「沽券に関わる」沽券帳を実見してきました

 今日は朝から大津市歴史博物館にて町絵図や沽券帳などを実見させていただいてきました。

 

「沽券帳」とはあの「沽券に関わる」の語源となった江戸時代の不動産の証文です。沽券は地所・家屋の売買、所有を証明する文書ですが、転じて人の値打ち、体面などの意味でも使われる言葉になりました。それくらい日本人にとって「不動産」とは人格そのものと言っていいくらいの値打ちがあったということでしょうか。ちなみに沽券がつくられていたのは江戸や大坂などの都市部のみで、地方では(当時の日本の大方は地方になりますが)沽券制度は見られません。

 

 というわけで、私も実物の「沽券帳」をみるのは初めてでしたが、記載内容は結構実務的な感じでした。写真はアップできませんが、現在の不動産登記制度の元祖と考えると、大層感慨深いものがありましたね。       

 ただ、現在の不動産登記制度と違う点もあります。例えば沽券帳には「家屋敷之事」として、建物と土地が一体的に、不可分の関係で記載があったところですね。ですので建物と土地がセットで売買が義務付けられています。なお、現在では建物と土地は別々の不動産であって、別々に売買も、賃貸も可能です。

 

 上は大津市歴史博物館を訪問する際に利用しました「京阪電車大津市役所前駅」です。つい先日までは「別所駅」という名称でしたが、実際にはこちらの方が利用者にとってわかり易いことは確かですね。

 

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