とある資料に目を通していましたら、偶然標記の書籍が紹介されており、興味をもちました。「自分でできる ファミリーヒストリーを調べよう! ご先祖の足跡と家族の物語を辿って作るノート」ということで、少し前から家系図作成などが話題になったりしていましたが、某TV番組の影響もあって、もう少し範囲を広げて自分にまつわる歴史を調査してみよう、ということでしょうか。
私自身も今年こんなご依頼をお受けしたところですし、本書の中では土地家屋調査士にとって身近な旧土地台帳や和紙公図も調査対象として挙げられていましたので今回手に取って拝読しました。
本書のコラムの中でも「土地のことはけっこう難しい」として、法務局での調査の困難さが書かれていましたが、精度は別にして、一般の方がチョッと調べてみようか、といった感覚では土地についての調査は空振りに終わるような可能性は高いと思います。
となると本書で飽き足らない方は専門家へのご依頼を、となるわけですが、「ファミリーヒストリー」に興味を持ち始めた方にとって、本書はひとまず入門編としてはよくできているのではないでしょうか。