新着情報(西村土地家屋調査士・行政書士事務所ブログ)

2020年

3月

24日

市役所備付けの公図と法務局備付けの公図の比較(滋賀県米原市)

 

 土地家屋調査士不動産登記関係の業界に長年従事しておられる方でも、「市役所備付けの公図」を見たことがあるよ、という方は少ないかもしれません。今回は市役所にて閲覧できる公図について簡単にご紹介させていただきます。

 

 現在滋賀県米原市内で地図訂正を含む登記関係の業務をしているのですが、当然ながら調査で公図を調べることになりました。まずは常識的に法務局にて公図を調べるわけですが、とりあえずネット(登記情報提供サービス)で公図のデータを取得したうえで、さらに和紙公図(旧公図ともいいいます)を法務局で取得しました。【上の画像の右】

 お仕事としてはそれで十分ではあるのですが、以前から米原市役所の証明書請求の欄に「公図」とあるのが気になっていましたので、今回米原市役所にて「市役所備付け公図」なるものを取得してきました。【上の画像の左】

 

 市役所の公図には隅に「平成26年」と年号が記載されていましたが、役所の窓口でお聞きしたかぎりでは、その時点から更新をやめています、とのことでした。

 事務所に帰って米原市役所のサイトをみますと、下記の案内が掲載されていました。市役所でわざわざ公図に線を入れなくても、法務局に行けばいつでも最新の情報が、市役所ですから無料で入手できるわけですので、なぜ公図更新業務を最近までやっていたのかわかりません。戦後のシャウプ勧告以前からの業務を漫然?と引きずっていたのでしょうか。でも、検索すると全国的にはいくつかの自治体でも未だに公図の更新をやっているところがあるようですね。

 

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2020年

3月

21日

慶長検地帳(江州伊香郡)の解読をしました

 

 まだまだコロナウイルスの影響は続きそうな雲行きですが、今日お話しした料亭の大将は「売り上げは95%減。歓送迎会はおろか法事まで全滅や」とおっしゃっていました。観光や飲食の業界は直接的なダメージをいままさに受けておられますが、土地家屋調査士業界にも回りまわって影響があるかと思うとやはり心配です。リーマンショックの時も自分の事務所はおろか、業界全体の売り上げが沈んだ体感がありましたが、今回は何とか回避したいものです。

 

 さて、今日はそのコロナウイルスの影響で日程が延びていた古文書教室が開催されたのですが、これまで使用してきた教材「淡海温故録」に代わり、今日から滋賀県伊香郡K村の「慶長検地帳」を教材に解読をしてきました。

 作成が慶長年間ですので、おおよそ今から約400年昔の文書となりますが、検地帳だけあってそれなりに字もかっちり書かれ、かつ出てくる単語も「石」「升」「斗」「合」「畝」など数量を表すものが繰り返し使用されており読むこと自体は難しいものではありませんでした。

 それでも名請人(耕作者)の名前はなかなか解読は難しかったのですが、そこはさすがに先生のアドバイスで割合スムーズに読めました。

 

 それにしても検地帳を学ぶと「野帳」とか「名寄帳」とか、何だかんだ今でも使う関連用語がたくさん出てくることに気づきます。事務が少し複雑化しているだけで、検地時代とそれほど内実は変わっていないのかもしれませんね。

 

2020年

3月

14日

土地にまつわる方言「ネング」滋賀県方言語彙・用例辞典より

 

 前回に引き続き土地にまつわる滋賀県の方言を取り上げます。今回は「ネング」なのですが、漢字では当然「年貢」となります。滋賀県方言語彙・用例辞典では全県的に使用されていると記されていましたが、全国ではどうなのでしょうか?

 

 もともとは近世以前では領主におさめる税金を年貢、といっていましたが、それを転じて小作料のことを年貢と言い出したものと思います。現在でも田んぼの小作料のことを年配者の方は間違いなく「ネング」と言われます。

 話はそれますが、私の家もわずかばかりの田んぼを所有していますが、年貢はほとんどもらっておらず、固定資産税分も賄えていないのが現状です。最近は引き受け手の減少あって「年貢無し」というケースも増えてきたようです。しかし田んぼを所有していることが差し引きマイナスのでは、新規に田んぼを取得するといった意欲はなくなりますね。

 

 田んぼの小作料について「ネング」というのでしたらまだ理解の範疇かもしれませんが、宅地やお部屋の賃借料もやっぱり「ネング」と言われる年配者の方は多いです。そもそも賃貸借契約書に賃料が「玄米何俵」というふうに明記されているものもあります。もちろん江戸時代ではないので米俵で払うわけではなくて、米価を円に換算したものを支払うという契約です。土地家屋調査士や宅地建物取引士になる前のことでしたが、こんな米本位制のような契約もあるのだな、と当時感心した記憶があります。ある意味、米価の値段の上下によって賃料が変動してていくわけですので、いちいち契約をし直す手間が省けることを思うと合理的な面もあるように思いました。

 

 そうしたことで、滋賀県で「ネングいくらにする?」と言われてもお上に献上する訳ではなくて、土地の賃料のことですので驚かないで下さい。

 

2020年

3月

06日

土地境界にまつわる方言「サイメン」滋賀県方言語彙・用例辞典より

 

 世間は新型コロナウイルスの話で一色といったところですが、ついに滋賀県でも感染された方が出てしましました。人に会う際にはできるだけマスク着用を心掛けてはいますが、私の場合は花粉症対策の方が先にきます。でも今やマスクは一種のエチケットですかね。家にある在庫がいつまで持つか心配ですが…

 

 さて、今更ですが土地境界や不動産にまつわる方言を調べています。とはいえ滋賀県限定で、ということで増井金典編著「滋賀県方言語彙・用例辞典」(サンライズ出版)をパラパラめくって探している程度です。それでもいくつか興味深い用例が紹介されていました。

 

 滋賀の土地境界についての方言の最たるものはやはり「サイメン」「サイメ」ではないでしょうか?漢字でどう書くのかは不明ですが「際面」なのでしょうか。

 土地家屋調査士の仕事を始めたころ、境界立会のお願いをすると、隣地所有者などの関係者から「サイメンのことか」「この塀はサイメンから立ち上げてるで」などといわれて「サイメン?なんのことかなあ」と思いつつ適当に話を合わせていたことを思い出します。今では逆に肩ひじ張らない表現として年配の方には「サイメンについて確認させてください」などとこちらから積極的に振ることもありますが、何となく「打ち解けている感」?があることから、立会なんかもうまくいくような気がしています。

 

 滋賀県方言語彙・用例辞典には滋賀県の方言の一つとしてサイメンについて「土地境界のこと」とし、用例として「サイメの石、動かしたな」「隣とのサイメ」のニ例が紹介されています。

 この「サイメン」「サイメ」は全県的に使用されているようで、先日湖西地域の土地家屋調査士さんにもお話しましたら、「サイメの杭」などといった風に使いますよ、とのことでした。

 

 ほかにも気になる方言はあるのですが、またの機会にご紹介させていただきます。

 

2020年

3月

01日

新型コロナウイルスの仕事への影響

 

 新型コロナウイルスの影響で、学校が明日から長期休みに入ります。わが事務所の近くには小学校があるのですが、上記写真の奥に自動車がたくさん停まっていますので、先生方は今日も出勤されているようです。そりゃ、学校は大変だよな~、とは思うのですが、個人的にはとりあえずあまり関係ありません。

 

 あまり、といいますか、仕事の面では土地家屋調査士会の研修会や参加予定でした東京での地籍問題研究会が中止になり、その分仕事ができる時間が増えました。正直なところ、大変助かっています。年度末ということもあるのですが、なんだかずーっとバタバタしており仕事のことが気になっていましたし、測量や事務所作業は人に会わずにできるわけですから、業務面でもほぼ影響がないのはありがたいことです。

 

 ただ世間はそうでもなくて、学校の閉鎖をお国が要請するのは仕方ないことなのかもしれませんが、小学校を閉鎖して、学童保育へ行ってくださいというのは全く腑に落ちません。何より親の負担を考えると特別支援学校は閉鎖することないと思います。

 小学生をもつ、共働きの家庭の割合はとあるテレビ番組では約15%くらいと言っていましたが、政府の発表では逆に、まるで共働きが特殊ケースみたいな感じで扱われており、ちょっと認識がずれていると思います。

 そもそも、電車で通学するような都会の学校と田舎の学校では条件が違うと思うのですが、長浜市は早々に休業が決定しました。対策として学童保育も体制が整い次第、朝から受け入れます、との案内も回ってきましたが、どうか濃厚接触がさけられるようなスペースを十分確保頂いて、休校があだにならないようにお願いしたいものです。

 

ご挨拶

西村土地家屋調査士・行政書士事務所 代表者より

 西村土地家屋調査士・行政書士事務所は平成15年に土地家屋調査士を開業以来、地域密着をモットーに業務を行って参りましたが、平成27年9月より新しく滋賀県長浜市五村215番地に事務所を新築・移転致しました。(県道丁野虎姫長浜線沿い、ローソン長浜虎姫店北隣)

 改めてフレッシュな気持ちで滋賀県湖北地域を中心とした地域の皆様のお役にたてるよう、地域に必要とされる事務所になれるよう今後とも鋭意努力していく所存です。

 

 西村土地家屋調査士・行政書士事務所は「土地家屋調査士(ADR認定土地家屋調査士)」「行政書士」「測量士」「宅地建物取引士」その他の国家資格を生かしまして、不動産登記(各種建物登記・土地登記・ADR)や測量・境界確認、筆界特定制度による手続代理、遺言相続や遺産分割協議書、売買・賃貸借等各種契約書等権利義務に関する書類の作成、農地転用届出・許可申請の代理、里道水路の用途廃止や売払い(払下げ)など官公署に提出する書類の作成業務等をワンストップでお任せいただけくことができます。また十数年の経験に基づく他士業等とのネットワークを生かした資産活用等のご提案が可能な点も当事務所の強みです。

 

 なお、このサイトでは不動産登記・土地家屋調査士業務に不可欠の知識である明治期に作成された地籍図についての調査・研究成果もブログにて随時公開させていただいております。実務家である土地家屋調査士の皆様のみならず、広く市民の皆様や研究に携わる皆様、行政や民間企業で地籍に関わる皆様に、出来うる範囲で有意義な情報を提供させていただきたいと考えております。

 

また、堅苦しい?土地家屋調査士・行政書士や地籍図のようなお仕事関係の話題以外にも西村土地家屋調査士・行政書士事務所にまつわるちょっとした日々の出来事や、滋賀県湖北地域(長浜市・米原市・彦根市等)でのイベント・トピックスをご紹介させていただいておりますので、ちょっと心がホッとするような読み物ともなっています。

 

 どうぞ末永いお付き合いのほど、宜しくお願い致します。

 

代表者 西村和洋(土地家屋調査士・行政書士・測量士・宅地建物取引士)

 

サービス案内

農地転用許可申請・届出について

 農地を農地以外の目的で利用しようとする場合、農地法に基づく農地転用許可が必要となります。

許可申請から終了まで安心してお手続きを進めていただけるよう行政書士として申請の代理をします。

開発行為について

 一定規模の開発行為を行うにあたって都市計画法上の用途区域や、建築基準法、農地法といった関連法規の規制などにも注意が必要です。滋賀県一円(長浜市・米原市・彦根市等)対応しています。


里道水路の払い下げについて

 当事務所では、隣地との調整が必要な境界確定(測量含む)から用途廃止申請・払下げ申請、土地表題登記(土地家屋調査士)に至るまでワンストップにてお手続きを代行させていただきます。

相続手続きについて

 全ての遺言書作成の支援、遺産相続においては、法的紛争段階にある事案や、遺産分割協議書や相続人関係説明図等の書類作成を中心に、その前提となる諸々の調査も含め、お引き受けします。


地籍・地籍図について(古地図鑑定)

 「地籍図」といわれる主に明治前期に作成された徴税のための古地図を専門に研究しています。地籍図は「公図」と言われる法務局所蔵地図のもとになるものです。他にも江戸時代の村絵図や山論・水論図、近代の測量図に至るまでご相談いただければ誠実にご対応させていただきます。

 特に土地境界鑑定や地図鑑定などは専門性も高い分野であり、弁護士事務所様からのご依頼をいただく等、司法の場においてもご活用頂いております。※上記は西村土地家屋調査士・行政書士事務所周辺の地籍図(壬申地券地引絵図)です。

土地家屋調査士とは

 土地家屋調査士は表示に関する登記の専門家です。建物を新築・増築・取毀したときや、土地を分筆したいとき、土地の地目を変更したとき、境界がよくわからないときなど、土地家屋調査士は業として調査や測量を行ない、所有者に代わって登記申請を代理することを認められている唯一の国家資格者です。土地家屋調査士の使命は、不動産の状況を正確に登記記録に反映することによって不動産取引の安全の確保、国民の財産を明確にするといった極めて公共性の高いものです。

行政書士とは

 行政書士は役所に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成等を行います。幅広い分野をカバーする、街のよき相談相手が行政書士です。


事務所案内(西村土地家屋調査士・行政書士事務所)

所在地 〒529-0141 滋賀県長浜市五村215番地
営業時間 平日 9:00〜18:00 (土日も対応可)
電話番号 0749-73-3566    (休日対応可)
業務エリア 滋賀県内一円(主に長浜市・米原市・彦根市)ですが業務によっては全国対応可です

上は西村土地家屋調査士・行政書士事務所事務所内の相談スペースです

ゆっくりと、安心してご相談ください


ご相談・ご用命は西村土地家屋調査士・行政書士事務所まで

代表者 西村和洋

土地家屋調査士(民間紛争解決手続代理認定)・行政書士・測量士・宅地建物取引士

 

〒529-0141

滋賀県長浜市五村215番地 (県道丁野虎姫長浜線沿い ローソン長浜虎姫店北隣 念信寺南隣)

TEL:0749-73-3566 

(主な業務エリア 滋賀県長浜市・米原市・彦根市等、滋賀県一円)

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