現在、YouTubeで『砂の器』が無料公開されていることをしり、早速視聴してみました。
この映画版『砂の器』、高校一年生の時に、担任の先生が授業時間を使ってフルで見せてくれたことを覚えていますので、もう30年以上前になりますが、それ以来でした。
映画の内容については多くの方もご存じと思うのですが、改めて映像を見ますと、昭和の日本各地の風景の美しさに大変目を引かれます。特に山陰地方独特の赤い瓦、いわゆる「石州瓦」が集落の風景に溶け合って大変落ち着いた雰囲気を醸し出していることに気づかされます。
なお、滋賀県も米原駅が一瞬ですが登場します。丹波哲郎の封する刑事が大阪行きで乗り換えの際にホームで小休止しているシーンなのですが、夜で回りも暗く、残念ながら風景は映りません。それでも記憶にある、昔懐かしい米原駅の面影の一端は感じられたように思います。
今月14日までの公開ですが、まさしく邦画を代表する作品、見ておいて損はない映画かと思います。ここは折角の松竹さんの厚意に甘えましょう。