NHKクローズアップ現代「都市に広がる“所有者不明土地” 」

 今夜の22時から放送されましたNHKクローズアップ現代「都市に広がる“所有者不明土地” あなたの実家も要注意!?」、興味深く拝見しました。

 昨日も滋賀県土地家屋調査士会の研究部会にて同じような話題を取り上げ、議論をしていましたが、この所有者不明土地問題の第一人者である早稲田大学大学院の山野目教授の「所有権」と「利用権」に分けるといったご意見、この番組を拝見してよく理解できました。この「所有権」と「利用権」の分離のような話を、もう一人の専門家としてご出演の増田寛也氏(所有者不明土地問題研究会座長)も述べられていましたので、今後そうした方向で政策や法整備が進むのかな、と感じました。

 

 なお、こうした問題を取り上げますと、一般の方?からよくでてくるのが「最終的に自治体が引き取って欲しい」という意見なのですが、自治体の名義になったらなったで管理が大変で、最終的には行政コストとして、確実に跳ね返ってきます。ですから、結局は次世代に課題を押し付けるだけなのだろうと思います。(そもそも自治体も基本的に寄付は受け付けませんが)

 個人的には「自治体」ではなく、「自治会」に引き取っていただいて、地域で管理していく方法がベターなのだろうとは思っていますが、いかがでしょうか。

 

 また、経験則的に申しますと、都市住民の方はどうしても都市の視点から不動産をみて「活用すればいいじゃないか」とこれまた単純に言われることがありますが、地方ではその「活用」とやらも既にままならない状況です。太陽光発電所が一時大変なペースで拡大しましたが、それくらいしか有休不動産の活用方法がない、というのも悲しい現実です。

 

 いずれにせよ、国境の尖閣諸島や竹島のような地域の問題は、北朝鮮情勢などともあいまってマスコミでも取り上げられていますが、いわゆる「本土」がこうした状況では、とても国土を守る、などといったことは覚束ないと思います。残念ながら今後ますます拡大するであろう、「所有者不明土地」問題、わが国の抱える大きな課題の一つであることを、この番組を通じ改めて痛感しました。

 

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