昨日は滋賀県土地家屋調査士会法25条2項委員会主催にて「公図・地籍図についての実地見学会」が開催されました。
今回の研修会は土地家屋調査士法第25条2項に示されております地域における土地の境界を明らかにするための方法に関する慣習等の知識を深めるようにとの趣旨にのっとり企画されたたもので、今回は草津宿街道交流館様のご協力にて開催させていただいております。
研修会では同館の職員さんから草津宿を描いた絵図についてや、明治期の地籍図における描写の歪みについて解説をいただきましたが、特に壬申地券地引絵図の歪みについて数値的にご説明いただいた件は大変興味深いものでした。
さらに、昔懐かしい和紙公図を思い起こす地図の綴りや、壬申地券地引絵図(地券取調総絵図)や改組作業で使用したと思われる台帳など貴重な所蔵品を見せていただき、大変満足な一日でした。地元草津市の会員さんをはじめ、実際に草津市内で仕事をされたことのある土地家屋調査士さんも一つ一つの地図を大層熱心に見ておられ、あーだこうだと意見を交わされていた様子が大変印象に残りました。
草津宿街道交流館の皆様には大変お世話になり、本当にありがとうございました!