今日の午前中、大津に行く用事の途中で下車して栗東歴史民俗博物館の特集展示「村の世界~古絵図に見る 昔の栗東~」を見学しに行ってきました。栗東歴史民俗博物館はこれまで何度か訪れたことがありますが、数年ぶりの訪問となります。
展示のテーマ通り栗東市内の古地図が主に展示されていましたが、個人的(土地家屋調査士的にかな…)に興味をもったのが「私領傍示石(しりょうほうじいし)」です。江戸時代中期のもので、かつて田の畔から掘り起こされたといわれていますが、要は現在の境界杭ですね。ネットで検索しますと「ほうじ【牓示・牓爾・榜示】(「ぼうじ」とも)(1)領地・領田などの境界を示すために、杭・石・札などを立てること。また、その立てたもの。牓示木。牓示杭。(2)ものを書きつけて示す札。目印として書き記した札。立札。」などとでてきます。
そういえば知り合いが「田んぼから大きな石が出てきた、これは地蔵さんかなにかではないか」などと言っていたのを思い出しましたが、もしかしてそれは傍示石だったかもしれませんね。
この特集展示ですが会期は令和3年2月28日(日)までとのことです。無料ですし、コロナにくれぐれも留意されたうえで一度見学されてみてはいかがでしょうか。