『滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から』3月12日発刊です

 

 SNS等ではかねてより案内をさせていただいておりましたが、『滋賀の地籍―土地家屋調査士の視点から』滋賀県土地家屋調査士会編が3月12日発刊されました。

 滋賀県土地家屋調査士会では平成16年以降、法25条2項委員会を中心に境界に関する地域慣習や古地図・地籍図の調査や研修を一貫して行ってきましたが、それらをまとめたものが本書となります。

 

 今回は滋賀県内の定評ある出版社であるサンライズ出版様より、図書コードを付して出版させていただきましたので、上の写真のように一般書店においても購入可能なのですが、るるぶ・まっぷる、と並んで「滋賀の地籍」が平積みしてあるのをみると、感慨深いものがありました。

 

 購入はサンライズ出版に直接申し込んでも結構ですし、AMAZON等のネット書店でも可能です。是非ご購入の上、ご一読いただければ幸いです。

 

 ※以下に内容の一部(目次等)をご紹介させていただきます。

 

内容紹介

 不動産登記の専門家「土地家屋調査士」は法務局や自治体で保管されている公図や古地図を活用し、土地境界の調査を日々行っています。本書は実務家の視点を生かし、地図や境界、地域慣習の解説を行い、掲載資料もオールカラーで紹介。具体例を採り上げているため、滋賀県の豊かな風土や歴史の奥深さを実感でき、地図好き、歴史好きには最適の本。また昨今社会問題となっている所有者不明土地問題や空き家問題を考える上でも必須の書です。

 

目次

 

序 章 滋賀の地籍について

    滋賀県の歴史と風土/滋賀県と地図/滋賀県内における地図・文書等の保管先

第1章 法務局や地域にて保管されている様々な地図

     1 法務局備え付けの図面類について

       不動産登記法第14条第1項地図及び第4項地図(公図)について/不動産登記法第14条第1項   

       地図の種類/再製公図について/戦後農地日本の改革における滋賀県下の開拓財産の図面につ  

       いて/地籍測量図について

     2 公図の源流をたどる

       ムラに残る地籍図類の紹介/滋賀に残る伊能忠敬の足跡/元禄八年作製の大津町絵図の検証/滋  

       賀県内の自治体発行図録集の紹介

第2章 滋賀県内の地籍・土地境界に関する慣習および特徴

     1 市街地

       背割り排水と土地境界/大津百町の軒下地と土地利用・境界慣習/ノコギリ(イナヅマ)型道

       路について/京阪電鉄の軌道敷地と地籍

     2 農村地

       滋賀の条里制と地籍/公図に記載されている「井戸」/公図に見る安土の旧村境/滋賀の墓制の 

       特徴と地籍/滋賀県の両墓制と「サンマイ」/滋賀県内の里道・水路とその官民境界確定につ

       いて/道路幅員資料の紹介/地租改正と縄伸び/シシ垣と公図

     3 山間地と水辺

       野洲川菩提寺地区における霞堤について/天井川と地籍/内湖と地籍/比叡山、お山は一筆991

       万㎡/長浜市余呉地区における焼畑地と不動産登記/山間部の県境・地割と地籍

第3章 参考資料

 

■まえがきより

本書は、紆余曲折のなか約5年の歳月をかけて、境界を、はたまた地図を読むことに関しての私たち土地家屋調査士が実務を通じて培ってきた70年の長きにわたる知見の蓄積をもとに、滋賀県土地家屋調査士会として滋賀県内から特徴的と思われる地域を選定し、調査、検証を行った結果を冊子として送りだしたものです。

不動産に関わる方や専門家の皆さまのみならず、是非多くの市民の皆さまに手に取って一読していただく事が、私たちの何よりの願いです。

 

 

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