今日は一日、とても暑かったですね。梅雨の中休み、にしては程度が過ぎるような…。
仕事でたまたま近くを通りましたので、少しだけ迂回して長浜市高月町東阿閉にあります「ヤンマー会館」を見に行ってきました。
写真でもわかるように、見に行ったといっても取り壊し工事中の所を見に行った、ということになります。ヤンマーの創業者が故郷にゴシック調の尖塔は大変目を引く建物でしたが、耐震性に問題あり、とのことで惜しまれつつ取り壊されることになったとの報道に先日接しましたので、少し気になっていました。
これまで自治会館として活用されてきた建物ですが、耐震強化はさすがに自治会のキャパを越えたものになるのでしょうから、寄附を募った結果、とくに支援者が現れなかったということでしょうか(事情は全く知りませんので個人的な推測です)。
それにしても昭和ぐらいまでは「故郷に錦を飾る」という例が、そこかしこの村でもあったように思います。滋賀県でいえば最も有名な例が旧豊郷小学校でしょう。しかし、最近はそうしたことはほとんど聞いたことがありません。これも時代の流れかと思うと、一抹の寂しさも感じます。最近では東京都知事選挙の候補者乱立問題など、人としての品位を感じられない行動が報道されていますが、そうした人たちにも故郷はあるはずです。そんな恥ずべき行動の前に、もう少し他にやることがあるだろう、そんな思いを巡らせた取壊し工事でした。