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2016年

12月

29日

年末夜警

 昨日は地元の自警団による年末夜警の日でした

「でした」、というのも日中から体調を崩しまして、夜間にはとても出歩ける状況でなくなり止む無く欠席させていただくことになったからです この年季の入った自警団のユニフォームも年に一度の活躍の機会もなく、瞬殺で再び片づけられる羽目になった次第です 我ながら情けない…

 そういえば今年は風邪をひいたり、腰を痛めたりすることがちょくちょくありました 残念ながら寄る年波には勝てないといったところでしょうが、今後一層注意したいと思っています

 しかし改めて今年一年を振り返ってみますと公私ともに嬉しかったこと、びっくりしたこと、様々でしたが、お陰様でなんとか一年を無事に過ごすことができたことにまずは感謝いたします

 このブログも今年3月より始めさせていただきましたが、来年からはもう少し実のあるブログになるよう鋭意努力していきたいと考えておりますので今後とも是非お付き合い宜しく願い致します

 では皆様、よいお年をお迎えください!

 

2016年

12月

22日

山間部における地籍(図)についての一考察

 念のため、滋賀県長浜市内のとある一地区としておきますが、上記のような公図群が残る地域での土地家屋調査士業務を受託しております

これは、いわゆる山間部の公図(地籍図)ですが、明らかに不自然なまでの直線が目につきます

 葉型、鍵盤型とでも表現したらいいのでしょうか…、ただ少なくとも滋賀県湖北地域では珍しくない形状の土地です 

 

 どうして山間部の土地境界や地籍図がこうした直線的な形状を有しているかについては一つのヒントがあります

 2015年に滋賀県県政史料室にて「山林の明治維新―保護と乱伐の19世紀―」と題した企画展示が行われましたが、そこで明治14年における滋賀県令発の「共有森林分配の告諭」が資料として解説されていました 以下は県政資料室の作成された解説文です

 

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「共有森林分配の告諭」 明治14年(1881)1月18日

滋賀県独自の取り組みとしては、県令籠手田安定が、共有森林をなるべく細かく分割配当(≠私有)するよう促した本告諭が注目されます。共有森林は個人が保持するものではないため、たとえ所有者に森林保護の考えを持つものがいても、全員の意見が合わなければ守られません。当時の森林所有者たちは各々競って樹木を伐採し、将来の利害を顧みなかったようです。そこで籠手田は、家ごとに利用範囲を割り当て(割山)、乱伐を防止しようと試みたのです。【明い233(3)】

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 つまり、江戸時代の厳しい山林保護政策が明治維新により弛緩したことに起因する、民衆による山林の乱伐防止のためにわざと直線の境界をつくり、あえてわざと境界をわかりづらくした(この辺のニュアンスは微妙ですが)ということだと思います

 

 明治12年に地租改正作業は終結していますのでその時期は微妙なところですが、すでに県からはこうした細かい地割にすべきだ、といったような行政指導が先行して存在し、それをこの告諭にてより明確にしたのかもしれませんね

 

 全国の土地家屋調査士会では「境界紛争ゼロ宣言」ということで境界を明確にしましょう、と提案しているわけですが、あえて境界をわかりづらくすることによって山林を守るという発想が、公図にも残る形で現代にも引き継がれているものと私は考えています

 先人の知恵は素晴らしい、といいたいところですが今日では過疎化・木材価格の下落等により山間部の土地所有者が不明になるなどといった明治期とは性格の違った問題が起こっています 今こそ山林を守る新たなる「知恵」が必要な時期だということでしょう

 またそれとともに、土地家屋調査士法25条2項の精神を汲んで、土地家屋調査士として地域の境界に関する慣習についての研鑽の重要性を感じた次第です

 

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2016年

12月

16日

初雪が降りました

 今日は朝から晴れたり曇ったり、強風もありで荒れ模様の一日でした

滋賀県長浜市では今年初の雪が平地でも舞いました お昼時にもっとも激しく吹雪いたように思います

なお、写真は今日の午後に事務所から伊吹山を撮影したものですが、晴れている時間に撮影したので天気が悪そうには見えませんね

 ともあれ雪は降るには降りましたが積もるほどではありませんでした 今年は最低年末までは積もらない気がしています

 

2016年

12月

12日

宅地建物取引士法定講習

 先日、私の保有しております「宅建物取引士」資格証の有効期間が来年5月になりましたので法定講習を受講するよう案内を頂きました。

 宅地建物取引士として業務に従事している方は、有効な宅地建物取引士証を所持している必要がありますので、期限内に法定講習を受講し、新たな宅地建物取引士証の交付を受けなければなりません。が、私は実際には業務に従事していないので(宅建業者の社員等)、どうしても必要、というわけではないのですが折角の資格でもあり失効までにちゃんと更新したいと考えています。

 とりわけ今回は宅地建物取引士が、いわゆる「士業」となって初の更新ですので(従前は宅地建物取引主任者でしたね)、「士」としての資格証がいただけるという、気持ち的にどこか楽しみな面もあります。 講習自体は写真の通りほぼ丸1日ということでそれなりに大変ですが、例えば他に私の保有しております国家資格「土地家屋調査士」「行政書士」「測量士」はそうした法定講習はありません。資格試験自体の難易度はそう高くない宅地建物取引士ですが、5年に1度の定期点検である「法定講習」がちゃんと義務付けられているところは他の資格と違って大変よいところだと思っています。

 

2016年

12月

08日

都市計画法に基づく開発許可基準の改正について―長浜市―

 現在、滋賀県長浜市におきまして都市計画区域の再編が予定されています

 それに伴い、都市計画法に基づく開発許可に関する基準が本年10月より改正されていますので参考までにアップいたします 今回の改正は長浜市が合併から大よそ6年が経過し、ようやく「長浜市」としての一体感が出てきたというところで改めて市域全体を見直し、まちづくりを進めていく状況になった、といったところでしょうか(100%私の勝手な推論です)

 なお、市街化区域・市街化調整区域・非線引地域の変更は今月末にでも正式に発表されると思いますが、特にこれまで市街化調整区域であった地域(例:旧びわ町など)は許可の要件が幾分なりとも緩和が期待できますので要注目、です

 

2016年

12月

04日

行政書士会湖北支部研修会に参加しました

 今日は行政書士会湖北支部の業務研修会に出席させていただきました

テーマは「成年後見制度について」。個人的には成年後見制度について研修会に参加するのは二度目の体験です。

 超高齢化社会に突入した今日の日本社会において、行政書士事務所として成年後見関係事件を受託するかどうかは別として、しかるべき事案に直面した際には適切に依頼者をリードできるよう、普段から幅広く知識を蓄えておくことが大切だと改めて感じました。現状では資格者である成年後見人は多い順に司法書士、弁護士、社会福祉士、次に行政書士、ということですが、もう少し成年後見分野においては行政書士も増えてもいいのではないかと考えます。それにしても、成年後見制度の利用者ももうすぐ20万人、というレベルに達しているのですね… 

 また研修会終了後には恒例の忘年会です。最近、行政書士に登録された会員さんも参加されておりましたが、これまでの社会経験に基づくお話は大変勉強になりました。

 支部長や講師先生をはじめとした関係者の皆様、大変ありがとうございました!

 

2016年

12月

01日

田端文士村記念館

 今日から師走、いよいよ年末ですね!

先日の東京出張の折に、かねてから気になっていた「田端文士村記念館」を訪問してきました

芥川龍之介の小説は私の読書人生の中でも最も大きな比重を占めていますが、芥川ゆかりのこの記念館をやっと訪問することができました

 個人的にはいわゆる「王朝物」が好きで、たぶん一番気に入っているのが「芋粥」「藪の中」、ほかに「河童」「杜子春」なども何度も読み返しました 随分読み込んだおかげで日常の様々なシーンで「これは芥川の描いたこのシーンそのものだ」などと感じることがよくあります

 展示内容として印象的だったのは芥川の住居を復元したジオラマ、そして「鼻」の手書き原稿ですかね はたから見ると芥川の田端での生活は、「田端の王様」としてずいぶん充実したものだったように思うのですが、何故自死を選んでしまったのでしょうか…

 なお入館料は無料、ということも大変うれしかったです!

 

2016年

11月

29日

地籍問題研究会第17回定例研究会の感想

 

 11/26に開催されました地籍問題研究会第17回定例研究会(テーマ 公図の源流をさぐる)につきまして私以外の報告者の方の内容につきまして感想を少々書きたいと思います

 

基調講演 

 

 土平博先生(奈良大学文学部地理学科教授)

 「大和国における地租改正地引絵図の作成経緯と地割に関する諸問題」

 

 歴史地理学がご専門の土平先生からは、基調講演らしく佐藤甚次郎先生の功績の解説に始まり、奈良県内の各大学の所蔵している地籍図関係資料の種類についてお話を頂きました。なお、奈良県は明治時代には「堺県」として現在の大阪堺市と同じ県域であった時期もあることから、地籍図については滋賀とは違って少々ややこしい経緯があります。おそらくそうした経緯で奈良の地租改正図は税務大学校租税資料室に移管されているのでしょうね。また滋賀でもよくみられる条理地割や文禄検地・延享検地についての古文書など印象的なお話でした。

 なお、土平先生は伊能大図展を奈良大学で開催された時から土地家屋調査士会とのご縁を頂いているようですが今後とも、特に歴史地理学者の先生方とはいろんなシーンでコラボしたり、交流を深めていくべきだと改めて感じました。

 

 藤原勇喜先生(藤原民事法研究所代表、地籍問題研究会監事)

 「公図の沿革と現代的意義」

 

 土地家屋調査士にとっては必携の書である「公図の研究」の著者である藤原先生です。同書を執筆されたときは未だ「係長」ポスト時代であったとのことでした。公図については職務上、随分悩まされましたとのことで公嘱協会の立ち上げの際のエピソードなど正に歴史の生き証人である先生のお話は含蓄に富んでおりました。

 

 

・研究報告 

 

 西村和洋会員(土地家屋調査士(滋賀県土地家屋調査士会))

 「江戸時代から現代への地籍図及び土地境界の変遷 ―滋賀県大津市を事例として― 」 

 

 砂道章会員(土地家屋調査士(富山県土地家屋調査士会)) 

 「地租改正当時の富山県」

 

 砂道先生からは富山県に関して地籍に関する歴史的な経緯を整理し、お話を頂きました。北陸各地でみられる「割地慣行(田地割)」のお話や、地元富山の有名な和算家である石黒信由の事績などをご紹介いただきました。石黒の事績は大変先進的なものであり、今日でも射水市新湊博物館で素晴らしい展示がされています。ホームページも高樹文庫資料として充実していますのでぜひ一度ご訪問ください。

 

 山田榮冶会員(土地家屋調査士(秋田県土地家屋調査士会))

 「公図における信頼性の検討」

 

 秋田のベテラン土地家屋調査士である山田先生からは公図の分析手法を標準偏差なども用い詳細にご解説をいただきました。また地租改正当時の秋田県の識字率を推定され、そこからさらに掘り下げて秋田県に残る地籍図の分析も行っておられた点は大変ユニークだと思いました。

 

 なお、土地家屋調査士三名の研究報告すべてに一間の長さの問題が出ていました。「一間」の長さは「六尺五寸」「六尺三寸」「六尺」と主に三つの基準がありますが、計らずも同じような話題が出てくるところに妙な親近感を覚えた次第です。土地に関する慣習は地域によって違うところは全く違うのですが、共通項も間違いなくある、ということが確認できたことだけでも収穫だったように感じました。

 

 いずれにせよ今回の定例研究会は一報告者の立場ではありましたが、純粋に他のご報告をお聞きしたり、懇親会の席上での会話でも学んだことは多くありました またこうした機会があれば是非参加させていただきたいと思います

 

2016年

11月

27日

地籍問題研究会第17回定例研究会

 11/26はかねてご案内させていただきましたように「地籍問題研究会第17回定例研究会」が東京の明治大学にて開催されました 当日は大変光栄なことに私にも研究報告の場をお与えいただきました 

 内容の詳細はまた時間があるときにでも書きたいと思いますが、会場の明治大学駿河台キャンパス内のリバティタワーがあまりに立派な建物であったこと、また数日前から体調を崩し、特にのどの調子が悪く聴衆の皆様にご迷惑をおかけしたことが印象的?な出来事でした 体調は普段以上に気をつけていたつもりですが、気温の変化が目まぐるしい季節はどうもだめですね

 ともあれ研究報告の内容については会場の皆様から示唆に富むご意見を多数いただきましたので其れを次の課題にし、これまで以上に邁進したいと思います 

 関係者の皆様、どうもありがとうございました!

 

2016年

11月

22日

古民家鑑定士資格証更新講習

 今日は三年ごとの更新が必要とのことで古民家鑑定士の資格証更新講習を受講してきました 

講習ではちょっと本筋ではないかもしれませんが古民家につきものの「シロアリ」が話題になりました 

私の所属する支部では床下点検ロボット「moogle(モーグル)」を今年から導入されています ちょっと名称はあれですが、要は床下版の「ドローン」のようなものですね

 従来の床下診断は作業員が床下に潜ることで壁面の傷やシロアリの有無を確かめており、場所も狭く作業員の安全性も確保しづらいことに加え、家主が実際に確認出来ないことが大きな問題とされていました  しかし「moogle(モーグル)」を使った調査では調査時間の短縮や調査員の安全性確保だけでなく、画面を通してリアルタイムに確認が可能なので調査への信頼度も高いようです

 湿気のおおい日本の風土柄、シロアリ問題は家屋の宿命のようなものです 点検だけならお安くできるとのことですのでご希望の方がおられましたらお声かけください!

 

2016年

11月

19日

2017年カレンダー

 例年、所属しております滋賀県土地家屋調査士会から事務所用?カレンダーを頂戴しております 一時期、土地家屋調査士会からの配布がなくなったこともあったのですが、私は何かと重宝していますので、土地家屋調査士手帳とともに頂けるとありがたいです

今年も来年の分を先日早々といただきました 気づけば今年もあと約40日なんですね…

 

 会社員時代は「来年の祝日の並びはどうだ?」とばかりに休日を探して一生懸命にカレンダーを手繰っていましたが、悲しいかな土地家屋調査士や行政書士は自営業ですので、今はほぼ関係ありません…

 

今はとりあえず、来週土曜日に迫りました地籍問題研究会の報告資料を完成させることに注力いたします!

 

2016年

11月

16日

土地家屋調査士会主催の業務研修会に参加しました

 今日は午後から土地家屋調査士会の業務研修会に参加してきました

 テーマ は第1部が「建築行政と土地境界問題の展開」、第2部が「国土調査法第19条5項について」でした

 第一部では建築基準法や都市計画法など土地家屋調査士業務に直接は関係しませんが密接にかかわりあいのある法規について触れていただいたことが印象的でした なかでも建築基準法はなかなかやっかいな法律ですね…

 第二部では補助金がらみの大変興味深い?お話を懇切丁寧に実体験に基づいたお話をしていただきました お金が絡むだけにお話ししにくかったかとも思うのですが、大変ポイントをついた解説で、最後のきめ台詞がすべてを物語っていたような気がいたします

 講師をご担当いただいた先生方、大変ありがとうございました!

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2016年

11月

13日

東浅井商工まつり三方市

 まさに秋晴れの気持ちいいお天気の下、今日は事務所隣の「ひめマルシェ」では「東浅井商工まつり 三方市 2016 in 虎姫」が開催されました

 今年が初めての開催ということらしいですが、「商工会員による商工会員のための商工まつり」がコンセプトのようです 幣事務所も会場に近いことから関係者用の駐車場に、ということで要請を頂きましたので少しばかり貢献をさせていただいております

 会場では多くの東浅井商工会会員事業所が出展され、日頃にはない賑わいが感じられました 来年からも浅井、湖北と元の三商工会の地域を巡って開催されるようですが、こうした地域に密着した業者によるイベントが今後とも定着していくといいですね

 

2016年

11月

12日

自宅の10年点検

 今日は私の自宅が新築時より10年経過としたということで、施工業者さんから定期点検にお出でいただきました 

 外壁や構造、防水などに加えて写真のように床下からシロアリの被害がないかどうかまで点検いただきました 結果は幸いなことに特に問題なし、と無事お墨付きを頂けました

 またドアの閉まり具合が悪い、鍵がよく回らないなどの細かい個所もチェックをお願いしましたら、たちどころに解決いただき、さすが餅は餅屋だなあ、と感心したところです いずれにせよ、忽ち大きな問題がなくても早めに点検し、事前に手を打つことが大事なんでしょうね といいつつ体(健康診断)の方は忙しくて今年はまだ行けていないのですが…

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2016年

11月

07日

スマホのバックアップ

 先々週、どうもスマホの調子が悪いなあ、と思っていましたら完全にフリーズ。慌てて販売店に駆け込みましたが今日まで入院の羽目と相成り、基盤が交換されて帰ってきました。

 特にバックアップも取っていなかったのでスマホの中のデータは「おじゃん」です。業務用のPCはこまめにバックアップを取っているのですがスマホは盲点でした。といいますか、長いガラケー時代でもこうしたトラブルには一度も遭遇したことがなく、すっかり油断しておりました。でも、やっぱりスマホはちゃんと対策しないとだめですね…

 なお、写真はスマホとは関係なく、事務所から伊吹山を望む風景です。伊吹山山頂もそろそろ白粉が、という季節になってきましたね。

 

2016年

11月

05日

近畿地区古民家交流会に参加しました

 今日は大阪府高槻市内の法華山本澄寺本堂(大阪府高槻市上牧町2-6-31)にて全国古民家再生協会の近畿地区各支部の懇親を目的とした交流会が開催されましたので参加してきました

 他の地域の方のお話をお聞きする場がこれまでなかったので、近畿地区の各県からのご報告で様々な取り組みが現に行われていることが知れてよかったです

 ちなみに会場のお寺は詩人の三好達治の生家だそうで、由緒ある御堂が印象的でした

 

2016年

11月

02日

連合会報10月号に寄稿させていただきました

 この度、日本土地家屋調査士連合会報2016年10月号の「愛しき我が会、わが地元」というコーナーに寄稿させていただきました

 テーマは『土地境界に関する地域慣習についての調査と研究―地籍図・公図に関す連続特別講座報告―』ということで一昨年の滋賀県土地家屋調査士会での連続講座事業についての紹介と、併せまして少々軒下地などの土地境界に関する慣習の実例をご紹介させていただきました 

 実際のところ、かなりタイトなスケジュールでの執筆依頼だったこともあり、まことに拙文ですが下記にてダウンロードもできますので宜しければどうぞご笑覧下さい

 

「土地境界に関する地域慣習についての調査と研究―地籍図・公図に関す連続特別講座報告―」
滋賀県土地家屋調査士会法25条2項委員会 委員長 西村和洋
201610kaiho.pdf
PDFファイル 1.8 MB
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2016年

10月

30日

秋の休日

 秋の休日、岐阜県の下呂温泉まで家族旅行に行ってきました!

下呂温泉はおそらく会社員時代の社員旅行以来で約20年ぶりの訪問になります

なるほど、年をとったはずですね… 当時の記憶も、たぶんホテルで宴会をやったかな、というだけでほとんど下呂温泉の印象はありません

 滞在中は大よそ晴れていて、穏やかな日よりでしたが、やはり高地の飛騨だけあって歩き回る分には少し肌寒かったです

なお、下呂温泉への観光客はインバウンド効果もあって年間100万人を回復したようですが、風光明媚な伝統ある温泉地ですので更に賑わうといいですね~ 

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2016年

10月

27日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事【第七弾】

 気候も寒暖の差が激しくなるなど、着実に秋の雰囲気がしてきた今日この頃、7回にわたってお伝えしてきました長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事もいよいよ最終です

工事も無事完成し、分譲地の販売(五区画)が始まりました

今週から販売業者様の看板も設置されています 

ご興味のある方は是非一度、現地見学にお越しください!

2016年

10月

24日

地籍問題研究会第17回定例研究会にて報告させていただきます

 来る11月26日、地籍問題研究会第17回定例研究会にて研究報告をさせていただくことになりました

今回の研究報告は今年10月1日の日本地理学会秋季学術大会「地図・絵図資料の歴史GIS研究グループ」での私の報告(「市街地における戦前の土地境界の管理―滋賀県大津市の軒下地を事例に―」)をベースによりブラッシュアップしたものです 

 具体的には滋賀県大津市のいわゆる大津百町の領域に残る古地図群、―元禄絵図から地籍図、そして現在の公図―、への地図の変遷と系譜をたどります その中で土地境界の意味と性格が国家レベル(法制度)とは違い、地域レベルにおいてどのようにして生まれ、根付き、定着・変容したのかを地籍図と滋賀県政史料室所蔵の戦前の境界査定の資料などを基に検討を加えたいと考えております

 また対象が前回は基本的に地理学関係者でしたが今回は基本的に土地家屋調査士ということ、研究会の全体テーマも「公図の源流をさぐる」ということで特に「地籍(図)」「境界」についてより詳細に深く掘り下げていければと思います さらに折角の「研究会」での報告ですのでポイントポイントでは思い切った、新しい切り口もご提示させていただければとも考えております 

 私以外の(は?)基調講演や報告も充実しております

 是非ご来場ください!

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地籍問題研究会第17回定例研究会

 

■日時 平成28年11月26日(土)13:00~17:20

■会場 明治大学駿河台キャンパス

 リバティタワー3階1031教室(東京都・千代田区)

■テーマ 公図の源流をさぐる

協力:日本土地家屋調査士会連合会、東京土地家屋調査士会

 

12:30-13:00 受付

13:00-13:05 主催者挨拶 國吉正和氏(当研究会幹事)

13:05-13:10 来賓挨拶 亀田浩一郎氏(明治大学法学部准教授)

 

◆基調講演

13:10-14:10 基調講演1

「大和国における地租改正地引絵図の作成経緯と地割に関する諸問題」

土平博氏(奈良大学文学部地理学科教授)

14:20-15:20 基調講演2

「公図の沿革と現代的意義」

藤原勇喜氏(藤原民事法研究所代表、当研究会監事)

 

◆会員からの研究報告

15:30-16:00 報告1

「江戸時代から現代への地籍図及び土地境界の変遷―滋賀県大津市を事例として―」

西村和洋会員(土地家屋調査士(滋賀県土地家屋調査士会)

16:00-16:30 報告2

「地租改正当時の富山県」

砂道章会員(土地家屋調査士(富山県土地家屋調査士会))

16:30-17:00 報告3

「公図における信頼性の検討」

山田榮冶会員(土地家屋調査士(秋田県土地家屋調査士会)

17:00-17:15 質疑

17:15-17:20 諸連絡

 

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2016年

10月

22日

近畿ブロック『ADR認定土地家屋調査士活用支援研修』

 10月22日、大阪市内におきまして土地家屋調査士会近畿ブロック研修部会の主催による「ADR認定土地家屋調査士活用支援研修」が開催されました 前回はちょうど二年前に同じ会場で開催させていただいております

 今回のテーマは「境界紛争~解決への道しるべ~」ということで、今年出版されました同名の書籍の執筆者全員の方々にご登壇いただくという豪華な研修会形式でした

 個人的には運営の側の人間なのですが、研修会の内容を実質的に指揮いただいた研修部会長をはじめとした皆さんの御苦労がしのばれるもので、講師の先生の一つ一つの言葉が身に刺されような気がいたしましたし、お話の中で土地家屋調査士・弁護士それぞれの実務上の特徴や違いがスムーズに理解できる構成になっていたと思います

 また今回出版されました「事例解説境界紛争~解決への道しるべ~」につきましては、その出版目的は様々あるものの、本の特徴としてはコラムなども活用し土地家屋調査士の経験知を社会に開陳するという画期的な試みがなされております こうした活動により土地家屋調査士個人個人に留まっていた経験が社会に認知され還元されていくことには大変意義あるものと考えます

 ともあれ研修会講師の先生方、ご参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした!

 

2016年

10月

19日

11月5日 くらしの一日「無料相談所」開設

 来る11月5日(土)、彦根市小泉町ひこね燦ぱれす二階会議室におきまして『くらしの一日「無料相談所」』が開設されます

 主催は滋賀県自由業団体連絡協議会といいまして、私の所属する滋賀県土地家屋調査士会滋賀県行政書士会もその構成団体の一員となっております

 総勢八士業団体の集う相談会ですので、きっと様々なお役にたてることと思います 

是非ご活用ください!

2016年

10月

18日

滋賀県政史料室企画展示「近江米の挑戦」

 いつも調査で大変お世話になっております滋賀県政史料室にて企画展示が開催されています

毎回とても楽しみな企画が多いのですが、今回のテーマは「近江米の挑戦」

 

そこで解説文書に目を通していましたら気になる一文が…

以下に引用させていただきます

 

(近江米は)江戸時代には京都の御備米と呼ばれ、大都市京都の胃袋を支えました。しかし明治8年(1875年)の地租改正を契機として、その名声は地に落ちることになります。租税が全て金納になったことから、米質の規制が弛緩し、小粒で粗悪な米が広がっていったのです。滋賀県産の米は「江州の掃き寄せ米」と酷評されるようになり、県内関係者はその汚名を払拭するため大いに苦心しました

 

なんだか逆に金納になったので市場で高く売るために米の品質が向上したような気がしていましたが、そうではないのですね

そんな経緯があったとは、少し意外な気がしました

それだけ年貢米については納入時のお上の品質のチェックが厳しかったということかもしれないですが、歴史のリアルな一側面を見たような気がします

 

2016年

10月

15日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事【第六弾】

 今日は秋晴れのとても天候のいい日和のもと長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事の最終版、完了検査の日でした 長浜市役所からは合計10名以上の職員さんにお越しいただき、入念に造成工事のチェックをしていただきまして無事に完了検査を終えることができました 

 ともあれ工事関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした!今年の夏は暑かっただけに大変だったと思います

(ちなみに中央の奥に見える白い建物はリカーマウンテンの虎姫本店、その右には虎姫小学校、右奥は伊吹山です 幣事務所はリカーマウンテンの手前の平屋です)

 

 なお、土地家屋調査士としての私のかかわりは土地分筆登記と水路箇所の土地表題登記を既に完了し、現在、宅地箇所と公衆用道路箇所とをそれぞれ土地地目変更登記の申請中です

 こちらも、もうそろそろ登記完了の予定ですので私の方もいよいよ肩の荷が降ろせます

 

2016年

10月

12日

事務所駐車場乗入口道路法24条完了検査

 10月11日は朝から滋賀県庁長浜土木事務所の担当者にお越しいただきまして、県道丁野虎姫長浜線から幣事務所駐車場への乗入れ口の道路法24条に基づく工事完了検査を受けました

 滋賀県の担当者からは少々宿題も頂戴いたしましたが、とりあえず無事検査は終了しました

これで、いよいよ幣事務所の駐車場の乗り入れも確保でき、全面的に利用できるようになります 

駐車場だけは立派な?事務所となりましたので皆さんどうぞ一度見にお越しください

 

2016年

10月

11日

大道芸フェスタin虎御前

 10月10日は毎年恒例の『大道芸フェスタin虎御前』が滋賀県長浜市虎姫生きがいセンターを会場に開催されました

 秋晴れの、とてもいいお天気でしたのでぶらぶらしていても気持ちがよかったです 大勢の観客に囲まれて、パフォーマーの方たちも気合が入ってようですね

ともあれ主催・関係者の皆さま、大変お疲れ様でした!

 

2016年

10月

09日

虎姫地籍図展

滋賀夕刊の記事

 

会場の様子

 

 滋賀夕刊に『虎姫地籍図展』について案内が掲載されておりましたので、これは是非見に行かねば、と会場の長浜市虎姫時遊館まで行ってきました

 展示会場では年配の方々が何人かおられ往時の話に花が咲いておりましたので、私も憚りながら地籍図の話やその中で表示されている霞堤や神社仏閣、水利や条里制について解説がてらお話に入らさせていただきました 

こうして地籍図をきっかけに昔話ができるのはとてもいいことですね

 ちなみに記事では地籍図とありましたが、展示されたいた地図は全て明治六年作成の壬申地券地引絵図でした ただ方位の表記が旧虎姫地域の集落の中でもそれぞれ違うなど、仕上がりには差異が見られました

 こうした企画展示はさすが地籍図の現存数が多い滋賀ならではとは思います 郷土の歴史をよく知るためにも是非いろんな市町で積極的に開催してほしいものです

 

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2016年

10月

08日

『目賀田種太郎と近代日本 』展に行ってきました

 先日の東北出張の際に実は東京にも立ち寄っていました

 当初から特に目当てにしていたわけではないのですが「たばこと塩の博物館」にて日本近代地籍の父ともいうべき目賀田種太郎氏の生涯を解説した特別展示が開催中とのことで、これはと思い見に行ってきました

 

 展示の内容はやはり、というべきか会場が会場(JT)だけあって「たばこと塩」のお話がメイン、また創立に関わったとされる専修大学のタイアップということでそちらのお話も多めに、といった感じでした

 ですので地籍や地租の話は少々…といったところですので、そうした展示を期待するなら肩透かしを食らうでしょうね 

 でも何を隠そう、私はタバコ屋の息子ですので昔懐かしい銘柄の展示やキザミ煙草の解説等など、目賀田種太郎とは関係なく楽しませていただきました また滋賀についてもゆかりの深い目賀田氏の縁もあり、滋賀がらみの展示も何点か見受けられましたので大変興味が持てました

 そういうことで、もし目賀田種太郎の生涯を詳しく知ってみたいという方は是非足を運ばれてはいかがでしょうか 

 

以下、たばこと塩の博物館HPより転載です

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近代日本の礎をつくった知られざる大人物・目賀田種太郎の生涯

 

専修大学の創立者の一人である目賀田種太郎(めがた・たねたろう/1853-1926)は、東京音楽学校(現・東京芸術大学)の創立にも関わり、さらには大蔵官僚としてたばこの専売制を導入、近代税法の確立に尽力するなど、多大な業績を残した人物です。

 

本展では、目賀田の履歴や専修大学の設立に関する文書のほか、勝海舟をはじめとする明治の著名人との交流を示す書簡など、貴重な資料を展示し、あまり知られていない目賀田種太郎の人物と業績を紹介します。

 

また、今回の展示では「専修大学図書館コレクション展」も同時開催。専修大学が所蔵する和書を中心とした貴重なコレクションから、「書物にみる日本文化の『雅』と『俗』」をテーマに、書写本や版本など約100点がご覧いただけます。

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2016年

10月

05日

『世界遺産 平泉』への旅

 前回のブログにも書きましたが東北大学にて開催されました日本地理学会秋季学術大会に参加させていただきましたのでその帰り『世界遺産平泉』に行ってきました

 東北新幹線を利用しますと約一時間で平泉につきますので、近いですね

 

 この平泉地域一帯は言わずと知れた世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」として有名ですが、実際にはその中でも「中尊寺金色堂」が最も世間的にはメジャーだと思います

 しかし私が今回訪問して最もよかったな、と思ったのは毛越寺の浄土世界に迷い込んだような庭園と高館義経堂からの北上の眺望です

 また松尾芭蕉の句も教科書で読んだ時には正直なところ、それほど感動もなかったのですが、あらためて現地でその句を味わうと「俳聖」といわれる芭蕉のすごみがじんわりと実感できました 

 

 三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。(中略)「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と笠打敷て時のうつるまで泪を落し待りぬ。

 

 夏草や  兵共が 夢の跡

 

 上は有名すぎるくらい有名な義経堂での一節です ここでの「夢」について私はずっと武人としての上昇意欲、征服意欲のようなものだと思っていました しかし実は芭蕉の言う「夢」とは藤原三代の思い焦がれた仏国土(浄土)=平和安寧の社会への願い、だったのではないかと今回直感的に感じました

 社会とは、平和とは、理想とは、はたまた人生とは、と観光スポットを巡りつつも深く考えさせられた平泉への旅でした

 

2016年

10月

03日

日本地理学会秋季学術大会にて話題提供をさせていただきました

日本地理学会秋季学術大会に先月末から参加させていただきました

会場は東北大学、4年ぶりの仙台です

 

私はまずは様々な研究発表をお聞きかせいただけるのを楽しみに参加させていただいたのですが、学会2日目には「地図・絵図資料の歴史GIS研究グループ」の中の話題提供として「市街地における戦前の土地境界の管理――滋賀県大津市の軒下地を事例に」というテーマで私からもお話をさせていただきました

 

当日はご参加いただきました歴史地理をはじめとした研究者の皆様、またお忙しい中ご参加いただきました宮城県土地家屋調査士会の菅澤会長、連合会からは小野研究所長など多くの皆様から有益なアドバイスを頂戴できたことを大変感謝いたします

学会は業務に埋没する日常ではなかなか味わえない刺激的な体験や思索ができる場であることを改めて実感し、こうした機会を今後も大事にしていきたいと感じた三日間でした

 

2016年

9月

27日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事【第五弾】

 夏の暑い中、事務所隣では分譲宅地の開発工事が行われていましたが、見ての通り、約2か月の工事期間で工事自体は完了致しました

 写真は開発地の西から東へ向けての様子です 新設道路の奥にはちょうど虎姫小学校が正面に見えますね

来月早々予定の長浜市役所の完了検査を経ればこれで分譲地も販売開始です

 とはいえ、道路など新設の公共施設土地の処理などもあり、現在土地分筆登記を申請しているところでもあります スムーズに登記を完了させて、利用させていただく日が来るのを待ちたいと思います

 

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2016年

9月

25日

古民家再生協会滋賀の活動が報道されました

 今日の夕方、NHKの夕方のニュースを見ていましたら知ったお顔がチラホラ写りましたので、ん?と思いましたら私も所属しております一般社団法人古民家再生協会滋賀の古民家鑑定実技講習会がニュースになっていました

 これを機にもっともっと多くの方々に知っていただければ大変うれしいです

 

以下はNHK大津放送局のそのニュースの内容です

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古民家の保全へ鑑定士が調査

 

歴史ある建物を守るためにアドバイスをする専門家が栗東市で町家の保存状態を調査しました。

調査は栗東市の旧東海道沿いに明治初期に建てられた国の登録有形文化財の町家で行われました。

24日は築50年以上の木造の住宅の保存と活用のために何が必要か、「古民家鑑定士」と呼ばれる資格をもつ建築士と大工4人が調査に当たり、まず外から壁をたたいて音を確認しながら傷みがないか確認しました。

また室内では増改築が繰り返された建物の構造を記録したり、柱に沿って垂直に糸を垂らして傾きを調べたりしました。

今後、住宅の文化的な価値を金額で算定するとともに、今後の維持、管理の方法を提案するということです。

古い住宅の保存と再生に取り組んでいる古民家再生協会滋賀の大森敏昭理事長は、「手の込んだ建具の細工が残っていて、すばらしい民家です。こうした調査を通して、貴重な建物の価値を伝えていきたい」と話していました。

 

NHK大津放送局  2016年9月24日 15時21分

 

2016年

9月

23日

『中部地籍研究会研究発表会』に参加してきました

 今日は土地家屋調査士中部ブロック協議会による「中部地籍研究会研究発表会」に参加すべく、名古屋に行ってきました!

 今回は「耕地整理」というテーマのもとに中部ブロックの六県から各土地家屋調査士会を代表し発表がありましたが、それぞれ大変興味深い内容が多くありました そもそも「耕地整理」自体、明治時代から法整備がなされ実施された事業であることを初めて知りました

 六つの報告があった内、なかでも「福井県の耕地整理」が一番興味深かったように思います 耕地整理によってつくられた水路が官有か、民有か、境界確定の上でも大変重要なテーマです 土地家屋調査士業務の奥深さの一端に触れることができた一日でした

 

2016年

9月

20日

『全国一斉!法務局休日相談所』の開設のお知らせ

 平成28年10月2日(日)午前10時から午後4時まで,イオンモール草津において「全国一斉!法務局休日相談所」が大津地方法務局の主催にて開設されます

 秋はこうしたイベントごとは多いですね~

 土地・建物の登記についてなど、市民の皆様のご相談に法務局職員,公証人,司法書士,土地家屋調査士,人権擁護委員が無料で対応いただけるようです(予約優先)

 私の所属する滋賀県土地家屋調査士会も協力させていただきます 貴重な日曜日の相談会ですのでお時間が合う方は少々遠方ですが参加されてはいかがでしょうか

 

2016年

9月

17日

土地家屋調査士会研修会に参加しました

 昨日は彦根市内にて開催されました滋賀県土地家屋調査士会主催の研修会に参加してきました

テーマは「土地家屋調査士業務と民法―業務委託契約と報酬を中心に―」。講師は田中淳子先生(愛知学院大学大学院法務研究科教授・愛知土地家屋調査士会学術顧問・日本土地家屋調査士会連合会研究所研究員)です。

 今回の研修会は土地家屋調査士業務の法的性質を整理し、問題点を法的に明らかにすることによって日常の土地家屋調査士業務を行うにあたっての参考・指針になる内容でした。また、残念ながら近年増加傾向にある依頼者等との無用なトラブルを回避するためにも必須の知識を教えていただきました。何事もプロセスが大事であり、法改正についても常にアンテナを立てておくことが大事とのことです。

 お忙しいところ遠路お越しいただきました田中先生、誠にありがとうございました!

 

 

2016年

9月

15日

『土地月間県民フォーラム』のご案内

今年も10月の『土地月間』にあわせ、「土地月間県民フォーラム」が下記日程・会場にて開催されます

今回は防災対策に力を入れておられるようですね

 

日時 平成28年10月10日(月・祝)10時~16時30分

場所 草津市立まちづくりセンター 3階

 

 このイベントは土地家屋調査士だけでなく、不動産鑑定士や弁護士、税理士に司法書士など資格者が横断的に共同してご相談に対応するという滅多にない場です

 不動産に関するご相談でしたら是非ご活用ください!

 

2016年

9月

13日

日本地理学会秋季学術大会にて話題提供をさせていただきます

2016年日本地理学会秋季学術大会が東北大学川内北キャンパスを会場に今月30日から開催されます

誠に光栄なことに春季学術大会に引き続き今回も私の方から研究成果をご報告をさせていただく機会を頂戴することに相成りました

 

予定としては10月1日(土)15:00-17:00での「地図・絵図資料の歴史GIS研究グループ(講義棟C棟C401教室)」の中での話題提供という形になります

ちなみに話題提供者は二名で

 

飯沼健悟(岐阜県土地家屋調査士会)

テーマ 土地家屋調査士業務における土地境界の検証と地籍図――岐阜県土地家屋調査士会における地籍図研究への取り組み

 

西村和洋(滋賀県土地家屋調査士会)

テーマ 市街地における戦前の土地境界の管理――滋賀県大津市の軒下地を事例に

 

という分担です

 

現在内容については鋭意準備しておりますが、日程も迫るにつれ、少しづつプレッシャーも感じてきました

ここはなんとか踏ん張って、当日は中身のあるご報告ができるようにしていきたいと思います!

 

 

2016年

9月

10日

登記情報提供サービス利用料金の変更

 普段から土地家屋調査士業務にて利用させていただいております「登記情報提供サービス」(要はインターネットで登記情報が入手できるサービス)の利用料金が平成28年10月1日より改訂されるとの案内を民事法務協会から頂きました

 が、その改定額は1%以下!全部事項情報で2円と変更はないと言って過言ではない金額です

これまで登記情報提供サービスの料金改定というと、おおよそ10%程度は値下がっていった経緯もありますので開封時には少し期待したのですが、その分今回はかなりがっかりしました

もう少し何とかならんでしょうか…

でもまあ、上がるよりはいいんですけどね…

 

2016年

9月

08日

『第3回ニュー牧民広場』のご案内

 

 「根っこを残す 暮らし方」のニュー牧民広場が今年も愛荘町の手おりの里金剛苑を会場に開催されます

私の所属します「古民家再生協会滋賀」も古材で箸づくり体験や古民家相談を受け持ちいたします!また他にも多彩な出店者がおられるみたいで、ご家族連れにも好評です

当日お時間がおありのかたは是非足をお運びくださいますよう、宜しくお願い致します

 

2016年

9月

04日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事【第四弾】

 9月に入り、ようやく涼しくなってきたかと思えば、またぶり返しの暑い日々ですね

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事もおおよそ7割方の進捗状況です 9月中には完了の予定ですのでいずれにせよ今月末には幣事務所の駐車場工事も完了し、使用できる状態になりますのでしばしお待ちください

 ちなみに昨年の9月より事務所を新築移転しましたので、お陰様をもちましてちょうど一年が経過した勘定です 短いような、長かったような複雑な感じですが今回の工事が終了しますと、ちょっと落ち着くのかな、という気はしています

 

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2016年

9月

01日

『地籍シンポジウムin滋賀2016』参加してきました

 今日は草津市立まちづくりセンターにおきまして滋賀県土地家屋調査士会主催の「地籍シンポジウムin滋賀2016」が開催されました なんと今回で14回目の開催ということらしいです

 今回のテーマとしてましては「人口減少社会における土地制度のあり方を考える」ということで、東京財団の吉原祥子研究員と国土交通省室長の藤原啓志様を講師にお迎えしお話をお聞きしました

 吉原先生からは「土地は預貯金や株式と比べて有利な資産か」、と問うアンケートで「そうは思わない」という答えが近年如実に増えている現実をご紹介いただきました その傾向は地方においてより鮮明であると私も日々実感します

 また藤原先生からは「対流促進型国土」形成のコンセプトの説明などをしていただきました 移住促進や訪日外国人受け入れなどを念頭においていると思われますが、個人的には初めて聞く用語でしたので新鮮な響きがしました

 いずれにせよ不動産が「負」動産と言われるような時代に本格的に突入した、ということでしょう いつまでも右肩上がりの時代を懸想していても仕方ありません

 質疑応答でも話題がでた相続登記の義務化は法律論的に無理筋かとは思いますが、今後の日本の不動産の行く末を考えるとそれと同じくらい抜本的な改革が必要だと感じますね

 改めて不動産を巡る社会の変化の速さ・厳しさと、それに対応した土地家屋調査士業務の発想の切り替えが求められていると感じた次第です

 

2016年

8月

30日

『始皇帝と大兵馬俑』展に行ってきました

 大阪に会議で行く用事がありましたので、早めに移動して大阪市中之島にある国立国際美術館にて開催中の『特別展 始皇帝と大兵馬俑』を見に行ってきました

写真は会場に設置されている撮影用のレプリカですが迫力ありますよね

個人的には太っちょでユーモラスな「雑技俑」も印象に残りました

また秦時代の水道や瓦等々これが紀元前の技術なのか、と改めて感心しつつ拝見させていただき「いつか西安に行きたい、ついでに敦煌も!」と妄想しつつ会場を後にした次第です

 

2016年

8月

29日

未来につなぐ相続登記

 今日、滋賀県土地家屋調査士会事務局を訪問しましたら、上記のパンフレットが置いてありました

相続登記自体は司法書士の専門業務分野ですが、法務省が中心となって土地家屋調査士も参加する形でキャンペーンが展開されているようですね

特に相続登記は土地についてはなるべく早めに手続きをしておいたほうが賢明です

後悔先に立たず、ですよ!

なお、相続手続きに関するご相談は幣事務所でも随時受付しておりますのでお気軽にご相談ください!

 

以下は法務省のHPより抜粋です

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未来につなぐ相続登記

 

 近時,相続した不動産について相続登記がされていないケースが数多く存在していることが,東日本大震災からの復興に関連して報道されるなど,相続登記が社会的な関心を集めていることを御存知でしょうか?

 相続登記が放置されているため,所有者の把握が困難となり,まちづくりのための公共事業が進まないなどのいわゆる所有者不明土地問題が顕在化しており,また,相続登記の未了は,適切な管理がされていない空き家が増加している大きな要因の一つであるとの指摘もされています。 

すぐに相続登記をした場合のメリット

 

 不動産についての権利関係が明確になり,相続した不動産を売却しようとしたときに,すぐに売却の手続をすることができますし,担保に入れて住宅ローンを組むことができます。

相続登記をしないで放っておくデメリット

 

 当事者に所在不明の方などがいる場合,すぐに登記を含めた相続の手続をすることができず,相続分を確定することが困難となります。さらに,相続が2回以上重なると,誰が相続人となるのか,その調査だけで相当の時間が掛かり,相続登記の手続費用や手数料も高額となってしまいます。相続の手続に時間が掛かると,相続した不動産を売りたいと思ったときに,すぐに売ることができなくなるなど,思わぬ不利益を受けることがあります。

法務省は,相続登記の手続の見直しに取り組んでいます

 

 平成28年3月,相続登記の申請をする際に提供する必要がある添付情報の見直しを行い,滅失等により除籍等の謄本を提供することができない場合には,その旨の市町村長の証明書を提供すれば,「他に相続人はない」旨の相続人全員による証明書(印鑑証明書添付)の提供を要しないこととしました。

 今後は,相続登記の手続の簡素化やその利便性の向上に取り組んでまいります。

 

自分の権利を大切にするとともに,次世代の子どもたちのために,未来につながる相続登記をしませんか?

2016年

8月

26日

日調連研究所「土地法制」近ブロ協議会に参加してきました

 今日は朝から大阪土地家屋調査士会会館にて開催されました日調連研究所による研究テーマ「土地法制」に係る近畿ブロック協議会との連絡協議会に参加させていただきました

 冒頭には小野研究所所長様より、土地家屋調査士が境界の専門家として真の専門性を獲得するためにもこの地域慣習に関する研究(土地家屋調査士法25条2項)がどうしても不可欠であるとのご説明がありました

 また近畿ブロック各会からもそれぞれ報告ということで、私はとりあえず滋賀会を代表して進捗状況などを報告させていただきましたが、他会の中では特に和歌山会のご報告が興味深いものがありました 和歌山県も確かに面積的には広い県だとは思いますが、そのせいか地域性がそれぞれに濃い県なんですね

 日程的にはタイトですが、資格者団体にとっては宿命みたいなもので仕方ありません 少しでも最終的な報告書がいい形になるように微力ですが尽力していきたいと思った次第です

 

2016年

8月

23日

地蔵盆の季節ですね

今日、8/23は「地蔵盆」の真っ盛りの季節ですね

「地蔵盆」はどうやら近畿以外の地域ではあまり盛んではないみたいですが、ここ長浜ではどこの集落をうろうろしていてもお供え物に彩られた地蔵さんがあちこちに見られました

地蔵盆にあたっては私の住んでいる地域でも子供会の役員さんには一日中お世話になって、地蔵盆のメイン会場つくりや清掃などをやっていただいたようで、私の子供も「一番大きいお地蔵をきれいにした」と満足げでした

私の小さいころは地蔵盆にいただけるお菓子がとにかく楽しみ、というかそれしか覚えていないのですが、当時も大人も準備等に大変だったと思うと、今更ながら私も大人になったのか、という気もしてきます

いずれにせよ「地蔵盆」が終われば夏もあとわずか、夏休みの宿題のラストスパートを知らせる号砲替わりといったところでしょうか

 

2016年

8月

22日

事務所新築一年の定期点検

今日は幣事務所が新築して約一年、ということで建物の定期点検に新築の際にお世話になった工務店の担当さんにお越しいただきました

点検部位は「屋外部分」「躯体部分」「屋内部分」「建具」「設備」ということで全て点検していただきましたが特に大きな問題点もなく、一部クロスのボンドコーキングを直していただくなどしていただき早々に終了しました

いずれにせよ、早くも一年たったのかなあ、といったところです

年齢を重ねるほど「光陰矢の如し」を実感しますね…

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2016年

8月

21日

「虎姫田んぼアート」見頃です

今日は虎御前山(中野山)から虎姫地域づくり協議会による田んぼアートを眺めてきました

登山口から車で1~2分程度登っていきますと、ビュースポットである展望台が右手に見えてきます

ちなみに2016の上にあるイラストは「角大師(元三大師)」という、地元虎姫地区出身の比叡山延暦寺第18代天台座主の良源が鬼に変化して厄除けに使用したという自らの像です 毒を以て毒を制す、といったところでしょうか…

写真を見てもわかるように田んぼの色づき具合はちょうど見ごろかな、という感じですが他に観客もおられず少々さびしい気もしました

残念ながら私は阪神ファンではないのですが、現在開催中のリオオリンピックの日本選手の一層の活躍、めざせV、を期待したいですね

 

2016年

8月

19日

地元での灯明祭

8/18の夜は地元である長浜市五村区の日前神社境内におきまして恒例の「灯明祭」がとり行われました

地域の老若男女、とりわけ子供たちも沢山参加する大事な神事です

どうやら他の地域では9月に行われているところもあるようですが私の知る限り、こちらではずっと8月に開催されています

かの浅井長政・お市夫妻も仲睦まじく訪れたという、伝統のある長浜地域の灯明祭ですが(詳細は不明)、多くの灯篭によって夏の蒸し暑い夜を幻想的に映しだす、独特の風景は滋賀県湖北地域の夏の風物詩です

 

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2016年

8月

18日

滋賀県建設会館へ

今日は大津市におの浜にある「滋賀県建設会館」へ、とある登録関係の申請書を提出しに行ってきました

こうしてみると、とにかく行政書士の仕事は多彩だな、と感じますね

滋賀県建設会館はいろんな建設関連の団体が入居しているビルですが、久しぶりに訪問したこともあり懐かしくもありました

申請書類は難なく受理していただけましたが、今は申請が無事に承認されることを祈るばかりです

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2016年

8月

15日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事【第三弾】

8月15日、お盆ですね

私は今のところお墓参りをしたり、親戚と食事をしたりと定番な過ごし方?の真っ最中です

 

さて、事務所隣地の長浜市五村字瓜生の分譲宅地造成工事もおおよそ工期の約40%が経過しました

開発区域周囲の擁壁も完成し、お盆明けからは下水道工事も始まります

関係者の方からお問い合わせもチラホラいただく中、9月末の完成に向け工事もますます本格的に進んでいきます

 

2016年

8月

14日

北国街道木之本宿の道路形態

お仕事のからみで長浜市木之本町木之本地区の調査をさせていただきました

ちょうど調査対象地域は「きのもと交遊館」に近い、北国街道沿いの宿場町跡にありましたので折角の機会と思い簡単に本業+α?の調査をさせていただきました

左手の白い建物が「きのもと交遊館」です 元々は滋賀銀行木之本支店だった建物です 現在道路の中心部には融雪装置が見られますが、昭和初期までは街道の中心部には立派な水路が流れていました

ちなみに、この写真は北国街道を南から北にむけて撮った写真で、左の奥の方には「サラダパン」で全国的に有名になったつるやパンさんのお店があります

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2016年

8月

11日

林班図(りんぱんず)を使って土地地目を調査してきました

 今日は朝から、先だって滋賀県湖北森林整備事務所にて入手しておいた林班図(「りんぱんず」と読みます 正式名称は森林計画図)をもって長浜市西浅井町のS地区に調査に行ってきました 土地の地目変更登記(農地→山林)のご依頼ですので、一筆毎の土地境界についてはそれほどシビアな話ではありません

  

 が、公図(地籍図)では、実際にはなかなか現地特定は困難です 今回は林班図があって、本当に助かったー、と思いましたね

 参考までに上に林班図の一部をアップさせていただきます しかし、実際にこの林班図、どの程度合致しているのか、確かめようもないのも事実ですね 

 

 そういえば、先だって訪問しておいた滋賀県湖北森林整備事務所に行った際に、担当の方からHPをみてこられたんですか?最近規定が変わりましたので…と聞かれました 改めて滋賀県のHPを拝見しますと確かに今年の6月にHPが更新されていますね 一体何がどう変わったのか、分りませんでしたが、入手方法がかわったのかな?

 

 山林の土地所有については最近日本土地家屋調査士会連合会でも「迷子の土地」という表現を使って力を入れておられます まずは「迷子」にならないようにお仕事で少しでも貢献できればと思います

 

 なお、下の写真は林班図とは全く関係のない「道の駅 あぢかまの里」です 地元産のお野菜やお菓子が充実して大変にぎわっています 行かれたことのない方はぜひこの夏休みにお立ち寄りください

 

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2016年

8月

10日

行政書士制度広報月間 PRポスター

 平成28年10月から展開される「行政書士制度広報月間」に先駆けまして、今年度の広報PRポスターが滋賀県行政書士会から送られてきました。

 毎年著名人が起用されていますが今年はテレビで見かけない日はないタレントの小島瑠璃子さんですね。そういえば男性が起用されたケースは記憶がないのですが、そろそろ「若い」&「かわいい」&「女の子」のみの路線から修正を加えて行ってもいい時期なのではないでしょうか。

思い切って、この際「都知事」を起用してみるとか。

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2016年

8月

09日

地籍シンポジウムIN滋賀2016開催します!

 毎年、滋賀県土地家屋調査士会主催にて開催しております「地籍シンポジウム」を今年度は下記の日程にて予定しております

 今回は東京財団の吉原祥子先生、国土交通省国土政策局からは室長の藤原啓志様に御越しいただきまして人口減少社会における土地制度のあり方を問う、貴重なお話をしていただきます。

 人口的にも長らく右肩上がりの成長を続けてきた日本社会ですが、少子化による急激な人口減少が引き起こす変化は社会・価値観を根底から揺り動かすものと予想され、一時は「土地神話」とまで表現された不動産についても極端な価値の低下、相続等の登記手続きの懈怠、外国人所有者の増大など近い将来大きな影響がでるのは必至です

今回のシンポジウムは一般来聴大歓迎! 

市民の皆様とご一緒に不動産・登記制度の未来について考えさせていただければと思っております

どうぞよろしくお願い致します

  

以下、案内文より抜粋

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我が国は今後ますます人口減少が進むことが予測されておりますが、ご承知のとおり不動

産の管理放棄や権利放置の問題は増加傾向にあり、これらが大きな社会問題となっておりま

す。そこで、土地制度のあり方やこれから目指すべき国土の姿について今一度考える契機に

繋がればとシンポジウムを企画いたしました。

 

 

1.日時:平成28年9月1日(木)

開会 午後1時30分より(受付開始 午後1時より)

閉会 午後4時50分

 

2.場所:滋賀県草津市西大路町9番6号

『草津市立まちづくりセンター』3階

TEL 077-562-9240

 

3.内容

テーマ:『人口減少社会における土地制度のあり方を考える』

 ~目指すべき国土の姿とは~

第1部 講演会 『土地の所有者不明化問題』~これからの土地制度のあり方は~

講師:東京財団 研究員兼政策プロデューサー 吉原祥子氏

 第2部 講演会 『人口減少社会における新たな国土計画について』

講師:国土交通省国土政策局 総合計画課国土管理企画室長 藤原啓志氏

 第3部 人口減少社会における土地制度のあり方をみんなで考えよう

質疑応答形式

 

4.対象者 一般市民、行政機関、関連他士業、その他関係各機関

 

 

2016年

8月

05日

五村別院「夏中(げちゅう)」始まりました

2016年五村別院夏中が今年も8/5(金)より長浜市五村別院にて始まりました

毎年開催されている年中行事なのですが露店などのイベント性がないと、どうも陰が薄いんですよね…

しかし法話自体は私の家が近いことから毎年漏れ伝わってきます

そういえば昔から「夏中さん」、と行事ごとにもかかわらず「さん」づけ。よく考えれば不思議な感じがしますが、それだけ夏中が湖北地域に浸透している証左かと思います

 

まだまだ焼けるような灼熱の日々ですが夏中(げちゅう)が終わると夏もピークを過ぎるでしょう 熱中症に気を付けて現場仕事を行いたいと思います

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2016年

8月

02日

守山市公文書館にて研修会を行いました

 今日は守山市公文書館におきまして滋賀県土地家屋調査士法25条2項委員会主催の研修会を開催させていただきました

 守山市内に残る地籍図や守山宿の特徴的な屋敷割につきまして解説をいただきました滋賀県土地家屋調査士会学術顧問の古関大樹さま、郷土史家の川端美臣さま、そして守山市公文書館さまにおきましては大変お世話になりました

 写真は守山宿についての延享年間の絵図につきまして、各戸の間口や奥行きについて長さが記されており、それが今日においてもほぼ合致するとの実態調査に基づく川端先生の報告です

 今後ともこうした地域の方とも連携させていただきまして地道に土地の境界に関する勉強させていただきたいと考えております

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2016年

8月

01日

長浜市浅井B&G海洋センタープール

いよいよ本格的な夏到来。

こんな暑い日は、と子供と一緒に近場の浅井文化スポーツ公園内にある「長浜市浅井B&G海洋センタープール」に行ってきました。

 

とっても久しぶりのプールでしたが、真夏の日曜午後にもかかわらず混雑もなく、マイペースで楽しむことができました。都市部だったらこんな時にはプールは大変な混み合いかと思うのですが、さすがに地方、といったところでしょうか。

大人300円、子供100円のお手軽なレジャースポーツ。

今夏中にもまた二度三度来たい、と思いました。

 

2016年

7月

30日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事(第二弾)

 滋賀県長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事・事務所駐車場工事が始まって約二週間が経過しました

工事期間は9月末までですのでスケジュール的には二割が経過したという状況です 本日から現地事務所も設置され、L型擁壁も次々搬入されてくるなど、いよいよ本格的に工事が進んでいくといったところです

 8月を迎えますます暑い日々が続きます 近隣の皆様及びご通行の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、しばしの間ご容赦願います

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2016年

7月

25日

古民家鑑定に行ってきました

 先日、古民家鑑定士として一般社団法人古民家再生協会滋賀の開催する古民家鑑定に携わらさせていただきました

 実は個人的には初めての古民家鑑定で、右から左までわからないことばかりで少々大変でしたが、古民家の所有者が虎姫高校時代の恩師であるという偶然もあり、楽しく?鑑定をさせていただくことができました

 

 鑑定した建物の内、母屋は明治3年(長浜市役所固定資産台帳記載)建築の農家住宅で、湖北地方独特といわれる田の字型の立派な古民家でした。二間座敷で上二間は書院造りということで、いわゆる「庄屋さんのお宅」といった風情です

 また蔵や書院など附属建物も数多く、それらがまたきっちりと建物登記がされていたことも印象的でした(土地家屋調査士目線ですが…)

ともあれこうした経験は日常の業務と違い、大変勉強になりました S先生及び奥様、さらに先輩古民家鑑定士のお二人には大変お世話になりました

 

 なお、古民家鑑定士の行う鑑定は長く古民家をお使いいただくうえでのコストやリスクを明らかにし、思いのつまった古民家を次世代へと引き継ぐための一歩となりますので、皆様ぜひご活用ください!

お問い合わせは幣事務所まで、随時お待ちしております!

2016年

7月

23日

ふれあいラジオ体操

 今日は朝から長浜市虎姫学区のふれあいラジオ体操に参加してきました

夏休みの定番と言えば、いろいろありますがやっぱりラジオ体操ですね!

朝起きがつらく、帰宅後再び睡眠なんてことも子供のころはよくありました

今日は虎姫学区全体の企画でしたので、まずはインストラクターさんのご指導の下、じっくりストレッチから始まって、参加者全員でラジオ体操。

参加賞までいただけてとてもよかったです

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2016年

7月

22日

愛知学院大&愛知県立大訪問

 昨日は滋賀県土地家屋調査士会主催の研修会の打合せのため、愛知学院大学のT先生をご訪問させていただきました

 T先生は想像以上に気さくな先生で打ち合わせの予定時間もあっという間に終わった感じで、大変楽しく過ごさせていただきました また他会での研修実績も豊富で福井会・岐阜会・広島会と今年度もすでに予定が入っておられるなど大変お忙しいご様子でした もちろん研修内容も充実したものが期待できそうで、ますます9月研修会が楽しみになった次第です

 またその後、近くの愛知県立大学のN先生をご訪問させていただきました N先生とは学生時代以来の旧知の仲ですが何だか関係性は何年たっても変わらないなあ…と思いつつ両大学を後にさせていただきました

 

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2016年

7月

18日

「安井道頓・道卜紀功碑」近代的土地所有権の意味

先日より改めて「道頓堀裁判(岩波書店)」を読んでいます

大阪に行った際にそういえば、と思い立ち日本橋近くの「安井道頓・道卜紀功碑」を見に行ってきました

 

「道頓堀裁判」についていえば最終的に原告・安井氏側の請求が退けられたわけですが、有名な三田用水事件とも併せ勉強していくと大変含蓄深い裁判であったことがわかります 特に牧英正氏(当時大阪市大教授・歴史学)と渡辺洋三氏(当時東大助教授・法学)ご両名の鑑定書は実際の裁判資料として書かれた実証的な労作で、比べるのもおこがましいですが私も依頼をお受けします境界等の鑑定書作成の参考にもさせていただいております とにかくこの二つの訴訟は当時の一線級の学者による近代的土地所有権に関する論争の天王山とも言っていいのではないでしょうか

興味がおありでしたら是非調べていただくと土地境界の歴史性についても多くの示唆が得られると思います

 

2016年

7月

17日

土地家屋調査士会近畿ブロック第60回定例協議会

7/15は土地家屋調査士会近畿ブロック第60回定例協議会に参加させていただきました

思えば私も既に4回目の参加になります

写真の加藤ブロック会長からは土地家屋調査士を叱咤激励する熱いご挨拶がありました

なお議事終了後の懇親会は会場のグランヴィア和歌山のこった演出もありとても楽しく過ごせました

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2016年

7月

15日

長浜市五村字瓜生分譲宅地造成工事・事務所駐車場工事開始

本日より、弊事務所隣の長浜市五村字瓜生の分譲宅地造成工事が始まります またそれと同時に西村土地家屋調査士・行政書士事務所の事務所用駐車場工事も行います

現在の予定では9月に工事は完成し、完了後は5区画の団地として販売予定です

工事期間中はお客様・近隣の皆様には大変ご不便をおかけしますがご容赦下さいませ 

なお、幣事務所へおこしの際には事務所北隣の念信寺の駐車場に車をお止いただきますと便利です

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2016年

7月

13日

「稲妻型」屋敷割について

昨日、来月2日開催予定の研修会の打ち合わせを兼ねて守山市公文書館を訪問させていただきました

その打合せの際の資料に「稲妻型屋敷割の道」という一文を発見しました 「稲妻型」という名称は初めて目にしましたが、岐阜県の旧中山道沿いの地域にも同じような地割が存在することは岐阜県土地家屋調査士会発行の資料集にて拝見したことがあります

「守山市史」に図も併せ詳しく説明されていますが一宿場町である守山に治安維持のためだけに稲妻型地割をわざわざ導入する意味はあったのか、正直なところ私にはよくわかりません 

2016年

7月

10日

岐阜県古地図文化研究会講演会に参加してきました

 今日は岐阜県立図書館にて開催されました岐阜県古地図文化研究会の講演会に参加させていただきました 写真はその中の地図講演会「地図から考える戦国城下町岐阜」の様子です 講師は山村亜希先生でした(京都大学大学院人間・環境学研究科准教授)

 「城下町岐阜」を先生のご専門である人文地理学のお立場から解説されたのですが、特に中世の岐阜城下町(斎藤道三以前)の様子から織田信長在城時までの岐阜を丹念に地形条件・微地形を使って分析されていて大変興味深いものでした 特に微地形については土地家屋調査士も今後もっと業務において参考にしてもいいのではないかな、とは思っています

 また岐阜城下町にも「材木町」があるようですが、滋賀県大津市にも「材木町」があります これは全国的にも全く珍しい話ではないと思いますが、着目したいのは立地です 岐阜の事例も材木の運搬、保管に便利とみられる長良川沿いではないようですが、これは大津市も当てはまります(ちなみに大津市の場合は琵琶湖岸の島の関の南、中央4丁目の付近と比定されます)お話の中ではこの材木町の立地についても解説がありましたが、社会変化が空間・景観形成に与えた好事例、ということで大変参考になりました

 ちなみに肝心の地籍図についても言及はありましたが、講演時間もあってか今回は大変さらっとした感じで終わりました 

 いずれにせよ長年の活動実績を誇る岐阜県古地図文化研究会の活動に触れさせていただき大変勉強になった次第です

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2016年

7月

09日

琵琶湖疏水

 7/7の七夕、大津市内にて開催されました勉強会に参加させていただきました

勉強会自体は地籍図を実見する会として行われたのですが、その後の現場見学の道中、琵琶湖疏水の横を通りました 地籍図を一生懸命作成した時期と、琵琶湖疏水の工事期間はかなり重なりますので地籍図からも琵琶湖疎水は確認できます 

 こうしてみるととても明治初期のものとは思えない立派な水路です 滋賀県民とはいえど、これまで改めてじっくり琵琶湖疏水を見る機会はなかったので、大変印象的でした

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2016年

7月

02日

「滋賀の地籍」資料集発刊のための編集委員会

 現在、滋賀県土地家屋調査士会におきまして準備を進めております「滋賀の地籍」資料集の第一回編集委員会が6/30に開催されました

 僭越ながら私も編集委員に任命されましたので出席してきました 他会、とくに中部ブロックの単位会での素晴らしい実績も参考に、地籍図類が豊富に残る、滋賀ならではの資料集になるよう微力ながら尽くしたいと考えております

 いい情報などがございましたら是非ご一報宜しくお願いします!

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2016年

6月

29日

「月刊登記情報」地籍図類の歴史 連載開始

月刊登記情報2016年6月号より「地籍図類の歴史」と題した連載が開始されました

執筆者は古関大樹滋賀県土地家屋調査士会学術顧問(京都女子大他非常勤講師)です

 

第一回は滋賀県大津の成り立ちと現在に残る地籍図の紹介を中心に軒下地などについても触れていただいております また連載ですので今後は全国各地の地籍図の紹介もしていただけるようです

全国の土地家屋調査士の皆さま、地籍図にご興味のおありの方、是非ご一読をお勧めいたします!

 

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2016年

6月

28日

「土地家屋調査士として知っておきたい知識」

 愛媛県土地家屋調査士会研修部さまより土地家屋調査士研修ガイドブック「土地家屋調査士として知っておきたい知識」を頂戴しました

 視角的にもわかり易く、全編が簡潔にまとめられておりとても素晴らしい内容です 各土地家屋調査士会研修担当者の方は是非参考にされてはいかがでしょうか

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2016年

6月

25日

神田神保町「さぼうる」へ

 今週、日調連の総会に出席したついでに、神田神保町「さぼうる」に立ち寄ってきました!

「さぼうる」はラジオドラマ番組『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の舞台として頻繁に登場する喫茶店です

 長年リスナーをやっていますが、正直なところ「さぼうる」は架空の喫茶店だと思っていました が、最近になって実在しているお店ということを知り、今回たまたま神田神保町をうろうろして地下鉄駅の近くで発見したという次第です

 名物ナポリタンを食べたかったのですが、私が入ったのは「さぼうる」で、ナポリタンを提供しているのはお隣の「さぼうる2」とのこと…仕方なく今回はサンドイッチとアイスコーヒーをいただきました

 でも、またいつかナポリタンを食べに再訪したいですね

2016年

6月

22日

日調連第73回定時総会に参加してきました

 6月21、22日と東京ドームホテルにて開催されました日本土地家屋調査士会連合会第73回定時総会に参加させていただきました

 私は一傍聴者という立場でしたのでかなり気楽な立場から拝見させていただいたのですが、全国の土地家屋調査士に関する大きな方向性がここで決まると思うと厳粛な気分にもなりました さまざまな議論が議場ではありましたが、この議論を通じて組織としてより高みを目指せるよう、各単位会での事業を進めていかなければと感じた次第です とりあえず執行部の皆様、ご参加されていた皆様、大変お疲れ様でした!

 

2016年

6月

20日

「姉川左岸土地改良区」と「姉川沿岸土地改良区」

「姉川左岸土地改良区」と「姉川沿岸土地改良区」。名称はよく似ていますが所在もそれぞれ長浜市と米原市に事務所を置く全くの別団体。しかしグーグルで「姉川沿岸土地改良区」と検索すると、ご丁寧なことにわざわざ「姉川左岸土地改良区」と勝手に検索してくれます。

 長浜市H町などで農地転用4条・5条許可申請をする際には両方の改良区の意見書が必要です。用水と排水の権利関係上そうなるようですが、部外者から見ればかなり滑稽・時代錯誤な感じはします。

 水利権は近世日本(あるいは近代日本)の地域社会にとって非常に重要な権利だったわけですが、こうして改良区が別建てとなっているのもその名残でしょう。手続きをする側にとっては何とかならないかと思わないではないですが…

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2016年

6月

18日

里道払下げ業務完了

 本日、里道払下げに伴う登記・申請一式がすべて完了し、依頼人様に成果物をお渡ししてきました。

思えば昨年の事務所移転の直後にご依頼いただいたお仕事ですので着手から約10ヵ月の期間が完了までかかったということになります。

 

 ここに至るまで土地調査・測量から官民境界確定協議申請→確定にはじまり、法定外公共財産用途廃止申請→普通財産売払申請→土地表題登記→保存登記とそれなりにいろんな申請が必要となり、申請先も長浜市役所道路河川課、長浜市役所財産活用室、法務局と様々です。

 今回のご依頼は特にお急ぎではなかったからよかったものの、住宅ローンなどをご予定の方は里道や水路の払下げ、といったようなどうしても時間の必要な手続きは事前にお済ましになられることをお勧めします。

 いざ、というときにこうしたことがネックになって予定が長引いたり、ときには断念せざるを得ないケースも想定されますので、まずは当事務所までお気軽にご相談下さい。

2016年

6月

15日

Googleからメール!?

突然、Googleさんからメールを頂戴しました

私の投稿した写真が表示回数を1000回越えたとのこと!

写真といっても何のことは無い、当事務所の外観を投稿しただけなのですが…

農地だったところに事務所を新築したところですので、Googleマップにも事務所の所在がちゃんと表示されないことから、それでは今時まずかろうと、せめてもの案内代わりにと思い昨年投稿しました

 

とはいえこんなメールが来るのですね

たしかにGoogleのサービスは便利ですが、抜け目がないというか、ちょっと末恐ろしい気もします…

 

以下、Googleさんからのメールです(抜粋)

 

----------------------

1,000 表示回数

----------------------

 

あなたの投稿した写真が大人気です

写真の表示回数が 1,000 回を超えました

表示回数 1,004 回

Google マップであなたの写真を表示

おめでとうございます! 何百万人ものユーザーが、場所を検索する際にあなたの投稿した写真を参考にしています。写真を共有していただきありがとうございます。

 

先週の表示回数 35 回 

合計表示回数 843 回

西村土地家屋調査士・行政書士事務所

 

先週の表示回数 7 回 

合計表示回数 161 回

西村土地家屋調査士・行政書士事務所

 

ローカルガイドプログラムに参加しませんか?

 写真を共有して特典を獲得しましょう。

ローカルガイドになると、Google マップに写真などを投稿するたびに獲得できるポイントで、以下のようなすばらしい特典が得られます。

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これまでの投稿された写真により、既にポイントがたまっています。ローカルガイドに参加して、さらに地域に貢献してみませんか?

参加する

引き続きすばらしい投稿をお待ちしています

 

今後ともよろしくお願いいたします。

Google マップ チーム

 

2016年

6月

10日

長浜城歴史博物館「湖北の村々の景観」企画展開催中です

 長浜城歴史博物館にて「湖北の村々の景観」企画展が開催されております。昨年も同じテーマの企画展が開催されておりましたが、本年も長浜市内の違う地域の地籍図が何点か拝見できるとのことで早速見学に行ってきました

 今年もいくつか興味深い地籍図がありました。例えば旧浅井町内保地区のものは現在も内保自治会所蔵のようですが、畳何畳分もの大きさで見応えもあり、地籍とはあまり関係のない水利関係の判例が表示されていたことが特徴的でした。また旧余呉町中河内地区の地籍図は年紀も入っていませんでしたので作製年代など詳細は不明ですが、福井県境という山間部の地域での地籍図ということで、おそらく最初に特徴的な地形である山や谷を絵画的に書き分け、そこに宅地や農地を附属物的にくっつけて書き分けるという興味深い図(おそらく壬申地券地引絵図)でした。あと総合的に拝見して、壬申地券地引絵図に等級を書き足しただけの地租改正地引絵図が本当に多いなあ、という感想を持ちました。

 最後に一般の来館者の方が旧びわ町富田地区の地籍図をみて「京都の町家と同じで細長く短冊形だね」と分析?論評?されていたのが印象に残りました。(短冊形なのは水田の地割で、町家とは意味が根本的に違います。しかし条里の地割がよく残っているという意味ではわからないではありません)そんなことからも地籍図の保存と活用は現代の社会にとって大変重要なことではないか、と感じた次第です。

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2016年

6月

07日

建築士事務所登録

 先日、「建築士事務所登録」の手続代理のお仕事をご紹介いただきました 行政書士の業務は本当に多彩ですね!

 

 なお、建築士事務所の新規登録にあたっては「管理建築士」の設置が必要です。「管理建築士」という名称自体は知らないでもなかったのですが今回改めて確認しますと、管理建築士になるには三年以上の実務経験が必要とのことであり、そうした意味ではなかなか厳しい要件になっているようにも思います。

 土地家屋調査士や行政書士にはそうした制度はありませんが、業務の質を担保する意味でも良い面は積極的に見習って取り入れていくべきかと思いました。

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管理建築士制度について

平成20年11月28日に改正された建築士法の規定により、建築士事務所を管理する建築士(管理建築士)の要件が強化されました。

管理建築士となるには、建築士として3年以上の設計その他の国土交通省令で定める業務に従事した後、国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が行う管理建築士講習の課程を修了することとされています。

当センターでは、これから管理建築士になられる方に対し、上記登録講習機関として「管理建築士講習」を実施いたします。

公益財団法人 建築技術教育普及センターHPより抜粋

 

2016年

6月

01日

佛教大学総合研究所「近代京都プロジェクト」

 先日、佛教大学総合研究所よりこの度刊行されました『近代京都の絵図・地図』の御恵贈にあずかりました。これは佛教大学総合研究所にて取り組まれました『近代京都プロジェクト』の成果となる刊行物で、近代の京都を町図~地籍図~土地台帳附属地図とつないで、それぞれの地図の詳細な解読と対比を通じて明治から昭和前期にかけての京都中心部の社会経済的変化を明らかにするという同プロジェクトの集大成となります。

 また社会経済分析にとどまらず、土地家屋調査士にとって大変重要な大縮尺地図(地籍図)についても、その記載情報などを丹念に整理され、土地台帳附属地図(公図)についても記載情報の精査により作製年代など基本的性格の解明を試みられるなど地籍図研究としても大変意義ある成果となったと思います。

 おそらく非売品だと思いますので気軽に手に入れられないかもしれませんが機会がありましたら是非ご一読いただけましたらと思います。

2016年

5月

27日

公嘱協会主催講演会

 今日は栗東市内にて開催されました公益社団法人滋賀県公共嘱託登記土地家屋調査士協会主催の講演会に参加してきました。

 テーマは「災害時の復旧も役立つ基準点は大切な公共財産です」ということで非常にタイムリーなものとなりました。官公庁の職員さんの参加も多く、内容的にも大変勉強になる講演会でした。

 

2016年

5月

26日

農地転用届提出

 先日、湖北土地改良区へ申請しました案件につきまして無事意見書を頂戴できましたので早速長浜市農業委員会へ農地転用の届出を提出してきました

 五条とはいえ届出ですので他にこれといった添付資料もありません 届出期日についても締日もなく、毎度のことながら拍子抜けな感じがします

2016年

5月

22日

ふれあい広場

 今日は地元長浜市五村自治会主催の「ふれあい広場」の準備から撤収まで参加してきました

「ふれあい広場」とは年に一度、地域の方々が集まって食事がてら交流するという場です

お天気にも恵まれ、最近引っ越ししてこられたばかりの新住民の方も参加されるなど意義ある集まりになりました

 

2016年

5月

21日

第六十八回滋賀県土地家屋調査士会定時総会

 昨日は第六十八回滋賀県土地家屋調査士会定時総会が開催されました。

 私も役員を務めている関係で研究部及び法25条2項委員会の事業方針を説明させていただきました

 なお、総会では議案はすべてご承認いただけました

 しかし例年のことではありますが、総会が終了すると大変ホッとします

2016年

5月

15日

滋賀県行政書士会湖北支部定時総会

 昨日は長浜市内におきまして滋賀県行政書士会湖北支部定時総会が開催され、一会員として参加させていただきました。

 支部長様をはじめとした役員の皆様ありがとうございました。総会後の懇親会も経験豊富な先輩方の貴重なお話をお聞きすることができ、大変勉強になるひと時でした。

2016年

5月

08日

虎姫花まつり

 今日は毎年恒例の「虎姫花まつり」が五村別院を会場に開催されました

 とてもいいお天気で、虎御前山への行進も気持ちよかったのではと思います

 ちなみに奥に見えるのが白い象

 おそらく象の上には小さい御釈迦さんがちょこんと立っている、はずです

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2016年

5月

06日

湖北土地改良区へ

 今日は大荒れの天気の中、長浜市高月町の湖北土地改良区へ協議書と協定書を提出してきました

 農地転用届出の前提となる申請ですが、毎月15日がその提出締日、というのが湖北土地改良区の注意点です(他の改良区では聞いたことがないですね)

それにしても農地法4条の際が協議書、農地法5条の場合が協定書と、普段はあまりに気もしないですが、今回のように同時にそれぞれ提出するとその書類の違いが分かりますね

2016年

5月

02日

「虎姫花まつり」協賛させていただきました

 来る5月8日開催の「花まつり」(主催:虎姫仏教会)にささやかではありますが西村土地家屋調査士・行政書士事務所も協賛させていただいております

「花まつり」は私も子供の時には大変楽しみにしていた行事で、毎回白いハリボテの象さんと一緒に五村別院から中野山までを行進します 独特のBGMも不思議に耳に残る、古くからの子供の行事です

 協賛させていただくことで多少なりともそうした伝統行事のお手伝いになれば嬉しい限りです

 

2016年

4月

28日

官民境界立会をしました

 今日は朝から官民境界の立会を行いました。

 かなり雨は降っていましたが事前に関係者の皆様には日時を通知させていただいておりますので、そこは大雪でも降らないかぎり実施されます。今回の立会も土地所有者様、長浜市役所様をはじめとした皆様のご協力のおかげで無事終了しました。今後は速やかに官民境界確定協議を完了し、公図訂正も経つつ取りあえずのゴールである土地分筆登記まで進みます。

2016年

4月

22日

災害復旧における境界標識の保存について

 昨日、法務省民事局より「災害復旧における境界標識の保存について」報道発表がありました。東日本大震災の際にも同様の発表があったことも記憶しております。

 災害は忘れた頃にやってくる、とはいいますが復旧復興のための知恵は忘れないでいたいものです。

いずれにせよ被災地の皆様が一日も早く日常を取り戻される時が来ることを強く願わずにはいられません。

2016年

4月

20日

大津市歴史博物館に行ってきました

昨日はいつもお世話になっております大津市歴史博物館に地籍図の調査で訪問してきました

お忙しいところにもかかわらずご対応いただきましたT学芸員さん、まことにありがとうございました

とても貴重な資料を拝見できましたので、今後に生かしていきたいと思います

2016年

4月

14日

滋賀県土地家屋調査士会長浜支部総会

 本日長浜市内におきまして、滋賀県土地家屋調査士会長浜支部の総会がとり行われました

これから一か月ほど総会シーズンが続きます

なお、大津地方法務局長浜支局ではオンライン申請が低調のようで、ご臨席いただいた支局長から、くれぐれもオンライン申請をお願いします、とのお話をいただいたことが印象的でした(毎回のことではありますが…)

 

2016年

4月

10日

古民家再生協会滋賀第一支部総会

 今日は会員になっております「一般社団法人古民家再生協会滋賀」の総会が彦根市内にて開催され、参加してきました 当法人は、長期にわたって循環利用ができる環境循環型の住宅の普及・拡大を目指して、伝統資財・古民家等の再生リサイクルに関する事業を行い、伝統的木造建築の民家・町並みの保存並びに産業廃棄物の削減等による循環型社会の実現に寄与することを目的とするとともにその目的を達成するため、様々な事業を行っております。

 一応私も「古民家鑑定士」として登録させていただいており、少しでもお役立ちできればと思っています。

 

2016年

4月

09日

一般社団法人滋賀県任意売却再生支援センター理事会

 私が理事を務めさせていただいております「一般社団法人滋賀県任意売却再生支援センター」の理事会に本日出席してきました 「一般社団法人滋賀県任意売却再生支援センター」とは不動産鑑定士を始め土地家屋調査士や公認会計士、弁護士といった不動産のプロが不動産処分のサポートをさせていただく団体です 

 理事会では普段出入りしている土地家屋調査士会とはまた一風違った運営がなされており、大変刺激にもなります もしお困りの問題がありましたら私が窓口を務めますので是非お気軽にご相談ください

2016年

4月

08日

虎姫小学校入学式

 今日は愛娘の長浜市立虎姫小学校の入学式に参加させていただきました

虎姫小学校の校歌も久しぶりに聞かせていただきましたが、改めて聴くとなかなかいいものですね

 児童の数は昔と比べて1/3程度と大変さびしいのですが、この学び舎で意義ある思い出深い小学校生活を送ってもらえたらと思います

2016年

4月

04日

今日は地元の春祭りと勧学祭でした

 今日は地元の日前神社において地元自治会の春祭りと勧学祭がとり行われました 

春祭り、といってもあっさりしたもので、神主さんによって粛々と行事がとり行われました

また勧学祭では私も父兄代表ということで社殿にて榊を奉納させていただきました

子供のころは「勧学祭、何?」といったところでしたが、地域の子供の成長を確認できるいい行事だと改めて感じた次第です

 

2016年

4月

03日

土地家屋調査士特別研修が終了しました

 平成27年度第11回土地家屋調査士特別研修は2月の基礎研修から総合講義まで、43時間に及ぶカリキュラムが終了し、4月2日に集大成である考査を迎えました。会場の大阪土地家屋調査士会会議室には独特の緊張感が…

 私も協力員ということで三年連続かかわらさせていただいております。

 受講された皆様はとりあえずお疲れ様でした。

 なれない法律(憲法・民法・民事訴訟法など)の勉強も大変だったと思いますが、これで終わりとするのではなく、これをきっかけにより研鑽を深めていただきたいものです

人間、死ぬまで勉強、といったところでしょうか…

2016年

4月

02日

五村別院の桜が咲きました

 

 4月に入り、いよいよ春到来です!

事務所近くの五村別院の桜も満開です

私が小さいころから見ている桜ですが、ずいぶん古木になりました

いつまでも元気に満開の花をつけてもらいたいものですね

 

2016年

3月

31日

日本地理学会春季学術大会研究発表その2

 日本地理学会春季学術大会ではもう一本、共同研究という形で古関大樹京都女子大学非常勤講師(滋賀県土地家屋調査士会学術顧問)と共同で発表をさせていただきました。

 テーマは「市街地券発行地における明治の地籍図の成立過程-大津市街の壬申地券地引絵図と地籍編製地籍地図に注目して-」です。

 農村部と違ってこれまであまり注目されてこなかった市街地における地券発行と壬申地券地引絵図の成立過程についての分析です。

 こちらの発表はさすがの古関先生で、大変スムーズで有意義な発表になりました。(上記の写真は発表の際のものです)

 

市街地券発行地における明治の地籍図の成立過程-大津市街の壬申地券地引絵図と地籍編製地籍地図に注目して- 要旨
キーワード:日本地図史、地籍図、地租改正、和算家、軒下地
市街地における明治の地籍図の作製過程.pdf
PDFファイル 254.8 KB
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2016年

3月

31日

日本地理学会春季学術大会にて発表をしてきました

 

さる3月21日、早稲田大学にて開催されました日本地理学会春季学術大会におきまして研究発表をさせていただきました。

 研究発表のテーマは「大津市の軒下地慣行にみる官民境界の歴史性-明治の地籍図と現在の土地所有に注目して-」です。

 今回の発表に際しましては滋賀県土地家屋調査士法25条2項委員会の皆さんはもちろんのこと、古関大樹先生、岡本訓明先生にも大変お世話になりました。

 当日は緊張しましたが短い時間でもあり、なんとか大きなぼろも出さずに、それなりに形にはなっていたと取りあえず自己評価をしております。(自分に甘いだけかもしれないですが…)

なお、下に当日発表のスライドを掲載いたします。

 

 

大津市の軒下地慣行にみる官民境界の歴史性-明治の地籍図と現在の土地所有に注目して-発表要旨
キーワード:地籍図、不動産登記、官民境界、軒下地、土地家屋調査士
大津市の軒下地慣行にみる官民境界の歴史性.pdf
PDFファイル 143.2 KB
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2016年

3月

31日

ブログをはじめました

 

本日よりサイトを全面更新しました

サイトの更新を期に、ブログを始めたいと思います

 

事務所のこと、地域のこと、日常のこと、また研究しております地籍図のこと

などなどについてボチボチでも更新できればいいな、と思います

宜しければ覗いてください

 

 

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