今日は大津市歴史博物館へ「志賀町・大津市合併10周年記念展 村の古地図-志賀地域を歩く-」を見に行ってきました
JR大津駅からタクシーに乗って会場に向かったのですが、行き先を告げた際にタクシーの運転手さんから「大津歴史博物館といえば今、古地図の展示をやっているんですよね、私も見に行こうと思っているんです」といわれ、かなり関心が集まっているんだなあ…と少し嬉しくなりました
会場で個人的に目を引いたのはまず「大物村延宝検地図」でしょうか 延宝検地は延宝年間に幕府直轄領のみ実施された検地ですが、検地図そのものはみたことはなく、今回初めて拝見させていただいたかと思います またそれに関連して大物村での「百閒堤」に代表される長きにわたる人間と自然災害との闘い、もしくは共存の足跡が地図からもよく理解できたことがとても素晴らしかったです
ほかには「鵜川山境争論裁許絵図写」です 享保年間の作図のようですが比較的広範囲の図にしては後世の伊能図にも似た雰囲気もあり、図としての精度も大変高いように感じられました
会場には比較的年齢層が高めの方が多く見えられていたように思いますが、どなたも大変興味深く拝見されていたようです 展示期間が今月26日までと短いのですが、是非一度見に行かれることをお勧め致します