強いられる期間になり、私もさすがに自粛疲れめいたものを感じるところですが、今日は仕事のついでに長浜市余呉町柳ヶ瀬地区にある玄蕃尾城跡に寄ってきました。

 

 玄蕃尾城跡はそもそも国指定遺跡ではありますが、最近では織豊期の代表的な山城で土塁や曲輪が手にとるようにわかる、とてもよく整備された城跡が評価されてマニアの間では?人気も出てきたようですね。わかりやすく言えば土塁版の竹田城といったところかな…、でもあちらはJR駅の目の前ですからアクセスするには随分と楽ですが、玄蕃尾城跡はまず車でしかたどり着けません。ただ、そこは地の利を生かして、仕事の合間にサクッと行くことが出来ました。

 

 今回初めての訪問でしたが、旧柳ヶ瀬トンネル福井県側からは一本道で迷わずに行くことが出来ます。駐車場からの20分程度の上り坂は運動不足の体には少々応えましたが、登った後の城跡自体はかなり平坦で、噂にたがわぬ立派なものでした。

 

 

 上の写真は主郭(本丸)ですが、戦のための一時的な砦として考えると、このように随分大きなスペースがあることから、やはり近江越前国境の要の城として恒常的な利用を意図して整備された城のように感じました。

 

 それにしてもいくらコロナ禍のもととは言え、ゴールデンウイーク中にもかかわらず私を含め訪問者は2~3名程度と閑散とはしていました。人と会わないのは大変いいのですが、逆にクマと遭遇しそうで少々びくびくしながら、いそいそと下山することになりました。

 場所柄、コロナよりもクマの方が怖いですから、訪問をされる方は登山靴は必須ですが、クマよけの用意もされていった方が賢明でしょう。

 

2021年

4月

27日

「滋賀の地籍」の贈呈式を彦根東高でさせていただきました

 

 令和3年4月26日、滋賀県立彦根東高校におきまして、3月に滋賀県土地家屋調査士会より上梓しました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」の贈呈式を執り行わさせていただきました。

 

 「滋賀の地籍」につきましては若い方々に私たち土地家屋調査士のことを知っていただくために県内の全ての中学、高校(約150校)に対して、近日中にもそれぞれを管轄する教育委員会のご協力の下、配布の予定をしています。そんな中特別に彦根東高校につきましては当会広報部長のご尽力もあり、直接学校内にて贈呈式をさせていただけることになりました。

 

 贈呈式に際しましては滋賀県土地家屋調査士会からは沢会長以下、理事のうち三名の彦根東高校OBにも参加いただきました。なお、彦根東高校は滋賀会の中でも最大勢力?を誇る学校で、他にも大勢のOBOGがおられます。

 青山校長とは懇談のなかで滋賀の地籍に関連するお話はもちろん、現在の同校の状況や各地で活躍中の卒業生の動向をざっくばらんに語っていただきました。思えば自分が学生の時には校長先生なんて、有難い訓話を節目節目にいただくとっても偉い存在、みたいなイメージでそれはそれは遠巻きに眺めておりましたが、青山校長先生のお人柄もあって楽しくお話をさせていただくことが出来ました。

 

 なお、贈呈式については事前にマスコミ各社に取材の申し入れを行っていましたが、あいにく前日が彦根市長選挙の投開票日となったことから、どこにもお越し頂けないかと心配でした。

 しかし、そんな中でもケーブルテレビ局のZTVさんが取材をしてくださり、ホッと胸をなでおろしました。なお、当日の様子は4/30(金)の「おうみ!かわら版 彦根放送局」にて放映予定とのことです。繰り返し再放送もされますので、是非ご視聴ください。

 

 

2021年

4月

24日

土地家屋調査士近畿ブロック立命館大学寄付講座に出講してきました

 

 今日は土地家屋調査士会近畿ブロック協議会による立命館大学政策科学部特殊講義(PLC)の第3講「日本の土地制度の歴史的沿革①―境界はいつからどのようにできたのか―」の講師として、立命館大学のOICキャンパスまで行ってきました。

 

 3月までは実際に学生さんを教室に入れて通常通りの講義を予定していたのですが、緊急事態宣言も明日から発令というこの状況下においてはリモートによる講義の一択となりました。事務所から中継する方式も考えたのですが今回は教室まで出向かせていただき、そこからのライブ中継となりました。上の写真は講義前の教室ですが、4月の大学の教室がガラーンとしているなんて、本当考えられませんね。

  

 正直なところ、学生さんの表情がみえないことから独りよがりの講義になってはしないかと、かなり不安なままの90分でした。でも最後に取った質問タイムで、一人の学生さんが質問をしてくださったことから直に受講者の反応や疑問が見えましたので、質問は本当に有難かったです。今後の講義もリモートでしょうから、ここは講師のためと思って、学生さんも恥ずかしがらずにどんどん質問をお願いします。

 

 講義に向けていろいろと準備も大変でしたし、終わってからも後悔が残る部分も多々ありますが、とりあえず母校で講義をさせていただけたことは個人的にも良い記念になりました。在学中には、こうして自分が大学で講義をしている姿なんて全く想像もしていませんでした。人生何があるかわからないものです。

 

 後輩の皆さんも今は苦しい時だと思いますが、どうかコロナに負けずに、今しかできないことを見つけて充実した学生生活をお送りください!

 

2021年

4月

20日

滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の総会に参加してきました

 

 今年も支部総会のシーズンがやってきましたが、このご時世ですので昨年に引き続きどこの団体の支部役員さんも苦慮されています。

 今日は滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の定例総会が行われましたので、出席させていただきました。

 

 議事も順調にすすんで、当然ですが懇親会はありません。代わってお弁当をいただいて帰ってきました。

北ビワコホテルグラツィエさんのお弁当です。ホテル自体はこれまで何度も利用させていただいておりますが、今回は初めてケータリング&デリバリー「ベントット」をいただきます。写真を見てもわかるように、とても豪華なお弁当。

 おうちで楽しみます!

 

2021年

4月

10日

令和3年度土地家屋調査士による立命館大学寄付講座が始まります

 

 コロナ禍のもと、大学の講義もなかなか運営が困難な状態にあるようですが、実務家である土地家屋調査士が講義を行う立命館大学の寄付講座(政策科学部)が今年度も実施されます。今年からは何と不詳私も講師の一員として参加することとなっており、昨日は第一回目の講義(ガイダンス)が行われました。

 

 第一回目の講義は完全リモート(ZOOM)により開催されましたが、来週からは基本的に教室での講義が行われる予定です。ちなみに私の担当は第三回の「日本の土地制度の歴史的沿革①~境界はいつからどのようにできたのか~」ということになっております。

 

 現在鋭意講義の準備中ではありますが、母校の学生さんに恥ずかしくないものにだけはしたいと考えています。ただ、内容としては先日滋賀県土地家屋調査士会から出版しました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」を下敷きにさせていただくつもりでいますので、その点は楽ができるような感じでしょうか。

 

 どうしても第四波の動向は気になりますが、講義を通して学生さんに私なりのメッセージを精一杯お伝えできればと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

2021年

4月

07日

長浜曳山まつりの協賛広告を出させていただきました

 

 昨年はコロナ禍のあおりをもろに受け、中止となった長浜曳山祭でしたが、今年は制限付きながらも開催の運びとなりました。ただ第四波ともいうべきこの状況下では観光客もたくさん来てください、とは言えない雰囲気ですね…。運営に関わられている方々も心労の絶えないところかと思います。

 

 そこで、大変ささやかではありますが当事務所も協賛広告を出させていただきました。電話番号が間違っているのですが(正しくはTEL0749-73-3566)、そこはご愛嬌ということで、無事の開催を心よりお祈りいたします。

 

 

2021年

4月

03日

「滋賀の地籍」滋賀報知新聞に取り上げていただきました

 

 先月のことになりますが、滋賀県土地家屋調査士会発行の「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」につきまして滋賀報知新聞様に取り上げていただきました!

 

 さすが地元密着の新聞社ですね、ありがとうございます。なお「滋賀の地籍」につきましては、おかげさまで現在順調なペースで受注も積みあがっているようで、うれしい限りです。

 

 なお、本書ご購入の方はサンライズ出版もしくは、滋賀県土地家屋調査士会まで、遠慮なくご用命くださいませ。

 

 

2021年

3月

27日

「滋賀の地籍」を滋賀彦根新聞に取り上げていただきました

 

 今月12日に滋賀県土地家屋調査士会から発刊させていただきました「滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から」につきまして、滋賀彦根新聞さまに記事として取り上げていただきました。本当にありがとうございます。

 

 なお、先日他会の会員さんとお話をさせていただきましたら「滋賀の地籍は完売になったと聞いています」というお話をいただいたのですが、もちろんそんなことはなくて、現在絶賛発売中です!

 

 出版社であるサンライズ出版様のサイトからも購入可能ですし、他にも様々なルートでお買い求め可能ですので、どうぞ宜しくお願い致します!

 

2021年

3月

21日

事務所隣に合同霊園がオープンしました

 

 昨年から事務所隣の念信寺にて合同霊園の工事が始まり、この三月よりオープンとなります。お墓にオープンもどうかとは思いますが、もともとお寺の境内地ですからあんまり違和感はないんですけどね。

 

 こうした霊園ができるのも、やはりわが国の少子化問題の影響でしょう。お墓の問題は現在法整備について議論がなされている選択的夫婦別姓の動きとも関わり合いがあるような、でもないような感じではありますが、旧民法で規定されていた家父長制度は少子化一つとっても実際もう限界でしょうね。

 ただ、死んだ後のことまで心配しないといけない、供養の担い手もままならない社会となったこともあり、団塊世代を中心にお墓、そして墓守に関心も高まっているのでしょうか。

 

 今後は霊園の見学者なども増えるのでしょうが、当事務所にもついでに相続や生前贈与などの相談もあるかも…と思いをいたしつつ、見守らさせていただきたいと思います。

 

2021年

3月

17日

センター滋賀研修会「リモートコミュニケーションのポイントを知る」

 

 今日は境界問題解決支援センター滋賀主催の研修会「リモートコミュニケーションのポイントを知る」が開催されましたので参加させていただきました。題名の通り研修会はZoom(ミーティング)によるオンライン開催でしたので、事務所からスマホとPCを両方つないで研修に臨みました。

 

 Zoomを使用した会議はこの間何度も体験しましたが、研修会は初体験でした。ただこれまではスマホのみで参加していましたが、PCもつないで画面もより見やすくなったこともあり、研修会の形式として十分リモートはありだなあ、というのが実感です。

 

 また、講師の先生が始終スマイルで感じがとても良かったです。これも画面で自分の顔が大きく映ることを意識されているからだとは思うのですが、進行もサクサクと気持ちよく、さすがプロの講師さん、と感じ入った次第です。こうしてリモート研修会では講師の質も厳しく問われるのでしょうね。

 今後は土地家屋調査士実務でもリモートが使われだすと、スマイルがより大事になってくるのでしょうか…個人的にはちょっと苦手ですが、今日の講師の先生を見ていると言葉よりもまず態度、と大いに勉強になりましたね。

 

 慣れないリモート研修を準備して下さったセンター滋賀の皆さま、そして講師とサポートの先生方、ありがとうございました。

 

 

2021年

3月

12日

『滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から』3月12日発刊です

 

 SNS等ではかねてより案内をさせていただいておりましたが、『滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から』滋賀県土地家屋調査士会編が3月12日発刊されました。

 滋賀県土地家屋調査士会では平成16年以降、法25条2項委員会を中心に境界に関する地域慣習や古地図・地籍図の調査や研修を一貫して行ってきましたが、それらをまとめたものが本書となります。

 

 今回は滋賀県内の定評ある出版社であるサンライズ出版様より、図書コードを付して出版させていただきましたので、上の写真のように一般書店においても購入可能なのですが、るるぶ・まっぷる、と並んで「滋賀の地籍」が平積みしてあるのをみると、感慨深いものがありました。

 

 購入はサンライズ出版に直接申し込んでも結構ですし、AMAZON等のネット書店でも可能です。是非ご購入の上、ご一読いただければ幸いです。

 

 ※以下に内容の一部(目次等)をご紹介させていただきます。

 

内容紹介

 不動産登記の専門家「土地家屋調査士」は法務局や自治体で保管されている公図や古地図を活用し、土地境界の調査を日々行っています。本書は実務家の視点を生かし、地図や境界、地域慣習の解説を行い、掲載資料もオールカラーで紹介。具体例を採り上げているため、滋賀県の豊かな風土や歴史の奥深さを実感でき、地図好き、歴史好きには最適の本。また昨今社会問題となっている所有者不明土地問題や空き家問題を考える上でも必須の書です。

 

目次

 

序 章 滋賀の地籍について

    滋賀県の歴史と風土/滋賀県と地図/滋賀県内における地図・文書等の保管先

第1章 法務局や地域にて保管されている様々な地図

     1 法務局備え付けの図面類について

       不動産登記法第14条第1項地図及び第4項地図(公図)について/不動産登記法第14条第1項   

       地図の種類/再製公図について/戦後農地日本の改革における滋賀県下の開拓財産の図面につ  

       いて/地籍測量図について

     2 公図の源流をたどる

       ムラに残る地籍図類の紹介/滋賀に残る伊能忠敬の足跡/元禄八年作製の大津町絵図の検証/滋  

       賀県内の自治体発行図録集の紹介

第2章 滋賀県内の地籍・土地境界に関する慣習および特徴

     1 市街地

       背割り排水と土地境界/大津百町の軒下地と土地利用・境界慣習/ノコギリ(イナヅマ)型道

       路について/京阪電鉄の軌道敷地と地籍

     2 農村地

       滋賀の条里制と地籍/公図に記載されている「井戸」/公図に見る安土の旧村境/滋賀の墓制の 

       特徴と地籍/滋賀県の両墓制と「サンマイ」/滋賀県内の里道・水路とその官民境界確定につ

       いて/道路幅員資料の紹介/地租改正と縄伸び/シシ垣と公図

     3 山間地と水辺

       野洲川菩提寺地区における霞堤について/天井川と地籍/内湖と地籍/比叡山、お山は一筆991

       万㎡/長浜市余呉地区における焼畑地と不動産登記/山間部の県境・地割と地籍

第3章 参考資料

 

■まえがきより

本書は、紆余曲折のなか約5年の歳月をかけて、境界を、はたまた地図を読むことに関しての私たち土地家屋調査士が実務を通じて培ってきた70年の長きにわたる知見の蓄積をもとに、滋賀県土地家屋調査士会として滋賀県内から特徴的と思われる地域を選定し、調査、検証を行った結果を冊子として送りだしたものです。

不動産に関わる方や専門家の皆さまのみならず、是非多くの市民の皆さまに手に取って一読していただく事が、私たちの何よりの願いです。

 

 

2021年

3月

07日

持ち主不明の土地対策へ相続時の登記義務化へ閣議決定

 

 先日来より報道が続いております「相続登記の義務化」問題で、3/5に閣議決定がされたことにより、今国会にて法改正がある模様です。私のような事務所にも最近ぽつぽつですが「相続登記が義務になるということは、これまでしなかったことについて罰金がとられるのでしょうか」といったような問い合わせをいただきます。昨日もご両親が亡くなられて数十年経過している方が自宅等の不動産の相続登記をした方がいいのでしょうか、と事務所まで相談に見えられました。

 お聞きすると一人っ子であり、相続争いもないのでほっておいた、とのことでしたが法改正とは関係なく速やかに相続登記をされることをお勧めさせていただきました。このように一応は気にはしていても、ついつい後回しになって…という方は非常に多くおられますが、どこかの誰かが勝手に手続きをしてくれることはありませんので、よほどの理由がない限り早く手続きされるべきでしょうね。

 

 なお、上記の報道で気になったのは新法「相続登記国庫帰属法」です。これまで存在しなかった、いらない不動産を手放せる制度であり、画期的だと思いますが、手数料を支払う必要があります。土地家屋調査士としては国庫に帰属させる際には境界確定・地積更正登記は必須の前提条件のように思うのですが、どうなるのでしょうか。条件を付けると帰属させるには高いハードルが一つ増えることになりますが、国の管理負担を考えると合理的な条件設定ではないでしょうか。そうなると司法書士が今回の相続登記義務化の件では注目されがちですが、土地家屋調査士も大いに関係性が高まります。今後の法改正に注目していきたいと思います。

 

2021年

2月

27日

電車の中吊り広告

 

 先日、土地家屋調査士会の会議に出席のため電車に乗りましたら中吊り広告が目に入りました。よく見ると司法書士会の相続登記促進のPRポスターでした。この間、マスコミ報道などからも相続登記については、はっきりと義務化の方向に政府が動いており、司法書士としては今後大きなビジネスチャンスとなるのでは、と考えられていることもあるのでしょうか。

 

 ただ、中吊り広告って費用も相当掛かるとは思うのですが、今年度はコロナ禍のせいでイベント等も多くが中止、会議もリモートが定着するなど土地家屋調査士会も予算が消化できない状況です。もしかして司法書士会もそうしたことからここで一気に予算を投入して、ってことなのかと思いましたが、ポスターにもあるように「相続登記をすることは次の世代への責任」、この宣伝によって相続登記は他人ごとではなく自分の問題として理解していただけるきっかけになるといいですね。

 

 

2021年

2月

20日

「門」は登記できるのでしょうか?

 

 最近、長浜市内のとあるお寺の「庫裡」を取り壊したことによる建物表題部変更登記のご依頼をいただきました。そこで現地を確認しに行きますと、明らかに建物の要件を欠く「門」が附属建物として登記がされていることがわかりました。事前に依頼人よりお借りしていた配置図的なものによると、同じ個所に確かに門の記載がありましたので、間違いなくこの登記された門が現存していました。

 

 門と言っても、長屋門のような外気分断性・人貨滞留性を有するようなものではなく、あくまで普通の?門で、しかも床面積も(測りようもないとはいえ)随分違いましたから、おそらく床面積は計算を間違えて登録されたのだろうな―、と考えられますが、かといって床面積の更正も相応しくないといえます。とすると現存している構造物ではありますが、「取毀」または「不存在」として抹消するのが妥当と判断しました。結局、登記官に事前に「年月日不詳取毀」という原因日付で滅失処理することが可能かを確認し、OKをいただきましたのでその通り申請し、無事登記完了となりました。

 

 小さい構造物の仲間としては「便所」はともかく、「門」が登記されているケースは記憶の限りではそれ程ありません。これは家屋台帳法時代の名残なのか、と思い手元にある「家屋台帳法解説」も確認しましたが、宗教法人の所有する家屋は価格を記載しない、といった解説があるくらいで、詳細はよくわかりませんでした。ただ住宅や店舗と違って価格を記載しないが宗教法人の所有ゆえに門が登録されてしまったのかも、と推測する次第です。

 

 こんなこと、今さらどうでもいいことかもしれませんが、土地家屋調査士の業務をしていると時折、古い時代の建物の「種類」にはびっくりさせられることがありますね。

 

2021年

2月

13日

今年度の土地家屋調査士試験と司法書士試験の結果について

 

 コロナ禍もあり、今年度は日程の移動など、いろいろと波乱のあった資格試験ですが、法務省より土地家屋調査士および司法書士の今年度の結果発表がありました。

 

 ざっと数字を見ると、まずは受験生が減ってきたなー、というのが率直な感想で、最近では少し大きな書店でも資格試験のコーナーがますます寂しくなりました。土地家屋調査士にいたっては長浜市内の書店で購入できる参考書や問題集はかなり限られているように思います。資格(士業)に対する見方が、私の受験生時代とはかなり違ってきたように思いますが、これも時代の流れなのでしょうか…。

 

ほかに気づいた点としては、

 

・土地家屋調査士試験で女性の合格者が増えた(例年5%程度しかないと思うのですが、今年は倍増の9.7%)ことで、これは本当に良かったと思います。母数が少ないので誤差の範囲と笑われるかもしれませんが、土地家屋調査士業界の活性化のためにも、女性には「弁えずに」もっともっとチャレンジしていただきたいと思います。

 

ほかには

 

・司法書士合格者の平均年齢がますます上がったこと(平均年齢40.02歳)。土地家屋調査士については昔から大よそ40歳前後でしたが、今回は平均年齢40.02歳。小数点以下まで同じということで、司法書士が土地家屋調査士の平均年齢と並びました。

 司法書士はその性格からして法学部の学生なんかが若くからチャレンジされることから、土地家屋調査士に比べてずっと若く合格される方が多いと感じていましたが、最近のこの現象はどう理解したらいいのでしょうか、私にはわかりません。

 ただ合格者の年齢を見ると同年代の方も多く、私もまだまだこれから、というかなんなら転職も、と今さらながら思わないではありません。でも、これは単純に我が国の社会全体が高齢化しているということなんですかね。

 

 ということで、最後になりましたが今回合格された皆さん、大変おめでとうございます!さんざん言われておられるとは思いますが、これはスタートであり、この資格を生かすも殺すも今後のあなた次第です。

 コロナ禍で開業もなかなか困難な状況ではあると思いますが、折角ですから是非一国一城の主として事務所をもち、頑張っていただければと思います。

 

 

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2021年

2月

07日

「歴史は景観から読み解ける」上杉和央著を読む

 

 

 本書は京都府立大学の上杉和央准教授による、歴史地理学の入門書とも位置付けられる一冊です。先月の大学入学共通テストでは地理の出題で、直前のブラタモリで取り上げられた天橋立についての設問があったとして話題になりましたが、本書のうち、第7章「景観の変遷を読み解く」では天橋立について、より詳しく描かれています(というか、この内容を下敷きに、番組が構成されたというべきでしょうか)。

 

 また第8章「山村景観から地域の歴史と個性を読み解く」では現在では米原市となる東草野地区の事例を中心に解説がなされています。

 なお、東草野地区は長い間、旧浅井郡に属していましたが、明治になって坂田郡に編入されています。姉川の流れを考えても地形的には坂田郡の一部であるのが合理的に思えるのですが、あえて浅井郡の一部であったことの理由の一端が本書を読んでよくわかりました。ただ、本書には郡界の移動については何も触れられていませんので、もしかして先生はそうした経緯はご存じではないような気もします。そもそも地元の人間であれば「東草野」という地名だけでも、浅井郡との関係性はなんとなく感じるものがあるとは思うのですが…。

 

 他に、東草野地区の関係では「顕教踊り」についても言及がありました。顕教踊りにつては昔少し調べたことがあるのですが、この太鼓踊りともいわれる踊りの風習の西端はここ五村別院となります。こちらでももう顕教踊りを実際に見知った方はほとんどおられないと思いますが、これまた郡界との関係と通底した物語があるような気はしています。

 

 

2021年

1月

29日

管内違いの申請についての注意点【家屋番号】

 

 私の事務所は滋賀県の北部にあるわけですが、少し足を延ばせばすぐそこには岐阜県や福井県、いわゆる中部地方となるわけです。近畿と中部、普段の生活では特に意識せずに行き来しておられる方は多いと思うのですが、不動産登記の世界では少し注意を要します。

 

 上の画像は法務局のサイトから拝借させていただいたものですが、地図を見るまでもなく、岐阜県や福井県は名古屋法務局管内(中部)、滋賀県や京都府は大阪法務局(近畿)の管内となります。

 管内が変わると言っても、適用される法律が変わるわけではありませんので根本的に不動産登記が違うわけではないのですが、実は細かな運用が違ってきます。

 

 先日、久々に岐阜県で建物表題登記を申請させていただきました。この際注意すべきは名古屋管内では一度使用された家屋番号が滅失登記で廃された場合、リサイクルされる、ということです。これは大阪管内ではご法度で、前に岐阜県で申請した際に登記官からご指摘の電話がかかってきたことを覚えています。

 ちなみに家屋番号とは不動産登記法第45条の規定により、1個の建物ごとに付される番号のことをいい、不動産登記規則第112条により「家屋番号は、地番区域ごとに建物の敷地の地番と同一の番号をもって定める」と、その付し方が定められています。家屋番号は登記官の職権により付されるものとされていますので、本来は土地家屋調査士の立場では直接は関係ないのですが、実務上では申請書に予定家屋番号を記入していますので、このことを頭に入れておかないと補正になります。

 

 とはいえ、現在は完全オンラインで申請をしていることから補正自体も簡単なものですが、それでも申請書の内容通りに登記が完了しないと後味が悪くなります。ただ、今回は家屋番号ではなく、建物図面を一部直して欲しいと登記官より連絡があり、補正しましたが、これもこちらではあまり指摘を受けないものでしたので、地域性なのかもしれません。

 

 不動産登記の世界も全国共通のようで、意外とこうして地域性もあることを私の様な地方境界線に近い事務所の人間は知っておいた方がいいようです。

 

2021年

1月

23日

長浜市役所で証明書手数料等のキャッシュレス決済(PayPay)

 

 おりからのキャッシュレス化でめっきり現金払いがすくなくなり、「そういえば、今日は一日現金を触らなかったなー」なんて日も増えてきましたが、唯一現金払いに特化?していたのが役所関係です。

 土地家屋調査士や行政書士の仕事ではどうしても役所や法務局で書類を取得するケースが多いのですが、ここだけがキャッシュレス化が進まず、コロナ対策の面でもちょっとどうかと思っていましたが、今月から長浜市役所ではPayPayによる支払形式が導入されています。

 

 早速固定資産税関係の証明書の支払いをPayPayで決済してきましたが、レシートを紛失しても支払い関係が明確にもなりますし、こうした流れが他にも広がるとありがたいですね。

 

2021年

1月

22日

+(プラス)表示の筆の多い地籍調査について

 

 

 滋賀県は全国的にも地籍調査の進捗率が低いとのことで、国土交通省の資料によると13%程度だそうです。大まかに言って近畿地方はどこも進捗が芳しくないことから、この結果もやむを得ないような気もしていますが、ではその地籍調査によってどんな地籍図が作成できたかを一方では検証する必要があると思っています。

 

 上は現在お仕事をさせていただいている米原市内のとある地区の地籍調査の成果(法14条地図)ですが、+(プラス)表示で24筆が表示されています。どんな事情があったかは知りませんが、道路や水路を含んでの+表示、現況もあきらかな道路さえも分断されており、ちょっといかがなものかと思いました。

 民民境界についても20筆以上が未確定なわけで、同一所有者が多くの土地を所有しておられるといったことも考えられなくはないですが、折角の地籍調査ですから担当された市役所や地元の方にはもう少し頑張ってほしかったと思います。

 +表示をどこまで許容するか、最低限のルールがあっていいような気もしますが、今後は現在検討されていると仄聞する、筆界特定制度の活用でこうした結果が減ることを期待します。

 

 

2021年

1月

13日

栗東歴史民俗博物館 「村の世界~古絵図に見る昔の栗東~」を見学

 

 今日の午前中、大津に行く用事の途中で下車して栗東歴史民俗博物館の特集展示「村の世界~古絵図に見る 昔の栗東~」を見学しに行ってきました。栗東歴史民俗博物館はこれまで何度か訪れたことがありますが、数年ぶりの訪問となります。

 

 展示のテーマ通り栗東市内の古地図が主に展示されていましたが、個人的(土地家屋調査士的にかな…)に興味をもったのが「私領傍示石(しりょうほうじいし)」です。江戸時代中期のもので、かつて田の畔から掘り起こされたといわれていますが、要は現在の境界杭ですね。ネットで検索しますと「ほうじ【牓示・牓爾・榜示】(「ぼうじ」とも)(1)領地・領田などの境界を示すために、杭・石・札などを立てること。また、その立てたもの。牓示木。牓示杭。(2)ものを書きつけて示す札。目印として書き記した札。立札。」などとでてきます。

 

 そういえば知り合いが「田んぼから大きな石が出てきた、これは地蔵さんかなにかではないか」などと言っていたのを思い出しましたが、もしかしてそれは傍示石だったかもしれませんね。

 

 

 この特集展示ですが会期は令和3年2月28日(日)までとのことです。無料ですし、コロナにくれぐれも留意されたうえで一度見学されてみてはいかがでしょうか。

 

 

2021年

1月

06日

地元紙に土地家屋調査士会長浜支部の名刺広告が掲載されました

 

 いよいよ明日からは首都圏域での緊急事態宣言が発出されるとのことで、コロナ禍も重大な局面に差し掛かっている年始ですが、滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の名刺広告が地元紙・滋賀夕刊の新年号に掲載されました。

 例年ですと、この時期には司法書士さんと合同で新年会が恒例行事として行われていたのですが、さすがにこの状況では諦めるほかなく、その予算をこの広告に振り分けられたようです。

 司法書士会の支部も同じように広告を出されていましたが、あきらかに土地家屋調査士の方が大盤振る舞いで大きなスペースで掲載されていましたが、感染拡大が収まり、いい意味で広告は今年限りとなるよう願いたいものです。

 

 同じ滋賀夕刊の新年号には他にも少し気になる記事も…

 

 

 長浜市木之本町金居原地区にかってあった「土倉鉱山」について、現在では最後の銅鉱夫となられた方のインタビュー記事が掲載されていました。土倉鉱山で働いていた父親を「アワ(雪崩)」でなくされたこと、地下の坑道の様子など大変興味深く、読み応えのある内容でした。土倉鉱山は昭和40年に閉山したそうですが、意外と戦後も長く続いていたんですね。それにしても、往時の鉱山の様子や社会状況などハッキリと記憶されているようで、こんなことを言っては失礼かもしれませんが、とても頭の良い方とお見受けしました。

 

 私自身は金居原地区には何度か訪れたことはあるのですが、土倉鉱山は未体験です。できればこの春にでも一度土倉鉱山まで足を延ばしたいと思わさせられた、素晴らしい山里の生活記録でした。

 

2021年

1月

01日

新年あけましておめでとうございます

 

 新年あけましておめでとうございます!

年末寒波の影響で事務所周辺は雪がそこそこ積もっていますが、滋賀県内では湖東地区の方がなにやら多く積もっているとのことです。ここ二年殆ど積雪がない冬を過ごしてきましたが、今冬は平年程度にはなりそうですね。滋賀県民としては温暖化の影響が出ているといわれる琵琶湖の湖水循環にも注目しています。

 

 今日は朝から雪が降るなか、地元神社の元旦祭に自治会を代表して参加してきました。昨年はコロナ禍の影響で多くの行事が中止になった影響もあり、年末に整理を行った事務所の経理の面では驚くほど接待交際費が減少していることに改めて異常な一年であったことを実感しています。

 とはいえ、個人的には悪いことばかりではなく、家族も風邪一つひかずに健やかに一年を無事過ごすことが出来たことは何よりでした。

 今年は経済的にも昨年以上に困難な年とみる向きもありますが、あまり悲観的にならずに「人間万事塞翁が馬」の発想で乗り切っていきたいと思います。

 

 

 今年もどうか変わらぬご厚誼をよろしくお願いいたします!

 

2020年

12月

28日

「大津百町物語から20年 大津の町家とまちを振り返る」を読みました

 

 先月、大津の町家を考える会より「~『大津百町物語』から20年~大津の町家とまちを振り返る」と題した冊子が発行されました。『大津百町物語』についてはサンライズ出版より図書コードを付して上梓されていますが、今回は通常印刷の冊子形式のようです。

 

 FACEBOOKや新聞記事を読んで知っていましたので、大津に行った際に百町館にうかがって、一冊購入させていただきました。かつて滋賀県立大学でお世話になった森川先生のご寄稿など大変興味深く拝読した次第ですが、こうした市民活動が20年以上継続していること、その持続する志がなによりすごいことと思います。これも百町館といういいハードをもっておられることもあるのかな、とは思いますが、やはり継続こそが力だと、この冊子を手にして感じました。

 

 大津百町内外も観光へのシフトや、マンション建設等々、さまざまな動きがあるようですが伝統をベースとして、今後もながく住み続けることのできるまちとして、深く地域に根を張ったまちづくりが展開されることを期待したいと思います。

 

2020年

12月

18日

久しぶりのまとまった雪でした

 

 ここ二年ほど、全くと言っていいくらいに雪が降らず、わざわざ四駆の車を買う必要ないよなー、とか、スタッドレスタイヤに替える意味ないなー、とか思わないではなかったんですが、久しぶりに今週は雪が積もりました。

 上の写真は事務所の駐車場から北に向かって撮影したものですが虎御前山も雪雲にまみれてかすんでいることから、北の方はもっと降ってるのでしょう。

 

 こちらは、おそらく30cmくらいの積雪ですが、12月にしては結構降ったほうかと思います。群馬の方はもっともっと大変なようですが、天気の気まぐれでこちらも同じようなことになりかねないと思うと、今年の冬は仕事の面では要注意です。

 

 差し当たって来週の境界立会が無事できるか不安なのですが、週末にはなんとか復元測量をおこなって立会に備えたいと思います。

 

2020年

12月

13日

よみがえる幕末の長崎 測量値記載大型古地図 富士ゼロックスが複製

 

 現在も多くの地籍図などの大型古地図がそこかしこの地域で保存されていますが、主な保管先である地域のコミュニティも後継者不足などで徐々に活動が低下し、いつまで保管できるのだろうか、という問題が起きてきています。そうした際に古地図を複製したり、データをスキャンしたりして保存していく方法があると思うのですが、何せ大判の地図となると費用との兼ね合いでなかなか難しかったりもします。

 

 この記事では富士ゼロックスさんの厚意で複製されたようですが、今後もこのような活動を是非継続してやっていただければと思います。もちろん全て無料で、とはいかないでしょうか歴史的資料などの非営利事業については特に便宜をはかっていただけると幸いです。

 

以下長崎新聞記事(2020/12/8)より転載

 

 幕末期の長崎の町並みを描いた大型古地図が長崎大付属図書館経済学部分館の書庫で見つかり、同大の依頼を受けた富士ゼロックスが社会貢献活動として複製を作り7日、同大に寄贈した。古地図には各戸の面積など測量値が記されており、貿易の余剰利益を住民に配分するための算出資料とみられる。

 同大によると、古地図は2017年5月に見つかり、縦3.5メートル、横4.5メートル。1851~59年ごろの町並みとみられる。80カ町を4色で塗り分け、区画の面積や川、溝、道路などが詳細に描かれている。現在の県庁坂は階段になっており、町の境には番所がある。

 当時、長崎は対外貿易で潤い、余剰金を土地の面積に応じて配分する制度「箇所銀・竃(かまど)銀」があった。約60坪を1箇所とし、箇所数に応じて配分。地図には間口や奥行きの長さに加え、箇所数も記されている。

 箇所割りした大地図は長崎奉行所、長崎代官所など3カ所に置かれ、長崎歴史文化博物館が所蔵する「長崎惣町絵図」がその一つ。古地図は酷似しており、写しとみられる。同大経済学部の前身、長崎高等商業学校の卒業生が寄贈した。

 富士ゼロックスはデジタルカメラで複写して色味や風合いを補正。和紙にプリントして1年半がかりで再現した。同大は7日、富士ゼロックス長崎の竹内将人社長に感謝状を贈呈した。複製地図は来夏の同分館改修後に展示する。南森茂太分館長は「多くの人が見て当時の長崎を研究していく機会が増えれば」と期待を語った。

 

 

2020年

12月

12日

国勢調査員の感謝状をいただきました

 

 先日、長浜市役所より今年度の国勢調査の調査員を務めたことについて、感謝状が送られてきました。正直なところ、調査を担当していい思い出はなかったので、個人的にはもう二度とご免被りたいところなので感謝状をいただいたからと言って何も変わりません。

 

 せっかく苦労して集めた結果が少しでも社会の役に立つといいな、とは思うのですが、今般のコロナ禍と巷間伝えられるその対策の混乱ぶりを思うと、本当はこうした統計の結果が政策を決定するうえでも非常に重要なのではと思います。

 

 とにかく、総務省にお願いしたいのは調査員への感謝状ではなくて国民一人一人に国勢調査の意義を理解していただけるようにあらゆる手段を通じてPRしてほしかった、ということですね。このままですと調査員個々の努力にもかかわらず、確実に回収率は右肩下がりとなりそうです。まともな統計の無い(とれない)国家に未来はないと思いますので、今後の工夫に大いに期待したいと思いました。

 

2020年

12月

05日

滋賀県行政書士会湖北支部主催の業務研修会と情報交換会に参加

 

 今日は滋賀県行政書士会湖北支部主催の業務研修会と情報交換会に出席してきました。毎年恒例の行事ではあるのですが、今回は折からのコロナ禍のこともあり開催も危ぶまれましたが、例年よりは少ないものの、比較的年齢層の若い会員さんを中心に参加者もそれなりにありました。

 

 業務研修会は主に相続法についてのものでした。この間の民法改正について配偶者居住権や自筆証書遺言の保管制度の導入などについては知っていました。が、民法改正と言いますと先日業務で「瑕疵担保責任」について契約内容に組み入れて進めてみましょう、と話をしていましたら司法書士さんから、法改正で「契約不適合責任」に代わったんですよ~と指摘を受けて少々恥ずかしい思いをしたことを思い出します。

 今日の研修では例えば、「遺留分減殺請求権」が「遺留分侵害額請求権」に改正になったことの説明がありました。いつまでも昔の試験当時の条文の理解ままでは本来の専門家の役割を果たしているとはいえず、今後もすすんでブラッシュアップをしていかないと、と研修を通じて改めて実感しました。

 

 情報交換会はお弁当を食べるという、新しい生活様式にそった形式で行われました。本来ですと忘年会シーズン真っ盛りですので会場周辺も酔客で一杯なはずですが、そうした方も見られず少し寂しい思いもしました。それでも、現在まさにコロナとの戦争状態ともいえる医療現場の関係者の皆さんのことを思うと、ただただ早く終息に向かうことを祈るのみです。

 

2020年

11月

29日

滋賀県土地家屋調査士会「地籍セミナー」に参加してきました

 

 昨日は野洲市にて開催されました滋賀県土地家屋調査士会主催の「地籍セミナー」に参加してきました。おりからのコロナ禍もあり、今年度滋賀会ではあらゆる催し物や研修会は開かれていなかったのですが、長年にわたり続けられてきた地籍シンポジウムのことでもあり、少し小規模に改編して何とか開催にこぎつけられました。なお、今回のセミナーのテーマは「空き家・所有者不明問題について」ということで土地家屋調査士としても非常に関わり合いの深いものです。

 

 セミナーではまず第1部として大阪経済法科大学米山秀隆教授(住宅・土地アナリスト)より「空き家問題の現状とコロナ後の不動産市場」と題した講演をしていただきました。

 米山教授からは空き家対策について、様々な具体性のある提案をしていただきました。新築の際から取壊しを視野に入れた供託的な制度の導入、税制、建築方式、空き家バンクの現状など、まさにアフターコロナの不動産のあり方を展望した内容でしたが、一つ一つが傾聴に値するものであったと思います。

 とくに、昨今専門家のの間では話題になることも多い「所有権放棄」については「放棄料」を支払ってもらうことで放棄を可能とするルール化のお話は考えさせられました。実際、すでに田舎では不動産登記などの手続き費用をすべて売主持ちで、ゼロ円で売買する、なんて事例も発生していますし、ある意味同じことかと思うと理解できるご提案です。

 ただ、個人的には自治会役員を務めた経験からも、管理責任が発生する自治体や国に所有権を移転するのではなくて、一次的には地元の自治会(地縁団体)に移転する方がいいのでは…とは思います。地方自治法で地縁団体が不動産を取得できるようになって久しいですが、私のまわりでも自治会が自治会館以外の不動産を取得し、駐車場などに転用しているケースはよく見られます。

 そもそも墓地の所有者が「村中」になっているケースはよくありますが、これは何も墓地の専売特許ではなくて、江戸時代においては集落内のつぶれた一家の農地や宅地をとりあえず村持ちに変更し、村落構成員で管理していくパターンはいくらでもありました。そうしたことから歴史に学べ、ではありませんが固定資産税もかからない、空き家バンクほど敷居も高くない、まさに地元に密着した自治会をもっと活用すべきであると思います。なお、自治会が農地を取得するケースも増えてきましたが、この際は農地法の適用対象外にしていただけるとなお都合がいいとは思います。

 

 少し横道にそれましたが、第2部では「 所有者不明土地 」についての実態調査報告として、実際に所有者不明土地がどのくらいあるのか、本当に九州と同じだけの面積が「迷子」なのか、検証を踏まえた報告をしていただきました。

 

 さらに、第3部 パネルディスカッション「捨てられる土地と家 」 現場の実態と課題と題して米山 秀隆 氏 (大阪経済法科大学経営学部教授)、布施 篤志 氏 (野洲市 都市建設部次長)、沢弘幸 氏(滋賀県土地家屋調査士会会長 東近江市空家等対策 推進協議会委員)による討論がありました。野洲市の布施様からは実際に行政代執行で区分建物を取り壊した事例につき報告をいただきましたが、実際の手続きの流れをもとにポイントを踏まえた内容で大変よく理解できました。

 

 コロナ禍のもと、開催もいかがかと思わないではなかった今回のセミナーでしたが、会場からの質問も多く出るなど、この問題に対する参加者の熱が感じられるものだったと思います。ご準備いただいた関係者の皆さん、大変お疲れさまでした。

 

2020年

11月

24日

吉村昭「破船」と「年季奉公」

 

 おりからのコロナ禍の影響で、カミュの「ペスト」など疫病を題材にした小説が読まれているようです。そうしたことから先日、新聞の書評欄に吉村昭の「破船」がその一つとして取り上げられていました。吉村昭の小説はそれほど多くを読んだことはないのですが、小学生の頃に新聞の連載にあった「長英逃亡」を読んでいたことを思い出しました。今どきの小学生は新聞そのものを手に取る機会は少なくなっていると思いますが、ましてや新聞の連載小説を読んでいるなんて、今思えばよほど奇特な感じさえします。でも当時は長英の逃亡劇や理不尽な幕府の弾圧に興味を覚え、数年前には長英の友人である渡辺崋山の故郷、田原の崋山神社を訪問しました。

 

 それはさておき「破船」ですが、とある海沿いの寒村を舞台にし、流れ着いた不審船によって村人が疫病に罹患するというあらすじで、その中で本筋とはちょっと違うのですが「年季奉公」についてふれている箇所につき関心をもちました。たとえば本文中に「主として売られるのは娘だが、戸主である男も身売りをする」などと記されており、ぎょっとしますが、労働力として年期、いわゆる契約期間を定めて奉公するということで、現在の出稼ぎ、もしくは派遣労働とも相通じるものではあると思います。

 

 この「年季」ですが、近代以前の日本社会では非常にメジャーな制度であって、有名な寛永の「田畑永代売買禁止令」を取り上げて売買そのものが禁止となった、と理解されている方も少なくないようですが、あくまでこれは「永代(期間の定め無し)」の売買であって、年季の制限付きの売買は許されていたと考えるのが正しいと思います。客観的な統計があるわけではないのですが、奴隷売買でも既に海外との意識のずれが報告されているように、近世以前は「年季」こそが通常で、「永代」が特別だからこそ、永代売買禁止だったのでしょう。

  期限付きの売買というと、実質的には現代でいうところの「質権」に似たものとも言えますし、不動産登記の世界では「買戻し特約(民法第五百八十条 買戻しの期間は、十年を超えることができない。 特約でこれより長い期間を定めたときは、その期間は、十年とする。)」はその名残じゃないんだろうかと、秘かに思っています。もっとも質権や買戻し特約の設定も現実の実務ではほとんど利用されなくなりました。

 

 寄り道だらけですが、「破船」の世界観はあくまでフィクションの産物ではあるとはいえ、吉村昭らしい無駄を省いた、現場感をつよく思わせる優れた作品だと思います。コロナ禍で外出もままならない昨今だからこそ、読書の秋はいかがでしょうか。

 

2020年

11月

20日

登記オンライン申請システムの電子納付が工事中ですね

 

 今日、登記事項証明書と地図(公図)を登記・供託オンライン申請システムを使って請求しましたら、電子納付の画面に移らず、はておかしいな?と思いましたら、上記のお知らせがサイトに上がっていました。11月6日に【重要なお知らせ】電子納付の一時利用制限について(令和2年11月18日午後0時から同月24日午前9時まで)と予告があったんですね。それにしてもメンテナンス期間が長いように思いますが、この時期は比較的閑散期という判断なのでしょうか。

 

 【再掲】とあるくらいですから、ちょっとびっくりしたとか、戸惑った方も少なくないんでしょう。仕方なく、いつもの方式ではなくて銀行のインターネットバンキングサイトに直接アクセスして納付する方法を初めて試してみました。

 指示通り、インターネットバンキングの決済サービスの中から「税金・各種料金の払込み」を選択し、収納機関番号「00100」、納付番号と確認番号の入力をして無事に完了しました。

 

 はじめチョッと動揺して、一部は地図(公図)を取得したかったのに間違えて同地番の登記事項証明書にしてしまいましたが(まあ、あるあるですね)、普段から頻繁に登記・供託オンライン申請システムを活用しておられるであろう同職の皆さんも、落ち着いて取得ミスのないように作業をしていただければと思います。

 

2020年

11月

19日

五村別院の倉庫が取り壊し工事中です

 

 最近は秋晴れが続いて、なんだか季節が逆戻りしている感じがあります。そんな天候の中、事務所近くの五村別院で古い倉庫が取り壊されようと準備がされていました。

 

 随分前から建物自体が傾いており、防災の面でも気になってはいましたが完全に取り壊されるようです。かなり古い建造物ですが、文化財の指定もないようで、寺院の倉庫として用途最優先の最低限の建築物だったのかなあ、とは思います。五村別院もずっと変わらないようで、子供のころから考えると、少しづつ変化があります。ただ、取り壊し工事に先行して隣の桜の木が切られてしまいました。どちらかといえば桜の木の方が春の訪れを感じさせる風物詩的な存在であっただけに残念な気がしています。

 

2020年

11月

14日

今日はオンラインでの研究会・学会への参加をしました

 

 今日は例年でしたら各種研修会や、研究会、さらには学会(大会)などが集中するようなところですが、おりからのコロナ禍もあってオンラインに振り替わって開催されています。

 

 午後から会員をしております地籍問題研究会と人文地理学会について、それぞれZOOMやYOUTUBEを使用して私の事務所から参加させていただきました。

 両者とも、総じて一般発表についてはオンラインでも全く問題ないというか、会場で参加するよりも集中できる分、聞きやすく見やすいと感じました。一方でシンポジウムについてはちょっと聞き取りにくい箇所もあり、オンラインでは物足りないといいますか、議論が深まりきらないようには感じました。ただ、シンポジウムについてはそもそも通常運転でもかみ合った議論を行うことは難しい面もあり、致し方ないようにも思います。

 

 また、人文地理学会では人生初めて学会の定時社員総会(会員総会)に参加させていただきました。学会発表は何回も経験しましたが、さすがに社員総会までは足が向きませんでした。が、折角のオンラインでの総会でしたので、報告や授賞式をお聞かせいただきました。昨今話題となった日本学術会議の任命拒否問題への声明についても説明があり、人文地理学会としての対応や考え方もよく理解できました。

 オンラインでの開催は当然初ということでいろいろと大変だったと思いますが、運営についても周りを気にしないで参加できるオンラインの特徴を活用させていただいたことで、そうした面でも勉強になった一日でした。

 

2020年

11月

11日

宇治市歴史資料館特別展「古絵図の世界」に行ってきました

 

 宇治市史編さんが始められてから、一貫して古絵図や古地図の収集や調査をしてこられた宇治市資料館が9月より特別展示「古絵図の世界」をされていますので、見学に行ってきました。

 

 宇治市に行くのは振り返れば学生の時以来ですから、20数年ぶりになります。宇治もいろんな観光施設が増えたなあ…と思いつつ、平和堂フレンドマートの近くにある宇治市歴史資料館に到着しました。

 見学にあたっては本当は京都府立大学の上杉先生の記念講演会も参加したかったのですが、電話した際には予約人数が既にオーバーということで、少し残念でした。ただその記念講演会の演題が「古地図にみる宇治の世界」となっており、特別展の古絵図と古地図がごっちゃになっているようには感じましたが、本当は「古地図」なのでしょうね。

 

 展示ですが、メインの展示物である宇治郷総絵図がフロアにひかれる形で展示されていました。法量が3767×5242と大きく、少し離れたところから見学する形でしたが、部分部分を写した切絵図も展示されており、内容もよく理解できました。江戸時代の作成とのことですが、一筆一筆に地番がふられており時代的には近代地籍図の先取りといいますか、近世の絵図としてはとても珍しいと思いました。また、一筆の境界についてもおおまかに三方の辺長が総絵図全てで記載されていることから、現代にも通ずる詳細な空間情報が読み取れると思いました。

 

 ほかには流石に平等院などが立地する宇治らしく、観光地としての性格をよく表した名所絵図も数点展示されていました。いずれの図も印字もしっかり確認でき、保存状況もよく、近世の優れた印刷技術を感じることができました。まだ特別展示期間もありますので、ご興味がある方は早めに見学されてはいかがでしょうか。

 

 

2020年

11月

03日

虎姫地域づくり協議会の防災研修会に参加してきました

 

 今日は文化の日ですが、当地区では毎年恒例の防災研修会が開催されましたので参加してきました。各自治会の役員や消防団の関係者を対象にした講演会がメインでしたが、今年は水害や地震については台風被害もないこともあって、比較的穏やかに過ごすことができたと思います。ただその分以上にコロナウイルスの感染拡大が大きな課題となり自治会としても総会の開催方法の変更や行事の中止が相次ぎました。

 

 今後は自然災害対策にあわせて感染症対策もきっちり行わないと、二次被害が出かねません。三密を避けようがないケースもでてくるかもしれませんが日頃からの備えを十分しておきたいと思いました。

 

2020年

10月

26日

土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウムを視聴しました

 

 今日は午後から長浜市内にて開催されました「行政なんでも相談所」に行政書士会からの派遣、という立場で相談員として参加させていただきました。「行政」とつくからには行政がらみのお願いや相談が主なのかな、なんて勝手に思っていたのですが、実際には民事の相続関係のご相談が大半で、担当されていた司法書士さんや税理士さんは対応に大変お忙しいご様子でした。

 主催者の方によりますと、これでも例年よりは相談者が少ないとのことだったのですが、土地家屋調査士会や行政書士会の相談会を考えるとそれでも多くのご来場があったようには思います。やっぱり誰しもが共通する課題である「相続」が絡むと、それだけ関心も高くなるのでしょうか。

 

 

 また、今日は同時刻で土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウムが開催されており、Youtubeにて中継もされていました。相談会も早々に終え、事務所に帰って後半を視聴させていただきました。

 会場はどれくらいの方がおられるのかはわかりませんでしたが、Youtubeは大凡200名くらいが視聴されていました。結構映像も見やすくて、中継自体はなかなか良かったと思います。ただ個人的には取り上げられている内容自体はちょっと各論に寄りすぎで、もう少し高い視座からというか、今はやりの俯瞰的な観点?からの大きなお話があってもいいのでは、とは感じました。

 しかしコロナ禍のもと、今日の日を迎えるに当たっては大変なご苦労があったかと思います。開催に尽力されました方々に感謝したいと思います。

 

2020年

10月

17日

長浜・米原一日合同行政相談所(行政なんでも相談所)開催のお知らせ

 

 令和2年10月26日、長浜市民交流センターにて「長浜・米原一日合同行政相談所(行政なんでも相談所)」が今年も開催されます。参加機関の一つである滋賀県行政書士会からの派遣ということで、かくいう私も当日は相談係を務めさせていただく事になっています。

 

 事前予約が必要な事例もあるとのことですが、コロナ禍のことですから、なるべく事前予約をしていただいて、密を避けてご相談に臨んでいただければと思います。

 

2020年

10月

10日

滋賀県行政書士会湖北支部の無料相談会でした

 

 今日は滋賀県行政書士会湖北支部主催の無料相談会が長浜サンパレスを会場に行われました。昨年もそうだったのですが、台風が直撃するかどうか、開催が危ぶまれました。しかし、結局台風は無事南にそれてくれたお陰もあり、無事に開催することができました。

 

 今回は相談の事前予約をお願いしていたこともあり、スムーズにご案内も出来たような気もします。ただ主催側の問題として女性の相談員がいないことが課題のように感じました。とはいえ湖北支部には女性会員が他と比べて少ないことから実際には難しい面はあります。やる気のある新たな女性会員の入会を期待したいところです。

 

2020年

10月

07日

岐阜県の美濃赤坂へ

 

 今日は午後から岐阜県大垣市の美濃赤坂に行ってきました。ちょっと急ぎのお仕事ということでバタバタと調査をしてきましたが、現場が美濃赤坂の中心部ということで周辺も少しだけ散策してきました。

 

 美濃赤坂は中山道の宿場町でありつつ、上の写真にもあるように内陸にありつつも、川湊の町ということで往時はかなり繁栄していたようです。が、個人的にはずっと前から東海道線の支線があることから結構気にはなっていました。

 主な目的としては石灰石を運ぶための鉄道線だったようですが、現在も支線が残っていることは珍しいと思います。ちなみに地図を見ると赤坂一帯は今も石灰関係の事業所が多いようで、赤坂って石灰の街なんですね。なかなかJRでは足が向きませんが、こうしてお仕事がらみで訪問させていただけるのは何よりです。

 

 

 

 港跡にはなぜか日時計が設置されていました。この地になんの謂れがあるのかよくわかりませんでしたが、見方によってはなかなかおしゃれなオブジェではありました。

 

 

2020年

10月

03日

滋賀県行政書士会湖北支部主催「無料相談会所」のご案内

 

 来る10月10日土曜日、長浜サンパレスにて滋賀県行政書士会湖北支部主催「行政書士による無料相談所」が開設されます。

 例年は行政書士制度の広報月間に合わせてこの時期に相談会が行われていましたが、今年は折からのコロナ禍もあり、開催が危ぶまれましたが滋賀県内ではほぼ感染拡大も治まってきたことから、何とか開催可能な状況となり例年通りの内容で行わさせていただきます。

 

 ただし、当日は感染防止のための人数調整もあることから飛び込みは極力避けていただき、事前に予約をしていただいたうえで相談会にお越しいただければ思います。

私も相談員として参加する予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

2020年

9月

27日

「徳政令-なぜ借金は返さなければならないのか-」を読む

 

 折しも今日は大人気ドラマ「半沢直樹」の最終回が放映されますが、半沢直樹と言えば「やられたらやり返す、倍返しだ!」の決め言葉が夙に知られていることは言うまでもないことです。その半沢直樹的世界観からは程遠いといいますか、真逆の「徳政令」について書かれた本が今回取り上げる「徳政令-なぜ借金は返さなければならないのか― (講談社現代新書)」早島大祐著です。

 

 「徳政令」、歴史の教科書にもでてきますからご存じの方は多いでしょうが、学生時代には「借金がチャラになるならいいな」、とか「そもそも金貸しが暴利をむさぼっているから貸していた方が悪いんだ」みたいな程度で理解しておられる方が多いでしょうし、私も当然そんな感じでいました。

 ただ私の場合、その後の就職先が金融機関、要は「金貸し」となった関係でやや微妙な思いもありましたが、これはあくまで中世のお話、現代においては「借りたら返す、当たり前でしょ」という普通?の思考で、それ以上には深く考えずにいました。

 

 本書においては徳政令、徳政の実態の変遷を追うとともに、お金を貸す側(土倉)の事情や、実際の防衛手段について詳しく書かれており、今さらながらわが国の金融の歴史について学ぶことができました。紹介されていました貸し手側のデフォルトへの工夫として土地の売買に見せかけてお金を貸す手法などは少し見方を変えてみれば現代でもありそうな話ですし、畿内では既に中世においても想像以上に信用創造機能が機能していたことも理解できました。その辺の根底には大寺院(近江では延暦寺など)の存在があり、トラブルに際しては双方が正義をかざして戦い、慣習(社会)が法が飲み込むという言うなかなかダイナミックな動きがあったことが理解できました。

 そして、借りたお金を返す返さない、という命題についてですが、本書を読んでの私なりの理解ですが中世以前は人や徳によって統治されていた社会が、近世に入り法度によって統治されるように変化した、徳政とはその徳によるマツリゴトの限界を統治者自らが暴露した「不思議の法」に他ならないのではないか、ということです。

 

 現下のわが国の金融の話題はドラマでは半沢直樹ですが、リアルの世界では新内閣の下で地域金融機関の再編などが進みそうな気配もします。私の仕事柄でも不動産や金融の問題はかかわりが深いわけですが、今後の社会の動向もこうした過去もふまえて俯瞰すると、違った世界観が見えてくるような気がしました。

 

2020年

9月

18日

市役所の待ち時間でマイナンバーカードを申込みました

 

 今日は建物登記の関係書類を取得するため、長浜市役所に行ってきたのですが、発行までの待ち時間が少々長そうだ、ということで回りをうろうろみていますと、同じフロアのマイナンバーカードの交付窓口が目に留まりました。

 

 最近までは給付金の関係で結構込み合っていた印象でしたが、今日は比較的閑散とした感じでしたの。そこで窓口の方にお聞きしましたところ「空いてますのですぐご案内できます。10分程度で手続きできます」とのことでした。それならば待ち時間を有効に使えるかと思い、そのまま申込させていただいてきました。

 

 マイナンバーカードの作成にはてっきりマイナンバーの通知書が必要だと思っていたのですが、今日は免許証だけでOK、カードに使う顔写真も職員さんに撮影していただきまして、たしかに10分程度で終了でした。また一か月後くらいに作成されたカードを改めて取りに伺うことは必要ですが、思っていた以上に簡単に作成できることがよくわかりました。

 

 まだまだコロナの問題も尾を引く様相ですし、行政の手続き関係にマイナンバーカードを所持していることは何かと役立ちそうです。今なら役所の窓口も空いているでしょうから、検討中の方はこの時期に手続きされることをお薦めします。

 

2020年

9月

13日

「前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営 」

 先日、図書館で懐かしい一冊に出会いました。私が新入社員のころ、当時アサヒビールの会長であった樋口廣太郎氏によって書かれた「前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営 」です。

 正直なところ、当時そんなに関心があったわけではないのですが、同じ住友系列の企業に勤務していたこともあり、周囲からは樋口廣太郎氏は企業経営の神様のような扱いを受けておられたことを思い出します。そういえば同氏が地元の彦根高商(滋賀大経済学部の前身)出身という縁もありました。また、日本社会の動向としては兵庫銀行の破綻に端を発し、その後の経済不況や金融危機の不穏な足音が近づいていたことも思い出されます。

 

 そこでこの、「前例がない。だからやる!―企業活性にかけた私の体当り経営」は1996年の発刊ですので、まさにそうした中で世に出されたわけですが、内容云々以前にそのタイトルが気になってはいました。「前例重視」、やる気のある若手社員にとってはどうしても煙たいルールであることは間違いないと思います。そんな若手の不満をうまく生かしたこのタイトルは今も思い出すほど印象的なものでした。

 正直なところ、内容としては「原材料費を上げてでもいいものを作る」「古いビールは躊躇なく破棄し、徹底した鮮度管理をする」「味・顧客重視」などという当然と言えば当然のようなことが書かれており、これといった斬新さは感じられません。ただ当時の風潮からいえば前例無視の経営だったのでしょうね。

 

 当時は専売公社や電電公社、それに国鉄も存在していたわけで、4社の寡占状態であったビール業界も「準官公庁」的な経営の色が濃かったのかもしれません。戦前からの伝統ある名門企業でもあり、社員の目は外よりも、内に向いていたのでしょうね。そう考えると、こうしたビジネス書も歴史書・古典などのように時代背景を踏まえて、読む必要が出てきたんですね。

 ただ時代は変われど、事業経営の王道は不変な点も数多くあると思います。規模は違えど、事務所経営について今回改めて考えさせられました。

 

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2020年

9月

06日

土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウムが開催されます

 

 今年は土地家屋調査士制度が誕生して70年の節目の年に当たります。そこで、来る10月26日(月)、東京国際フォーラムにおいて、連合会主催の「土地家屋調査士制度制定70周年記念シンポジウム」の開催が予定されております。

 

 先日改めて各土地家屋調査士会に参加予定者の取りまとめについて案内があったのですが、このシンポジウム自体は昨年から開催のアナウンスもありましたし、会場も広く収容能力も十分なのですが、折からのコロナ禍で参加者数を制限し開催されるようです。

 また、かねてより基調講演を行っていただく予定の菅官房長官ですが、いつの間にやら総理総裁候補の一番手ということで、果たして立場が変わってもお越し頂けるのかどうか、気になるところではあります。

 

 シンポジウムはライブ配信の予定はあるようですので、私の方はおそらく配信で視聴させていただく事になると思います。最近はとんと東京には護符沙汰していますが、次東京に行ける日はいつになるのでしょうかね…。

 

2020年

8月

29日

「国指定史跡下坂氏館跡」に行ってきました

 

 まだまだ暑い日が続きますが、今日は朝から長浜市内の「下坂氏館跡」を訪問してきました。この8月から一般に公開されるようになった史跡ですが、土日のみの公開ということですのでタイミング的に今日になりました。

 「下坂氏館跡」といいますと、いかにも史跡風で堅苦しい感も無きにしも非ずといったところですが、地元の方にとっては下坂クリニックさんといったほうが遥かに通りがよく、私も病院ではお世話になったことはないのですが、少し前に行政の関係で先生に良くしていただいたこともあって、近くを通るたびに「この奥はどうなっているのだろう」と関心は持っていました。

 

 

 史跡の感想としては建物も素晴らしいものでしたが、それ以上に土塁や堀、さらには虎口などの縄張り関係が大変良好に保存されており感心しました。大百姓や庄屋屋敷などで建物が豪華な例は少なくないのですが、中世の豪族の屋敷地がそのまま保存され、こうして公開されている事例はまずないのではないでしょうか。精々、現地案内板で説明がされている程度で、保存状態も芳しくないことが多いと思うのですが、この下坂氏館はつい最近まで実際に居住に供され、いまもクリニックの敷地の一部ということもあって「館」としての生命が感じられました。志ある所有者のおかげもあり、今日まで大事に保存されてきたのでしょうね。

 展示も南北朝時代の文書が保存されており、拝読させていただきました。そのうちの一つ、足利直義の感状の内容もなかなか当時の戦闘の様子を反映しており、興味深かったです。

 

 

 上は下坂家の菩提寺である「不断光院」です。下坂家のみが檀家という、大変贅沢な寺院となっています。下坂家は浅井家の滅亡以降は帰農し、地域の有力者として代々続いてきたとのことですが、さすがに「マイ寺」を持ってるよ、という家系はそうそうお目にかからないと思われます。藤原氏の興福寺など、貴族関係で聞いたことはありますが、地方豪族も同じようなことをしていたのですね。

 

 下坂氏館跡は全体として、中世の国人豪族の屋敷が今に生き続ける、大変貴重な史跡だと思います。中世の遺構は大寺院などを除くと、焼失したり、所有している家が廃れたりで、あまり良好に保存されているものはないと思うのですが、この下坂氏館跡は希少価値があるものではないでしょうか。

 個人的には歴史を学ばれている若い学生さんなんかに沢山ご訪問していただけると新たな発見があるような気がします。訪れた方を豪族の割拠した中世農村社会へとたちまち誘う不思議な空間「下坂氏館跡」、お勧めです!

 

2020年

8月

21日

国勢調査がはじまりますね

 

 今年は7月が冷夏といいますか、雨が多かっただけに、その反動かいつまでも暑い日が続きます。最近は体温を超える気温の日が軒並み続いて、なかなか外作業に踏み切れない日が続きますが、そうとも言っていられない状況になってきました。

 

 そんななかで今年行われます「国勢調査」の調査員を務めさせていただく事になり、関係する資料とか、備品が自宅にどさっと配送されてきました。なかには上の写真の様な、大臣名の御大層な任命書まで同封されています。

 

 例年でしたら市役所に集まってまずは講習を受けるのでしょうが、今年はコロナ禍の影響でYOUTUBEで説明を聞かせていただきました。でも、できることならやっぱり集合して、周りの反応を見つつ身の振りを考えた方が安心できそうな気がします。

 

 国勢調査も私の父親が調査員を担当した数十年前よりおそらく随分簡素化されて、今年はインターネットもかなり活用されるのでしょうから、様変わりです。外国語の説明書なども数十年前にはなかったことだと思いますが、地域のつながりが希薄になる中でどこの調査員さんも大変だろうと思います。コロナのこともありますし、つつがなく担当地域の調査を終えられようにボチボチ書類を準備していきます。

 

2020年

8月

14日

久しぶりに賤ヶ岳リフトに行ってきました

 

 今日はすご~く久しぶりに長浜市木之本町大音の「賤ヶ岳リフト」に乗ってきました!いつ以来かといいますと、小学生のとき以来ですから、ざっと40年ぶりくらいでしょうか、随分とご無沙汰でした。このリフトも経営難で一時閉鎖とかもありましたし、興行的に難しいようですが何とか復活されたとお聞きして、その時から行ってみようとはずっと思っていました。

 

 リフトの駐車場を見ますと結構他府県ナンバーが多くて、地元はほとんど見当たらなかったような気がします。でも、こんな歴史的にも著名な山で、風光明媚な景色も一望できるリフトですから、もっともっと地元の方々ほど訪問して欲しいですね。今後もなかなか遠出は難しいわけですが、コロナ禍の条件を生かして、こうした身近な場所を再訪したりして、コツコツと地元再発見をしていこうかと思います。

 

2020年

8月

09日

大津市葛川の阿都山葛川寺 息障明王院にて

 

 気づけば既に8月ですがコロナ禍のもと、ご多分に漏れず、どこに行く予定もない夏休みとなりそうです。とはいえ今年は日の並びもよくなくて14,15,16日以外はいつ休めばいいのかよくわからないのですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 先日はじめて大津市葛川にある「阿都山葛川寺 息障明王院」に行ってきました。同じ滋賀県内とはいいつつも、朽木より先のここに来ることはまずありません。周辺の予備知識もあまりなく訪問したのですが、境内も厳かでまさに修行を行うには適地といった感がしました。

 写真の奥がちょうど明王谷にあたるのですが、全体としてあの有名な葛川与伊香立庄相論絵図(かつらがわといかだちしょうそうろんえず)の世界観が今もなお感じられたような気がします。でもこんな落ち着いた宗教的環境のもとで、境界争いなんて、俗な争いをしている場合だったのかな…とも思いました。

 明王院の近くの「比良山荘」も前を通っただけですが、古き良き山里の風情を醸し出しており、登山客などからも人気のようでした。食べログなんかの評価も高いようで、機会があれば一度利用してみたいと思います。

 

 

2020年

7月

31日

新型コロナウイルス感染症拡大防止とオンライン申請について

 

 7月もいよいよ今日が最終日、明日から8月ですが、やたらと長かった梅雨もようやく明けたようですね。今年は8月に入っても地元の学校は夏休みではなく通常の授業が続いており、他にもいろいろと調子の狂うことばかりですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 本日は大津地方法務局から滋賀の土地家屋調査士の会員あてにあらためてオンライン申請の利用促進についてメールにてご連絡をいただきました。

 オンライン申請自体はここ10数年にわたって積極的に利用するように言われ続けていましたが、今年ほど切実にオンラインの利用が叫ばれることはありません。法務局に登記申請の相談に行かれる方は基本的に高齢者の方が多いと思いますが、この感染者拡大が止まらない状況下での接触の機会がある面談は社会的にも好ましいことではないと思います。とはいえ、一般の方にオンラインでの手続や申請はハードルが高いのも事実かと思います。

 

 そこで、専門資格者・代理人の活用が重要です。当事務所では完全オンライン申請方式に対応しており、法務局を訪れずとも、不動産登記手続きが可能となっております。コロナウイルス感染症をこれ以上広げないためにも、オンライン申請に対応している土地家屋調査士事務所に是非ご依頼いただければと思います。

 

 

2020年

7月

25日

京都地名研究会「近江の地名 その由来と変遷 (淡海文庫)」を読む

 

 今年6月に京都地名研究会により上梓されました「近江の地名 その由来と変遷 (淡海文庫)」サンライズ出版を拝読しましたので簡単に感想を書き留めたいと思います。

 京都地名研究会が近江の地名について執筆することに同書を手に取る前には少し違和感も感じましたが、あとがきにおいて「外部の眼差しを持つがゆえに、かえって内部の本質を垣間見ることができる」と述べられているように、全体として「近江」以外の方にとっては内容が変にマニアックにならずに平易に読みやすくまとめられているように感じました。

 

 さりとて、近江をよく熟知されている方にとって興味をひかない内容であるかといえば、例えば高島市にある三国峠についての解説については前から私自身も気になっていただけに、なるほど、と勉強になりました。何分、三国「峠」ですので、山の頂は当然別にあって、かつ国土地理院の地図(上の画像)にも「三国岳」が近くにあるようにみえることから、そのように誤解していましたが、正しくは「三国峠」が山の名称として正しいと解説があります。これは全国的にも珍しい「峠」の用法例ではあるようですが、地名や日本語の奥深さの一端がわかったような気がしました。

 他にも琵琶湖周辺には「~浜」や「~浦」「~津」といった地名が現在もたくさん見られますが、水運の営みがもたらした地名群として整理されていた点も印象的でした。

 

 また、全くの個人的な感想ですが、芥川龍之介の初期の創作に「芋粥」という短編がありまして、小学生の時に読んだと思うのですが、以降「藪の中」「河童」などと同じくらい私の人生観に影響を与えました。その「芋粥」はあらすじをざっくりまとめますと京都のさえない貴族が芋粥を飽きるほど飲みたいと考え、同輩の支配する敦賀へ芋粥の旅に出るというお話なのですが、本書では京都から敦賀を目指す際に、高島(西近江路)を通過したであろうということについて触れられています。ただ、これは地名というより、今の自分が改めて「芋粥」を読んだらどういう印象を受けるのだろうか…と、ふと思ったということだけかもしれません。

 

 以上、本の詳細にはあえて踏む込みませんでしたが、昨今も災害などの面から必要以上に、とてもセンセーショナルに地名について取り上げられるケースが後を絶たない事例が見られますが、本書は地名をオーソドックスに学ぶきっかけになるのだろうと思いました。自らの住まう郷土の魅力を、「地名」というフレームを使って見つめなおすことは、地域の魅力を高め、人生の質をより豊かなものにしていくことにもつながるのではないでしょうか。

 

 

2020年

7月

18日

「全国農地ナビ」について ―土地家屋調査士からの視点―

 

 

 土地家屋調査士や行政書士の同業者の方々の中には既にご承知の方も多いと思いますが、「全国農地ナビ」というサイト、とても便利ですね!

 私の事務所の周囲は田舎ですので基本的に農地が広がっています。そうしたことから、お仕事の依頼もかなりの割合で農地がらみの案件が多くなっています。都市部の事務所なんかは、例えば法人がらみの案件が多いとか、区分建物を扱ったりされていると思うのですが、同じ資格でも、事務所のある地域によって随分違うのが実情と思います。

 

 そんな田舎の土地家屋調査士や行政書士にとって、農地の地番を調べることは少し面倒なことでした。住宅地図には農地の地番は必要もないことから絶対載っていませんし、法務局の公図では圃場整備の換地がされて隣地がよくわからないケースも多いです。ですので、いちいち市役所で地番図を取得したりしていましたが、この全国農地ナビはそうした煩わしい調査を随分楽にしてくれています。

 

 この農地ナビはおそらく全国の基礎自治体の農業委員会の事務局が把握している情報を一手に集約し、公開されており、地番情報だけでなく、地番ごとの面積や農業振興地(いわゆる青地や白地)の表示、都市計画の区域区分(用途地域)などの情報が一瞬にして把握可能という優れものです。また耕作者毎の色分け表示なども可能で、開発業者さんなども利用できそうですね。

 これがあればグーグルマップ・ストリートビュー、登記情報サービスなどとも組み合わせることで大概の調査は事務所に居ながらにして可能です。本当に、便利な時代になりました。

 

 なお、このサイト自身の問題ではないのですが、一部土地の地目変更登記がなされていない土地も農地として詳細情報として掲載されています。たとえば私も業務で関わった道路拡幅の際の分筆買収後の土地や、現在は完全に農地を埋め立て公の施設の敷地として利用されているケースなど、実際には農地でない筆がいくつも農地として表示してありました。あくまで現状の利用実態での判断ではなく、不動産登記の地目で農地かそれ以外かを認定し、振り分けているのでしょう。

 たしかに官公庁が所有している土地については固定資産税の課税、という目的上は意味がないことから地目変更登記が懈怠されているケースが一般的です。また、不動産登記法上も官公庁所有の不動産については不動産登記の申請義務が課されていないことから仕方のないことかもしれません。

 

 ですが今日、所有者不明土地問題などが惹起する中において、地目を正しく表示することは我が国の不動産の管理上も大切なことではないかと思います。少なくとも官公庁の所有されている不動産については少しづつでもいいので、現状に合わせて地目変更登記を行い、適正管理に努めていただくべきではないかと思いました。

 このように使い勝手のいい全国農地ナビですから、利用者は今後も拡大すると思います。また土地家屋調査士や行政書士といった士業事務所だけでなく、さらに社会的にもより高次な所有者不明土地問題などの解消や、農地の集約化の促進にも大いに役立つものと思います。その際に国民の混乱がないように、官公庁が正しい登記地目を模範となって示していただきたいものです。

 

2020年

7月

11日

コロナウイルス感染症対策でクリアパーテーションを設置しました

 

 コロナ禍も一先ずひと段落かと思いきや、新規の感染者数の拡大を思うと早くも第二波がきたかのような不気味な感じで不安な日々が続いています。たまたま打ち合わせで訪問しました司法書士さんの事務所でクリアパーテーションを設置されているのをみて、当事務所でも早速購入してみました!

 

 ○MAZONで5000円ほどのものを購入しましたが、安いものはあまりに小さくて、程よい感じのものをということで「幅600×高さ500mm 窓サイズ:幅300mm×高さ200mm  材質:透明PET板  生産国:日本」のものにしました。かなり透明ですので、写真ではわかりづらいですね。なお、下部には書類の受け渡しの用の穴?は空いています。

 

 これが届いてからというもの、土地家屋調査士事務所ですので業務の性格から普段はあまり来客はないのですが、設置してからというものその直後からなぜか訪問客が増えまして、今日も入れ替わり立ち替わりご相談に事務所へおこしになられます。

 ということで、早速フルに活用させていただいていますが、やはり会話をしていても安心感が違いますね。訪問客の方々もなんとなくですが落ち着いて話ができると感じていただいているようで、購入してよかったです。もちろん、他にもソーシャルディスタンスの徹底、手指のアルコール消毒、室内のこまめな拭き取りなど、今後も出来うる範囲の対策はしていこうと思っています。

 

 今後予想される感染拡大防止に向けて同業者の皆さんもクリアパーテーション設置を検討されてはいかがでしょうか。残念ながら、第二波の襲来を思うと、十分もとは取れそうな気がします。

 

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西村土地家屋調査士・行政書士事務所

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