立命館大学寄附講座の期末レポート採点

 

 今日は朝から令和3年度土地家屋調査士近畿ブロック協議会による立命館大学政策科学部の寄附講座期末レポートの採点会議がオンラインにて開催されました。本来でしたら上のOICキャンパスで採点会議だったのでしょうが、さすがに無理ですので急遽変更となり、昨年に引き続きオンラインです。

(上の画像は4月に講義で訪れた際に撮影したものです)

 

 採点会議もそうなのですが、インターンシップもこの8月に受け入れの予定でしたが、それもなくなりました。参加予定の学生さんにも楽しみにしていただいていたようで中止をアナウンスするのも残念で仕方なかったのですが、やむを得ないといいますか、コロナが憎い、としか言いようがありません。

 

 採点会議については私も初めての体験でしたが、採点にあたり講師の皆さんも学生さんのレポートの内容から逆に考えさせられているといいますか、理想と現実(実務)のギャップについて、回答の評価にどう加味するか、といった実務家らしい悩みが会議の中で多く出されていました。

 正規の大学教員の講義でしたらあくまで理屈的に筋の通った模範解答を突き詰めればいいと思いますが、実務家はお仕事のシーンで常にそうばかりも言っておれません。ですので実務と同じく、悩みながら、または折り合いをつけながら採点が行われているということが判ってよかったです。逆にいえば、だからこそ実務家が教壇に立つ意味があるのでしょうね。

 

 また、学生さんのレポートの中には「これはグーグルで検索して探してきたな」と思しき回答も用語の使い方、言い回しなどの共通点から幾つか見られました。ネットで検索した結果をレポートに書くこと自体を責めるものではありませんが、企業のホームページなどからの引用は感心しません。今ではネットでもCINIIなどにアクセスできるはずですから、ここはあくまでアカデミックにこだわって、専門書や学術論文にも少しは目を通しました、という努力の結果が回答からもう少し見たかったかなあ、とは感じました。これもまた当世の学生気質なのでしょうが、ちょっとお手軽(スマホ)に流れすぎではないでしょうか。

 

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